Xでの部落差別の語り方🎵😹えん罪の仕組みと共に(※実学No.25,B.D.+222)


部落差別の発信を考える


今日は、Xでえん罪をなくすための発信をしながら、ちょっと気づいたことがありました。


それは、「部落差別をどう伝えるか」についてでした。


今日は、それについて、ブログでお伝えします。



このテーマを考えたきっかけは、2つの気づきでした。


まずは、えん罪の問題についてでした。


狭山事件はとても大事な事例ですが、袴田事件のほうが多くの人に知られています。


えん罪の主な原因は、証拠の隠蔽や裁判の不透明さといった仕組みの問題だと、あらためて感じました。


この仕組みを今きちんと整理しておかないと、差別のことを伝えるのもわかりにくくなると思い、今回向き合いました。


二つ目は、Xで部落差別のことを話す難しさのことでした。


短い投稿では、差別の話が誤解されたり、議論が過熱したりしやすく、課題が多いです。


これをどう越えるかは、えん罪だけでなく、色んな人が差別のことを正しく伝える上でのヒントにもなると感じました。


それでは「Xで 部落差別を どう発信すればいいか」について考えたことを、以下にまとめます。



部落差別を巡る発信の課題


狭山事件というえん罪事件を伝える時に、部落差別のことをどう話すかは大きな課題です。


狭山事件(1963年事件発生)では、部落への偏見がえん罪を重くしました。


警察が「部落の人は怪しい」と決めつけて、証拠を無理やり作った疑惑があります。


例えば、万年筆という証拠は、ねつ造だと言われているにもかかわらず、60年以上も隠されて、真実がわからないままです。


この話は、偏見が正しい裁判の妨げになることを教えてくれます。


でも、Xの投稿は短くて、部落差別のことを全部説明するのは難しいです。


例えば、「狭山事件は、部落への差別・偏見が原因」と書くと、読む人によっては「部落の人が悪い」と間違って受け取るかもしれません。


2024年のXで、「部落差別の歴史」に関する投稿に「部落は怖いところ」という誤解のコメントがついたことがあります。
部落に対する偏見が誤解を生んだ例でした。


こうなると、えん罪の仕組みや証拠の話は、もう届きません。


もう一つ、Xで部落差別の話をすると、「炎上」することがあります。


2023年のXでは、差別の投稿(「部落差別は今もある」と書いた投稿)に「そんな問題はない」「大げさだ」と反発する人が出て、話が愚茶愚茶になりました(反発コメントが100件以上つき、議論が止まりました)。


こうなると、えん罪や証拠のことを伝えたいのに、「炎上」の方に目が行ってしまいます。


そんなことで、読む人が嫌な気持ちになるのも避けたいです。


それから、狭山事件の偏見を強く話すと、「部落の人だけがえん罪になる」と思われる心配もあります。


例えば、狭山事件の差別・偏見だけが注目され、誤解を招いた結果、袴田事件や足利事件への関心が薄れたことがありました(2022年の事例)。



でも、袴田事件(2023年に無罪)や足利事件では、そういった偏見がなくてもえん罪が起きました。


だから、すべてのえん罪を伝えるには、偏見の話と、証拠が隠される仕組みの話をうまく合わせなければいけません。


そこで、Xでは「偏見がえん罪を重くした」と簡単に触れて、あとは、証拠が隠された話を中心にしようと考えました。


例えば、狭山事件なら「万年筆の証拠が隠されて、真実がわからない」と伝えます。


こうすると、誤解や「炎上」が減り、読む人にえん罪のことが届きやすいです。


もしXで差別の投稿を見たら、「証拠の話と一緒に考えるとわかりやすいと思います」とコメントするのもいいかもしれないと思います。


ご自分で投稿される場合も、偏見は少しだけ触れて、証拠の大切さをしっかり書くのがいいんじゃないかなと思います。



当事者の視点


部落差別のことで発信する時は、当事者或いは関係者として、どう伝えるべきかも考えます。


子ども時代は、「部落の話は、(ある団体から)クレームがくるからダメ」(ネットや噂で「部落の話はトラブルになる」と広まったデマ)みたいなことを、よく大人から聞かされました。


「クレームがくる」がおかしいというのは、子どもでもわかっていましたが、言い返すというか、差別のことを正しく伝えるのは簡単ではないなと感じました。



今は、Xで差別の話をすると誤解や反発を招きやすいため、『狭山事件では、偏見が真実を遠ざけた』と簡潔に伝えるのが有効だと考えました。


例えば、Xで、部落差別の投稿を見かけた場合は、言い返すよりも、「そうした偏見は、えん罪事件で、証拠を隠す問題にも繋がるよね」という風に続けると、少なくとも「炎上」にならずに済む気がします。


