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#原発差止め判決を出した裁判長 とは(※雑学No.344,B.D.+201)
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2023/3/19(日)
🏃🌕🌖🌗🌘✨
きょうは、プライベート・デーにつき、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)
今日は、ｳｯｼﾞｭｰが星になって30回目の水曜日＋4日(214日)☆彡
ﾘｮｳﾘｮｳの8歳のB.D.から182日☆彡
きょうは、土塔町巡りをして、11,831歩(9.0㎞)走り歩きしました🏃🤧そのあとは『映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』の 樋口英明・元福井地裁裁判長 講演』(前編)の文字起こしをしました↓
※部分起こし
🌜0:00 樋口英明・関西電力大飯原発(福井県おおい町)の差止め判決(運転停止命令)を出した元福井地裁裁判長：https://saibancho-movie.com/
皆さん こんにちは 元裁判官の樋口です
裁判官という仕事は 人の話を聞く仕事なんですね
しゃべる仕事ではないんですね しゃべるのは苦手
映画の中でもね 河合先生(河合弘之弁護士)との対談の場面あったでしょ
私の表情 固いですよね
河合先生みたいな 滑らかにしゃべることできないんですよ
結構 私の判決 かっこいいでしょ
かっこいい 判決
でも ああいうこと よく書ける 書けるんだ けど
喋れないんですね
だから こういう 場面ではね 何か 掴みの話っていうのが必要なんですよ
最近 何の話をしてるかというと 大谷翔平選手の話をしてます
何の関係があるんだろう？ と思われるでしょうけど
大谷選手の座右の銘っていうのがあってね
大谷選手の 座右の銘は 先入観 まあ要するに 思い込みですね
「思い込みは可能を不可能にしてしまう」と いう言葉なんですよ
それはもう 佐々木監督、高校時代の佐々木洋監督の受け売りでもあるんですけどね
多分ね 大谷 選手以上の才能を持った人は 大リーグの中にいたはずなんですよ
だけど 誰も 二刀流に成功しなかった
それは 監督、指導者がね 「プロ野球では バッターとピッチャーは 兼ねられないのが当たり前だ」という先入観 を持ってたんですね
でも 佐々木監督も 日本ハムの栗山さん、栗山英樹監督も そういう戦略を持たなかった
だ から 大谷選手は ああいう風に 大きく羽ばたくことができた
今を振り返る何十年前に 野茂英雄選手は アメリカに 渡りました
当時 多くの人が 「日本のプロ野球と大リーグは水準が違うから 通用しっこない」という先入観で
彼を 喜んで 見送ることができなかったですね
でも 彼は成功しました
このように 先入観を克服できる人が まぁ偉大なことができるんだと私は 思ってい ます
🌛3:07
私は 今から 与えられた50分の間で
地震の話
原発の話
原発差止め訴訟の話
原発による国家賠償の話
防衛の話
憲法の話
をやります
「50分間で できるわけがない」
「そんな難しい話 50分で できる わけがない」と思った途端
私の話は 頭に入ってこなくなります
いずれも すごく シンプルな問題なんですね
今日の映画で 感じ取られた方もいると 思います
🌜3:50
で 原発の問題は すごくシンプルです
知って ほしいことは 二つしかありません
一つ目
原発は 人が管理し続けないと 暴走するということです
人が 管理しなきゃ いけないんですよ 何があっても 人が管理しなきゃいけない
ここが 違うんですよね 他のものと 違うんです
火力発電所と 違います
火力発電所 地震が来ました、何かトラブルがありました どうしますか？
火を消せばいいんですよ
燃料の供給を 止めてもいいし
酸素を 送らなくてもいい
いざとなったら 水 をかけてもいい
たとえ 火を消すことに失敗しても
燃えるものがなければね それで 安全の方向 に向かいます
でも 原発だけは そうじゃない
福島原発事故は 何が起きたのか？
地震や津波で 原子炉が壊れたわけじゃないんですよ
何が起きたのか？
単に停電しただけの話なんですよ
停電すると あんなことになる
あるいは 原子炉を 冷やし続けなければいけないので
水を送れなくなると あんなことになる
要するに 停電してもダメ 断水してもダメ
何があっても 人が 管理し続けて 水と電気を 送らなきゃいけない
送り 続けなきゃいけない
これが 原発の宿命なんでしょう
他の技術は 全く違います
例えば 自動車 だったら どうしますか？
自動車 トラブルがあったら 止めたらいいんですよ
家電なら コンセントを 抜けばいいんですよ
その瞬間に 安全になります
だけど 原発は 人が管理し続けなきゃいけない
そして 管理しそこなった場合 要するに
停電したり 断水したりして 人が管理できなくなったらどうなるか？というと
それは 例えとしては ゴジラです
ゴジラのようなものは 水と電気を送り続けてる限り おとなしくしていますが
