マスコミの差別とえん罪も繋がってるもん🎵😹5.23石川一雄さん不当逮捕から61年(※実学No.775,2024/5/20(月)~,B.D.+261)
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2024/5/23(木)
🏃🌕🌖🌗🌘✨
※きょうは、オフ日のため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。
きょうは、ウッジューが星になって1年+287日(652日)🌟✨
リョウリョウの9歳のB.D.から254日🌟✨
ウチの?歳のB.D.から261日☆彡😅
腰をやらかしてから6週間😅急にほぼ回復ました☆彡
With "WouldYou"(ウッジュー)
きょうは西高野街道方面ランへ行って、9,665歩(6.7㎞)早歩きしました🐢🌻🏃🍃 ♪♪ゼイゼイ… バタッ…♪♪ (←息切れしたウチ😱でもその後にブログ巡りの至福が待っている…🥕🐎)
💛夜は『差別が生んだ冤罪―狭山事件』(後編)の文字起こし(要約筆記)をしました。
今、ネット上でクルド人の方へのヘイトスピーチが酷くて、またそれらも「50代の人が主にやってるらしい」とちょっと聞いていて、ほんでウチは今頃「今年50代最後の年や」と気がついて、ほんで「そんなおかしな50代は一部の人だけやでぇ」ということで、最後にちょっともうひとがんばりして、声をあげ続けようかなという風に思いました💦🌸↓↓
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開催日:2024年4月6日(土)、場所:埼玉県加須市、テーマ:差別が生んだ冤罪―狭山事件 、主催:北埼玉地区狭山裁判石川一雄さんを支援する集い、発信:れのんのれ、出演:黒川みどり×石川早智子
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※部分起こし(要約筆記)
🌝31:38 黒川みどり・静岡大名誉教授、ご専門は日本近現代史・思想史・部落史、近著「被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件」(岩波書店、2023年5月):https://twitter.com/Midori0806
「犯罪の温床というまなざし」ということで
すけどもこれは1963年5月23日に石川一雄さ
んが別件逮捕された時の報道なんですけども
https://www.youtube.com/watch?v=jaJcaJKEg-Q
埼玉新聞(1963年5月25日)の見出しはご存じ
の方もおられるかもしれないんですけども
『環境のゆがみが生んだ犯罪ーいまだ未に残
る“夜ばい”用意された悪の温床』という事で
石川一雄さんの別件逮捕を書き立てています
この内容面についてもちょっと触れると新聞
では狭山の被差別部落についても「ベッドタ
ウンとして発展する一方で市内の中学生の半
数は中学を卒業して東京や付近の工場の工員
として実社会に出ていくそしてまだ農村部に
は“夜ばい”の習慣も残っている通りがかりの
女の子を冷やかしたりするのは日常的なこと
こういう犯罪が起こるのもさもありなん」と
いう風に地域のことを書き立てています更に
「さびれゆく基地(米軍ジョンソン基地)の町
のスラム地区とその周辺に広がる“茶どころ”
の 豊かだが閉鎖的な農村という対象的な二地
区がこの事件を生んだ土壌である」という風
にも書き立てていました
🌝33:11 黒川
そして6月20日に石川一雄さんが虚偽の「自
白」をさせられた際の東京新聞の見出しです
が『犯罪の温床 「四丁目部落」善枝さん殺し
の背景 捜査遅らす強い団結 復讐を恐れ一
般人の協力得られず』という風に書き立てて
これも内容面についてちょっと触れると「石
川を通して農村の下層階級の貧しさが大きな
社会問題として浮き彫りされた『親族で固ま
った“農村スラム街”との闘いが善枝さん殺し
捜査のすべてだった』と竹村狭山署長が言う
ように捜査難航のカベとそして犯罪の温床は
このスラム街にあった」という風に書きます
更には「ゆがんだ環境の中で育った若者が金
に困り周囲の好景気に反抗し刺激されて雪ダ
ルマ式に身代金要求婦女暴行殺人と犯罪を重
ねたのがこの善枝さん殺人事件だという人も
いるそうだとすれば第二第三の石川を生む悪
の温床は狭山にまだ残っているとも言えよう」
とこういう酷い記事が書かれていたというこ
とです他にも幾つかありますけれども代表的
なものをちょっとご紹介しました
🌝34:44 黒川
ただそういう被差別部落を「犯罪の温床」と
見る歴史は既に近代からずっと積み重ねられ
てきましたそれをちょっと簡単にお話したい
と思いますじゃあそれはいつ頃からかという
と実は私の見る所日露戦争(1904~)後に初め
