2022/7/11(月)から今日まで。(第39週ー後半③)※資料No.108(原発避難者訴訟)
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2022/7/17(日)
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道のお地蔵さんに、お礼回りをして、
2往復で、20,301歩(13.9㎞)、
走り歩きをしました(笑)🏃🐥💦
帰って、3人で体重測定もしました。
ウッジュー:2.6㎏⤴(前回測った時より200g増)
リョーリョー:4.6㎏→(現状維持)
ウチ:〇〇.2㎏⤵(汗を掻いた分、500g減)
でした(笑)
「根っこばなし」より『取りあげ婆さ👵🧸💗』
まぁ、お互い、知らず知らずのうちに相手を傷つけていたりしたら嫌だから(やらかすとしたら私の方だから)嫌な思いとかしたら、ちゃんと教えてくださいね😉✨👩🏻👵👨🏻💕
そのあとは、『2022・6・17原発被難者4訴訟(生業・千葉・群馬・愛媛)最高裁判決(菅野博之裁判長)の解説』の 文字起こしをしました
With "Ryoryo"(ウイズ リョーリョー)
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原発事故で国の責任認めない判決 避難者訴訟で最高裁が初判断:東京新聞 2022年6月17日
2022年6月17日に 最高裁が判断を下した 福島第一原子力発電所事故での 国の賠償責任を認めない判決につき
三浦守さんも 敷地の高さを超える津波 防止策としての 適切な 防潮堤 の設置そのものは 否定しないんですけれども
しかし 敷地の 南東側だけに 壁をつくるのではなく 敷地の 東側からの 津波の遡上を 想定する必要がある と 言われて
「既存の防波堤の南側と北側において、海抜10mを優に超える津波の遡上が想定されただけでなく、当該防波堤の湾内においても、本件発電所の1号機から6号機までの各原子炉に係る取水ポンプの位置(海抜4m)において、海抜10m前後の津波が想定されるとともに、1号機北側の本件敷地に津波が遡上すると想定されたことが伺われる」
「明治三陸地震の断層モデルを前提にしているが、実際に発生する津波地震における断層の数値がこれらに必ず一致するものでもない」
防潮堤は 作るまでの間 時間がかかる 防潮堤が できるまでは 万が一にも 深刻な災害 危険の 放置は 「法令の趣旨に 反する」から 「措置を講ずる 必要があった」
と 論じられ
「水密化」を 講ずることはできた どういう 対策をするかが 大事であって これは 大きさの問題ではなくて 対策で どうするかであり 津波の 規模の大きさを 問題にするのは 意味はない
防潮堤で減殺される + 水密化 で 回避は 可能であった
「保安院は(適切な処置に基づくものではない東京電力の説明を)鵜吞みにしたに等しい」
と 半ば 賛成意見に対し怒っておられる 文意に明らかに怒りをこめて 書いておられて
保安院は 自ら検討することを 東電に対しても 強く求める必要があった しかし まともな対策を しないまま 本件事故に至ったことは
6月17日に 福島原発事故に伴う 民事賠償訴訟の 最高裁判決があったため 2022年6月28日に 弁護団意見書を 東京地裁に提出しました
「防潮堤は 対策の基本である という 事実認定」は 一審 二審とも どこも 言っていないのに 最高裁が 勝手に そう 考えちゃった
東電は 隠していた シュミレーション(敷地を超える津波結果)を 公表して 対策を 取っていたら いろんな人が「水密化を すべきだよ」と 意見を言っていただろうと思います
実際は 東電でも 内部では 「(防潮堤は)金がかかるから やめろ」 という議論に なっていくわけですが 「防潮堤は 金がかかるから 水密化しろ」と 考えていたりするわけですね
防潮堤を 基本にするという 考えは つよいですが ニュアンスが ちょっと 最高裁と ちがいます
水密化による 津波対策措置は 防潮堤のような 大規模な 措置ではなく 速やかに実施できる 津波対策として 検討すると
事故後 実際に 行われましたし
水密化をしていれば 事故が防げたか?
