一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/8/1(月)から今日まで。(第42週ー前半②)※資料No.119(アイヌ民族)

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2022/8/2(火)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。
昨日は◇☐の作ったカレーでした。まだ忙しいですが、何とかやってます。」(※◇☐:息子氏の名前)

夜は、菟田野のお義母さん(84)に、ラブレター書き(笑、同上で)。
おかあさん コン🦊ばんは。
8月の訪れと共に、(この歳になっても)私は汗疹(あせも)が出現して、掻きむしっています😆💦でも、例年のことなので、お盆過ぎたあたりから、少し涼しくなって、また治まってくれると思います😆💦
それでは、今夜も『根っこばなし』より『おぼえがき📝📎👴 』②をお送りします🤗
前回の『おぼえがき📝📎👴 』
昔 あるムラの親たちが 子どもたちを 夜は ムラの師匠の所に通わせて 読み書きを習わせていて 子どもたちは 学用品とか持たずに やって来るわけですけれども 師匠は 何も言わず 空で書かせて というか 家の中の身近なもので色々代用して 教えてくれていました👆👧👦 
というお話でしたね。

なお、『おぼえがき📝📎👴 』は、タイトルに魅かれて選ばせて貰った作品なので、物語が予期せぬ展開(?)になるかもしれないことを、あらかじめお詫び申し上げます(笑)🙇

「根っこばなし」より『おぼえがき📝📎👴 』
📝 ✂ 📏 📐 📌 🎨🖍

ならした 灰に 火箸の さきで、師匠が 一字 書いてみせ、
火鉢を くるりと 向うへ 廻し、
その字の上を なぞらせてな。🔥👵👴🥢

なぞった跡を かきならし、
さあ、いまの字を 書いてみせろと見守ったで、
忘れてまったの 言い訳ならんと。🔥👩👨🥢

いろいはにほへとを おぼえんうちに、
棒 折らかした 子がおれば、💢👧👦💢
その気に なるまで ほっとけと、
師匠も 親も それっきりでな。👵👴👩👨

ひととおり 文字を おぼえた 子がおれば、📝👧👦🖍
師匠の家の すずり箱で、
はじめて 筆を もたせたと。📝👵👴🖍
(つづく)

あの時代に、ムラの中に師匠のような先見の明のある方がおられて、本当によかったなと思いました🥰

誰かが見守ってくれている、ということを、お互い、忘れずにいたいですね😉✨📝 ✂ 📏 📐 📌 🎨🖍それでは明日の続きをお楽しみに(?)✨おやすみなさい😴💤」

     With "Would you"(ウイズ ウッジュー)

そのあとは、竹内渉さんの『アイヌ民族の人権、歴史、文化』の文字起こしをしました↓
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開催日:2022年8月2日(火)、主催:人権教育啓発推進センター・芝大門人権講座「アイヌ民族の人権、歴史、文化」講師:竹内渉・公益社団法人北海道アイヌ協会・元事務局長
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※講演の部分起こし(※各見出しは、ウチが勝手につけました)


▶アイヌの新法(「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」、2019/5/24施行 )が出される前のアイヌの現状について


生活実態調査から アイヌの現状について 考えてみたいと思います これは 2017年に 北海道が アイヌ生活実態調査を行って 「被差別状況」を 聞いたものです 質問としては 「物心ついたときから 何らかの差別を 受けたことがありますか?」
一番新しいのが 差別を受けたことがある が 21.2% 自分は受けたことがないが 他の人が受けたことを知っているが 13.1%で その二つを足すと 34%も おります 3人に1人が 差別はあると いうふうに 訴えております 前回 前々回の 調査から見ても 数字的には 少し 増えていますので 依然 厳しい 状況が 続いていることは いえるかと 思います


生活保護率なんですけども 昭和40年調査 第一回目調査を 見て下さい 生活保護率が 115.7‰(パーミル) 要するに 1,000人に対してどれくらいいるか ということですから パーセントでいうと 11.6%ぐらい 8軒に1軒ぐらいが 生活保護を 受けている 非常に すさまじい 状況で あります 


ウタリ対策も 始まった 関係もあって 徐々に 改善されていって 直近の 調査では 保護を受けているは 36.1‰  3.6%ぐらい  それから 一般の保護率が 32.1‰ 3.2%ぐらい あまり 大きな差は ありませんけれども それは アイヌの状況が よくなったというよりも 一般の 状況も 悪くなったんで 近づいたということが 言えるかと思います いずれにしてもまだ 3.6%ぐらいの 高い生活保護率 ということで 経済状況は 決して よくない ということが 言えるかと思います


高校進学率なんですけども 調査が 始まったときは 43.6%ですね 半分に 見たない 数字で ありましたけども 徐々に 上がっていって 現在は 95.1% 一般が 98.8%ですから 大きな差はない

 
じゃあ アイヌの子どもたちは 学力は 充実してきたのか というと 必ずしも そうといえない状況が あります 高校の 進学自体が 非常に 門戸が拡がって 敷居が低くなって 入りやすくなった面が ありまして 希望をすれば かなりの部分 進学できる という状況が ありました ですから 必ずしも 学力が 伴っているかどうか これだけでは わかりません  


