一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

「#途中でくたばっちまいます」とは 『#水俣曼荼羅Part2』とは (※雑学No.526,B.D.+12)

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2023/9/17(日)
🏃🌕🌖🌗🌘✨

きょうは、プライベート・デー(フリー・デー)のため、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)
今日は、ウッジューが星になって1年目+38日(403日)☆彡
リョウリョウの9歳のB.D.から5日☆彡


With "WouldYou"(ウイズウッジュー)


きょうは、裏通りランへ行って8,399歩(5.7㎞)走り歩きしました🐈🏃✨そのあとは『記者会見「混沌の只中 水俣病を考える」原一男『水俣曼荼羅』監督と原告、支援者』の文字起こし(要約筆記)をしました。今、ネット上でクルド人の方へのヘイトスピーチが酷くて、またそれらも「50代の人が主にやってるらしい」とちょっと聞いていて、ほんでウチは今頃「今年50代最後の年や」と気がついて、ほんで「そんなおかしな50代は一部の人だけやでぇ」ということで、最後にちょっともうひとがんばりして、声をあげ続けようかなという風に思いました💦🌸↓↓


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配信日:2023/09/11(月) 、発信:TBSラジオ『アシタノカレッジ』、テーマ:「インド映画 「燃えあがる女性記者たち」を通して伝えたい。インドの現状」、記者会見「混沌の只中 水俣病を考える」原一男『水俣曼荼羅』監督と原告(2023/8/30)、支援者、出演:崎山敏也×キニマンス塚本ニキ
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※部分起こし(要約筆記)
🌝1:14:33 崎山敏也・TBSラジオ記者:https://twitter.com/sakiyamatoshiya


とにかく長い しかも 少なくとも
解決したとは言えない「水俣病問題」
「水俣病事件」
なんですけれども


先月 2023年8月30日に 
水俣病問題を描いたドキュメンタリー映画
『水俣曼荼羅』を手掛けた原一男監督と
映画に登場する3名の方のご登壇による
日本記者クラブの記者会見があり
私も それに行ってきたんですね


約1時間半を超える 記者会見の模様自体は
日本記者クラブHPで公開されていますので
できればぜひ 全部見てほしいなと思います


「混沌のただなか 水俣病を考える」原一男「水俣曼荼羅」監督と原告、支援者 2023.8.30
https://www.youtube.com/watch?v=4ca_YUrmKTw


今日は私の質問への答えを中心に話をします
『水俣曼荼羅』という映画はここにDVD版を
今 ちょっと持ってきているんですけれども


原一男/水俣曼荼羅 DVD-BOX<初回限定版>


この『水俣曼荼羅』撮影15年編集5年
そして 上映時間 6時間以上という


パンフレットだとかこの辺の色々な解説書にある 監督の話だと 
やはりそれだけ水俣病を取り巻く世界は複雑だし 原監督はもう 


一人一人の感情 それは別に 全て 決まった
方向に向けて みんな動いてるわけではなくて
様々な人がいて様々な感情がそこに渦巻いてる


それを描くにはそれくらいの時間が
当然 かかるだろう
 ということで


とにかく 実際の患者は 多分生前そして生後
行政の視点で「公式確認」と言われてからもう
67年経っているんですが


公害病として認定されていながらも認定患者は僅かです
特別的な救済制度を 何万人もの人が利用してる一方で


いまだ 認定を求めて 裁判が続いている 
或いは認定申請をして待っている人がいる


そういう とにかく長い しかも
少なくとも解決したとは言えない

「水俣病問題」とか「水俣病事件」


色々呼び方はありますけどもそもそも
実態調査が全く行われてない
んですよ


実は「やる」と 言っていながら
10年位経っているんですけれども


結局 行われないまま 申請してきた人を
患者として認定するしかないという形です


🌝1:17:16 崎山
つまりチッソという
会社が流した排水に
有機水銀が含まれていて
それが 不知火海という
水俣の前の海に広がって


人々に 様々な症状を引き起こす
主に神経関係の症状を引き起こす
という病気自体ははっきりしてる


けれども 実際
どれ位の規模でどういう風に 
どれ位の広がりがあったのか


亡くなった人も含めどれ位の人が
被害を受けたのかの全容は
まだ分かっていない
というか調査がない


まあ小学校の歴史の教科書にも出てくるのに
まだ現在進行形の問題ということなんですね


🌝1:18:05 崎山
それで会見では最初4人の登壇者が
それぞれ順に話したんですけれども


監督の原一男さんは
「まだ撮りきれてないものも多数あるので続編を撮り始めている」
ということで こんな話をしていました


🌛1:18:19 原一男・映画監督:https://twitter.com/kazu19451
「水俣病問題」ってどういう問題があるんだろう
いうことを整理するつもりで取りかかったんですね


