一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2021/11/15(月曜日)から今日まで(5)





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11月21日(日)
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きょうは、ノー勉デー📖とプライベート・デーだったため、ウェビナーと

文字ブログ(?)は休みました。


満開のダイヤモンドリリーです🤩


葉が立ち上がってきた白菜です(^p^)


招き猫の福ちゃんです😍(※芸名・笑)


きょうの歩数は、27,750歩(20.3㎞)🤔








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11月20日(土)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日は少し忙しかったですが、夜はいつもの中華居酒屋へ。今日は土曜日、午後は難波のジムへ行って、夜は中華居酒屋で一緒になる近所の社長さんとREVOさんを予約してます。日曜日はフリーです。」


夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き。


「おかあさん こんばんは。きょうは、先月、松原の義弟ふうふと食べに行ったRevo (レボ)さんの『牡蠣チーズ焼き』の写メをお送りします😋全部で4品あるうちの2品目です。牡蠣と聞くと、私は『鍋』→冬を連想します🍲ちなみに息子氏は、豪華に『一人すき焼き鍋』とかやってるようです😋🐮まあ、作るのが簡単だから、仕方がないか?😉おやすみなさい😪💤」


それが済んだら、要事前申込のウェビナー2つと、申込不要のYouTubeライブ配信1つに参加しました。


一つ目のテーマは、「コロナ禍の保育園・学童・保護者支援」

(資料※⑦に質疑応答・全文の要約筆記を)


二つ目のテーマは、「まるごと高知県」

(資料※⑧にトークの部分起こしを)


三つ目のテーマは、「‘いいふうふの日’に考える“結婚の平等と自由”、主催:Business for Marriage Equality

(※資料と質疑応答・全文の要約筆記は、文字数オーバーの関係で、来週月曜日のブログに掲載します🙇)


※二、で紹介された高知県のお菓子と、「越境転職」の表です(^p^)

ミレービスケット                     


右表の②の右側に「七面鳥の…」とあるのは「しまんとターキー」のことだそうです(^p^)🎄🎅🎁

ちなみに、今、日本で七面鳥を飼育している地域を調べたら、高知県中土佐町大野見 以外では、北海道滝上町と、石川県輪島市だけでした🎄🎅🎁


高知県観光特使、南海キャンディーズの「山ちゃん」こと山里亮太さんのビデオを観せて頂いたのも、もちろん良かったです(^p^)



今夜は、天下茶屋のRevoさんの「牡蠣チーズ焼き」の「写メ」で「猫」と晩酌しました☕(笑)










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11月19日(金)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日は午前中に用事を済ませて、午後から難波へ。夜は焼き鳥でした。今日はいつもの中華居酒屋へです。」



夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き。


「おかあさん こんばんは。昨日はわざわざ本のお礼のメールをどうもありがとうございました🙇こんなん全然お安い御用ですので恐縮して頂くには及びません💪きょうは、先月、松原の義弟・義妹ふうふと行った天下茶屋ステーキ店、Revo (レボ)さんの「テールシチュー」の写メをお送りします🐮全4品の1品目です。「テールシチュー」はそのまま食べても、プレーンオムレツにかけても美味しそうです😋今、外を見たら、先ほど部分月食で1㎜ほどに薄くなった満月🌒が、ゆっくち時間をかけて本来の姿へと戻っていました🌕天体ショーは大昔の人もきっと見ていたのでしょうね🌖🌓🌒🌑今夜はお互い、素適な夢を✨おやすみなさい😪💤」



それが済んだら、要事前申込のウェビナー1つに参加しました。
テーマは、「婚姻制度における平等の実現に向けて」。


一橋大学アウティング事件



講師でパネラーの松中権(ごん)さんは、一橋大学(法科大学院)アウティング事件(2015)という大変痛ましい事件で母校の後輩を亡くされました。2年後、大手広告代理店の役員と、LGBT支援団体代表の二足のわらじから、LGBT問題一つに絞って活動を再開されました(詳しくは資料※⑥で)。


映画『愛と法』公式サイト|戸田ひかる監督作品

一橋大学アウティング事件は、ご存知のように、大阪・南森町の「なんもり法律事務所」の南和行(かずゆき)弁護士と吉田昌史弁護士が原告代理人を務められました。事件の詳細については、ウェビナー上でもじっくりご講演して下さいました(2021/9/8)。その時の資料を、一緒に資料※⑥のパネルディスカッションの全文・文字起こしの後ろに、追記させて頂きましたのでご参照ください。






今夜は、天下茶屋のRevoさんの「テールシチュー」の「写メ」で「猫」と晩酌しました☕(笑)








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11月18日(木)
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きょう木曜日は、ノーペン・デー🖊なので、メール・チェックとレターはお休みしました(笑)。


夜は、10,966歩(7.6㎞)の歩きをしー持って帰ってきて、スマホを開いたら、2件のメール着信がありました(以下、時系列で、備忘録として部分的に)。


「本買ってくれてありがとう 早いね さあどんなんかな?新作の本は買ってないし 気持ちなんか明るい感じ うれしい ありがとう」(お義母さんより)


「ばあちゃんに本送りました。消防点検、JCOM、洗濯、買出し終わりました。遊びに行きます。」(元ウチの人より)


「木曜日は メールは いらない」と言っていても、こうしてメールを貰えると、私のような人間は、「水を得た魚」になってしまいます(^p^) 


皇帝ダリア(2020/11/24夕方撮影)


その後は、要事前申込のウェビナー1つに参加しました。「中国を深く理解する」というテーマで、日本人と中国の人とが1時間以上に渡って対話されました。そのように理性的に対話されているのを見て、私のような人間は、じーんと感動してしまいました(偏見です)。
対話の要約筆記の全文を、資料※⑤に追記しました。



今夜は、サロックながたさんの「1人てっちり」の「写メ」で
「猫」と晩酌しました🍵(笑)









