一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/7/25(月)から今日まで。(第41週ー後半③´)※資料No.117(ユリシーズ)

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2022/7/31(日)
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今日はプライベート・デーにつき、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)今日はウッジューのケアが始まってから18回目の金曜日+2日(128日目)です。ウッジューはただただ可愛いし、傍らでいつも健康優良猫でいてくれるリョーリョーも、本当に可愛いく感じる日々です。でもやっぱり遠くへいかないで…

1,4,5枚目:With "WouldYou"(ウイズ ウッジュー)、2,3枚目:With "RyoRyo"(ウイズ リョーリョー)
夜は、蓮池と古墳周りのランをして、15,761歩(10.8㎞)、走り歩きしました(笑)🏃🐸そのあとは、“3年をかけて読破する読書会「2022年の『ユリシーズ』」最終回”の文字起こしをしました↓
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開催日:2022年7月31日(日)13:00〜18:00、主催者::南谷奉良助教・小林広直助教・平繁佳織助教、「2022年の『ユリシーズ』―スティーヴンズの読書会」第17回、対象挿話:『ユリシーズ』第18挿話
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※第2部:フロアディスカッション+テーマパネルの部分起こし
やすみんさんのご意見:モリーの女性性ということが言われますが、女性としての自覚はもちろんあるものの、モリーには女性というカテゴリのなかにあってどこか自分の独自性と言うか、一匹狼的な自覚を感じます。


三月 うさぎ(兄)さんのご意見:モリーは、ミソジニー(女性や女性らしさに対する嫌悪や蔑視のこと)的な感じも感じました


南谷奉良助教
ブルームは ダブリンの中で どういうステータスにあるのか モリーは 女性たちから どういうふうに 見られているのかは 書かれてなかったですよね モリーは 確かに 使役動詞(人や物に対して「~させる」という意味で使う動詞)が多いですね


小林広直助教
前提になっているのが 自転車という乗り物が 当時 女性解放運動と 結びついていた ということがあります 自分の力で 郊外まで 行くことができる スカートが 邪魔だというので 最初 邪魔にならない衣服ができたり 女性専用の自転車ができたり いわば ニューウーマンが乗る 乗り物だったんですけど それに 反感を抱く ということも あるのかなと 思います 


>モリーの独白・描写は男性目線の女性ではありませんか? 女性は違和感を感じませんか?


>モリーは 家事に関しては言説として女はこうあるべき、に対する強い反抗心はあると思います。しかし、一方でそうした言説から離れてまったく自由な捉え方もしようとしていると思います。


>女性の人生の、ごく短い一時期にフォーカスされているような気はしました。


>私は英文しか読んでいませんが、女性として特に違和感はありませんでした。


Mai Yoshino さんのご意見:使役動詞の多さにモリーの不動性を感じました。させるという動詞が多いなって 感じがして 部屋に閉じ込められたまま 動かないでいるのも 閉じ込められた 女王のようでもあるし 


tetsuo maekawa さんのご意見:
それにしても、モリーとボイランは本当に性関係を結んだのでしょうか? 


南谷
ちょっとリアリスティックじゃないという感じですかね これは 凄い問いですよね ボイランとの出来事が 無かった 妄想だったと考えたとして 第18挿話は 物理的なことでは 過去の挿話と 配置が変わっています 


小林
実際に 事が行われたと 読む必要がある ベッドという 象徴的なものに 侵入者が 入って来る モリーの ボイランに対する愛が 外見的なものであって 徹底的に 内面的ではない ということを 書く ということですかね


tetsuo maekawa
うーーん、そうなんですか? もう少し考えたり調べたりします。有難う御座います。


南谷
けっこう 18挿話に関する問題点が 出たかな 参加される方が 話しの広がりを たくさん つくれたんじゃないかなと思います


※第3部:2022年から振り返る100年間とこの3年間の部分起こし
南谷
ここからは 写真と動画で ダブリンの風景を ユリシーズのテキストと 並べて 表示していきますので みなさんの想い出も 随時 甦るのではないかなと おもいます


小林助教の写真と動画
螺旋階段です マーテロ塔の 階段口から スティーヴンが 出てきた という感じなんですね 第一挿話の舞台に この 白い建物は 100年前には なかったはずで どこから 降りて行ったのだろうか ということがあります ジョイスが 住んでいたところの写真は 狭さを 明らかに 感じて頂ければと


エクルズ・ストリート7番なんですけど ここで 出版100年の ブルームズ・デーを 体験することができたんですけども 6月16日午前8時前に 路上で 朗読劇を されてました
入院中のおばあちゃんが トリニード大学の ご出身で 病院から 参加されていて 「これから 手術なのよ」と コロナ禍 二回目の開催は そこまで 人が多くなかった 気がしました
セントジョージズチャーチの鐘
ゴルゴンゾーラのサンドイッチ
猫の「おたま」


>ジョイスの出身校ですね


>孫のスティーヴンもそこに?


