一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/4/18(月曜日)から今日まで。(第27週ー前半③)


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2022年4月20日(水)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。


「昨日は家で無印のカレー、サラダ。その後、☐☐とマイナンバーカードの登録を行いました。カウンターにカアサンの登録用紙があるので、スマホに顔写真撮っておけば簡単に登録できます。☐☐に聞いてください。スマホのバッテリーは異常に熱くならなければ、すぐなくなるだけで、使えます。」(※☐☐:息子氏の名前)



夜は、菟田野のお義母さん(84)に、ラブレター書き(笑、同上で)。


おかあさん コン🦊ばんは(笑)

こちらはきょうも春らしいぽかぽかした一日でしたよ🌼


さて、きょうの北新地駅の「小西」さんの5枚目の写メは「鮪(マグロ)と九条ネギ」です🐟


“九条ネギと鮪の小鉢・ねぎま煮”


マグロはホロホロ、ネギはトロッと溶けそうに柔らかで、おいしそー✨✨✨✨✨🥬🐟👨👧
寒い季節に食べると、なおおいしそー✨✨✨✨✨🥬🐟😉


また、最後に夢をちょっと壊しちゃってすみません🙇
お互い、肌寒い春の日は、鶏肉と長ねぎの鶏ねぎま小鍋で体を温めて(?)
おやすみなさい(笑)✨✨✨✨✨😴💤





それが済むと、昨日と同じアーカイブ配信(2022年3月19日土曜日開催)の第二部を視聴しました

テーマは、

【被ばく学習会】 
コメント:黒川眞一・高エネルギー加速器研究機構・名誉教授 
7ミリシーベルトを1ミリシーベルトと言いくるめた「宮崎・早野論文」
主催:放射線被ばくを学習する会 


※資料㊼に、コメントの全文起こしがあります。




昨晩は、「小西」さんの「九条ネギと鮪のねぎま煮」の「写メ」をアテに「猫ちゃんたち」と晩酌しました🥛🤤


料理の写メ🐟を再開したら、お客さんの中に兄ちゃんがもうひとり増えましたニャ~🐟😻

きょうは、11,529歩(7.8㎞)歩きました🐾







~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️


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※資料㊻


2022年3月19日(土曜日)


3.19 被ばく学習会 

講演:島 明美さん福島県伊達市在住、個人被ばく線量計データ利用の検証と市民生活環境を考える協議会代表)

 コメント:黒川眞一・高エネルギー加速器研究機構名誉教授 

「科学的」の正体を知ったとき、あなただったらどうしますか? 
7ミリシーベルトを1ミリシーベルトと言いくるめた「宮崎・早野論文」、『科学的』の正体

 主催:放射線被ばくを学習する会



※黒川眞一教授の「コメント」の動画





※コメント:黒川眞一・高エネルギー加速器研究機構・名誉教授 の全文起こし


黒川と申します 「宮崎・早野論文」について 2017年の末から 始めて 島 明美さんと一緒に これまでずっと 真相究明してきた黒川です 


島さんが 講演で 一番 問題視したのは 「科学的」とは どういうことか? ということだったと 思うんですけれども 私は 「科学的」という言葉は お守り言葉であるということを ちょっと 説明したいと思います 


わたしは20代前半に 鶴見俊介先生から 直接教えを受けるという 幸運に恵まれています 

これは  どういうことかというと 私は そのころに べ平連の 活動をしておりまして そのときに 鶴見先生に 直接に 知り合いになって 鶴見先生を囲む10人ぐらいの 若者の メンバーの一人として デモに行ったり いろんな話を聞いたり と言うことをやる機会を 得ました で 鶴見先生の 非常に強い影響を 受けておりまして 先生の 著作は 折にふれて 読み返しておりますが その中で 「言葉のお守り的使用法」という 有名な 論文が ありますけど きょう そのことを 話してみようと思います 


この話を 島さんに したところ インターネット上で 非常に良くできた書評を みつけてきてくださったので ちょっとその書評を コピペして 私は 労力を 省いております これは YouTube用の 論文なので 原文を 読みたい方は わたくしに メールを くだされば コピー(スキャンしたコピー)を お送りいたします 