電気が断たれれば 自ら 檻を破って 暴れ出します
いかに 頑丈に作ってあるかのように思える檻でも ぶち破って出てきます
そして 暴れ出したら 誰も止めようがなくて
日本の国を 滅ぼしかねないんです
6:39
映画の中で出てきました 「東日本壊滅」
これ 3人の方が 東日本壊滅を 覚悟したんです
一人は 現場の最高責任者の吉田昌郎所長(1955 - 2013)https://www.nippon.com/ja/currents/d00093/
二人目は 日本の原子力行政のトップ、原子力委員会のトップの 近藤 駿介さん
三人目は 菅直人総理です
東日本壊滅を いわば 覚悟したわけですよ
でも 幸いにも 映画の中にあった 2号機の 奇跡、4号機の奇跡
信じられないような奇跡でしょう
4号機の 奇跡は 信じられないような奇跡です
(誤解を恐れずに言えば) ああいう奇跡が重なって 15万人避難かな
250km圏内に 4,000万人とか5,000万人 住ん でるんですね
奇跡がなければ 4,000万人避難ですよ
とてつもない被害を 及ぼすんですよ
原発で 知って ほしいの は これ この 2つだけなんですね
人が管理しなきゃいけない ということと
人が管理しそこなった時の被害は とてつも ないもんだ ということ
この二つだけです
この話をするとね
「とてつもない被害をもたらすんだ」と言うと
多くの人が どういう 風に考えるか
ここで 先入観が入るんですね
「とてつもない被害を及ぼす」となると
「それなりには 安全に作ってあるんじゃない の」って思うんですよ
これ なぜかというとね
世の中のものが 全部 そうだからなんですよ
例えば 新幹線とね 普通の在来線の 特急は 違うでしょ
なぜ違うか
もし 大型トラックと衝突して 脱線、転覆する と 大惨事になっちゃう
想像するに恐ろしいですね
時速300キロ で走ってるんだから
だから 踏切自体 なくしちゃってるんですよね
それで 安全率を 高め てる
例えば セスナ機と 大型旅客機を 比べても そうですし
漁船と 大型旅客船を比べても そうです
安全率を 高めてるんですよ
当たり前の話です
自然 界だってそうですよ
マグニチュード9のようなね、3.11のマグニチュード9の ような地震は 滅多にない
100年間の間で 5回しかない
しかし マグニチュード6の 地震なら 日本周辺で 毎月1回あります
月に1回ぐらいの割合で ある
マグニチュード5程度なら 毎週のようにあります
だから 「被害が デカければ 事故発生確率は 低い」って 誰でも思っちゃうんですよ 誰もが 思っちゃう
これは 原発に 反対しとろうが 賛成していようが そういうこととは関係なく
瞬時に 先入観が働くんですよ
特に 保守的な考えの人はそうです
日本の社会は 健全だと思ってる人
例を挙げるとね 今から20年ぐらい経つんかな
姉歯事件っていうのがあってね 耐震偽装事件
姉歯さんは 処罰されて マンションは取り壊さ れて あの会社は潰れました
だから 偽装的なことをやると
それによって 社会は 制裁を加えて 健全な 社会に戻していくという
そういう健全さが 日本の社会にはあると思ってるん ですよね
また （自動車部品大手の）タカタという 何でしたかな エアバッグの会社
偽装的なことをやったから 世界一の会社が 潰れちゃったんですよ
そういうもんなん ですよ
そういうもんだから こんだけ 原発のような 被害をもたらすものは
それ なりの耐震性があると思っちゃうんですよ
それは 仕方がない
そう 思いたいしね
だけど 現実は そうじゃない
700ガル 650ガルとか せいぜい 1,000ガル よくある地震です
(※1ガルは、1秒間に1センチメートルの割合でスピードが増していく状態)
よくある地震です
700ガルだったら 今までで わずか20年間で 30回ぐらいあったんですね
よくある地震ですよ
よくある地震で 原発が危なくなるんです よ
恐ろしい、こんなことは考えたくない
だから 多くの人が この本に書いてあることを 批判してるんですよ 批判している
私が原発を止めた理由 / 樋口 英明【著】 旬報社（2021/03発売）
第一の批判はね
まず 原発は 岩盤の上に 建っている
そして 岩盤の揺れと 普通の地面の揺れは 違うんだと
そうだったらいいなって 私も思いますよ
日本の原発が ヨーロッパのような しっかりした岩盤の上 に建っとったらいいだろうなって 私は思います
でも 岩盤の上に立ってるのは 約半分
半分の 原発は 普通の地面の上に 建ってます
岩盤の揺れと 地表面の揺れが 大きく変わっ た例は 一例もないです
普通の地面の揺れで 700ガル来そうな地震が起きれば
岩盤でも やはり 700ガル来る恐れがある んですよ
だから とてつもなく 危ないんですよ
あまり 議論の余地がないくらい 危ない
🌛13:31
「原発差止め訴訟とともに」
原発差止め訴訟 どんな 訴訟ですか ？
これ 本質なんですよ
原発差止め訴訟の本質というのは 電力会社が こう言うんですよ
「この 原発敷地に限っては 強い地震は来ませんから 安心してください」って言ってるんです
