#復興のために我慢? とは(※雑学No.341,第71週,2023/3/13(月)~,B.D.+198)

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2023/3/16(木)
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※きょうは、ノーペン🖊デーのため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。


今日は、ウッジューが星になって30回目の水曜日+1日(211日)☆彡
リョウリョウの8歳のB.D.から178日☆彡

With "Ryoryo"(ウイズリョウリョウ)

きょうは、美原区&野暮用ランへ行って、26,536歩(20.1㎞)走り歩きしました🏃🌼🤧夜は『原発事故から12年、終わらない苦難の日々』(中編)の文字起こしをしました↓↓

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開催日:2023/03/13((月))、主催:放射線被ばくを学習する会、共催:富山大学・科学コミュニケーション研究室、テーマ:20230313【オンライン被ばく学習会】鴨下さん「原発事故から12年、終わらない苦難の日々」、出演:
カルガモ一家(鴨下さん一家)の鴨下祐也・鴨下美和・鴨下全生(まつき)さん×温品惇一(ぬくしなじゅんいち)・元東京大学分子細胞生物学研究所助教
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※前編のご紹介はこちらです:


※部分起こし
🌛1:30:03 鴨下美和(母)・ひなん生活をまもる会等の事務局メンバー:https://newstsukuba.jp/43707/11/03/
分断に対して 全生(まつき)は 言うことある?


🌜1:30:14 鴨下全生(20)・: http://kansapo.jugem.jp/?eid=533
えっと まぁまず 分断の話について 話そうと思うのは
やっぱり 本当に そこの分断ってものは 非常に深くて
正直 僕の力だけでは 僕たちの力 だけでは そして 国民の力だけでは
どうしようもできないレベルになって しまってるかなっていう気がしてます


いくら「優しい気持ちを持って相手と接しよう」みたいなことを言ったからと言っ て
それで解決できるような問題で はないレベルまで もう深く
いやそれこそ本当に何て言うんだろう 
それこそ 事件に 
例えば 「原発御殿」と書かれちゃうとか 
そこのいろいろな分断の中には そういったこととかだって あるわけですよね


本当に もう それこそ じさつしてもおかしくないレベルの いろいろな どっちの側にも 分断が 生まれてしまってる 差別が生じてしまってる そのような状態な ので


本当に そこは もうやっぱり 国がしっかりと「私たちが 分断を起こしてしまっ て申し訳なかった」っていう風に言わないといけないんだと思います
言って くれないと その分断っていうものは 解消しない んだと思います


逆に言えば  国に その分断を解消する、そういった誤った認識とか なんかいろいろな福島の人 たちの苦しい問題を解決する ということを やらせなければ いけないと思います


そうすると 非常に多くの人が 「私たちのせいじゃなかったんだ」っていう ことになって 非常に 心が楽になるからです
苦しいままの状態では 解決することができない問題だと思うので
やっぱり 心が楽にならないと
 と思います 
だから そういう風 な解決策も 必要なんじゃないのかなっていうふうに 僕は思います


🌜1:32:15 鴨下美和
私 事故後 復興という言葉が なんか やっぱり すごく嫌いになってね
復興のために犠牲にならなきゃいけないというような 
まあ圧力が かかっていたと思うんですね 


「復興のために我慢する」とは 
「勝つためには 欲しがりません」のような 
勝つことが正義になる戦争と同じように
復興が正義
なんですよね


あまり 東京では そういう感覚がないかもしれないけれども
向こうにいると 「復興の妨げ」というのは すごい罪だし
「復興の妨げ」になっちゃいけないんですね 


そうやって 復興こそが正義っていう風に立てられてしまうと やっぱり 
例えば 自分が「放射能が怖い」とか 「病気かもしれない」とか 
そういう気持ちを口 にすることも 「復興の妨げ」になってしまうし
いろんなことで その分断の溝を 深められてしまったというふうに思って ます


1:33:11
あとはですよね
絆によって 逃げたいのに 逃げられない 
で みんな 絆で お互いに 縛ってしまうような


で よく分断って 「自分たちが 勝手に分断した」という風に 勘違いしてしまうことが多いんじゃないかと思うんだけれども 
結局 古代ローマの頃から 分断して統治 するっていうのは基本的なまぁ権力のやることなので やっぱり 権力が 分断を進めてるんだっていう視点を みんなが持っていかないと それに 勝てないと思うんですよね


なんとなく 自分が「アイツずるい 賠償金もらってずるい」とか「自分はもらえてない」とか そういう気持ちは 勝手に起きているものっていう風 に誤解しやすいんだけれども


もう あくまでも それは 統治の仕方で まぁ権力にとって都合が いいことなんだっていう視点が入っていか ないと なかなか 分断から抜け出せないんじゃないのかなというふうには思ってます 