お守り言葉とは何かというと 鶴見俊介先生は 自らも含めて立ち上げた雑誌 『思想の科学』 これは 僕たちが 若いころは 非常に有名だった雑誌なんですけど その活動目的は、「第一に敗戦の意味をよく考え、そこから今後も教えを受け取る」 それで 「大衆は何故、太平洋戦争へと突き進んでいったのか?」 ということを 問う その理由の一つとして、「言葉による扇動である」 言葉による扇動によって 最終的には 太平洋戦争に 突き進んでいってしまったのではないか と考え 最初の論文として、『思想の科学』1946年5月号 これは創刊号なんです に 発表した論考「言葉のお守り的使用法について」 というものを 発表しました


まずですね 鶴見先生は、私たちが使う言葉を 「主張的な言葉」と 「表現的な言葉」との 二種類に 大きく 分けました で 「主張的な言葉」とは 何かというと 実験や論理によって 真偽を検証できるような内容を 述べる場合  「1に1をたすと2なる」 「平成は30年続いた」など 真偽を検証できる主張 こういうのを 「主張的な言葉」という 実はですね 真偽を検証できる 主張のことなんですね 

で、次 「表現的な言葉」 科学というのは 「表現的な言葉」ではいけない 「主張的な言葉」で やらなければいけないんですね 言葉を使う人の ある状態の結果として述べられ、呼びかけられる相手に なんらかの影響を及ぼすような役目を果たす場合 これを 「表現的な言葉」というと  「あなたが好きだ・嫌いだ」「何かおいしいも
の食べたいな」 など 感情や要望の表現 こういうものを 「表現的な言葉」というと 鶴見先生は 定義づけたんです


この二つの言葉の分類をもとにしながら 戦時中の「米英は鬼畜だ」の言葉のように 実質的には表現的であるのに かたちだけは主張的(真偽を検証できる)かのように見えるケースがあり このような言葉を「ニセ主張的命題」と 鶴見先生は 呼んだわけです 実質的には 表現的なんだけど 主張的に見える で 「ニセ主張的命題」の言葉は その意味
内容がはっきりしないままに使われることが多いのだと 鶴見先生は 注意を向ける


で、「言葉のお守り的使用法」についての 鶴見先生の 定義はですね 言葉のニセ主張的使用法の 一種類であり 意味がよくわからずに 言葉を使う習慣の 一種類である


 「言葉のお守り的使用法」とは、ここ すごい重要なんですけど 人がその住んでいる社会の権力者によって正統と認められている価値体系を代表する言葉を 特に自分の社会的・政治的立場を守るために 自分の上にかぶせたり、自分のする仕事の上にかぶせたりする
ことをいうと これが 「言葉のお守り的使用法」なんです だから 言葉の中身ではなくて おふだとして お守りとして 使うと


で このような言葉のつかいかたが さかんにおこなわれている ということは ある種の社会条件の成立を 条件としている すべての社会で そういうことが 行われているんじゃなくて ある特殊な 社会で 起こっている どういう社会かというと


もし大衆が 言葉の意味を 具体的にとらえる習慣をもつならば だれか煽動する者があらわれて 大衆の利益に反する行動の上に なにかの正統的な価値を代表する言葉をかぶせるとしても その言葉そのものにまどわされることはすくないであろう


非常に 重要なことを言ってますよね


 言葉のお守り的使用法の さかんなことは その社会における言葉のよみとり能力が ひくいことと切りはなすことができない だから きょうの 表題でいうと 「科学的」と言う言葉を どういうふうに 読み取るか それが お守り言葉であるということを どうやって 理解するか ということだと おもいます


それでですね 科学の病的な状態 というのを 科学社会学者の ロバート・マートンという人が 書いてます これは 1942年に 「民主主義体制における科学と技術」という 論文で 書いているんですけれども これ 年代を 考えると 分りますよね 全体主義が 跋扈してきて それにどうやって 対抗するかということで マートンが こういうことを 書いているんですけれども 


