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※㉛

2022年3月29日（火）

検察官の再審妨害を許さない―袴田事件３・２９全国集会

郵便不正事件の冤罪被害者村木厚子さんと大崎事件弁護団鴨志田祐美弁護士の対談など

主催：袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会

（アムネスティ・インターナショナル日本／日本国民救援会／日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会／袴田巖さんの再審を求める会／袴田巖さんを救援する清水･静岡市民の会／袴田巖さんを救援する静岡県民の会／浜松･袴田巖さんを救う市民の会／無実の死刑囚･袴田巌さんを救う会）
http://www.kyuenkai.org/329/

司会：中川英明・アムネスティ・インターナショナル日本事務局長

※応援メッセージの部分起こし

村木厚子・厚生労働省雇用均等・児童家庭元局長、津田塾大学客員教授

私が　裁判で　闘ったのは　たった1年3か月　それでも　長いなあと　思いました　時間を　奪われることについては　ほんとに　その 長さもそうだし　その時期って　一回しかないので　そこを奪われると　ほんとに　つらいものがあると　思います　まあ　弁護団や　みなさんの努力で　間近まで　扉の手前まで　きてるっていうことを　聞きました　袴田さんの　生き様みたいなものを　テレビとか　いろんなところで　沢山の人が　観ていて　　そこに　ちゃんと　真実を　みているひとが　たくさん　いるっていうふうに　思います　ぜひ　もう　もう　もうちょっとだけ　がんばって　ぜひ　そのとびらを　あけてほしいですし　みなさんには　みなさんが　ちょっと　そのとびらに　手を添えてですね　手伝うことで　ほんとに　この　重い扉が　ひらくと　思いますので　私も　ですから　それを　したいですし　みなさんも　ぜひ　みなさんの　できるかたちで　お手伝いいただけたら　ほんとに　ありがたく　思います　ぜひ　がんばってほしいです

鴨志田 祐美・弁護士、「大崎事件」再審弁護団事務局長

やはり　こんな理不尽な現実が　この　刑事司法の中にあるということを　わたしたち　司法に　携わる者が　いっぱんのひとに　知らせていくということに　少し努力が足りなかったのではないかと　いうことも　反省しています　　ですけれども　知ってしまったら　もう　知らなかったころには　戻れない　これはよく　周防 正行さんが　おっしゃるんですけれども　みなさんも　知ってしまったんです　もう　知らなかったころには　戻れません　ぜひ　この　袴田事件の　雪冤　そして　多くの冤罪事件の　雪冤　そして　法改正ということに　ちからを　かしていただきたいと　思います　本日は　どうも　村木さん　ありがとうございました

福島瑞穂・社民党所属の参議院議員

私自身は　狭山事件の　末席の弁護士でありまして　再審開始が　裁判官によって　証拠の開示が　　ものすごく　違ってくるっていうので　国会の中で　何度も　どうしても　再審法を　作りたい　要するに　証拠開示と　袴田さんのことで　ものすごく　明かになった　検察官の　不服申し立ての　ことを　許さないっていうことを　本当に　やりたいっていうことを　思っております　袴田さんは　本当に　再審開始まで　いかないんですね　　再審開始して　そこで議論すればいいのに　それを　即時抗告　し続けて　本人を常に　ひき戻してしまうっていう　このやり方は　じかん稼ぎを　やっているんじゃないかというふうにしか　思えません　ただ　代理人の　みなさん　弁護士の皆さん　そして　支援者のみなさんの努力で　袴田事件も　味噌に　入れられた　服の　赤みの問題などについて　鑑定書が　出され　それについても　意見が出ておりますが　高裁で　取り消して　最高裁に行って　そしてまた　差し戻しになってて　ものすごく　時間を　たくさん　費やしながら　なんで　証拠を　再審の　開始の入口まで　本当に　いけないのかと　もう　なんかこう　開かずの門じゃないけれど　再審開始したらみたいな　かたちで　思ってるのか　本当に　冤罪を産まないための　努力と　意識を　司法が　そして　まさに国会が　行政が　持っているのかというふうに　思っております　袴田さんが　まだ　東京拘置所に　いるときに　会いに行こうと　したりですね　色んな事があり　そして　もう　出られてから　8年ほど　経ちますが　でもまだ　再審開始に　いっていないということに関して　本当に　一緒に　再審開始無罪を　勝ち取りたいと　思います　そして　今日　対談の中でも　制度の話が　ありました　再審法を　作る必要もありますし　ちょっと　話が　大きくなりますが　やっぱり　代用監獄や　人質司法と言われるようなことも　本当にかえていきたい　と思っております　たくさんの　冤罪がある　ということ　それを　どうやって　減らすことができるのか　そのことを　わたしたちは　国会の場で　全力で　やっていきたいと　思っております　ここに書いてある　アピールを　全面的に　支持し　そして　再審法を作り　袴田さんの　一日も早い　再審開始　無罪が勝ち取れて　袴田さんと　お姉さん　秀子さんが　よかったと　おもってもらえるよう　一緒に　がんばっていきたいと　思います