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11月17日(水)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日は、仕事終わってから、天下茶屋の鮨屋へ。ばあちゃんの本は買っておきます。明日は11時から12時まで点検で家で待機なので、洗濯済ませておきます。他に用事なければ、ゆっくりしてください。」


夜は、菟田野(うたの)のお義母さん(82)に、ラブレター書き(笑)。


「おかあさんこんばんは。きょうは、トウサン行きつけの居酒屋メニュー、「玉ねぎの丸焼き」の写メをお送りします。一人用の網焼き器はオシャレやけど、別にストーブの端っこの方にアルミホイルで包んで置いて、ほったらかしにしても、できそうです😆塩昆布かマーガリンをのせて、一人一個ずつ合計4個まるごとぺろっといきましょう😋まだ100本の苗を植えてもらったばかりなのに、気が早すぎ?😆おやすみなさい😪💤」


それが済んだら、要事前申込のウェビナー1つと、個人メディアIWJさんのYouTubeライブ配信1つに参加しました。


一つ目は、「徳島県神山町に2023年4月開校を目指す『まるごと高専』」について。


 


代表の寺田親弘さんは、事業が軌道に乗ったら、授業料無償化により起業家になりたいすべての生徒に門戸を開きたいという、大きな構想をもっておられました。詳細は資料※③に。


 



二つ目は、「差し迫った課題である『憲法改正草案』の『緊急事態条項』を憲法学者の著書で勉強する」。

  

カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』(1923,岩波文庫)

(小さくて非常に読みにくいですが、資料※④に他のスライドもアップしています)



『憲法改正草案』の全文は、ご存知のように、ネットで読めます。

https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf

『第九章 緊急事態(第九十八条・第九十九条)』は、その24~25頁目にあります。

https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf

私はまだこの段階です。ここから少しずつ、引き出しの中味を増やしていきたいと思います。




今夜は、大阪日本橋の黒門市場の南側にあるサロックながたの「サロック納豆」の「写メ」で「猫」と晩酌しました🥛(笑)









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11月16日(火)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として)。


「昨日は、家で一人鍋、あごだしつゆ鍋でした。木曜日は今のところ消防点検とjcom点検を11時から12時に終わらせて、難波でランチに行く予定です。」



夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き。


「おかあさんこんばんは。今日は、息子氏作の「チキンクリームシチュー」の写メをお送りします。美味しかったです😋家ご飯の写真はこれでおしまい。でもまた息子氏が正月帰省したら、奈良で一杯食べて一杯写真も撮れますね😋あと、本のご購入の件はそろそろ考えて頂けましたか😊メールでも電話でもいつでもお返事お待ちしています。おやすみなさい😪💤」



すると、きょうは、お義母さんから、返信を頂いたのです。


「本買ってくれるの

買いにと思ったらバスに乗ったりして

じゃあお願い

今日は玉ねぎ100本うえました

今野菜がいっぱいあるよ。

じゃあおやすみ」



メールが不得手で、この2~3年、殆ど打っていない義母です。すぐ返信を打ち始めて下さったとしたら、その所要時間は約45分でした…🥲ミラクル?!😻




その後、要事前申込のウェビナー1つに参加しました。
テーマは、「刑事再審法改正問題を考える」でした。



資料※②に、質疑応答と、亀石弁護士のご回答を追記しました。小・中学校時代、学校教育の全体に馴染めずあまり学校へ行かれなかったと言われる亀石倫子(みちこ)弁護士は、ご講演では殆ど、難しい言葉を使っていらっしゃいません。




今夜は、どこかの居酒屋さんの「玉ねぎの丸焼き」の「写メ」で
「猫」と晩酌しました🥛(笑)





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11月15日(月)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日は長時間ご苦労様でした。その後はミナミのジム行って、シャワー浴びて、少し仮眠して帰って、いつもの中華居酒屋でした。今週の木曜日は午前中に自宅の消防点検とテレビ受信点検があるので、終わってから遊びに行きます。土曜日は中華居酒屋で一緒になるKさんと天下茶屋のREVOに食べに行きます。日曜日はフリーです。」



夜は、菟田野(うたの)のお義母さん(82)に、ラブレター書き(笑)。


「おかあさんこんばんは😊。今日は、お家ごはんシリーズ・「家の餃子と親子丼と胡瓜の酢の物」の写メをお送りします。全3枚のうちの2枚目です。餃子焼きはウチのトウサンの専属です。餃子はスタミナがつき体も温もるのでこれからの季節は特に大助かり😋。あとは朝晩の冷え込み時などに部屋もよく暖めたら、W効果で風邪予防は完璧なのですが、おかあさんと私は光熱費にはお金をかけたくない「貧乏性」😉。お互い、息子氏世代(1998年生まれ)を見習いたいですね(?)。おやすみなさい😪💤」




それが済んだら、ジャーナリストで映画監督の三上智恵さんと、軍事評論家の小西 誠さんが手弁当でやっておられる「第4回島々シンポジウム、宮古島から琉球弧のミサイル要塞化を問う~」の要事前申込ウェビナーに参加しました。


 



資料のイメージ①に、「質疑応答」と、最後の7人の登壇者による「一言メッセージ」の要約筆記を追記し、合間に、きょうの話題にも出た前回の「第3回:沖縄本島から問う」(2021年9月12日開催)の資料を挟みました。

(※第1回:石垣島、第2回:奄美・種子島、第3回:沖縄本島、第4回:宮古島です)



「沖縄には、ぼら(保良)がある」(三上智恵監督)。

保良は、宮古島駐屯地の東部に位置する地区で、弾薬庫があり、昨日2021年11月14日、弾薬が搬入された時には、反対する住民が最後まで抗議したり、遠くから個人や支援団体の方が、この日に合わせて、宮古島に観光に訪れたりしていたそうです。自分は、ウェビナー等に参加して、来年以降も草の根で小さな支援を続けていこうと思いました。




今夜は、阪急淡路の千成さんのおまかせ握り6貫目/6貫の「?」の「写メ」で

「猫」と晩酌しました🥛(笑)


「出たー!はてにゃー!😱」「おさかにゃを化け物みたいに言っちゃいけにゃいにゃー!😿」










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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️





※①


緊急「島々シンポジウム」第5回のアーカイブが、YouTubeにアップされました(2021/11/16)



島々シンポジウム5 緊急 宮古島・保良 ミサイル弾薬の搬入を許さない!