「科学者と非専門家の関係が重要になるにつれて,科学の規範から逃れようとする動機が働くことになる。


科学の規範と言うのは さっき言ったように 検証ができる言葉使いをするということだと 考えてください


「専門家としての権威の悪用と偽科学の創造は,その任にふさわしい同僚によるコントロール機能の効果がなくなることから始まる。」


だから 「宮崎・早野論文」でいえば 物理の中で 物理学者の間での ディスカッションの枠を越えたとき 要するに 専門科学者と 非専門科学者との 間のことが 重要になる 

そういう状況に置いて 同様に 同僚によるコントロール機能の 効果が なくなることから その 権威の悪用と 偽化学が 始まると 言っている

 

マートンはまた 科学の規範を破壊する者たちが あたかも 科学の規範の擁護者であるかのようにふるまうことも エッセーの中で 指摘している


要するに 批判を 破壊するものが 疑問や 規範を 守っているということです 


「約80年前に書かれた文章であるが 予見性に富み まさに 「宮崎・早野論文」の核心を突く言葉である


これは 私が 岩波の「科学」 2021年6月号の 巻頭エッセーに 書いておりますんで これはだれでも インターネット上で 「岩波の「科学」 2021年6月号 黒川」で かければ 出てきます 興味のある方は 読んでください



それで 先ほど 島さんも 引用された 早野龍五さんの著 「科学的」は武器になる ですが この 「科学的」は武器になる という言葉が 意味が 分りません それで 次の例として 「宮崎・早野論文」のことを ちょっと しますけども


これ 早野氏の言葉です 早野氏が この本に書いた引用です 「通常、論文を発表した後に 内容の不備や間違いが見つかった場合は、論文が掲載された雑誌と執筆者の間でやりとりをして、修正するなり撤回するなりといったプロセスを辿ります。」


これ 実はですね 私たちの 「宮崎・早野論文」への 批判に対して 書いてるんです で ここに 非常に 大事なことが 抜けてますよね この 「宮崎・早野論文」というのはですね 批判論文による 間違いの指摘なんです そのことをね まったく 隠してるでしょ?< 批判論文による間違いの指摘であることを隠している> 


それから 次に こういうことを 言ってる  これ 島さんも おっしゃってましたけど 


「論文についてのやりとりは論文上で行うものだ」 というのが 僕の科学者としての姿勢です。 科学とは別の土俵に、上がるつもりはないのです。」


で、「科学とは別の土俵」とは 全く 意味のわらんない言葉で 相撲じゃないですからね 科学は あのう 批判論文によって 批判されてるんですよね 間違いだって 指摘されてるんですよね それの記述に対して 「論文についてのやりとりは論文上で行うものだ」と言っているんだけど <論文によって批判されたのに批判に一切答えていない> こういうのが 彼の 科学的 ということなんでしょうね


これはですね 早野氏では ないんですけどね ある有名な学者のあれで ちょっと 名前は 言わないんですけれど 


当意見書では、個人線量計による測定値は実効線量を過小評価するものではない、という事実を、科学的なエビデンスに基づいている事項、不明な点、国際機関を含めて世界的に見た場合の共通認識という観点からまとめた。また、近傍の任意の地点の空間線量率を用いて、別の場所で作業をしていた原告の被ばく線量を科学的に推定することがそもそもできないことにしても、放射線の特性という観点から科学的に示した。


この 科学的って 赤くしたんです これ 全部 なくてもいいです  これがね 科学的と言うことばを お守り的に使用する 典型的な 手法なんですよ 要するに 科学的と言うお守り言葉を 混ぜることによって 自分の言ってることに 権威があると 自分が言ってることは 正しいんですよと こういうこと これが 科学的 という「言葉のお守り的使用法」だと 私は 考えます


それから 「お守り言葉」だと いうことを 言葉を 知っていることは 非常に 重要だと 私は 考えます そういう意味で いろんな論説とかを 見るとき 「お守り言葉である」 ということが たくさん 混ざってますからね それを 分ける これは 「お守り言葉」だなあと 見分けることが 非常に 大事だと いうふうに おもいます


次は「係数0.15について」ということで 千葉さんが説明なさったことを 私なりに 補足します 


係数というのは (市民のガラスバッジで測られた3カ月間の被曝線量を時間あたりの被曝線量率に直したもの)を (市民の住所に最も近い航空機で測定された地点における周辺線量率) で 割ったものです