(Part1は)時間切れだったり力不足で
「ああ、もうここまでしか描けない」
と 諦めたところもある ただ


Part2は20年かける訳にはいかないので
私が途中でくたばっちまいますのでね
生きてる間に 形にしなきゃいけない

なので 急がなきゃいけないんですが


🌝1:18:55 崎山
監督は 最初は 「水俣病問題」の整理位まで
取り掛かれればいいな位の感じだったんですね


でまぁ「途中でくたばっちまいます」とか言って 
かなり ギリギリというか
「とにかく自分も時間がないですから」
ということなんですけども


例えば 水俣病の不知火海を挟んだ
天草はまた全然違った事情があって


水俣病が大きなニュースになっていた頃も
誰もなかなか名乗り出られない状況だった
ことも含め一筋縄では言えないものがある


それは大変複雑なことなんですが それを言い出すと
時間が足りませんので そこはぜひ映画を見て頂いて
映画自体は あまり天草は出てこないんですけれども


🌝1:19:37 崎山
残りの3人の方はいずれも映画に登場する方なんですが
皆さん それぞれ水俣という世界に非常に絡まりながら


一人は 所謂医療介護的な生活支援をやってる方 
一人は 歴史を伝えようとしてる方 
一人は 患者当事者 
という視点で話されました


記者会見では 原さんも巻きこんで
「水俣病はいつから始まったのか」
という話が結構壇上で出ていたので


会見の終わり頃に 
「では 「水俣病問題」、「水俣病事件」は
いつどういう形だったら終わるんでしょうか」
という質問をしてみました


(写真左から原一男さん、倉本ユキ海さん、永野三智さん、谷由布さん)
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/36599/report


谷由布さんという方は
水俣病協働センターという所で
先ほど言った生活支援 例えば


患者が通う作業所の運営とか
自宅への訪問介護とか
外出の支援とか
通院の介助とかを
やっていらっしゃるんですけども 


その谷由布さんは 
胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんの言葉を聞いて
こんな話をしました 


🌜1:20:53 谷由布・NPO法人水俣病協働センター所属、生活支援者:https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/36599/report
坂本しのぶさんと一緒に話している時
しのぶさんが よく言う言葉で言うと
「きちんと認めてきちんとすること」
ということになると思うんですけども


実態調査を今も求めているので
実態調査がされること そして


やはり 被害者を被害者として
きちんと認めて 補償について
考えること
がなされてこそ一つ


「水俣病問題」という部分の解決
と言えるかなという風に思います


東京・スウェーデン大使館で「水俣病問題」について語る坂本しのぶさん(左)と
坂本さんの言葉を伝える谷由布さん(右)
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20220426-OYTNT50020/


🌝1:21:28 崎山
坂本しのぶさんの介助等をしておられる
谷由布さんにとっての「水俣病問題」の終わりとは


きちんと認める 
きちんとする
そして先程言ったように
実態調査もされなければ 

ということだったんです


続いて 壇上に立った倉本ユキ海さんは 
多分胎児期にお母さんのお腹にいる時に
非常に汚染の激しい年だったのでしかも
生まれてからも毎日魚を食べて暮らして
当時から頭痛やこむら返りに悩まされた


でも 親の世代は非常に重い患者の方が水俣病だったので
自分とは関係ない、わからないという形だったんですけど


2000年代に入って水俣病だとはっきり診断を受けて
自分や亡くなった母親の患者認定を求めて
今も裁判を続けておられます


その倉本ユキ海さん「水俣病の終わりって
こんな感じかな」
という風に話していました 


🌜1:22:31 倉本ユキ海・水俣病被害者互助会会員/原告:https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/36599/report


父が「償いをしなきゃいけないんだ」
と よく言ってましたけど 本当に
罪を犯したものは償わなきゃいけない
補償じゃないんですよね


その償いを私たち被害を受けたものが
「誠意を持って償って貰っている」と


思った時が まあそれが
私の中の「終わり」かな


「水俣病事件」の
実際の 終わりは
私が死んだ時です


その時にきっと向こうは
祝杯をあげると思います


だから 私はまだまだ生きて呆けないで
最後まで間違ってると言いたいんですね



🌝1:23:18 崎山
本当に それぞれ 違うわけです
昔から 水俣病だってことで 色々 やってきた方もいれば
途中で自分はそうなんじゃないかってことでやる方もいるし


或いは 差別や偏見があるがゆえに
それをまだ言い出せない方もいるし
言い出せないまま終わる方もいます



最後にもう一人永野三智さんという
水俣病センター相思社の職員として


様々な悩みを抱えてる人たち
例えば 自分では 水俣病と
これまで言い出せなかった人 
或いは 言わずに来た人など
色んな方の相談業務をされる一方で


水俣病を伝える水俣病歴史考証館
の運営もされている方のお話です


水俣病歴史考証館については以前
こちらで紹介したことがあります


「水俣病について、水俣病歴史考証館・相思社」【アシタノカレッジ】2022年12月12日(月) 
https://www.youtube.com/watch?v=7-j_D4W2qXA&t=4571s