「余裕を持った 浸水深が 通常」なんだと 事故回避の可能性を 認めています
キャリアエリートの裁判官が 自信をもって 書いたんだろうし 当然だろう ということを思います
まとめ
最高裁が 今回 事実誤認を してしまっている ということなんですね
下が その間違いを 正す
これから どう是正していくか という話になります
法律解釈 判例変更も 途中であります
どんなふうに 下級審に 拘束されるのか 新たな証拠が出てきたリ それぞれの 裁判官の お仕事になってきますので 心理的 立場的なものの影響も 非常に 大きいです
そう簡単に 最高裁を のりこえるものが 書けるのか そこが 試されると思います
シュン
ただ 我々 シュンとしていたのが 2022・7.13地裁判決で なかみの しっかりした ものが でておりますので これで まだまだ 闘えると そういうふうに 思います
論点としては 「国の責任」と 「避難を選択する権利」の 二本柱
いちばんうしろが 大阪なんですが そのために うしろを走ってきたわけですし いまから がんばるわけです
来年のどこかには 判決という形になってきますので 長い長い闘いになっていますけれども もう一度 闘い直しになっていますので 一緒にがんばっていけたらと思います
※他弁護団からの補足
土木の常識では 安全係数をかけます だいたい 1.5です 10メートル 南東側から (津波が)来るなら 少なくとも 20メーター 作っておけば 超えなかったんです
シュミレーションは 9.7メーターだったんですね 30センチしか 余裕がない 土木やっている人の 常識であれば 12、3~ 15メーターの 堤防を 作っていた
そこが 最高裁の 問題ですね
土木やっている人間は おどろいてましたもん ぜったいにね 安全係数を かけると
どうやって 裁判官に 教え込むか? それがほんとの 問題点に なるんじゃないか? 核心持ちましたんで そういうことを 弁護団として やっていったらいいのではないかと 思います
※質疑応答の全文起こし
>今回のお話は専ら地震による津波の予測性の妥当性でしたが、原子炉容器自体の脆弱性(耐震強度)に関しては全く取り上げられていないのでしょうか?
辰巳裕規・原発被災者支援ひょうご弁護団事務局長
ひょっとしたら 地震を原因とするのではないかと 大部分の弁護団も われわれも そうなんですが 地震が直接の原因説は 否定しないんです
>国に責任はありません。と結論ありきの、こじつけの判決を出すような裁判官や、つづき、今回の最高裁判決を判例としてコピペするような、裁判長へは、どう対応したらよいのでしょうか。
辰巳
そのとおりで 冷たい視線を送るとか そういうことですかね
>土木の安全率50%の考え方で、堤防が10mから15mになるというのはそういう事例があるのでしょうか。
辰巳
東京地裁の 判決の中でも 結構 尤度(ゆうど、ある結果から、どのような前提条件があったと推測するのが妥当なのかを教えてくれる指標)が 述べられていて おそらく この裁判の中で そういった 立証とか されているんではなかろうかと 思われますし 東京地裁の 資料の 情報共有を われわれは やっていかなければと 思います
>尤度(ゆうど)が高さなのかどうか
辰巳
横幅も あるのかなと ここは どっちにしろ これから 全国的にも つめていくことに なると思います
>樋口英明裁判長は原子炉自体の耐震強度を考慮に入れた判決を出されていたと認識しています。耐用年数を越えた運用が始められており、この点を考えると原子炉自体の耐震性を問題として取り上げるべきでは有りませんか?
辰巳
原発の差し止めのアプローチと 実際の事故の 法律構成は ちがうのかなと 思います
>事故は絶対にふさげたという主張は必要なのでしょうか
蓋然性を下げるではダメなのでしょうか 防げない事故をおこした責任は?
辰巳
立証責任の問題での 専門的知識が 国・東電は あるはずなんで こちらが なんで 考えてあげなければいけないんだろうと 思うんですが 逆になっているんです 立証の程度論は本当は あるんだろうなと おもっています
みなさんのきもちは いっぱいわかりましたので 今日は ここらへんにしたいと思います
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※上記の資料は、こちらでご覧になれます。
●最高裁令和4年6月17日判決について.pdf
https://drive.google.com/file/d/10YljCj9aRgoywh4YhQaBVYLEl1AZ5YkJ/view?usp=sharing
●株主代表訴訟弁護団意見書.pdf
https://drive.google.com/file/d/1gdyLaqwRbBWrgaWWffZGmwI6FghwuYqc/view?usp=sharing
※今日の文字起こしのソースはこちらです。
2022年7月16日(土)
・『内部被ばく学習会』 講師:郷地秀夫医師
・『2022・6・17原発被難者4訴訟(生業・千葉・群馬・愛媛)最高裁判決(菅野博之裁判長)の解説』
講師:辰巳裕規・原発被災者支援ひょうご弁護団事務局長
質疑応答
※学習会の趣旨
KANSAIサポーターズでは、毎月第3土曜日に訴訟学習会を開催
コロナ禍以降はZoomのオンラインで開催
今、ひょうご訴訟では原告本人尋問と専門家証人尋問が進行中で
9月1日には内部被ばくに関する郷地医師への反対尋問が開かれる予定
そこでひょうご訴訟では、郷地医師を講師に、勉強会をすることに
今回の関西訴訟学習会はそれに参加する形でひょうご訴訟と合同で開催
また、2022年6月17日の4訴訟(生業・千葉・群馬・愛媛)の最高裁判決の解説もしていただく
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2684.html