2021年11月15日
オンライン・第4回島々シンポジウム―沖縄本島から琉球弧のミサイル要塞化を問う。
司会:

三上智恵さん(ジャーナリスト・映画監督)
報告:
下地博盛・元宮古島市議会議員
下地茜・宮古島市議会議員、下地博盛さんの娘さん
楚南有香子・てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会共同代表
近角敏通(ちかずみ としみち)・特定非営利活動法人いらうゆう代表
石井信久・「島じまスタンディング」メンバー

福島みずほ・参議院議員、社会民主党党首
解説 :

小西 誠さん(軍事ジャーナリスト)

ミサイル戦争の実験場と化した琉球弧



質疑応答:


>下地茜さんへ
宮古島の上水道は地下水に依存しており、自衛隊基地の建設による地下水汚染が懸念されることが前々から指摘されていますが、これに対する防止策は明確になっているのでしょうか?


>下地茜議員へ
日本全体のみならず地球の問題と考える故、「絶対反対」を前提にお伺いします。
大きな声で「反対」の意思表示をすることは大切です。一方で、反対の声が大きくなるほど、意固地になって力を強めていくのも権力です。むしろ、それを力に「分断」を進め、プロパガンダの威力が増していくという矛盾を感じています。下地議員から「宮古島の住民の多くが逡巡している」とお聞きして、下地議員も住民の1人として「分断」を気にされているように感じました。それを踏まえて、どのように住民の方々と「対話」していこうとされているのでしょうか? その思いは、僕たち内地の人間も共有できるはずです。「STOP」には日本全体の世論を高めていくことが不可欠だと思いますので、お気持ちをお聞かせください。


>下地さん、議会の構成を教えてください。久保。2~3年前に宮古島教会のオモウ&坂口牧師らと一緒に、保良でお父さんと話しました。


>仙台在住の者です。福島さんに質問です。同じ日本でありながら、憲法違反、法律違反、住民の安全無視を国自体が平然と行っていることに怒りを覚えます。遠方に住む市民が出来ることとして、市議会に意見書を出す働きかけが出来るのではないかと思います。実際に市議会が国に意見書を出した場合、効果は少しでもあるでしょうか?


>福島さんに。東海第二原発の水戸地裁判決のお話はわが意を得たりです。事故時に短時間で非難できる避難計画、体制ではないという運用差差し止め判決でした。小さな島に5万人が住む宮古、石垣が戦場となれば非難する方法はありえません。東海大にと同様の住民訴訟を起こすことは可能でしょうか。


>小西さんに質問です。
台湾を第一列島線に組み込むために台湾有事論があるとのことですが、台湾の若い世代は大学の教授クラスの人も自分が中国人だと思っています。なので、何かあれば抵抗運動すら起きずに台湾は中国になり、日本が戦争の最前線になるような気がします。


>小西さんへ、不勉強で基本的な質問ですみません。搬入されているミサイルの弾薬の種類というか製品名は分かりますでしょうか? 保管の危険性について調べたいのですが、、、



一言メッセージ:


下地博盛さん:
「とにかく関心を持って頂き、宮古島がどうなっている、保良がどうなっていると、すこし情報拡散していただければ、大きな効果がありますので、そのあたりをやらせて頂きたいと思います。
今後どうするかは、とにかくまだまだめげずに、抗議行動をやっていきたいと思います。
宮古島の状況を知って頂くことに、力を入れてをやっていきたいと思います
毎日毎日、沖縄の状況を、遠く埼玉で発信して下さっている方々のことを、本当にありがたいと思っています。 
そんな風に、輪が広がっていってほしいと思います



楚南有香子さん:
わたしたちが危険な場所にいなければならない国防のあり方を考え直してほしいなと思います。

ぜひみなさん、一緒にそういう国にしていきましょう。



近角敏通さん:
宮古島に観光で来ていただいたみなさんに、宮古島駐屯地の東側に、保良(ぼら)地区がある。

そこの弾薬庫に、とうとうミサイルが搬入されてしまったと知って頂いて

ちょっと集まりに立ち寄って頂いて、激励してくれるだけでも物凄く違うので

そんな風な応援をして頂ければと思います。



下地茜さん:
基地反対とかはいいにくいと思うんですよね。

外交で、対話で、解決できるようになって欲しいよねとか、

やっぱり平和がいいよねとか言えるような国になってほしいと思うんですね。

このことを言えないまま国が変わっていくのではなくて、

言えるような国に変ればいいなと思います。

反対する側も、誰もが言える言葉でやっていって、草の根で広げていく事が、大事なのかなと思います。



小西 誠さん:
年内はこれが最後かなと。

どういうテーマでやっていけばいいか、みなさまぜひアイデアをお寄せください。


三上智恵さん:
これは前例のないことではなく 同じ過ちを繰り返そうとしているのならば 

私たちは 本を読んだり 動画をみたりして 学ばなければならないと思います。




~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~
1.宮古島から 2.石垣島から 3.奄美・種子島から 4.沖縄本島から
琉球弧の軍事要塞化を問う

島々シンポジウムの全4回のアーカイブは、以下からご覧いただけます
https://shimajima-symposium.blogspot.com/2021/08/202191214001600.html
~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~





※②



2021年11月16日(火)
刑事再審法改正問題を考えるWEBセミナー(敬称略)PART1
講演:「刑事再審制度の基本」 ―大崎事件の審理をふまえてー
講師:大崎事件弁護団 大阪弁護士会 亀石 倫子
司会:
司法改革大阪各界懇談会 中村 英之
企画趣旨説明:
司法改革大阪各界懇談会 世話人 中村 英之