で、0.15というのは、この係数 いろんな各個人の 測定した各期間の 全測定期間、全参加者についての平均または中央値である と言ってるのはですね 「宮崎・早野論文」は 最初 平均値と 書いてあったんですけど 途中から 自由に変わってるんです 一つの論文の中でですよ それで これは 全測定期間、全参加者について やっているので (つまり、島さんが講演中で示したように) データがない期間のデータも 使っていることに

なるんですよ だからそもそも  0.15 という 値を 示すことが 本来できない もう やっちゃ駄目なんです 無いデータを使って 出した 数値ですから 


市民の被曝線量は対数正規分布をし、中央値の4~6倍の被曝をする市民が存在する。


対数正規分布とは 島さんも 講演で 出されましたけれども  「対数正規分布」とは 書いていませんでしたけれども  高い方に凄く行く 低い方はゼロに限られると そういう状況の時には 「確率分布が 対数正規分布」て 言い方するんですけれども 中央値の4~6倍 場合によっては 8倍とか そういうふうな被ばくをする 市民が 存在します

それを シマさんもお話の中で 「上の方にも ずっと 人が いるんですよと 高い線量のところに 人がいる 被ばくをした人が いるんですよ」と 言っておられました そこに ちょうど 現れているんです あれで あのトップで だいたい6倍くらい それから



中央値や平均値は実体ではない。実体はあくまでもそれぞれの個人である。中央値や平均値を用いた基準は被曝防護に用いてはいけない。


要するに あくまでも守るのは 各個人なんです 中央値や平均値を 守るんじゃないです それを ちょっと 言いたい


それでですね 0.15についての 大きな インチキを これから言うんですけれども 


航空機で測定された周辺線量率は地上で測定された線量率をほぼ2倍に過大評価する。


これはですね いくつかの 根拠があって はっきりしているんですけれども 例えばその例の一つとして


 例:伊達市が行った地上におけるサーベイ・メータを使った場合の係数が0.28である;


これ 伊達市のね 元を見ると 0.28ではなく 0.21と 書いてあるんです でもね わたしはこれ 島さんが 中央公開請求で 開示してくれたデータに 各大字(おおあざ)の 人口が書いてあって それを使って 〇〇つけ平均をやると 0.28っていう値が 出てくるんです ところが 元のやつはですね 〇〇つけ平均をやることを 忘れてて 0.21ぐらいに なってるんです 0.28なんです その間に ほぼ 2倍に 過大評価するということは 岩波の科学 2019年3月号の 私(黒川)の論考に 示しています 原研のデータとか いろいろ あるんです 


島さんが講演中におっしゃたように、ほとんどの市民はガラスバッジを家の中に置いたままである。


70% そうであると、係数は建物による遮蔽で 決まってしまう ということで 0.4程度に なっちゃうんですね



伊達市による測定の係数0.28は 0.4の70%なんですよ もう で これに、バックグラウンドの引きすぎ、

バックグラウンドの引きすぎ というのは もともと 遮蔽された中において 遮蔽がある中に置いた線量計は ガラスバッジは バックグラウンドも 遮蔽するんですよ だから当然 引きすぎになります 


子どもは防護されていて被曝量が小さいことを考慮されていない(つまり、年齢調整が行われていない)、


これはちょっと 説明が いるんですね 「宮崎・早野論文」には 6つの期間について やってるんですけど 子どもはですね 子どもというのは 15歳以下の 子どもなんですけども 15歳以下の 子どもは すべての 期間に 参加しているんです 大人はですね 3番目の期間に 全員が参加しているけれども あとはですね 適当に 間引いている サンプリングされて 参加しているんですね そうすると これは 子どもと大人の 係数が イコールだったら いいんですけど 子どもの係数が 小さいんですよ そのことは 伊達市の 調査で はっきりわかってるんです 子どもの係数の方が 小さいと 子どもの方が 数えすぎになりますんで 係数を 低めに 低い方に 引っ張る これは 疫学の言葉で 年齢調整が行われていない ということなんです



それから 島さんも おっしゃっていたように


市内に避難した(=放射線が 弱いところに 避難した)住民が 避難する前の住所に住んでいるとされるなどの過小評価の要因を補正すると、係数は0.4ぐらいになっちゃって


