一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/5/9(月曜日)から今日まで。(第30週ー前半③)



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2022年5月11日(水)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。


「昨日は家でカレー、牛スジカレー、キーマカレー、チキンカレーの3種盛、トッピングに目玉焼きとピクルス。」(※◇☐:息子氏の名前)




夜は、菟田野のお義母さん(84)に、ラブレター書き(笑、同上で)。


おかあさん コン🦊ばんは(笑)

きょうは喉の調子がちょっと微妙だったので 手っ取り早く、家にあった 金冠のど飴を 舐めました🍊家族みんなに 喉風邪をうつさないようにせねば👨👶👧


それでは、きょうも「根っこばなし」より『神馬(しんめ)の鞍(くら)🐴』④をお送りしますね👵👶🐴


美濃の部落の人が 生活が苦しい馬方から 馬の手当てのお代をとらなかったり 馬具の修理費をまけてやったりしていたので 馬宿の「無法者」たちは 悪さしなかった、という話からの 続きでしたね🐴

今回の話は、たぶん「切ない系」ではないので、どなたも安心してお読みいただけると思います🤗たぶん?(笑)



「根っこばなし」より『神馬(しんめ)の鞍(くら)🐎』

👵👶🐴

岐阜の 長良の 街道すじの 十軒あまりの 馬宿は、
日に 二百頭もの 荷馬が 通い、
馬を あずけた 馬方たちが、
酒を飲んでや ばくちを打って、
家鳴りするほど わめいとったでな。
ほうろく(※平たい底の浅い土器鍋)で 豆を 煎るよな 明け暮れじゃったと。

その馬宿の 庭さきへ、
この国うちでも 指折りの やしろの 神職、世話役たちが、
春の祭りに 巡行させる 神馬の鞍を 持ち込んだよと。

なんせ 古物の つくろいなんぞ、どこ尋ねても 引き受けんと。
思案のあげく 馬宿で 馬具を つくろう 部落の者じゃと
承知のうえで、やるせなしに 持ち込んだでな。

(つづく)

馬のいななき🐴は、いつ聞こえてくるでしょうか?👂🐎ヒヒーン
次は、明後日、5/13(金)の、今夜と同時刻頃?をお互い、お楽しみに😉(?)
ついでながら、お互い、喉も早め早めにご自愛を✨✨✨✨✨
おやすみなさい💤😪」

それが済むと、アーカイブ配信(2022年4月23日(土)開催)の第1部報告1を視聴しました

テーマは、

シンポジウム「遺骨問題から見る学知の植民地主義」

報告1:松島泰勝・龍谷大学教授、琉球遺骨返還訴訟原告団長


※資料65に、発表の部分起こし(前編)があります。




きょうは、11,058歩(8.0㎞)、古墳ウォークをしました⛰👣



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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️


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※資料65


2022年4月23日(土)

4/23 シンポジウム「遺骨問題から見る学知の植民地主義」

 協 力:市民外交センター、人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)、Peace Philosophy Centre、
ヒューライツ大阪ヒューライツ大阪(財団法人アジア・太平洋人権情報センター
第1部: 報告と討論「遺骨問題から見る植民地主義」
 報告1: 松島泰勝・龍谷大学教授、琉球遺骨返還訴訟原告団長
 報告2: 田澤守(たざわ まもる)・樺太アイヌ
(エンチュウ)協会会長、エンチュウ遺族会長
 コメント1: 瀬口典子・九州大学大学院比較社会文化研究院准教授
 コメント2: 植木哲也・元苫小牧駒澤大学教授
第2部: 討論 「学知の植民地主義とマジョリティの特権」
 [モデレータ]上村英明(市民外交センター)
 発題: 松本ますみ(室蘭工業大学大学院工学研究科教授)
 全体討論、質疑応答)
コーディネーター:
藤岡美恵子・法政大学非常勤講師、ダーバン+20反レイシズムはあたりまえキャンペーン共同代表

主催:ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン


趣旨:

1920年代に京都帝国大学の研究者が盗掘した琉球人遺骨が、現在も京都大学に保管されている。琉球人による返還の求めを拒絶した大学側を相手取った琉球遺骨返還訴訟は、2022年4月21日に判決を迎え、京都地裁(増森珠美裁判長)であり、原告の訴えを退ける判決が言い渡された現在にはびこる植民地主義の再強化に焦点を当て、これらの問題が大学や研究者だけではなく、一般社会に与える影響も考える。



視聴リンク:  https://www.youtube.com/watch?v=Gw1NsfHBIu0

(視聴可能期間:5月8日~5月22日)


※第1部「遺骨問題から見る 学知の 植民地主義」報告1の部分起こし(前編)


