一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/6/13(月)から今日まで。(第35週ー後半①)



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2022/6/16(木)
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※きょうは、ノーペン🖊デーにつき、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』は、お休みです🙇(笑)。


夜は、6月12日(日)開催のウェビナーのアーカイブ配信の視聴をしました。


テーマは

【放射性物質処理汚染水の 海洋放出は止められる】主催:阪神・市民放射能測定所
※9周年企画、録画サイトはこちらです(1カ月限定): https://youtu.be/nJ1HSHbSlQs 


※資料88(前編)に、講演と質疑応答の部分起こしがあります。


ウチはこのウェビナーに偶然、別の検索で巡り合った時に、なんで今「汚染水の海洋放出」なんかな、しかも関西で?ってちょっと、最初は思いましたが、アーカイブ配信を聞かせて貰って、一つは、今日6月17日に、福島第1原発事故の避難者の方々が、国と東電に損害賠償を求めた訴訟の最高裁判決が出されるというタイミングがあるからということと、もう一つは、3.11子ども甲状腺がん裁判も始まったということで、わたしたちと子どもたち、子々孫々の命を守ろうっていうふうに他人事でなくなっているからということがあるからと分かってきて、だから関西の人も、自分ごとで手弁当でやってはるのやということが納得できました。



花菖蒲の見納めと古墳のはしごをして、15,695歩(10.7㎞)ウォ―クしました。


Iris and Ryoryo(アイリス アンド リョーリョー)




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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️

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※資料88(前編)


2022年6月12日(日)
講演学習会(阪神・市民放射能測定所9周年企画)
「放射性物質処理汚染水の海洋放出は止められる」
主催:阪神・市民放射能測定所
https://www.youtube.com/watch?v=nJ1HSHbSlQs

場所 西宮市勤労会館

・測定所の紹介とあいさつ:安東克明・阪神・市民放射能測定所代表
・講演(オンライン):汚染水の海洋放出は避けられる~その現実的な選択肢
   講師:川井康郎さん(原子力市民委員会原子力規制部会・プラント技術者の会)
・講演後、質疑と休憩
 ・交流 避難移住者の方など


趣旨:
 国と東電は、処理汚染水の海洋放出を来年の春から始める準備を進めています。

漁協関係者に対しては、風評被害対策として処理水対策基金を創設して懐柔を行っています。
 私たちは、市民測定所として、汚染の拡散、健康被害の拡大は許されないとして、海洋放出に反対してきました。
なぜ、政府は海洋放出ありきなのか?

今後も発生し続ける汚染水をどうしたらいいのか?
今回、原子力市民委員会の川井さんから廃炉計画の抜本的な見直しで、汚染水の発生は止められる。
長期保管あるいはモルタル固化で海洋への放出も避けられる という市民の側の提言をお話ししていただきます。


※原子力市民員会パブコメコメント
http://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2022/06/20220607_treated_radioactivewater_CCNEpublic_comment.pdf
※Blog:http://hanshinshs.blog.fc2.com

※9周年企画、録画サイトはこちら(1カ月限定)
 https://youtu.be/nJ1HSHbSlQs



※最初に、趣旨の補足的な意味で分かりやすいかなとウチが思ったので、質疑応答より、安東克明・阪神・市民放射能測定所代表のご発言の全文起こし


1:42~
安東克明・阪神・市民放射能測定所代表
処理汚染水の 海洋放出は してはいかん と思うけど じゃあいったい どうしたらいいの?っていう 疑問がある方が 多いんじゃないかな と思ったのが 今回の企画の きっかけなんです 


それで YouTubeで 川井康郎先生の お話などを 聞いていると 原子力市民委員会が 市民の側が それに代わる 対案を 持っている しかもそれは 実現可能な 対案である ってことも 僕ら 話聞けば 分りますよね なぜ その対案が 国とか 東電(東京電力福島第一原子力発電)に 対応されないのか? っていうのが 一番ね 気になるところ なんです 


なので これだけ 科学的な 根拠をもって 対案を作っておられて なぜ 国が 東電が それを 認めようとしないというか 検討は 若干しているようでも 採用しようとしないのか? また そのための 努力も 多分 これまでも 何回も されてこられたと 思うんですけども その辺のお話を 少し 聞かさえて頂けたら どうかなと 思います



※講演に入る前の 基礎知識的な意味で、トリチウム(3H、三重水素)とは についてのご説明の部分起こし


0:21~
安東克明・阪神・市民放射能測定所代表
主に トリチウムの 問題になると 思うんです みなさんは ご存じかと思いますが 少しだけ報告します トリチウムっていうのは 二種類あるのを 知っておいてほしいんですよ ひとつは トリチウム水(自由水トリチウム)です もうひとつは 有機物に結合したトリチウム(有機物結合トリチウム)です 