昔の「クレームがくる」みたいな間違った言葉(デマ)に対抗するには、Xで穏やかに事実を伝えるのがいいとも思いました。


例えば、部落解放同盟という団体は、狭山事件で、隠された証拠を出してほしいと1963年からずっと要請行動を行っています。


2024年も、万年筆の証拠を調べるよう裁判所に訴えています。


そして、Xで言い返すより、そういったことを書くことが、「クレームがくる」みたいな間違った言葉(デマ)を越えることだと思いました。



再審法改正への発信の工夫


えん罪をなくすには、再審法改正で証拠を全部出すルールが必要です。


そして、Xで部落差別のことを伝えるなら、証拠の話と一緒にするとわかりやすいです。


例えば、「狭山事件では、偏見で証拠が隠されて、真実がわからない」と投稿するとよいのです。


2024年のXで、「証拠を出せば、えん罪が減る」という投稿(市民やえん罪を考える人たちが書いた投稿)が多くの人に響きました。


だから、偏見の話は少しだけにして、証拠の大切さを中心にすると、読む人が応援してくれやすいのです。


もしXで、狭山事件に対する差別的な投稿を見たら、言い返すのではなく、「証拠をちゃんと出すルールがあれば、そうした偏見も減るよね」とコメントするのがいいかもしれません。


更に、「袴田事件で証拠が40年隠されたように、ルールが必要」という風な付け加えを行うと、みんなが共感してくれると思います。



間違った言葉への疑問


昔、「部落の話は、クレームがくるからダメ」(ネットや噂で広まったデマ)と言われたことに、おかしいと気づいた経験は、今、狭山事件の真実を伝える力になりました。


2024年のXでも、「差別の話はしないほうがいい」みたいなコメントを見かけました。


それに対して、証拠の話を一緒に投稿したりしてきました。


今、だんだん共感が増えてきている気がします。


Xで「偏見が真実を遠ざけた」と書けば、間違った言葉(「クレームがくるからダメ」といったデマ)を気にせず伝えられるのです。


他にも、例えば、先程の解放同盟が証拠を出すために要請行動をずっとしている話を、「狭山事件の証拠を、早く見たいね」という話と一緒に投稿してみても、読む人が「そうだよね」と思ってくれるんじゃないかなという気がします。



狭山事件を伝えるバランス


狭山事件は、証拠が隠された大事な話です。


Xで「万年筆の証拠が隠されてる」と書けば、読む人が「それは酷い」と思います。


でも、袴田事件のほうが最近の話で、多くの人に知られています。


2023年に袴田さんが無罪になったニュースは、Xで沢山話されました。


えん罪の第一義的な原因は、先程も言った証拠が隠される仕組みです。


狭山事件だけ話すと、偏見のことばかり目立つかもしれないので、袴田事件も一緒に伝えるのがいいと考えました。


例えば、Xで「狭山事件も袴田事件も、証拠が隠されて真実が遅れた」と投稿すると、読む人が「ルールが必要だね」と共感してくれると思うのです。



法務省が改正を遅らせている話も、2024年のXで話題でした。


「ブレーキをかけるより、証拠を出してほしい」と穏やかに書けば、「炎上」にならずに済むと思います。


フォロワーさんとの話も大事ですね。


Xで「証拠を出すルールが必要ですよね」と投稿して、反応があったら「ほんとにそう思う」と返すと、更に話が広がるのです。


2024年のXでは、こうやって話すことで、共感が増えていったのです。



今日のポスト活動


今日は、以下の4回のXポストで、狭山事件や袴田事件、証拠を出すルールの必要性を伝えました。


10:00 ①昨日の「青木理さんと語る~再審法改正の議論について」視聴しました。狭山事件や袴田事件、他のえん罪事件で、検察が証拠を隠し真実が埋もれたまま何十年も苦しむ現実に胸が痛いです。議員立法で証拠の全面開示を実現し、速やかに再審無罪を獲得できるよう望みます。

青木理さんと語る~再審法改正の議論について(2025年4月14日)

https://www.youtube.com/watch?v=lK9TiFAhUAY


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12:00 ➁#袴田事件 のような悲劇を繰り返さぬよう、370人もの議員が超党派で動いています。しかし、法務省が #法制審議会 を優先し、改正にブレーキをかけていると知りました。この現状を多くの方と共有し、変えていく一歩に。

https://www.youtube.com/watch?v=lK9TiFAhUAY


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16:00 ③証拠全面開示がえん罪を防ぐ鍵だと知りました。#狭山事件 では隠された証拠が真実を遠ざけ、#袴田事件 でも40年隠された証拠が無罪を証明しました。#議員立法 でルールを作れば誰もが真実を知れます。この希望を広めたい。

https://www.youtube.com/watch?v=lK9TiFAhUAY


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18:00 ④#再審法改正 が #法務省 の抵抗で停滞していると知りました。#狭山事件 のようなえん罪を防ぐには #議員立法 で証拠開示するルールが必要です。法務省のブレーキを越えるには市民の関心が力になります。この思いを拡散し、議連に届けたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=lK9TiFAhUAY


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総閲覧数575人、「いいね」24、新規フォロワー3人と、小さな一歩になりました。


フォロワーさんの応援が、大きな励みになってきています。


これからも、証拠を出すルールやえん罪をなくす思いを、沢山伝えたいです。


部落差部のことを正しく話しながら、一歩ずつ進んでいきます。


お読みいただき、おおきに。




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With "Ryoryo"(ウイズリョウリョウ)

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