報告者:松島泰勝・龍谷大学教授


遺骨の盗掘問題 というのは 琉球に対する 植民地主義と 私たちは考えて 裁判でも 訴えてきたわけなんです 


1879年の 琉球併合 または 併呑から 日本は 琉球に 侵略してきた そして 植民地にしてきたんですけども まず われわれの言葉を 奪ったんですね


私も 今から50年前に 小学校3年だったんですけども 担任から 方言で 頬ビンタを受けて 言葉を 奪われたわけです


現在 ロシアによる ウクライナ侵略が あるわけなんですけども 日本は 他人事ではなくって 琉球への 侵略を したわけですね


われわれは 言葉 だけではなくて いろいろなものを この 植民地化の過程で 奪われてきました 例えば 琉球併合の 過程 1872~79の間では

 

 琉球は 「復帰」って言っても もともと 日本ではない 「国」だったんですね その 証拠となる 米・仏・蘭との 修好条約原本と  評定所文書を 奪った 


ですから 琉球からは 言葉 修好条約原本 評定所文書 そして 人骨 遺骨を 奪ったと いうことなんですね


琉球に値する 植民地政策の 一環として 遺骨の盗掘と 研究が 行われてきた という 問題が 京大訴訟の 背景に あるわけなんです



この問題の 原点は 1929年に 金関丈夫(かなせき たけお)・京都帝国大医学部助教授 が 琉球から 遺骨を 盗んだ

 


彼は 指導教授の 足立文太郎から 「琉球へ行って 遺骨を 集めて来い」と 言われていて 一個人ではなくて 大学ぐるみの 組織的な 盗掘 植民地主義 犯罪であったと


金関丈夫(かなせき たけお)の もうひとりの指導教授である 清野謙次も 弟子を通じた 遺骨収集を 


清野自身は. 樺太アイヌの 遺骨収集にも 手をつけ その「清野コレクション」 約1,400体の 遺骨が 今も 京大に あると いうことですね


金関丈夫(かながき たけお)が その当時でも 犯罪であった 遺骨盗掘ができたのは 不平等な 関係性が あったからです


2016年の 東村高江でも 目取真俊さん (米軍ヘリパット建設 反対の 運動をしていた、芥川賞作家) に対して 「土人」「シナ人」と 差別用語が 流れた ということがあります 

 

こういった不平等な 関係性の中で 遺骨が 盗まれたということなんですけども 特にこの 「学術人類館」に 関して 琉球人以外にも アイヌ 中国人 朝鮮人 台湾原住民族等 生身の人間を 見世物にするという 


これを 主催したのが 坪井正五郎・東京帝国大学教授、東京人類学会会長で 内容を 決めていったわけですね



現在も 「骨の学術人類館」が 京都で 行われているということです


坪井正五郎らによって 結成された 現在の 日本人類学会は 学術人類学に対して 差別を 行ったわけです いまだに 反省 総括 謝罪等も してないわけですね


それどころか 2018年の12月に 裁判が始まって 「係争中の 遺骨は 島に還すな」と 

「これらは 個人骨であって 研究対象に 成り得ない」という 要望書を 送るんですね

骨を 奪って 更にそれを 我々がね これを 還せって 言ってんのに 関わらずですね これを あくまでも 研究しようと いうんですよ


その当時の 総長だった山極 壽一(やまぎわ じゅいち)は 駒込武さん(京大教授、京大職員組合委員長)との 対談の中で 


「この件を 訴えている方は 問題のある人と 承知していると」 


これ 私のことですけれども 遺骨の返還運動を 個人の 私の問題と すり替えようとしたんですよね 抗議文を送ったんですけれども いまだに 反応がない 返事がないという 


無視すればいい という これもまた 一つの 差別なんですけども こういうことも これまであったわけなんですね


さて わたしたちは 沖縄県 今帰仁村(なきじんそん)の「百按司(むむじゃな)墓」から持ち去られ 京都大の総合博物館に眠る 26体の遺骨の 返還を求めて 京大を提訴 したわけですけれども 


「百按司(むむじゃな)墓」は 1429年に 琉球王国を 統一した 王族 または貴族(第一尚氏)の墓 といわれております 


同時にここは 今帰仁(なきじん)グスク(※琉球語で)として 第二尚氏が 来られていて 第一尚氏の親族 のみならず 琉球人全体にとって 非常に 重要な場所なんですね