南谷
猫 可愛かったですよね  猫の「おたま」 私も 逢いましたけど 可愛かったです


平繁佳織助教の写真と動画
グラスネビン墓地です ケルティック・クロスが 全部 同じ方向を 向いています ジョイスのお墓 
火葬しないので 墓石の前は 人が横たわっている空間が あいていて みんな 気にせず そのうえを どしどし 歩いていると 聞いて あんまり よくないんだけど 歩くだけで 色々考えさせられる 空間でした 
ジョイスと 息子たちの お墓です 娘は いっしょの お墓にいない 
大きな ダブリン湾があって ユリシーズの 舞台が 機内から撮ったこの一枚に 全部 入っています 13挿話の ホース岬 ベイリー灯台が 見えています ダブリンという都市を 一望できます


小林
ぼくは ホース岬 いったことないので 見れてよかったです 海抜が だんだん たかくなっていって あそこが 島になってしまうとか  もしかしたら 渡るのに 船がひつようになってしまうことが あるかもしれませんね ここは ジョイスからの引用が 各方面に貼ってあって ホース岬 ベイリー灯台の このふたつは 大事です


南谷助教の写真と動画
第三挿話 第八挿話 サンディマウントの浜辺と犬 犬も幸せですよね 速い こんな広いところを 走り回れたら 犬が 波打ち際を走るようすは 色んな継承が ある 

私は 2009年に 初めて ダブリンに 行った時に 凄い感動して 既視感があって その時も まず 犬が 来るわけです 小説の穴化と おなじことが おこってるじゃないかと 実際に 犬が こっちに だんだん 近づいてくるんですよ 


ダブリンに 行った時は 動物が 面白い と思います これは 像に 銃弾の跡がある写真 穴が開いているのが 分かると思います

 
100ねんたっても まだ おんなじどうぶつがいるんだ ということが わたしにとっては 感動的で 2122年になっても きっと いるんだろうな カモメ 犬 馬、、、 

カモメたちは 寄生的な 食生活していて 餌を ブルームが あげるわけですが それを 思ってな思い起こしていました


コロナ明けで 若者たちが 練り歩いているところの 写真 これ ゴミが すごく ちらばっていますが にんげんが よごした よごしかたじゃないんです 見て下さい これ(カモメ)が ゴミ箱の中から 取り出して それを 解体 分別 しているところです 別に ちらかしているわけじゃなくて(笑) 今 ダブリンの中では カモメの糞害が問題になっています 


初版本のユリシーズです 大きさと 貫禄と 厚みですね 1922年2月に 出版されるじゃないですか その前に ジョイスの手に届いて 物質性があるので 凄い嬉しかったでしょうね 面白いのは 光の当たり方によって 表紙の青が 変わるんですね ユリシーズの中でも 「最初の青」とかいう感じで 述べていたんじゃないかなと 思います


これは ダブリンに行ったときの猫ではなくて キャンプに行ったときの 猫の写真です


>これがギリシャの青


>たんにかわいい猫w


南谷
この三年間を しゃしんで ふりかえってみました 2019ねんから ずっとの方もいますし よみおわったんだぞ ということを 一緒に喜びたいな と思います 


おわりに
「ユリシーズ」の いちばんさいごのところを 主催者3人で よみあげますので おわったぞ という感じがしたら みなさん ぜひ 拍手👏を お願いします
ほんとに ご参加 どうもありがとうございました
(朗読)👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
「ユリシーズ」って さいごを よんで よみおわった という小説じゃないですよね なんどでも 読みなして またあたらしいはっけんをしていく そういう小説だと 思います



※第4部:???の部分起こし
南谷
「これで おわりかと おもうと 寂しいです」同じようなことを ほかの方からも たくさんアンケートの回答欄に 書いていただいて 実は 着想したことがあります 


今回の 18挿話には まだ つかってない 22があるんです あの中で 22回 イベントをやって もうひとつの22が あることを 私たちは.忘れてはいけません

 

大発表です この読書会は おわりません 新しい読書会に つなげたいと思います


>22世紀❗


>バベルの読書会


>22世紀ドラえもんに会える!!


>用があってここで失礼します。三年間本当にありがとうございました!ユリシーズ、読み直しますw


>お陰さまで大変貴重な楽しい時間でした。ありがとうございました。途中で失礼致しますが、「終わらない読書会」も楽しみにさせて頂きます。


>この読書会のあたたかい雰囲気がとても好きです。ユリシーズの面白さを教えてくださり、本当にありがとうございました!