永野三智さんは水俣病歴史考証館でも
色んな方の話を 聞いてるがゆえに


「水俣病問題」
なかなか終わらない
これで決着だとかが
なかなか ない中で


今 一生懸命 歴史というのものを
色んな証言を 集めているんですね


水俣病のそういうなかなか終わらない所を
永野三智さんは 「水俣病問題」といい


さっきの 倉本ユキ海さんは
裁判を訴えてる側はとしては
罪を犯した者がおりますので
「水俣病事件」と呼んでいて
そこでも 様々なわけですね


永野三智さんはそうやって
経験や伝えていく立場から 


しかも 原さんの映画にも
最後には言及するんですが
こんな風に答えられました


🌜1:24:48 永野三智・一般財団法人水俣病センター相思社職員:https://twitter.com/nagano_michi
自分の家の近所にミツコさんというおばあさんが住んでいて
彼女が「闘える人は幸せよ 私は闘うことすらできんかった」
って言ったんですよね


私たちが学んでいる歴史って
選び取られた歴史なんですよ


その後ろには 膨大な
選ばれなかった歴史があって


それをどれだけ収集できるか
どれだけ 残していけるかの


残された時間はある意味 
今しかなくて 瀬戸際で


そういう意味で 原監督の映画は


原監督もギリギリかもしれないですけど 
(水俣病の)映画自体も ギリギリの所だと思うので 


非常に もうガンバってください 


🌝1:25:38 崎山
今日 登壇した方々は それぞれ
当事者の患者の方もおられますが
地道に地元で患者への支援だとか
色々 取り組んでおられるんです
 
そういう日々を送りながらも 一方で
「水俣病問題」はなかなか解決しない


本当は最初の方で かけ違いがなければ
最初に国側のきちんとした対応があれば
もしかすると解決できたのかもしれない


けれども それが解決できずに
70年80年という長い時間の中で


制度や人の感情が複雑に
絡み合ってしまってきた


ということなんですよね


なので ぜひ これは
日本記者クラブの8月30日の記者会見
或いは 映画『水俣曼荼羅』を観て


複雑で とても一言で
「こうしましょう」と

誰もなかなか言えない


(勿論 今日の登壇者 それぞれには
「水俣病問題」或いは「水俣病事件」の
 終わりは あるわけですけれども)


この問題の本質を
感じてほしいなと
いう風に思います

🏃🌒🌓🌔🌕🌖🌗🌘✨

※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=z9NE2g8Lesw


2023/09/11(月) にライブ配信
TBSラジオ『アシタノカレッジ』
パーソナリティ:キニマンス塚本ニキ
BUDDY:能條桃子 さん(NO YOUTH NO JAPAN)

▼Today's Class
インド映画 「#燃えあがる女性記者たち」
監督 #リントゥ・トーマス さん、 #スシュミト・ゴーシュ さん
「映画を通して伝えたい。インドの現状」

●映画「燃えあがる女性記者たち」 (HP) https://writingwithfire.jp/
●映画「燃えあがる女性記者たち」 (SNS X) https://twitter.com/WWF_jp


▼アシタノ Chat Lounge
TBSラジオ 崎山敏也 記者
8月30日に日本記者クラブで行われた会見「混沌の只中 水俣病を考える」の模様を音声を交えてリポート。

●記者会見「混沌の只中 水俣病を考える」原一男「水俣曼荼羅」監督と原告、支援者 2023.8.30 (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=4ca_YUrmKTw
●ドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅』(YouTube)https://www.youtube.com/watch?v=2AR_y3KVhLA


0:00 放送前
2:36 オープニング
21:46 「Today's Class」ゲスト:リントゥ・トーマスさん、スシュミト・ゴーシュさん
54:06 お便り紹介
1:02:09 「Buddy's Talk」
1:13:44 「アシタノ Chat Lounge」
1:31:03 アフタートーク


〇崎山敏也さん (SNS X) https://twitter.com/sakiyamatoshiya
〇能條桃子さん (SNS X) https://twitter.com/momokonojo
〇キニマンス塚本ニキ(SNS X)https://twitter.com/tsukaniki85?s=20

※動画の視聴はコチラです:https://www.youtube.com/watch?v=z9NE2g8Lesw
※関連動画のご紹介はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=4ca_YUrmKTw

水俣病が公式に確認されてから67年。認定審査の厳格化による患者認定や補償の差などで地域は分断されてきた。第1世代の患者の多くが亡くなり、小児性、胎児性の患者や支援者も高齢化する中、支援のあり方も変化している。
水俣病患者を追った超長編ドキュメンタリー映画「水俣曼荼羅」の

監督で現在続編を撮影中の
原一男さん、
水俣病認定訴訟原告の倉本ユキ海さん、
水俣病センター相思社の永野三智さん、
水俣病協働センターに属し、患者の生活支援に従事している谷由布さんが登壇。
水俣病を取り巻く現状と課題をどのように考えているのかなどについて語った。
司会 曽山茂志 日本記者クラブ企画委員(西日本新聞)
〇原一男・映画監督:https://twitter.com/kazu19451


https://www.youtube.com/watch?v=2AR_y3KVhLA


『水俣曼荼羅』予告編
【スタッフ】
監督:原一男
エクゼクティブ・プロデューサー:浪越宏治
プロデューサー:小林佐智子、原一男、長岡野亜、島野千尋
編集・構成:秦岳志
整音:小川武

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