質疑応答・コーディネーター:
大阪弁護士会 司法改革検証・推進本部 事務局長 吉田 英樹
挨拶:
大阪弁護士会 司法改革検証・推進本部 本部長代行 坂本 団
主 催:

大阪弁護士会、司法改革大阪各界懇談会



質疑応答

>2014年にフランスで再審法が改正になったと聞きますが日本で参考になる点はありますでしょうか?
>検察は冤罪を作出した犯人なのであって その犯人が再審を妨害できる仕組み自体が間違っている。
>再審決定に対して、検察が抗告する権利があるというのは、どう考えてもおかしいですね。高裁で再審決定が出たにも関わらず、最高裁が覆すというのも解せません。アヤ子さんに無罪判決を勝ち取ってあげたいと思いました。
>検察側は税金で証拠を調べて、出したい証拠だけ出す。弁護側は、お金が無いと新証拠を出すなんて難しい。厳しいですね。

>長引けば長引くほど、どうしても関心が薄れてしまう。でもこれって人権問題としては最優先事項ですね。



亀石倫子弁護士のご回答


「大崎事件」は
3回も再審開始決定が出ているのに
上の裁判所が再審を取り消していて
こんな事件、他にはありません。
2019年6月には、まさかの最高裁が再審開始決定を取り消してしまって
この時には 私は、日本の刑事司法にはもう希望が無いと凄く衝撃を受けたんです。


でも、弁護団は、4回目の再審請求をすると決断したんです。
私は、94歳のアヤ子さんが、鴨志田先生が裁判の報告に見舞われるたびに
「再審」や「無罪」の言葉に表情が変わられる。思いが強いと分かるのを見ていたんです。
だから、「アヤ子さんが94歳になった今も無実を訴えているのに
弁護団が諦めるわけにはいかないじゃないか」という思いで
弁護団は、4回目の再審請求をすると決断したのだと分ったんです。
それで、私も「大崎事件」の弁護団に入れてくださいと、鴨志田先生にお願いしたんです。


94歳のアヤ子さんに、「再審」や「無罪」を勝ち取って頂くためには、
国会議員は 優先順位の高いものからしか なかなか動いてくれないので
積極的な議員に訴えて やっていくしかないかなあと思います。


日本の刑事司法改革の遅れの原因は、世の中の関心が低いこともあるし、国会議員の優先順位が低いこともあると思います。 


それから、大崎事件も、4回もの再審請求をするとなると
新証拠にあたるものを そのたびに探さなければいけないし 提出しなければいけないし


「大崎事件」はクラウドファンディング2ヶ月で目標額の1千万円を越える寄付が集まって
その寄付で①3Dアニメーションによる事件の再現や、②「それでもボクはやってない」の周防正行監督にメガホンを握って貰って、俳優さんによる事件の再現が実現したんですけれども
それだけお金がないと 再審請求できないのかというのが そもそも問題だと思います。


鹿児島のメディアは、「大崎事件」のことを、本当に熱心に取材や引き継ぎをされていて
それが、大阪に住んでいる私には全然伝わっていなくて、
私は「大崎事件」のことを知らなかったことがショックで
何か新しい発信の仕方が提案できないかと思います。


このコロナ禍で、ウェビナー・ライブ配信ができたり、YouTubeでライブトークができたりと 色んな発信はできるようになってきたんですね。


でも、それが再審開始の大きな動きには まだまだ足りないのが 私や日弁連としての課題です。


裁判官の当たりはずれ やっぱりあったりするわけで、
私たち弁護団も、どの裁判官が事件を担当するかで一喜一憂したりしていて
裁判官格差はそれくらいありますよね。
そこの格差をなくすための一歩として、法律改正があると思うんですけれども、
裁判官も国民審査の対象になって評価される必要がありますよね。
評価される機会を増やさないとと思います。


私なんか あまりにも 弁護士じゃない人が見ても 酷いと分る判決を貰った時は
帰ってすぐに、ネットで「凄く酷いから読んでくれ」みたいな感じで、自分から公開しちゃうみたいな(笑)





※③


2021年11月17日(水)
トピック:第69回 起業家が創る人間の未来を変える学校〜神山まるごと高専(仮称)
講師:寺田親弘・Sansan株式会社 CEO / 神山まるごと高専(仮称/設置構想中)理事長予定


質疑応答:
>既存の国立高専との連携の構想はありますか?
>学費はいくらを想定していますか。
家庭環境に関わらず通える応募できる学校を作ろうと思っています
>学費はどれ位を想定しているのでしょうか?、あと新規の大学を設置するという選択肢は当初考えなかったのでしょうか?
>文科省と交渉していくに当たって色々とご苦労があったと思うのですが、大きなバリアとなったのはどういう点ですか
>石川県の私立高専「国際高専」に子供が通っています。英語で授業を行う高専、という新たなカリキュラム、そして全寮制へ移行してから4年が経とうとしていますが、まだまだ生徒は思うように集まらず、発展途上の印象です。国際高専の一番のネックは高額の授業料だと思いますが、神山まるごと高専は、授業料はリーズナブルに抑えられるのでしょうか。もし生徒が集まらない場合、どのようなビジョンをお持ちなのでしょうか。
>大変興味深く拝聴しました!高専ということですが、「テクノロジー」「デザイン」等は、リカレント教育など社会人向けにも需要がありそうです。大学院大学等への展開は視野にありますでしょうか?
>神山町が、他の過疎地域と決定的に異なる点、他の地域にはないリソースは何でしょうか。
>このような新しいコンセプトに基づく学校を作ろうとしたキッカケは何ですか?それは日本特有の理由ですか?海外にも存在する理由であれば先行事例はありますか?
>問題集(学校・塾)などの出版販売をしている企業の者です。どのような人材を社会に送り出したいか、育てたい人材像が理事長の中にありましたら教えていただきたいです。聞き逃していたら申し訳ありません。また抽象的な質問ですいません。
>高専などは女子学生の比率が小さいですが、多くするための施策などはお考えでしょうか。
>学生の集め方でなにか特別な構想はありますか?
>2018年からスタートして、卒業生が出るのは2028年、社会で活躍するのは2038年・・・という、20年プロジェクト!「モノをつくる力で、コトを起こす」「課題しかないけど、やるしかない」とても素晴らしくて、ワクワクします。以下、言わずもがな・・・の質問で、恐縮ですが、Q: このモチベーションを生み出す元はなんでしょうか?Q: いろいろな人たちを巻き込み、さらに企業の協力を得ていくのは簡単ではないと思いますが、そのストラテジーとしては何がありますか?