桜井昌司さん（布川事件元被告人・冤罪被害者）

今日の集会にご参加の皆さん　いつもありがとうございます　布川事件の桜井です　おかげさまで　布川事件は　完全勝利で　終結　します　あまたある　冤罪の中で　全てに勝って　こうして　心安らかな　日々をむかえられてほんとうに　これも　みなさんの　お力添えと　感謝しております　それにひきかえ　袴田さんは　まだ　闘いのさなかです　本来でしたら　とっくに　袴田さんは　自由の身に　なっていなければなりません　大島決定（大島隆明・東京高裁裁判長）　あの　犯罪的な　決定によって　事件は　延ばされて　しまいましたけれども　　やっとその時期が　きたと　わたし　確信してます　あの先日ニュースで　検察官が　実験をして　1年2か月　たっても　血が　赤くならない　可能性があるという　ニュースを　見た時に　びっくりしました　へー　検察官て　そういうことも　できるんだと　思いましたねえ　でも　種を明かしてみれば　真空パックに入れて　脱酸素剤をいれたって　これなんなんですか？　こういうことを　検察が　やりうるっていうことは　どういうことなんでしょうか？先日の　名張毒ぶどう酒事件の　ように　化学的事実を無視して　平然と　冤罪の人の訴えを　棄却するという　裁判官がいるかぎり　こういう　ばかげた　検察官の　行為は　やっぱり　続くと　思います　今後の　私の　任務は　こういう　検察官の行為を　そして　裁判官の　行為を　やっぱり罪として　裁くような　法律を　作ることだと　おもっています　そして　多くの　冤罪事件が　検察官の　証拠隠しによって　今も　苦しんで切る人が　います　再審法を　改正して　法律を改正して　全ての仲間が　そして　袴田巌さんが　一日も早く　完全な自由になれるように　私も　がんばります　みなさん　これからも一緒に　がんばりましょう　よろしくお願いします

岡美代子さん（「名張毒ぶどう酒事件」の奥西勝・元死刑囚の妹）

奥西勝の妹　岡美代子です　2022年3月 3日　再審請求が　認められずに　悔しい思いです　　兄の無実を　晴らすまで　長生きして　元気に　がんばります　袴田さんも　いっしょに　元気で　がんばりましょう

青木惠子さん（東住吉冤罪事件元被告人・冤罪被害者）

東住吉事件の　青木惠子です　きょうは　西山美香さん（湖東記念病院人工呼吸器事件の元被告人・冤罪被害者）と　一緒に　岡さんの　励ましに来ました　3月3日　名張毒ぶどう酒事件の不当判決に　　怒りを　感じてます　岡さんが　また　元気になって　たたかえるように　励ましに来ました

私の国賠判決は　3月15日に　ありましたが　あれだけ　私に　寄り添った　裁判官が　まさかの　裏切りで　大阪府警の違法は　認めましたが　国の違法は認めず　ほんとに　怒りで一杯です　私は　裁判官に　手紙を　書いていたんですが　判決後　法廷で　その手紙を　破りますと言って　破ってやりました　せめてもの　裁判所への　抗議でした　これからも　負けずに　控訴して　たたかいますので　ご支援よろしくお願いします　

袴田さん　再審開始決定　こんどこそ　絶対に　勝ち取れます　負けずに　最後まで　たたかって　いきましょう　わたしたち　おんなじ冤罪仲間は　一緒に応援していきますので　　どうか　巌さん　秀子さん　お元気で　勝利を　手にするまで　闘い続けましょう

寺澤暢紘・「浜松･袴田巌さんを救う市民の会」共同代表

お願いを　率直に言って　お金を　お願いしたいということです　会場カンパ　袋を回しますので　ぜひよろしくお願いします　ちょっとだけ　お時間いただいて　浜松　今　色んな　検証しているんですが　その中に　国鉄の　機関士の方が　おりまして　事件当日　走っていたなかまとか　よく走っているなかまとかが　巌さんが　ガード下で　ボクシングの練習をしていたっていうことを　見たっていう人も　いるっていうことが　分りました　ですので　元気だった巌さんが　元気なうちに　再審開始無罪を　勝ち取ることができるように　ぜひ　多くの皆さんの　ご支援　カンパを　よろしくお願いします　失礼しました

※袴田秀子さん（「袴田事件」の元被告袴田巌さんの姉）・メッセージの全文起こし

みなさまこんにちは　きょうは　ごくろうさまでございます　常々のご支援に　大変感謝申し上げております　あの　先ほど　間先生（間光洋(はざまみつひろ、弁護士)）からも　お話がございました　袴田事件は　正念場でございます　今回　わたくしは　ぜったい勝てると　思ってるんです　でも　裁判ですからね　決定がでるまでは　わかりません　で　ともかく　50年　たたかってきてよかったと　思えるような　再審開始を　大いに　期待しております　最近の　巌で　ございますが　あの　まあ　前の様に　4時間も　5時間も　散歩に行くっていうことではなくて　支援者の　車にのって　駅まで　送って頂きまして　それから駅の周りを　一回りしたりして　　ちょっとじかんが　短くなりましたの　やっぱり　それだけ　歳を取ったということですか　　老いてきたのかなと　思っております　本人は23歳だと　言っておりますが　やっぱり　歳は　歳でございます　それで　駅前の　ホテルにね　毎回よるんですよ　自宅だと　思っているんです　自分のうちだと思って　フロアーで　1～2時間くらい腰かけて　それから　タクシーに乗ったり　支援者の車に乗ったり　バスに乗ったりして　帰ってきております　体調は　まあちょっと　血糖値が　たかいくらいで　たいへん　元気でございます　大変元気　と言っても　でもまあ　それ相当に　まあ　うちにいれば　所定の位置へ　座ったまんまで　トイレに行く時と　ごはん食べるときしか　動かないんです　それでも　おなかがすいたって　よく　言うんです　　どこにはいるのかと　あたくしは　思います　それでも　元気でおります　あたくしも　元気でおります　常々の　ほんとに　支援には　感謝申し上げております　みなさま　今後とも　どうぞよろしくお願い申します　ありがとうございました