それを 信用するか 信用しないか たった それだけの話なんです
たった それだけの話です
地震のことは わからないです
地震のことは よくわからないんだけど 分かって いることが 2つだけあります
それは 地震の予知・予測はできない ということ
そして 弱い地震ほど たくさん来る ということです
大きな強い地震は めったにない
弱い地震は たくさんある
そしたら 弱い地震を 設計基準としている
原発 は 危ない どう考えても
安倍さんは「 世界一 厳しい規制基準に基づいて 審査しているから 大丈夫だ」と 言ってるんだけど
そういう風に もう歴代の総理も 言ってるんだけど
「えっ、世界一厳しい？ 安倍さんの言うことだから…」と それ 誰も 信用してない
だけど 「それなりには 厳しいんじゃないの」って思いたいですよね 思いたい
🌜15:56
3月4日か5日か 高橋 克実さんが主演でね 南海トラフの やってましたよね
何時間にも渡る番組なんだけど
南海トラフが いかに怖い地震か
日本の経済に どれだけの被害を与えて
どれ だけの人的損害を与えるかと
日本は 長年に渡って 立ち直れないんじゃ ないかという
こんな話をしておいて
四国電力 伊方原発(愛媛県西宇和郡伊方町)の話は 全く出なかったです
不思議に 全く 出なかった
え？なぜ 出さないの？ 不思議 でしょ
多分 あれを観た東京の人よりも 西日本の人 の方が 深刻に考えてますよ
伊方原発が どこにあるか正確に分かって いる人 東京の人 割と少ないんですよね
もう 西日本の人だったら 愛媛県のあの部分に あるんだなって のわかります
で 震源域ですよ
じゃあ 南海トラフが 愛媛県の伊方原発を襲ったら どうなるんですか？
誰でも 抱く疑問でしょ
映画の中にありました
四国電力は 「伊方原発に 南海トラフ地震、マグニチュード9が 直撃しても 181ガルだ」と言ってるんですよ
181ガル 震度で言うとね 震度で言ったほうが分かりやすい 震度5弱
震度は 最高は 震度7までありますよね
震度7が 最高なんですよ
マグニチュード9の 南海トラフが 181ガル
2月にあったトルコの地震は マグニチュード7.8です
今 勉強しましたよね
マグニチュード9と マグニチュード7.8は どんだけ違います か
64倍 違うんですよ
64倍のエネルギーが あるんですよ
それが 伊方原発を直撃しても 震度5弱
震度5弱というのは 絶対 建物は 壊れません というやつです
窓ガラスが たまに割れる 程度の揺れです
それで 収まると言ってるん ですよ
国民が 誰でも疑問に思うこと
「え？本当に 181ガルでいいんですか 本当に そんなもんで 収まるんですか」って
「これ 誰が審査するんですか」
原子力 規制委員会しか ないんですよね
「じゃあ この 審査を 何年にもわたって 審査したんですか」って
「数年にわたって審査したんですか？」
審査してません
「数ヶ月にわたって審査したんですか？」
審査してません
「数週間にわたって審査しましたか？」
それもやってません
「せめて数日は審査したでしょうね？」
それも やってません
「5、6時間は審査したでしょうね？」
やってません
「数分間はやったでしょうね？」
やってませ ん が、やってましたよ
「何秒ですか？」
18秒間
18秒間 審査しました
それでOK 出しました
これが「世界一厳しい基準に基づく 」原子力規制委員会の審査の実態です
国民が 最も恐れている地震が 伊方原発を襲っても 181ガル まぁそんなもんかなぁと
18秒だから 考える暇もないです
それで 出てしまいました
20:14
最後 映画が どうなったかはね
広島地裁で負けて 広島高裁行って どうなったか
来週(※今週)2023年3月24日(金)午後2時に決定が出ます
「18秒しか 審理していない」という事実を 突きつけられても
裁判所が 原発の稼働を 認めるんだったら
それは 絶望 の裁判所になってしまうと思います
が 私はそうはならないんじゃないかなって 楽観しております
（※ここから後の文字起こしの編集が、すべて消えてしまいましたので、いったんここで送信します。ここまで残っていただけでもよかったです(笑)）
※続きは こちらからご視聴できます(20:55～)
🏃🌒🌓🌔🌕🌖🌗🌘✨
※今日の文字起こしのソースはこちらです：
2023.3.15 院内集会
映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』上映後の元福井地裁 裁判長 樋口英明氏 講演
[日時] 2023年3月15日（水）18：00～
[場所] 参議院議員会館 講堂
[詳細] http://www.anti-war.info/schedule/2303091/
[主催] 戦争をさせない1000人委員会、立憲フォーラム
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※動画の視聴はコチラです:https://www.youtube.com/watch?v=hzMe8OJN6lg
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