~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~
神山まるごと高専(仮称) | テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校

https://kamiyama-marugoto.com/
各種SNSへのリンク
https://lit.link/kamiyamakosen
フードハブプロジェクト かま屋
http://foodhub.co.jp/
Makuake(クラウドファンディング応援サイト)で21億円の資金作り
https://www.makuake.com/project/kamiyama-marugoto/
~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


寺田親弘さんの回答:


Makuake 応援購入プロジェクトは 1,000人が先輩になってくれて 

六千万円近く集まる
 残りは 企業25社の応援で 21億円の資金作りを達成
生徒集めは 40人×5学年の全校生徒200人
卒業生を世にお送り出し 企業を見届けるまで 2038年プロジェクト 
神山から未来のシリコンバレーを生み出したい


教育とか学校を作るのは現役引退された人の事業のイメージ

 まだまだ野心野望満タンな未完成な大人がやる事に意味があるんじゃないかと
伸びしろとして思うのは 54個ある高専で担ってくれることを

もうちょっとソフトよりにシフトしてもいいかなと  


神山町にこだわった理由は 
自然との組み合わせが 何かみなさんとの琴線に触れているのではないかと

渋谷とかだったら だれも見向きしてくれなかったと思います


大学を作るだとふーんでおわってしまう
高校作るだと大学進学率は?となる

高校だけでいいじゃんとはならない

高専作るだと一番特色が出しやすい


高校を選ぶ段階で子どもはちょっと意志が入って来る 

自分の可能性にかけたいと思うようになる


だれもがやってないものに惹かれる
気をてらっているわけではないけれど


作ろうと思ったきっかけは

「こういうのあったほうがいいけどないよね」でやってきました
外国の例ではミネルバとか普通に面白いかなと思います


生徒の半分は女性になるといいですね

女性に人気のある高専にしたいですし


無償化できないかは 大きな構想になりますけれども
そうすれば 高専のインパクトは強くなるかなと思います


モチベ維持は まず巻き込む 成功させるしかない状況に自分を追い込む
神山町のふるさと納税 受けたいですし
話題に載せて頂くことが 一番我々にとっては応援かなと
とにかく奇跡の学校作りたいなで
大きな構想としての奨学金制度を作って 環境に左右されずに集まってきた彼らが企業していく
それがいつか達成できれば 日本の社会にとって 意味があるかなと思っています






※④


2021年11月17日(水)
IWJ代表岩上安身さんによるインタビュー
ゲスト:早稲田大学教授 長谷部恭男氏(収録日 2017年9月25日)再配信


~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~
日本国憲法改正草案(全文、2012年4月27日発表)
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
  第九章 緊急事態(第九十八条・第九十九条)
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf
日本国憲法改正草案Q&A(増補版)
https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/pamphlet/kenpou_qa.pdf
~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


今回の総選挙でついに全国民に差し迫った危機が.

自民党改憲草案の緊急事態条項は戦前の国家総動員法の起動スイッチ

 衆院解散で「ナチスの手口」がいよいよ現実に

そうならないように

※長谷部恭男教授のご著書のご紹介です

~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~
長谷部 恭男『ナチスの「手口」と緊急事態条項』(集英社、2017年)
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0896-a/
~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~




※⑤


2021年11月18日(木)


中国を深く理解する方法としての「革命―ポスト革命」
(作为深入理解中国方法的“革命-后革命”)


報告者:賀照田・中国社会科学院文学研究所研究員
     ※お名前の読み:ガ・ショウデン、英語表記:He Zhao-tian.


司会:鈴木将久・東京大学人文社会系研究科教授


コメンテーター:石井剛・東京大学総合文化研究科教授


主催:東京大学ヒューマニティーズセンター
共催:東京大学東アジア藝文書院 



※要約筆記


石井剛さん


きょうの講演は 時代に危機感を感じていて 

それに対する彼の試みだった
自分と共通しているものがあった


自分が 危機感はあっても 虚無感には まだいたっていないのは
賀照田さんのような人が 中国にいることが
大きな力になっている
きょうは若い方 海外の方 色んな方が来ていることも そうである
こういう場所ができたことで ぜひ一緒に議論してみたいと感じている


日本の中国研究が どれくらい 中国を理解出来ているか 
私自身 かなり反省する所があるかなと思っている


例えば 概念の共通性と差異をどういうふうに理解するのか
このあいだ 中国で 歴史決議があった
その中で 「中国共産党は・・・全人類の共同価値観である」と
また「人類の進歩の流れをリードしていきたい」と
この言葉です


日本でもおなじようなことがある
普遍的な価値だという概念をかかげている
当然 中味は同じではない
もちろん 世界全体に 同じようなことがある


少なくとも 中国で 革命が成功した10~20年のあいだ
日本と中国は 国交さえ なかったけれども
我々は 共通の努力をしていたはず
そういったことで もう一回 交流できないか


今日議論したいのは 例えば「革命」という言葉
確かに 文革の前・後で 「ポスト革命」の表現に変わっている
中国の憲法を引用して こういう言い方をしている
中国文明の中には 革命が含まれていると
だとすると 革命とはどういうふうに考えればよいか?
というのが 私からの提言です


例えば 賀照田さんの本を見てみると
階級闘争・侵略に対する反抗・大衆路線・人民 という概念
そういうふうなものが 革命を構成するとある
それでは 今いったい それらは どこへいってしまったのか?
なくなってしまったのか?
なんらかのかたちで 存在しているのか?