琉球人のアイデンティティにとって 大変 重要な お墓 聖地である そっからですね 研究者が 勝手に 骨を奪ったわけです


日本では 日本の王族である 天皇ってのがね いますけれども 日本の天皇陵とか 古墳等では 遺骨はね 調査することも できない っていう状況なんですけども 


琉球で 天皇と同じ 王族の墓であっても 彼ら研究者が 盗めるってことは こういった 諸行があって 琉球が 植民地に なったからだと 思います


これが 「百按司(むむじゃな)墓」の 大きな構造 なんですけども わたくしが この問題 事実 百按司(むむじゃな)墓から 遺骨が 26体 盗まれて いまだに 京都大学にあると 知ったのは 2017年の1月9日に 琉球新報で 宮城隆尋さんの記事がですね 一面に 大きく 掲載されて アイヌ民族の遺骨返還運動と 並行的に 宮城隆尋さんは この問題について 報じてくれました

 


これは 大変大きな問題だなあと わたくしは 思いまして 実際 宮城隆尋さんと お会いして どうしようか って感じでね 話し合って わたくしは 京都で 働いていますので 京都へ行って 少なくとも 遺骨が 現在 どのような状況で 置かれているかを いろいろ聞いたり 実際に 博物館に 保管されている 遺骨に 手を合わせたいという気持ちで 京都大に 対して 質問をしたり したんですけれども 京大は もう一切 答えない 「答えない」という 回答しか しないという ほんとに いまでも はらわたが煮えくり返るんですけれども 


人を馬鹿にした これ私が 言うんじゃなくて 琉球人を 馬鹿にしているんですね 侮辱しているんですね 琉球人を 琉球人という 存在を 


では われわれの ご先祖の 遺骨について どういう状態で 保管されていますか ということも 「答えない」 っていうことなんです


出てきたのは このファイル 750番までの 遺骨番号の 台帳だけだったんですよ この中には 1件しか 琉球人関係のものは 出てきませんでした 博物館にある 26体の 遺骨は 1000番台なんですね そこも 見たかったんですけども 担当者が 「それは 無い」って言うんですね 


まあ 実際は あるんではないかと 思うんだけれども 当初から 情報公開するといいながら 隠すということを 京大は してきました


その後 同志社大学の 冨山 一郎さんに 会って 話し合って 勉強会をして 先ほど出た 京都大学の 駒込武さん(京大教授、京大職員組合委員長)と 話し合いをして その前から 知ってましたけれども いろいろと 京大と 交渉していく中で 


京都大学で 働いている 教員が 保証人に ならなければ 遺骨を 見ることはできない 申請書を 出せない ということだったので 駒込武さん(京大教授、京大職員組合委員長)を通じて 申請書を 出しました


しかしながら 京大が言うには 私たちの 研究レベルが 遺骨を見るうえで 達してないということで 却下されて 見ることもできないと いうことになんですね


 今回の裁判でも 裁判所は 京大の言い分を 認めているわけですけれども しかしながら 京大は 93年前に 遺骨を 盗んで 殆どね 研究らしい 研究も してない 26体の 遺骨に 関して とりあえず 見せない ってことが 大前提になっているんです


その後 新聞各紙が この問題を 取り上げて  目取真俊さんは 沖縄県今帰仁村(なきじんそん)出身で いまも 今帰仁村(なきじんそん)に 住んでます これは 琉球新報の インタビュー記事 なんですけども 



去年の3月も わたしたちは 目取真俊さんに お会いして 裁判所に提出する DVDの 撮影のために 今帰仁村(なきじんそん)にあるお墓と村の人々との関係性について 

お墓の中の 遺骨が 奪われるということは どういうことを 意味するのか っていうことについて 話してくださいました


ですから この裁判っていうのは 多くの 琉球人にとっては 心の痛みであり 学問の暴力 だというふうに 考えて 非常に 怒っているということです


で 琉球民族独立総合研究学会の 公開シンポジウムで この問題をとりあげ 議論しました 真ん中が 照屋寛徳さん(沖縄出身の前衆院議、2022/4/15逝去) 手前が 先ほどの 宮城隆尋さん(琉球新報編集委員)ですね 


私と 照屋寛徳さんは その後も いっしょに 活動してくれたんですけれどもね 京大は まったく 「答えない」という 状況ですね


で 奄美の人々も 遺骨返還運動を 始めたということで 徳之島の町長とも 話し合って  もし 還ってきたら どういうふうに 遺骨を 納めるかっていうような 話し合いをして 


そういった中で 京都大学の学生さん 教職員 が 遺骨問題について話し合う 学習会を 開いて こういった 返還運動をしたりだとか 


被差別部落の方々も こういった問題に対して シンポジウムを 開いたりだとかをして 裁判に 訴えてきた ということです(25:48)




(後編に続く)



※4/23 シンポジウム「遺骨問題から見る学知の植民地主義」

第2部:討論、全体討論、質疑応答の全文起こしはこちらにあります




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