南谷
最後に 主催者から 一言ずつ


平繁
もはや まぼろしの スティーヴンとなりましたが 三人で 参加した会も 参加してなかった会も みなさん それぞれ予習を してきてくださったり アンケートに 感想を書いて下さったりして その内容を見て 喜んだり ほんとうに 参加者の方に支えられた 読書会だなあと あらためて おもいました 「ユリシーズ」は長くて 三年間は あっというまだったなと 今 思います ほんとにありがとうござました


小林
2019ねん3がつ5にちに おふたり(南谷さんと平繁さん)に きていただいて このときに 読書会を やりましょう ということで 最初は 8名ぐらいから じゃないですか きょうは 8から むげん∞ につながって あたらしい読書会に つながった 


僕は 読書会では 南谷さんが まえに どんどんいくのを 袖を引っ張る 役をしていました まさか あたらしい読書会に つながるとは おもいませんでした 成功を うたがってました 


こんかいも ほんとに 上手くいくのかしらと 疑いは ぜろではありません 


でも わたしたち3にんを おきざりにして 参加者の皆さんが 楽しそうに話しているのを見て こんなに 世のなかには 本の好きな人が いてくださって というのを見て すっごく いい空間に 出会えたなという 感動がありました


これから わたしじしんも 別の読書会を やっていきますが このさいあくの しゃかいじょうきょうのなかで 一縷の望みになっているなと ほんとに おもいます 


資料をつくるのは 私自身も つらかったんですけど みなさんのおかげで なんとか やってこれました 本当に 心より お礼を申し上げたいと思います


南谷
ツイッターで いろいろ かいていただいたのも 嬉しくて それがなかったら 続かなかったと思います


「ユリシーズは 読まれていない」とか そういった言葉が すこしずつ 言いにくくなってきたんじゃないかと 思います まだ 小さな変化 ですが じぶんたちが せんもんてきに やってきた知を よろこんでいただけた 貴重な場でした 


わたしは きれっきれの がくしゃではありませんし こういうことには むいてるなと おもったんですね こういうことを やるために うまれてきたのかなあ 少なくとも きれっきれのひとには こういうことは むいていません(笑)


じぶんが いかに よめてないか 人に せつめいすることで わかるように なっていったというのが あるかなあと 思います 


「スティーヴンズの読書会」は これで おわりじゃなくて いつか  また もうちょっと 待っていてください 


ユリシーズの研究は ひきつづき つづけてほしいなと おもいます 


ユリシーズで これだけのことが できているわけですから こんどは ひろげてみるべきかと 思います他にも もっと わからないことが あると おもうので 


わたしは すくなくとも 定年までは 読書会を 続けていきたいなと 思います とりあえず ここで おわりにしましょう


(〆て、すぐに)
南谷
カズオ・イシグロの「クララとお日様」を 第一回は 扱います AIの読解実践も 入れていきます 人工知能+人文知+市民知で タコつぼ化しない 知と言葉を探す…


>「あなたはロボットですか?」と質問してみたら?


>イシグロ、いいですね! ロボットやAIのことについてはいろいろ語りたいことが山のようにありますよ!


>『クララとお日さま』の全文がデータとして入っているのでしょうか?


>AI、ロボット?ユリシーズ読書会からあまりに飛躍しているのでとまどっています。どう考えたらよいのか今のところわかりません。22世紀に生きている見込みもないし。


南谷
国が まったく 信用できなくて ぜんぜん 学生に おかねをおとしてくれないわけですから 彼らは 今 大変な 立場にあります アカデミズムの中で お金を 導入することは なかなか リスクのあることですけれども 学者 研究者に 実際に 必要なのは 時間とお金です ただ 登壇講師の方々に そんなに多くの金額を 出せないと思うので そこは 希望制 投げ銭システムで 払っていただくような仕組み作りを わたしのほうで かんがえたいと思います 


何らかの形で 協働的に 提供できる オープンAIで やることによって AIは なにを 提供しているのか 身体的に 理解できることに なるんではないかなと また それを ひとつのたたき台として 登壇講師が 反応することも できると 思います 

2022年12月22日の第一回では そこを システムエンジニアの友人に 解説していただきますので オープンAIに 関心がある方は ぜひ ご参加ください 


100年たったら なにが わからなくなるか みえなくなるか そういうことを かんがえて読む そういうことを 新しい読書会では 考えています


こういう場が もっと あってほしいなと おもいます 学会発表の 緊張感や 物凄い準備も だいじだとおもうんですけど まちがえてもいい しっぱいしてもいい わかんなくなってもいい場を もっと と考えています 

なるべく 若手の 研究者に 声をかけていくことと 投げ銭システムで いかにして クリアなものを つくっていけるかということで 詳しい方がおられれば お声をかけて頂ければ有り難いです 


じゃあ 今度こそ これがさいごです 何回も さいご さいごって 


小林
すいません  さりぎわに 漢字を一字 ばら撒いていって ください 




愛 あるいは AI












半(半醒半睡の)




自分から全員に


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※今日の文字起こしのソースはこちらです

開催日:2022年7月31日(日)13:00〜18:00、主催者:南谷奉良助教・小林広直助教・平繁佳織助教
「2022年の『ユリシーズ』―スティーヴンズの読書会」第17回対象挿話:『ユリシーズ』第18挿話

第1部:主催者発表
第2部:フロアディスカッション+テーマパネル
第3部:2022年から振り返る100年間とこの3年間
第4部:???
懇親会

※これまでの読書会資料へのリンクはこちらです:https://www.stephens-workshop.com/ 
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