きょうは これくらいにしておきたいと思います」




賀照田さん
「私と石井さんは とても経歴が重なっている訳ではないのに 
これほど 長い間 交流が続けられているのは
同じような 時代の危機感を感じているからだと思います


それに対して 石井さんがやっておられるようには 
私自身は小さい事しかできていません 


日本は様々な蓄積を持っていると思います
それをつなげ 組織することができればと 私は楽観しています


石井さんが 過去20年の日本の中国研究のことを言われました
私自身は力が足りていないかもしれませんが
日本は蓄積があると信じております
問題は今 それに力をそそぐべきかということだと思います
そいう言う意味で 今日がそのきっかけになればと思います


革命には 中国は 伝統的に決まった意味があります
毛沢東は マルクス主義を基本としている
農民には 反抗の伝統があります


革命と、その後のポスト革命が よいものか 私には分かりません
鄧小平が混乱をもたらしました
彼の意識の中では 生産力を発展させてこそ革命を起こせるとなっていました
発展政治学の立場からは 革命は あまりいい意味ではなくなっています


かつては ポスト革命に 特別な意味が与えられていました
私自身は 起点ではあると 理解しています


言葉を使う時 どのような観念かを 明らかにする仕事は まだ十分ではないと


「新時期」について考えてみましょう
77年からと言われていた
その後、76年からと
時間のスタートが違う


改革・解放 の言葉は 86年か87年になってからです 80年代後半です
しかし 習近平になって それらの語が 新たな意味で使われ出したと 危惧されている


状況がよいとは? よくないとは? について 今考えています
或いは 戦争の問題で必ず出てくる 民族 についても 


最後に述べたいのは 
石井さんの活動や ヒューマニティーズセンターのこのようなセミナーに 
私は 非常に期待しているということです


というのは われわれの感じている圧力は みなさんの想像を絶するものです」



Q&Aに答えて


鈴木将久さん
「歴史決議について いろんな評価が上がっているが これを どう考えているか?
 かつての鄧小平時代のように 何か影響があるだろうか?」


賀照田さん
「歴史決議は 申し訳ありません 実はまだ読めていません
おそらく 細かく読むと何か重要な事が読み取れると思います


2018年に 習近平が言いました 
その時代には 改革・解放 の言葉は まだ使われていないと


新時期 の言葉に対しては 批判・検討がありました
批判は もちろん あって当然です
新しい時代によって 次の時代に変えうるのだという考え方です


鄧小平は 56年に確かに
解放闘争を無くそうとは言わなかったけれども
これからは経済の建設が大切だと言いました


習近平は「偉大なる闘争」を第一の目標に置くと はっきりと言いました
そうすると われわれが 闘争に入るという感覚を 持っていないとすれば
彼は どうすればよいか?
このへんが 今後の中国を考える時 重要になってくると思います


もうひとつの手掛かりは
過度に誇っている人間を 中国では 国家主義といいます
それを 全部否定することは無いと思います
問題は いまでも 中国は 国家主義を持っているだろうか、です


能力のある人を選ぶ伝統が 中国にはありました
それが 今は弱まっているか
これらからも 中国を見る時の手がかりが 見出されると思います


この間の変化を考えるときに 
知識人の責任についてですけれども 当時の運動などをみると
習近平はほんとにやろうと思っていたと思います


しかし問題は 彼の思う大衆路線が 今と結びついていない
例えば 彼の周辺に 知識人がいて 伝えることができないだろうかということ
残念ながら 知識人は 批判だけしていて それができていませんでした
今 現在 中国で政治が失われているのは 知識人の責任にも 関わることではないのか?
そのへんが私自身の反省でもあります」


石井剛さん
「また続けて こういう交流をしていきたいなと思います」








※⑥


2021年(令和3年)11月19日(金)
「婚姻制度における平等の実現に向けて~「同性婚」を考える~」
第35回近畿弁護士会連合会大会シンポジウム(第1分科会)
開会の挨拶:村瀬 謙一・近畿弁護士会連合会常務理事
基調講演1:
渡邉 泰彦 氏(京都産業大学法学部 教授)




基調講演2:
松中 権 氏(特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ 代表)



パネルディスカッション
パネリスト:
渡邉 泰彦 氏
松中 権 氏
コーディネーター:南 和行・なんもり法律事務所弁護士
※角崎 恭子・弁護士、大阪弁護士会に変更
閉会の挨拶 :大畑 泰次郎・近畿弁護士会連合会大会シンポジウム第1分科会実行委員会委員長
司 会:渋谷 有可・弁護士、大阪弁護士会



※【講演・パネルディスカッション】 渡邉泰彦氏 × 松中権氏 

要約筆記


渡邉泰彦・京都産業大学法学部教授
日本は 親権には 非常に厳しいところがある
日本で同性婚が認められるのは
欧米とは違う動きを していかなければいけないかなという気はしています
この取り組みには ゼロから一を創る人の凄さがあるなと
現実にされている方のすごみ・バイタリティーのおこぼれでもいいから 
その力を頂けていることが こういう機会を得た私の役得かと 思っております


どうしてこういう研究始めたか
この研究はドイツで最初出てきた
「同性カップルの研究は伸びない」と 私の一世代上の人は 1990年代 良く言われた
私は その点 運が良かった


松中権・ Marrriage for All Japan(結婚の自由をすべての人に)理事


まず 留学時代 メルボルンに 
ドメスティック・パートナーシップに取り組んでいる人たちがいて
凄く良く耳にして えーっという感じでした
自己紹介をする中でも どこから来たんですか で済まずに
どこ出身 ルーツはどこなのと 尋ねられる
背景には ミックスなカルチャー・多様性が染み渡っているから 
そういう議論ができるのかなという 気がしました


2013年 アメリカで 初めて LGBTQと人権のテーマで 取り組みに参加させて頂いて 
色んなところを見て
結婚だけでなく 子どもを育てているカップルが いたのが 印象的でした