て部落改善政策が行われた頃になるんですね
一応明治4(1871)年の解放令で被差別部落民
つまり江戸時代まで賎民とされてきた人たち
も全て平民になったつまり身分も職業も同様
にしたんですよねですから解放令は被差別部
落と部落外の線引きを一切クリアする筈のも
のだったわけですけれども社会の側が元賎民
だというような色んな理由を生み出して差別
してきたのが近代以後の今日に至るまで部落
差別だという風に考えられますしかし権力側
は一応を線引きをクリアしたのでこれまで特
別被差別部落を特定して何らかの政策を行う
ってことはなかったわけですけれども日露戦
争後に戦争には勝ったけれども賠償金をロシ
アから取れなかったことでその後の軍備拡張
競争をどうやって担っていくかというと国民
から税金を取るしかなかったわけですねそれ
で増税が行われそういう中で国民も疲弊して
いてまた国家に対しても様々な不満を持って
いてそれを立て直そうとしたのが所謂地方改
良運動と言われる全国的な国民統合政策でし
た具体的には税の滞納をなくすとか子どもを
ちゃんと学校に行かせるということを村村間
町村間で競わせて優秀な町村を表彰していく
んですねでそうするとそういう競争させた時
に被差別部落を抱える町村は被差別部落が足
を引っ張るということでそういう困難な村と
して被差別部落が浮かび上がってくることに
なったわけですでこの被差別部落をどうにか
しなければならないということで行われたの
が先程言った部落改善政策ですそういう中で
先駆となったのは三重県でしたが治安対策の
観点から元警察官僚だった警備局長の人が三
重県の自治体にやってきて「貧民が多いのは
被差別部落だ被差別部落が犯罪の温床だ」と
いうことを言っていち早く部落改善政策をや
っていくことになったわけですねそういう中
で被差別部落は炙り出されてきましたという
ことでこの辺りからやっぱり「貧民の多い被
差別部落は犯罪の温床だというまなざし」が
向けられるようになりましたそれがずっと歴
史的に延々とあるということですねこれがま
ず1つです
🌝37:54 黒川
https://www.youtube.com/watch?v=jaJcaJKEg-Q
それからもう1つ述べておきたいのは米騒動
の時ですそこでもやっぱり「被差別部落に犯
人がいるんだ 被差別部落は暴民なんだ」と
いう風に被差別部落がまなざされたというの
があります米騒動は1918年大正7年に富山県
魚津町の漁民の妻たちが立ち上がったのをきっ
かけに全国に自然発生的に広がっていきました
これは政府にとってはその前にロシア革命が起
こっていますから同様のことが日本でも起こる
んじゃないかと危機感を非常に煽ったわけです
ねそれでどうしたかというと政府はそれを食い
止めるために部落差別を最大限に利用しました
そのことはやはり強調しておきたいんですよね
🌝38:47 黒川
勿論一部の被差別部落からも米騒動への参加は
ありましたが立ち上がる要因が違ったと言うか
被差別部落の場合はまず農業から切り離されて
いる場合が多いので米の入手をしなければなら
ないわけですねでも経済的に困窮しているから
なかなか入手が困難であるということで更には
米の入手に困った人たちはみんなは地主や米商
人に嘆願に行くわけですけども被差別部落の場
合はこういう危機に際してはそこで「お前たち
部落民に分けてやる米はない」という風な差別
的な言辞が投げかけられるわけですからそれも
被差別部落の場合には米騒動に立ち上がる要因
になっているんですよね
🌝39:37 黒川
ただここにも大きな問題がありました例えば
米騒動の中で被差別部落の人たちが実際に1
割位役割を果たしたとしてその分だけ弾圧を
受けたのならこれは差別とは必ずしも言いき
れないわけですけど現実には例えば1割の参
加であったにも関わらずまるで3割~4割の
被差別部落の人たちが米騒動で役割を果たし
たかの如く非常に大きな割合で検挙され有罪
にされまたここでもマスコミがあたかも被差
別部落の人たちが中心になって米騒動を起こ
したかのように書き立てるということがあり
ましたやはりそれは問題があったと思います
🌝40:23 黒川
https://www.youtube.com/watch?v=jaJcaJKEg-Q
これは内務省の高官、事実上のトップの小橋
一太が言っていることなんですが要するに「
この米騒動はこれまでから差別に怨恨を持っ
ているそういうよからぬ暴民である部落民が
やっていることであるだから良識ある部落外
の人々はその誘いに乗って付和雷同して米騒
動に参加してはいけない」という宣伝をしま
したそしてこれはマスコミも各省庁もあらゆ
る所でこういう宣伝がなされたんですよねつ
まり体制の危機を乗り切るために政府は部落
差別を利用して民衆を分断したという風に思
いますだからこそそれ位の危機だったからこ