大学進学率を見ると 直近の調査でも 33.3% 一般とくらべて 相当 差がございます 全国平均から 比べると 半分ぐらいしかない まぁ 大学行けばいい というもんでは ないんですけれども 進学したい人が 行ける ということは 大事なことだと 思います


なぜ 高校進学率は 一般とそれほど 差がないのに 大学進学率で これほど 差が出るのか? と 言いますと 一つには 経済的な問題 ですね 北海道の場合 地方から大学に 行くとなると 下宿せざるをえない人が 多いんです そうすると 大学の授業料に加えて 下宿代となると 先ほどの 経済状況だと アイヌとしては 無理だということで 進学を 諦める 
或いは 先ほど 差別の状態が あって 子どもたちの 向上心が 削がれて 勉強が 身につかない 高校には 行ったけれども 最後 中退してしまうとか 高校は出たけれども 基礎学力が ついていない で 大学にも 行けない という問題が ございまして こういった 大学進学率の 低い状況がある と思います 


▶以上の現状を踏まえて、アイヌ新法は、何が、どこが、問題か?


•先住⺠族と明記(初)→先住権は切り離す
それなりの 一歩前進ですけども 先住民族と言った場合 さきほどいった 先住権が 切っても 切れないものなんですけども この場合 切り離しています 先住民族 と 言っただけで 先住権は 知りません ということで 絵に描いた 腐った餅 みたいな
存在だと 私は 思っています


•差別行為禁止を明記→具体的な規定はない

何が差別なのか 差別をしたら どういう 罰則を受けるのかが ありません ですので もっとこう 法の中身を 充実させていくべきではないかと 思っています 


•文化振興交付⾦の交付→地域振興・アイヌ文化振興

地域振興・アイヌ文化振興のみの 交付金ではありません


•儀式・伝統漁法継承への特例措置(林産物・サケ等の採取sの規制緩和)→⼿続きの簡便化だけ・先住⺠族の権利からはほど遠い

色々と規制が かけられて アイヌが サケを獲ったりだとか 木を伐採したりだとかが なかなか できないので これを 緩和しよう という動きがあって これも 前進といえば前進ですけども 先住民族の権利からいうと ⼿続きの簡便化 ということだけでなしに  それは 権利として あるんだよと いうことからすると ほど遠い 状況で ございます


他にも
•⺠族共生象徴空間の管理運営を指定法人に委託
•法律において「アイヌ施策」とは、「アイヌ文化の施行等に資する環境の整備に関する施策をいう


▶ここでちょっと、基本的なことのおさらいを


ここで 先住⺠族・先住⺠族の権利とはなにか?について みていきたいと 思います


①先住⺠族と少数⺠族の違いは何か?

少数⺠族というのは 人数が 多いか 少ないかだけの話 たとえば 同じ国で 100万人の民族と 10万人の 民族がいれば  10万人の 民族の方が 少数民族
当然 アイヌの 民族は 日本人から見れば 和人から比べると 少ないので アイヌも 少数民族の 一つに 入ります


② 先住⺠族とは 何か あるいは 「先住⺠族の権利(先住権)」とは何か?

これは 先住権 先住⺠族の権利というのは 先住民族の 特別の権利では ありません よく 特権とか いいますが 特別の権利では ない これまでの 侵略と 抑圧の 歴史過程の中で 先ほど見てきたように 奪われたり 破壊されたりされた 元々 持っていた権利を 取り戻す権利でございます 


ですから アイヌには 理念的にですけども 失われた土地や文化 資源などを 取り戻す権利を 有するんですね 理念的にです これを 実力行使しようという アイヌは いないと 思いますけれども  


たとえば みなさんの 乗っている 車が 事故で ぶつけられて 壊されたとする 当然 壊した側の人に その車を 直させるなり 或いは 相応の代替え車を 用意させたり という権利が ありますよね それと同じことで ございます あと


③国連権利宣言の意義

国連の 権利宣言 これは 宣言であって 条約では ありませんけれども 日本も 受託してますので 日本国憲法と 日本の法律の 間に入って 日本の法律を それ相当に 影響を与えるもので ございます

 

あと 先ほど 述べましたけれども 衆参両院で 「アイヌ⺠族を先住⺠族とすることを求める決議」も 通っておりまして 
④「アイヌ⺠族を先住⺠族とすることを求める決議」、国会両院で採択
という こういった 動きが あります 


▶結城庄司さんの言葉と若い人たちへ


これは 結城庄司さんが 1982年の 青森放送のテレビ番組に 協力して出演した内容です 
明治時代 対ロシア戦争に 備えて 冬山の 軍事訓練を 八甲田山で 明治の軍隊が おこなったところ 遭難者が いっぱい出て その遭難者を 探すのに 冬山だったら 北海道の アイヌが 得意じゃないかと いうことで 呼ばれて 捜索し 非常に 成功を 納めたと いう 番組なんですけども 