 だから 何にも言ってないんですよ ガラスバッジを うちの中に置けば 係数は 0.4ぐらいに なりますって それを 大げさに 0.15で これは 国が 定めた 0.60の 1/4です だから 1/4に 島さんは 「毎時0.8μ㏜(まいくろしーべると)が アバーが 1ミリシーベルトで いいですねと そういうことが 言いたいための論文なんだ」と おっしゃった


これが 係数についての コメントです


あとは これは だいぶ前になるんですけど 「2019年1月8日の記者レクチャー」というのが あるんですね これは 島さんが 福島県立医大と 東大に対して 研究不正の 申し立てを行ったと それについて その内容を説明してほしいということで 私が 頼まれて 記者レクチャーで話したスライドをですね もうこれ何年前? 3年前の スライドを 取り出してきて それで ちょっと 「宮崎早野論文における研究不正の疑いというのは どうやって発見したか」せつめいして (科学論文の読み方の1例として) 少し参考にして みたいと おもいます


なお、最初の発見は2018年初夏である。同年8月に宮崎早野論文が掲載された論文誌にこの発見に基づいた批判letterを投稿し、査読を通り、著者の応答を待つ状態となった

 

それで 著者の応答を待つ段階で 著者が応答を やめているので まだ 論文が 掲載されておりません そのうちに 論文が 撤回されてしまった


研究はですね 


すくなくとも5つの点で研究不正またはそれに準ずる行為がある疑いが強い


ということで このとき示したんですけど その4番目に


MC4: 第2論文に、生涯線量を過小評価するために行ったと疑 われても仕方がない異様なグラフと数値が存在すること。


っていうのがあるんですね これが 実は 私が 「宮崎・早野論文」の インチキを 見つけた きっかけなんです 


 第2論文に こういう式が 書いてあるんですよ 


式の意味 1:事故後 0.65年=7.8 月後の周辺線量率に係数を掛けた値を定めれば、その後の個人の被曝線量率は減衰関数 f(t) に従って減衰する


ちょっとこう 文章でいくと 固くなっちゃうんだけど 要するに 事故から0.5年後 すなわち 7.8か月後にね そのある集団の 周辺線量率の平均 と 係数の平均 が 分ったら その後の 各個人の 被ばく線量は f(t)という 減衰関数に従って 減少しますよと 

いう意味なんです 最後に i っていうのが ついてるんですけど これは 最初の4か月の  被ばく線量を それに加えてくださいと それで だからこの 累積被ばく線量を 決めるときは その八分しなさいと 言ってるわけです


これでもね この式だけで いくつもの間違いがあるんです 実は まず T1のところに 0.3年って 書いてあるでしょ? 4か月を 0.3年じゃないんですよ 0.33年なんですよ こんなことが 間違ってるんですよ 4か月で 1年間の 1/3ですから 0.33年でしょう? ここ 0.39年って 書いてあるんです 論文に こんなこと 間違ってるんですよ


それからですね この論文はね  T1とT2が 年で書かれているから 積分は 年で やんなきゃいけないんです  ところがこのね の っていう積分の Eタンね これ アワー(hour)なんですよね こんな数式 僕 物理学者が 書くって 信じられない 


それからもうひとつ 大事なことなんですけれども それではね 島さんが おっしゃったように A B Cのエリア 一番線量率の高いAにおいてはね これは 論文に 書いてあるんですけど  この A地スター10 これ 周辺線量率 A地区の 周辺エリアの 線量率の T=0.65年 要するに 7.8か月以降 7.8か月の値は いくつかって 論文に 書いたんですね  2.1マイクロシーベルト/hour (アワー) って 書いてあるんです 係数は 何かっていうと 0.10 なんですよ え?!これ びっくりしますよねえ だって 「宮崎・早野論文」って 係数は 0.15 って 言ってなかったですか? でも こう 書いてあるんです なんで 0.10になったかって 書いてないんですね 


これが この意味です ちょっと これで わかったでしょうか?