マリッジフォーオールジャパンを立上げる時は 一番最初 正直 僕は 躊躇しました 
周りからどう見られるのか
まだ フォビアが 僕の中に埋まっているものなのか 
それとも 日本の社会の中にあるものなのか
その時に 弁護士の方々にあって 色々 これは権利であることを教えて頂きました 


渡邉泰彦
日本は 若い世代に 大きな動きがあります
ただ 海外と比べると 差は 大きく広がる一方です
ドイツが1990年代半ばにやっていることを 日本は2021年にやっているんですね
昔だったらいたような 俺は嫌だという視点や 誤解で反対するような人が 
日本の若い世代では いなくなったと感じています


松中権
中学、高校で 話をすることがあるんですけれども
講演が終わった後 やって来て
真剣な顔をして なんで結婚できないんですかと 聞いてくるんです


渋谷でパートナーシップ制度ができたことが この子たちには もう
結婚できるのが当たり前になっている
今 私たちのやっているイベントも 中高生たちが 見に来てるんです 
先に 子どもたちが動いて それにアワアワしているのが 
大人たちなのかなと感じています


渡邉泰彦
パートナーシップ制度は 1990年代は それしか選択肢がなかったから 
現在 婚姻との関係の中で それはをどうとらえるのかになっています


同性婚にいきなりいくのは 社会が心臓麻痺を おこすかもしれない 
過渡的な制度であると
でも わざわざ作る必要があるのかな という気が私はしています


同性婚の法律を作るのは 実は 簡単だからです
距離感や 社会にあるアレルギーを減らす 
それをやれば パートナーシップ制度は 必要が無いと感じています


フランスの婚姻は かなり 権利義務が 定められています
日本の場合 婚姻から パートナーシップ制度を 引いたら 何が残るのか?
非常に難しい過渡的なステップは もういらないと思います
もしも どうしても必要とおっしゃる方がいるなら 別に反対はしませんが 
それが私の立場です


松中権
結婚することによって 何が保障されるかを 
みんなが 学んでないから 知らないから
謎の想像力が働いて 
同性婚を認めたら 社会が崩壊してしまうとか 
みんな思っているのかなと 感じます


>日本の場合 婚姻から パートナーシップ制度を 引いたら 何が残るのか?
医療保険が残る(笑)冗談です


渡邉泰彦
同性婚を認めることは
婚姻制度自体が完ぺきでない中で
「不利益」を含めた上で それを呑み込んだ権利を 同性愛者に与えることです 
何も 傲慢なことではない
同性婚を選ぶ・選ばないの権利は あくまで 同性愛者にあるものです


婚姻制度の「不利益」を、その問題を 
(同性愛者と異性愛者が)一緒に考えていくこと
同性婚を考えることとは それ以外の何物でもありません


様々に多様で親密な関係があることを踏まえた上で
すべてのカップルが参加して 考える機会を与えるかどうかは
大きな視点で 議論していく必要があるし 自立性を担保する
そこは 法が犯す領域ではないと思っています


松中権
高校生ぐらいに 自分で自分を承認した段階で 
結婚はないという道を生きていくと 単純に思っていました 


今は本当に 同性婚ができないことによって 命を無くしているひとがいる 
それが根っこなのかなと思っています


結婚制度を 解体するも 存続するも みんなで考えればいいと思います
婚姻制度の「不利益」、不備の問題を 知らないで議論が進んでいることが 
ちょっとこわいかなとは 思います


渡邉泰彦
私自身は 同性婚は 民法典に定めた方がいいかなと思います 
諸外国は 民法典の外に出したんですね
同性婚の法制化のスタンスの問題です
原則論は 民法典でやるべきかなと思います


松中権
今は(LGBTQが.認知される)過渡期にあるので なるべく分かり易くと 
「同性愛者は結婚できないから同性婚を」という訴え方をしていますが
本当は 「結婚における平等の実現を」に近い言葉で 発信したいのです
「同性婚」は 便宜上の言葉です
法律の規定としては 両性の合意じゃなくて 両者でいいんじゃないかなと思います


渡邉泰彦
生れた時から 同性結婚ができる国で暮らす若い世代の彼らにとっては 
え?できない国があったの?なんですよね


松中権
裁判の動きについて
マリッジフォーオールジャパンは こういう方向で行くという団体ではないけれども
今後 漏れ聞こえてくるであろう意見として言うと
札幌判決は 札幌で出たから 影響があると ないの 両方の意見が出ていて
蓄積されている明かなことと かけあわせて
今後 ポジティブな方向に向かってほしいと思います


渡邉泰彦
日本の場合 家族法は 20年以上 欧米から 遅れているところがあるので
そういう中で あまり楽観的にみることはできないのかなと
でも これだけ 20年で変りましたし
足場を元に 次にジャンプできる状態かなと思います


立法自体は こういうことを言っていいのか
10月の頭くらいに 学会の天上界の人に 下界の人間が呼ばれて 
ドイツの状況について教えてくれと言われて 話しました
日本の場合は 数年のうちに パートナーシップ制度の方は 動かそうとするのかもしれない
異性と同性 両方使えるものを めざしているのかもしれない 
ちょっとこれは分りません


いろんな動きが 現在あります
2020年代半ばから 後半くらいに もしかしたら 形になっていくのかなと


最高裁の合憲・違憲判決は ひっくり返すのに 20年ぐらいかかると よく言われました
しかし 現在は 昔ほど 時間がかからないかもしれません
沿いう言う意味でも 大きな試金石と 私は見ております
生きている内に 自分が研究しているものが現実化するのを 見てみたい が 私の感想です


松中権
それぞれの持ち場で できることをやっているだけでなく
結集しないと この山は崩れないのかなと思います
ぜひ 一緒によろしくお願いします


閉会の挨拶 :大畑 泰次郎・近畿弁護士会連合会大会シンポジウム第1分科会実行委員会委員長
同性婚の法律が 諸国で次々出来ている中で
日本の動きとして 生身の当事者のリアルな生活があることが ご紹介されました