🌜1:34:04 鴨下祐也(父)・福島原発被害東京訴訟・原告団長:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%B4%A8%E4%B8%8B%E7%A5%90%E4%B9%9F
ちょっと 「復興の妨げ」のところで 一つ
いわきの SEA WAVE FMいわき 76.2FM | SEA WAVE FMいわき 76.2FM というのがありまして 
3月 4月の頭かな?に そこから 繰り返し流れていたのが まさに あの
今のいわきの復興を妨げているのは 放射線を恐れる心です」っていう風な言葉と言いますか メッセージが 繰り返し 流されてまして


それの前後なんかに「被爆しても大丈夫」風な 何ですか 物理学の名誉教授みたいな方がコメントを入れるっていう 
そういうのは 繰り返し流されていたのは 覚えてます 


🌛1:34:43 Aさん・リモートでの参加者
復興っていうのは 今のお聞きしたことからしても
原発を維持するための 一つの 何て言うんですかね フラッグみたいなもんですよね


ですから 僕 3年、4年前に
福島の方から 金沢の方に 疎開されてきた先生と一緒に 郡山に行って 
その先生は ガイガーカウンターを持ってて 
ほんで  いろいろ 神社とかそこの溝のところを こうやって 当てるとね 
ビービーなるんですよ


でも その横では
七五三の 幸せそうな家族の姿があるんですよね
でも それは 「知らない」っていうのが一つと 
もう一つは
そういうものに対して
怖がりません勝つまでは」みたいな感じの
何 て言うか レクチャーがあって
で そういう風に 思わされているっていうような人たちも
僕は いる
んじゃないかなと思いました


で 先ほど 息子さんでしたっけ おっしゃったように やはり
復興ってのは ある意味では 何て 言うか フェイクだと 僕は思いますので
何とか そういったところを 皆さんのような そういうようなことを思っている方と そして そういうような人たちの声が 一緒になって 今 さっきおっしゃったような 国 に対する きちんとした姿勢なり賠償なり それを引き出すような そういった 大きな動きになればいいかなと 僕は思います


ですから さっき 息子さんがおっしゃったように
分断というのは 巧妙に仕組まれてますから  
そこのところに 何て言うか はまり込んじゃって 
お互いが 憎しみあったり 罵り合ったりという風なことに 
なんとか ならないためには どうすればいいかなみたいなことは 僕も思ってます


🌛1:37:19 鴨下祐也(父)
ありがとうございます
溝のところの放射性量が高い  放射性物質が溜まってるってのは 当時 本当
にひどかったですけど 結局それは 今でも 汚染地域はそういう状況がずっともう12年続いてるということですね


で 私 結果的に 東京と 東京もまぁ汚染地域なんですけども 
まあ高いところと 低いところを  行ったり来たりしていて思ったのが
やはり 汚染してるところに ずーっといると
これ だけ被爆を危険視してる私でも おかしくなってきます


なんか 基準が ずれて きて で クリーンなところにいると また感覚が戻ってくるっていうのは体験しました 


やはり  仕事で汚染してるところに入るのと そこで飲み食いして生活 するってのは 全くレベルが違う 飲み食いして生活してしまうと 感覚がおかしくなってしまう こんな私でも  やっぱりおかしくなっちゃう というのは


それは 確か 妻から 指摘を受けたような気がしますけど 自分でも 自覚しました


🌜1:38:21 鴨下全生(まつき)
僕は 復興っていう言葉が  フェイクだっていうのは 
本当に重い問題だと思ってて


復興という言葉が誰かを傷つけて るっていう事を
多分 復興っていう風に言ってる人たちは 知らないというか 

伝えられて ないわけですよね
なので 復興って言えば みんなが幸せになると思っ て 
「復興だ 復興だ」っていう風に 言ってしまって いる


本当に もし 全てを 元通りにするんだったら 
それこそ 全ての社会保障を切り捨てて
全て 全部ね 除染のために 全員で 駆り出すみたいな
全国民を 除染のために 駆り出すみたいなことをしない限り
いや それを しても 無理かもしれないですけど
そういっ たことをして 除染して 元通りにする みたいなことをし ないと
  復旧すらできないわけですよね でも


1:39:09 Aさん
復興できるから 原発は 存続してもいいんだって そういうロジックだと思いますよ 


1:39:23 鴨下全生(まつき)
あー もちろん それもあると思うんですけど 
ただ  そこで暮らしている市民たちにとっては
やっぱり 復興っていうものは 全員の利益になると思ってやっているので


やっぱり 国が それを 思わせてしまったっていうことが
国が 間違った情報によって「それによって苦しむ人は い ない」「反対してる人は 悪い奴らだ」っていう風なことを 教え込んでしまったことが 本当に罪深いというか 


それによって分断が生じてしまったんだなっていうふうに思ってて
で やっぱり それ を解決するってなると 本当にまあ もちろん 僕たちが そのことをしっかり と理解しながら話すっていうのも重要なことだと思うんですけど