それでですね これ 論文に さっきの繰り返しなんですけどね このHの下に 〇がついてますけど これは 率と言う意味です 微分の時に 上に 点をつける 数学的記号が あって ちょっと点が大きいんですけど 〇は これは 微分 だから 線量率 だから

 

Aエリアで0.65年における線量率は2.1マイクロシーベルトで 係数は0.10です 

Bエリアでは 1.4マイクロシーベルトで 係数は0.12です

Cエリアでは 0.8マイクロシーベルト/hourで 係数は0.15です


係数 0.15だと 言ってたのに AエリアとBエリアでは いつのまにか 0.10と0.12になっている これ 変ですねえ で なぜ 係数が この値かってことが 論文のどこにも 書いてないんです 


さらに 傑作なのはですね この値が出てくる前にはね 係数は 0.15であることは 第一論文の結論であると 書いてあるんです で 突然 これが出てきて なんの説明もない 


だから 私が 批判レターを 書いたときに もちろん これを 聞いたんですよ これ 一番 痛いとこなんです だから 答えられない


それで これなんですけどね さっきね 0.65年のところで 周辺線量率を 決めて それに 係数をかけると 0.21だって 書いてるって 言いましたよね ところが この図はね 0.21どころじゃないんですよ 0.33なんですよね 自分で0.21になるって 書いてるのに なんで 0.33なのか おかしいですよねえ 0.33 


それからね  例えば 26か月のところ 点が 8個 ありますよねえ これって これ 箱ひげ図って いうんですけど 箱ひげ図の 箱は 25%タイルで 小さい順に 下から 上に 並べたときの 25%目にある値 真ん中の白いところは 中央値 だから 50%タイル 箱の黒い上の端は 75%タイル  で その上に 髭が出てますね これ 髭の上はですね 論文で 99%タイルって 書いてあるんです ここまでで 99% いますって で ここに 425人って いるでしょ 425人の 99% っていったら 4人なんですよ それなのに上になんで 1 2 3 4 5 6 7 8 ってあるんですか?って


それからですね この図ってね この線を 見ないで 見るとね これ 明らかに 赤い矢印が出てるところが  除染期間ですから 明らかにですね 下がってるんですよ 除染した結果 


で 第2論文ではね  こういう変なところに 線を引いて 適当なところに 線を引いて  これをもって 除染の効果が ないと してるんです これ 後でもう一回説明します


で これが 図7なんですね 図6の積分したもの 要するに 積分って もっと簡単に言うと 図6の 4か月ごとの 被ばく線量を 足し合わせたものなんです そうするとですね 足し合わせた結果と  図6を 足し合わせた結果は 図7に なんなきゃいけないんですよね で そこの上に 10点もある さっきと おなじです 99%なのに(425人の99%は4人しかいないのに) なんで 10点も あるんですか?って こんな ばかなこと ないでしょ 


それでですね 私は 図6と 図7を 見たときにね 税所はこういうふうに 分析的に見なくて 始めてみたとき 変な図だなあ~と おもったんですよ だけど 何が変だか よくわかんなかった で 変だなあ~って おもって 30分くらい 眺めてたら 分ったんですねえ それは 何が分かったかというと 図7のところで 中央値がね 36のところを見ると 2.4ミリシーベルト なんですよ 線のところでみると 1.7ミリシーベルトなんです これ 覚えといてくださいね  


これね 図6は 縦軸が マイクロシーベルトか 時間当たりのμ㏜って 書いてあるんですよ ところが一枚前の (図7) こっちの方はですね 縦軸は ミリシーベルトなんです だからね この2つの図を見てね なかなか 比較をするのは すぐできないんですよ  でね 試しに 3か月あたりのミリシーベルト で 書いてる そうするとですね これ ざっとみると パッとわかるんですよね 約30か月の 間にね だから 3か月の期間が 10回あるあいだにね  0.5ミリシーベルトぐらいのものを 掛けたぐらいのものが だいたい 0.5×10=5ミリシーベルトぐらいになると ざっと 分るんですね こういうのを 図ながめているあいだに 頭の中で 計算してるんですよ 


で これ じっさいにこうやって 計算してみると 4.8ミリシーベルト なんです ところがですね 積分したの 2.4ミリシーベルトでしょ? 図6を積分すると 4.8ミリシーベルトで 2倍になるんです 