インタビューしている人が 八甲田山に アイヌ捜索隊が 入ったときに おじいちゃんが 案内したと いうことで おじいちゃんの孫 という人で あります


結城庄司・アイヌ民族解放運動活動家
なんていうんかなぁ まぁ 先祖のことをね 言ったら 日本の人には ばかにされるからと いうことでね なるだけ 先祖を 隠して 暮らしていこうと いう アイヌと それから いやあ 先祖のことを 誇りに 思って 儀式や 文化をと 受け継いだ アイヌと 二つの流れが あって

   
分かりやすく言えばね 民族の 誇りの 旗をね 長く 掲げて 今日まで来てる アイヌは これは ほんとに 数が 少ないんです 


同化しようと できるだけ 立派な 日本人に なろうとね 先祖を 隠して 暮らそうと 差別されるのは 嫌だからね 隠して 生きようとしたアイヌと 


まぁ 民族の ことを 誇りに 思ってね それでも 差別はされるわけですよ でもまぁ 迫害された歴史ばかりをね 駄目に思ってるんじゃない アイヌと  


今 非常にね まぁ裏街道を歩んだ子孫の人たちも それから 表街道を歩んだ子孫の人たちも 今 みんな また 交流しあってね そして アイヌ語を 覚えようとか アイヌの踊りを 覚えようとか みんなの 意識がなっていくようなね そういいことを 自分たちで やるんだという 若い人が 沢山でてきたと 思うんですね  


※質疑応答の全文起こし
>現在 道外の アイヌ団体は 3つあるとのことでした 道内の団体は どのくらいあるのですか? 一緒にまとまって 活動することはありますか?


竹内 渉・公益社団法人北海道アイヌ協会・元事務局長

まず 道内は 主な 私が知っている団体を あげるだけで 4つに 限定されるんじゃないかと このほかにも 私が把握してないだけで 小さなところも 色々 あると思います 北海道外は それこそ たくさんあります ひとつは 公益社団法人 北海道アイヌ協会の 
加盟団体が 50ほどあります
し その他 アイヌ古式舞踊の 保存会が 連合会 加盟組織が 17 その他に 加盟してないんですけども いくつかの 保存会ができて それぞれ 古式舞踊など 伝承に努 めておりますし  あと 任意団体で いくつもできてますので ちょっと 数は 数えきれないほど ございます


>伝統文化が 武器となる それをもって 和人と闘い アイヌの権利を取り戻す というムーブメントは とても新鮮な響きと 感じました 現代のアイヌの方々は このムーブメントに対して どのように 考えていらっしゃるのかなと 感じました 私の知る限りですが あまり周知されていないような 感じでいます こちら いかがでしょうか?


竹内
結城庄司おじさんが 亡くなって以降 この戦略でもって 活動していこうという方は いないかもしれませんね ただ あえて 闘うと 表現しないで 文化を 活用した 色んな動き たとえば アイヌ伝統文化を 元に 新しい音楽など 創造して トンコリ という 弦楽器が あるんですけど これに電気をつないで エレキギターみたいな感じに 音を大きくして バンドを組んで やっているグループも いくつかあります たとえば かのおくさん という方々は 世界のあちこちで ライブをするほどの 人気のグループですし あと ともしび という集団は アイヌの伝統の 歌や踊りを 元に シンセサイザーなどを 使いながら ステージを 作り上げていく ということを やっていますので 文化を 武器 という形じゃないかもしれませんけども 伝統文化をもとに それぞれ  活動を 拡げている という方が 結構 いらっしゃると 思います 


>昭和21年の 話しになります 昭和21年 GHQは 独立を勧めていたとの ことでした もし そのとき アイヌの方々が 独立されていたら どうなっていたと 思われますか?
  
竹内
まず 本の中では GHQと 書いてあったんですけど 実は GHQ じゃなくて アメリカ進駐軍だったんですね あくまでも 軍事部門 スイング少将というのは 軍事部門の 人で GHQでは ないんですね 連携は あったんでしょうけれども ということが まず 一点  
で アメリカ進駐軍側が 独立を 勧めた という話が 出回った というのは 実は 独立する 意志があるのか ないのか と 聞かれた というのが 大場さんの 聞き取りです ですから 独立を 勧められたんじゃなくて 意志があるかどうか 聞かれた 
で その場で 断ったという 話で ありまして イフ(IF)の問いについては やっぱり 歴史の問題なので 答えられない というか 答えない方がよろしいかと 思います で 勘弁してください 以上です 


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※今日の文字起こしのソースはこちらです
開催日:2022年8月2日(火)、主催:公益財団法人人権教育啓発推進センター・芝大門人権講座
テーマ:「アイヌ民族の人権、歴史、文化」

講師:竹内渉・公益社団法人北海道アイヌ協会・元事務局長、アイヌ近現代史研究家

趣旨:
人権教育啓発推進センターでは、様々な人権課題をテーマに芝大門人権講座を開催しております。オンライン配信も行いますので、在住・在勤地域にかかわらず参加可能です。また、試験的に当日の21:00までアーカイブ配信も行います。お申込みをいただければ、誰でも参加・視聴可能です。
※申し込みリンクはこちらです:https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ncth-lgthpj-825715eec5c1ec134f8ad7144cfcfda1
※動画はありません 
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