全ての分断を解消するためには やっぱり 最終的には国が謝るっていうことが 必須になると思います


🌛1:40:26 Aさん
最後に一言  復興はできない と 僕は思います 以上です


1:40:26 鴨下全生(まつき)
私も 復旧すらできないと思ってます 


1:40:33 鴨下祐也(父)
同感 です 残念ながら 
ただ それはしっかり 加害者側が 「ごめんなさい」をして 認めるしかないですね 


1:40:56 Aさん
それを認めると 原発の存続は できなくなるから 認められないんですよ 多分
実際 「復興します~ そこに復興 財源をいっぱい入れます~ こんな体育館ができて こんな役場ができて こんな 道ができて 皆さん 復興しましょうね~」みたいな まあそんなことを言ってて  ってなことにしか 僕には見えません
だから 甚大な事故が起こってしまった結果としてね  復興なんて できるはずがないんですよ 


1:41:17 鴨下美和
確か 明星大の 竹峰誠一郎先生が 「核被災後の場所、被災地に 復興という言葉 を使っているのは日本だけだ」っていうことね おっしゃっていて


「復興」や「再生」という言葉はマーシャル諸島では聞かれない。核実験は、気候変動の問題とともに、米国にさらに国際社会に「正義/公正」(Justice)を求める問題なのだと、ヒルダ・ハイネ・マーシャル諸島共和国大統領は語る。(『マーシャル諸島終わりなき核被害を生きる』竹峰誠一郎新泉社、2015年より)http://www.peace-forum.com/newspaper/190501.html


でも 「復興五輪」とかね 次々と そうやって 言葉を出してきて
復興を成し遂げたっていうことを 世界にアピールするわけですよね


本当に この言葉を使って欲しくないなというふうに 思います
ただ そういう ことを言えば 「福島から希望を消すのか」 みたいなことを 言われてしまう
また そこに 分断が生じるのが とても痛いなと思って ます


1:41:52
なんかすごくね チャットに  たくさん いろんな方が 読むのも追いつかないくらい たくさん 書いてくださっていて  いくつかお答えできればと思う んですけど すごいすごいたくさん 皆さん書いてくださってて 本当に嬉しいです。
(つづく)
※続きはこちらからご視聴できます(1:42:12~)

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※今日の文字起こしのソースはこちらです:

開催日:2023/03/13(月)
主催:放射線被ばくを学習する会:http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/
共催:富山大学・科学コミュニケーション研究室
テーマ:20230313【オンライン被ばく学習会】鴨下さん「原発事故から12年、終わらない苦難の日々」、
出演:
カルガモ一家(鴨下さん一家)の鴨下祐也・福島原発被害東京訴訟・原告団長:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%B4%A8%E4%B8%8B%E7%A5%90%E4%B9%9F
×鴨下美和・ひなん生活をまもる会等の事務局メンバー:https://newstsukuba.jp/43707/11/03/
×鴨下全生(まつき、二十歳)・ローマ教皇の前でスピーチされた鴨下全生さん(16)スピーチ全文 | http://kansapo.jugem.jp/?eid=533
×温品惇一(ぬくしなじゅんいち)・元東京大学分子細胞生物学研究所助教
※趣旨:
311核惨禍から12年。福島第一原発4号機がたまたま定期検査中で、4号機の使用済み核燃料プールにたまたま水が流入したお陰で東日本壊滅を免れましたが、それでも16万人以上もの人々が避難を強いられ、生活の場・故郷を奪われ、「原発さえなければ」と書き残していのちを断った方もおられます。計1万人以上もの人々が311核惨禍の責任と賠償を求めて東電・政府を訴え、300名以上の小児・若者が甲状腺がんに苦しみ、7名の甲状腺がん患者が東電を提訴しています。
にもかかわらず、原発に固執する岸田政権は未だに責任を認めず、311などなかったかの如く原発推進に躍起になっています。311核惨禍がたとえ再現されても、原発から5キロ以遠の住民は避難させず、屋内退避させる方針です。このままでは被災された皆さんのご苦労が報われません。せめて311核惨禍の責任を認めて謝罪・賠償を拡充し、脱原発・脱被ばくの方針を決定すべきです。
3.13オンライン被ばく学習会(第85回)では、福島県いわき市から東京へ避難した鴨下さん一家の3人に、12年も続いている避難生活の苦難の日々、避難者訴訟の情況など、思いの丈を語っていただきます。鴨下さんたちと同じく、東京高裁で闘っている千葉、神奈川などの避難者訴訟原告団からも裁判の情況をお話しいただきます。皆さんのご参加を呼びかけます。
※関連資料はこちらです:
鴨下祐也さん資料(いわき市民訴訟・高裁判決要旨、原発の線量目標値は年0.05mSv)
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/20230313kamosita.pdf 
参考資料(鴨下全生(まつき)さん:「避難者であることを隠して生きよう」原発いじめに苦しんだ小学生の決断、
 いつまで叫べば伝わるのか  鴨下美和さん:広島地裁・意見陳述要旨)
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/20230313matukimiwa.pdf 
直近の避難者訴訟期日:http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/20230313saibanns_c.pdf 
※動画の視聴はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=tCg8dfzcXqY
※関連動画のご紹介はこちらです:

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