じつはこのあと 近弁連は 大会があります
その中で 同性婚の違憲状態は解消すべきであるとの 提案がなされ 審議されます
無事採択されましたら 全国で2つ目の決議となります
一つの足場になるのではないかと
1歩でも 前に進める事を信じまして 閉会したいと思います






2021年9月8日 (水)
大阪大学・人権問題に関する啓発行事
テーマ:
誰にも共通するSOGI(性的指向と性自認)の人権
~他の人の「属性」よりも、まず自分の「属性」を言葉にしよう~
講師:
吉田昌史氏(体調不良の為欠席)
南和行氏(なんもり法律事務所弁護士)
司会:
原田・人権問題委員会委員長
挨拶:大久保邦彦・大阪大学大学院国際公共政策研究科教授




※⑦


2021年11月20日(土)
シンポジウム「コロナ禍における保育・学童保育と家庭支援」
パネルディスカッション・質疑応答
パネリスト:
・林 小夜子 氏(社会福祉法人名古屋新生福祉会理事長)「保育園の現状~コロナ禍で浮き彫りになった課題~」
・池本 美香 氏(日本総合研究所調査部上席主任研究員)「海外の家庭支援~コロナ禍におけるニュージーランドの取組から~」
・丸山 啓史 氏(京都教育大学教育学部准教授)「保育・学童保育のための費用負担に関する問題」
コーディネーター:
・鈴木 愛子 弁護士(日弁連貧困問題対策本部委員・愛知県弁護士会所属)「学童保育の現状と課題」
シンポジウム提言:藤井 豊(弁護士・日弁連両性の平等に関する委員会委員・京都弁護士会所属)
開会挨拶:土井 裕明(弁護士・日弁連副会長・滋賀弁護士会所属)
閉会挨拶:吉田 雄大(弁護士・日弁連貧困問題対策本部事務局長・京都弁護士会所属)
主催:日本弁護士連合会



要約筆記
パネルディスカッション・質疑応答 


>ニュージーランドとの違いとは?
池本 美香 氏
保育園は 学校教育の体系の中にある
子どもにおかしいところがあると思ったら いろんな機関の人たちが 会議をやって 

他の部署とチームを組んで 支援して貰う
全部が全部 保育園で解決しなければいけないというのではない
一体となって支援している
親が不安を持たないとか 何をしたらいいかのアドバイスをしたりとか
保育者の観点から アドバイスできることはしている
保育園にいつも親の出入りがあるところが 日本との一番大きなちがい
保護者はいつも学校にも保育園にも居る


>保護者会のメリットとは?
林 小夜子 氏
15年やってきたが 執行部の方たちにずっと支えられたこと
保護者目線のアイデアは必須だと思うので
保護者の運動会参加がプログラムに入っていると 子どもたちが 拍手喝采するということがあった
保育士だけでは足りない時に 校外学習で お父さんのかっこいい所を見せて頂いたり
保育園は 企画はしますが
子どもたちは 切れ目のない育ちをしますので
保護者会が続いて 関わっていくシステムがあるのは 大事な事だと思います
保護者の方の お迎えの時間によって なかなか時間が合わない
誰々ちゃんが叩いたとか こんなことがあったかもしれないねとか 情報交換をすることは重要
でも 保護者同士の 顔が見えないとなると 保育園が 関係づくりを
そのために できるだけ 情報配信をする努力を 今しているところです


>学童保育に関して
丸山 啓史 氏
自治体任せがかなり大きい状況について 考えていく必要があると思います
僕自身は 子どもの貧困に関わる都道府県ごとの調査の仕事をしたら 

学童保育の事を見ざるをえなくなって 関わる事になりました
一部の都道府県しか 学童の事は盛り込まれていないし
調査の対象にしていないところもあったりで
もう少し 関心をもつ必要があると かんじているところです


鈴木 愛子 弁護士
調査がされてなくて 問題ゼロと されているところもある
実態把握することの必要性を 訴えて行かなくてはならない
そこからが 出発点と分かりました


>事業所の運営に関して

鈴木 愛子 弁護士
最終的にはどうしてもお金の問題になってきていて
ただどうしても日本ではそのたびに申請しなくては
申請の上手い・下手により 降りる予算のばらつき・不公平がある
保護者のやりがいだけでやっていては埋められない不公平感の軽減についてどうすればよいか?


池本 美香 氏
保護者のやりがいだけでやっていくでは どうしても回らなくなってきたし
当番ができない時には お金を払うとか
保護者が先生役をしていたが 外から雇うとか せざるを得ない状況にはなっているが
やっぱり お金勘定はしないけれども 親が参加する運営委員会の設置を義務化するということを 

カナダなど諸外国でやっているように 日本も
レベルは色々あるが 制度を作ることや 予算措置が必要なのかなと






※⑧


2021年11月20日(土)
「高知でできる暮らし・コト オンラインセミナー」
□ 第1部 豊かな自然と便利な暮らしを両立したい
□ 第2部 自分時間を満喫したい
□ 第3部  のびのびと子育てしたい
□ 第4部 地域おこし協力隊隊員数全国No.1高知県で地域を元気にする 
コンセルジュ:廣瀬さん
ゲスト:庵原けい子さん
ファシリテーター:遠藤さん
□ 第5部 心機一転!一次産業にチャレンジする
コンセルジュ:杉本さん
ゲスト:長瀬実さん
ファシリテーター:遠藤さん


□ 第6部 越境転職で自分の可能性を探る
講師:吉井裕之さん
ファシリテーター:遠藤さん


>先輩としてチャレンジを考えている人へのメッセージを
長瀬実さん 
林業:あこがれだけで この世界に入ってしまうと 
違いが大きくて…という人は多いんですね
マイナス面も 事前に情報を取って
相談できるところがあったら どんどん相談して 

前に進んで貰えばと思います
やめるのは 失敗したわけではないと思うので
別の道に進んでいって貰えればと思います
あまり恐れずに チャレンジして貰えればと思います


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