だから これで わかっちゃったんですね あ 図7は 縦軸が 半分なんだと どういうことかっていうと それは 生涯線量を 半分にするということなんですよ 


それでですね さらに ダメ押し的に 調べると この傾き  これ 図7を 拡大してね 傾斜を読むんです これ 計算するとね 0.15ミリシーベルト/3か月 なんです ね これでねえ もう 完全に 分ったんですね 



• 対象者の数が425と奇数であるので、中央値は小さい方から213番目の方の積算線量値となる。(213番目の方が存在する)


中央値っていうのは 3人の中央値は 2番目の人なんですよ 分かりますね だから 425人の中央値は 213番目の人 なんで その人が じっさいに存在するんです そうすると ガラスバッジは 3か月ごとに  0.1 mSv単位で 計られて もどってくるんです だから 中央値も かならず 0.1 mSvの 倍数に ならなきゃいけないんです ところが さっき言ったように 0.15ミリシーベルトっていう 半端な数があるでしょ? 3か月あたり 0.15ミリシーベルトっていう増加は ありえない 


• ガラスバッジの線量値は0.1 mSv/3月の倍数であるので、中央値の3か月あたりの増加も0.1mSvの倍数でなければならない。

• ~0.15 mSv/3月という増加は上に述べたことに反する。

• 図6から増加は0.3 mSv/3月であることがわかる。



そうするとねえ 結論で 何が言えるかっていうと 


・このことは図7のグラフが故意か誤りによって縦が半分に縮められていることを強く示唆する

  

とうことなんです これがねえ 私が わかったことなんです 分るのにね 30分くらい 図を 見てて あと ひっ算で 計算してね 手計算とかやって まあ 気が付けば 一日です 一日で 分っちゃった



で、• 図6は正しく、図7(と図5)の縦が半分に縮められていることは疑うことができない。


こういうことが分かったと 


それでね さっきはね Aエリアでは 第2論文では 0.65年における線量率は2.1マイクロシーベルトで 係数は0.10 なんですけど これが こういう値だったってことは 説明が 論文中に ないと  実はですね この 周辺線量は 2.7マイクロシーベルト 時間当たり 1.7μ㏜ 係数は 0.15である  積は 時間当たり  0.40 mSvh-1であるということが わかるんですね 


なんでわかるかというと 第一論文を見ると 第一論文と くらべることによって 分るんですけど ちょっと その説明は 時間がかかるので 今回は 外してあります くらべることによって これは 本来は 2.1じゃなくて 2.7、 0.10じゃなくて 0.15であることが 分るんです 


そうするとですね 2.7の 7割は だいたい 1.8くらいなんです 0.15の 7割は 0.10 ですから  7割と7割かけると 半分になって 0.5  だから ここで 半分に 縮めているんだってことが わかるわけですね 


そうすると 生涯線量は ね 18ミリシーベルトではなくて  さっき 島さんが おかしいんじゃないのと おっしゃってましたが これ 平均値はね 32ミリシーベルトぐらいじゃなきゃ 駄目なんです それで 99%タイルのところでは 100ミリシーベルト 越えちゃうんです

 

それで 島さんが お話になった 「田中・原子力規制委員長向け資料」っていう 早野氏が作成した  2015年10月19日付の資料が あるんですよ それでね ここにですね さっきの図6と ほとんどおんなじ図が 書いてあるんですよ さっき 毎時 線が 0.33 mSvh-1 のところが 通っていると いいましたよね これで見てください 0.40μ㏜のところを ちゃんと通っているじゃないですか それと 除染した後 この図みれば はっきりわかるでしょう 除染したあと 除染の効果があるのを はっきりわかるのですね そういうふうに 本人が 書いてる 

「伊達市AエリアでH24年秋に行われた除染は個人線量をさらに6割に低減したって 書いてるじゃない

 

こういうふうにね 「田中・原子力規制委員長向け資料」で 除染の効果が あると 言ってながら なんで論文で 除染の効果がないことになったかは これはですね 私みたいな人の悪い人間はね 田中委員長が 除染の効果が ないことにしたくて おっしゃったから やったって 疑われても 仕方がないですね


というので 僕のコメントです

ご清聴ありがとうございました どうもありがとうございました




※黒川眞一教授の資料はこちらです 

http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com//blog/files/20220319kurokawa2.pdf


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