トリチウムは 三重水素と 言われているので 水素と 区別ができない ってことで 水素に よく 置き換わる ってことです 


トリチウムの 放射線については 半減期が 12年 
有機物結合トリチウムは 光合成によって 作られます 汚染水の タンクの中には バクテリアが 存在していて この中にも あるんではないかと 言われています 


海洋放出なので 海の中の 話をしますけど 海の中で 藻類の中で 光合成をすると それが 作られて 生物濃縮されて 食餅連鎖により 最後は 人間が 取り込むと いうような 連鎖過程になります


有機物結合トリチウムは 1本の ベータ線で DNA25~35本 突き刺さる 可能性があります


半減期があるから 核崩壊が 起きて 減っていくんですけど ある日突然 例えば 遺伝子の一部に くっついていた時に 水素だと 思っていたものが急に ヘリウムに 変わっちゃうんですね そうすると その遺伝子は 傷がつくと いうふうなことになります そういうことが 起きる


それから 自由水トリチウムの場合でも 電離作用と いいまして 水の分子を 放射線が 切断して 活性酸素とか 所謂 ラディカルという物質が 作成され それが 細胞を壊す ことも 言われています そういうような 健康被害がある っていうことです


「物理的半減期」は 12年ですけど 「生物的半減期」って言って 体に取り込んだ時に どれくらいで からだの外へ 出ていくか というのは 自由水トリチウムは 10日ぐらいって 言われているんですね ところが 有機物結合トリチウム になると 凄く長く 体にとどまって 放射能を 出し続ける ということで 正確にはまだ 言われてないんですけど マウス実験で 15年というデータも あると いうことです 
    


※これより、講演「汚染水の海洋放出は避けられる~その現実的な選択肢」の部分起こし


0:32~
講師:川井康郎・原子力市民委員会原子力規制部会・プラント技術者の会


汚染水の発生メカニズムに 関しては みなさん ご存じかと思いますが メルトダウンした原子炉と 周りの 原子炉格納容器 原子炉建屋が ありまして その地下ピットに 3.11の地震の時に 亀裂が入った訳ですね そこに 地下水が 流れ込む 


そして 原子炉及び 格納容器 の中に 散らばっている デブリは 冷やさなければならない ということで 上から そのデブリの冷却水 横から 流入地下水が 混ざりあって かなり高濃度の 汚染された水が できまして 更に それの  Cs セシウムと Sr ストロンチウム等を取ったものが 塩分が除去されたあと 一部が 冷却水として 再び 使用されます 


そして 残りの部分 すなわち 地下水の 侵入量に 相当する量と ほぼ等しいんですけれども それが 外部に 出される で 現在は タンクに 溜められている 


その途中に ALPS(アルプス、多核種除去設備)という処理設備では トリチウムが 取れないことは 初めから 分っていますので それ以外の 諸々の 核種を このALPS(多核種除去設備)で できるだけ 取ってから 東電(東京電力福島第一原子力発電)は これを 「処理水」 と称して 汚染水タンクに 溜めております


ということで 汚染水の発生量 というのは ほぼ 地下水量に 相当する訳ですけども その地下水の侵入を いかに防ぐか 少なくするか 抑制するかということで 当然 東電は いくつかの 対策を取っています (中略)


汚染水の現状は 「東電処理水ポータルサイト」を検索すれば すぐ出てきますけれども 総貯水量は  1,301,342㎥(2022年6月2日時点)なかなか イメージ つかめないと 思うんですけども 東京ドームが どうやら 120万㎥ っていうふうに 言われてますんで すでに 東京ドームに 入れてた水が 溢れ出しているというイメージを つかんで頂ければと 思います


設置予定タンク容量は 137万㎥で 東電は2023年夏~秋頃に 満杯の見込みと 言っております


それで 非常に気になるのが じゃあ トリチウムは いったい どれくらい 残っているのか? 原子炉の中と 原子炉・格納容器の中と 原子炉・建屋の中と 


これ 一度 東電が 推算をしておりまして 
「事故までに、原子炉内で発生したトリチウムの総量は3,400兆Bq」
ま これは 計算上 出ますね 
「その後の減衰で2,069兆Bq(2020.1.1時点)」


「当時タンクに貯留されているとされる860兆Bqを引くと 最大約1,200兆Bqが建屋内に残存していたことになる。」


ただ 既に 大気中 或いは 海洋に 出ていったもの 更には 減衰などを 入れますと 勿論 これ(1,200兆Bq)よりは 低いんですけれども それでも 千兆レベルの トリチウムが まだ 残っているとなると 


今後とも 地下水が 外から入ってきて その 約1千兆ある トリチウムを 炉の 汚染水の方に 運んでいく という可能性がありますので まだまだ この問題は 終わらない いま タンクに溜まっている分を どうにかすればいい というだけのものではない ということですけれども そういったことは 東電の審査チームも はっきり言ってないですね
(後編につづきます)
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