そこの米騒動の後原敬内閣は政党内閣を誕生
させられることになったこれは飴の方ですね
一方で部落差別を利用して米騒動のこの危機
を乗り切ったということですこのような形で
いざ体制の危機或いは利用価値がある時には
部落差別が最大限に利用され「部落民は暴民
である犯罪の温床だ」という風な宣伝がなさ
れてきましたこういう歴史の積み重ねの中に
この狭山事件はありそういう中で犯人として
の石川一雄像は作り上げられていったと私は
思いますではまた狭山事件の話に戻ります。
(つづく)
※続きはコチラからご視聴できます(41:45~1:19:31)
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※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=jaJcaJKEg-Q
開催日:2024年4月6日(土)
場所:埼玉県加須市
テーマ:差別が生んだ冤罪―狭山事件
主催:北埼玉地区狭山裁判石川一雄さんを支援する集い
発信:れのんのれ
出演:
黒川みどり・静岡大名誉教授、ご専門は日本近現代史・思想史・部落史、近著「被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件」(岩波書店、2023年5月):https://twitter.com/Midori0806
×石川早智子さん・「狭山事件」の石川一雄さんの仮出獄の2年後1996年12月21日にご結婚:http://www.sayama-jiken.com/
※動画の視聴urlはこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=jaJcaJKEg-Q
※関連動画のご紹介はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=6DDly1yKdRQ
石川早智子さん・「狭山事件」の石川一雄さんのお連れ合いさん:http://www.sayama-jiken.com/
※関連図書のご紹介はこちらです:https://www.iwanami.co.jp/book/b625285.html
「被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件」 / 黒川 みどり【著】岩波書店(2023/05発売)
※関連ブログのご紹介はこちらです:https://whimeda.muragon.com/entry/1597.html(前編)
http://blog.livedoor.jp/higurashi/archives/2062221.html
今年2024年の「5.23日比谷音に集まりましょう」の呼びかけビラです
石川一雄さんのメッセージ
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メッセージ
不当逮捕から61年を迎えて、長い闘いを振り返ると、狭山事件は部落差別の結果であるとはいえ、偏に私の社会的無知が原因で長期化に及んだ事が最大の原因と思うと、全国の支援者皆様方にお願いばかりして大変申し訳ない気持ちで一杯です。
言うまでもなく、私には「あきらめ」という言葉はありません。仮出獄して30年近く社会生活を送ってきたとはいえ、61年前に私に着せられた冤罪を晴らすまで全力で闘います。
然しながら、私や弁護人の力だけでは狭山の勝利はなしえないので、ペンを持つことがとても辛いのですが、再度皆さん方におすがりせずには勝利もかないません。ペンを持つ手は重くとも、私はこの第3次再審に命をかけていることをご理解いただき、重ねてご協力を求めずにはいられません。
今回は弁護人による東京高裁第4刑事部の家令和典裁判長、裁判官へ、新証拠によって有罪判決はもはや維持できなくなっている状況、および事実調べの必要性を説明するプレゼンテーション等も実現しましたし、これまでの家令裁判長の文献等を読むと、証拠開示に前向きな発言等もあり、期待と希望がもてると評価しております。また、近く袴田巌さんの再審無罪判決が出され、捜査機関による証拠ねつ造が満天下に明らかになることは間違いないと思われ、これを大きな力にして、私の冤罪を晴らすために全力で闘う決意です。
袴田さんだけでなく、大崎事件、名張事件、三鷹事件、日野町事件など、私も含めた冤罪者の救済を一日も早く実現するために、再審法改正、刑事訴訟法の改正も急務であります。
この第3次再審闘争において、再審無罪を勝ち取る、との石川一雄の最後の願いを叶えてくださいますよう、皆様方の最大限のご協力のほど、心から願っております。
2024年5月
狭山支援者各位
石川 一雄
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