とんでもない先生が出てきてよかった٩(๑>◡<๑)۶ #米法経済学者の「部落問題」論文 とは(※雑学No.596,B.D.+82)

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2023/11/26(日)
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きょうは、プライベート日のため、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)
今日は、ウッジューが星になって1年目+108日(473日)☆彡
リョウリョウの9歳のB.D.から75日☆彡


With "Ryoryo"(ウイズリョーリョー)


きょうは、小望月(こもちづき)ランへ行って10,270歩(7.4㎞)走り歩きしました🐈🏃🎄🌔✨♪♪ゼイゼイ… バタッ…♪♪ (←息切れしたウチ😱)


夜は『来る12月5日「河野談話」30年院内集会開催/「ラムザイヤー論文問題」とは何か』⑤の文字起こし(要約筆記)をしました。
今、ネット上でクルド人の方へのヘイトスピーチが酷くて、またそれらも「50代の人が主にやってるらしい」とちょっと聞いていて、ほんでウチは今頃「今年50代最後の年や」と気がついて、ほんで「そんなおかしな50代は一部の人だけやでぇ」ということで、最後にちょっともうひとがんばりして、声をあげ続けようかなという風に思いました💦🌸↓↓


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配信日:2023年11月15日(水)、発信:ポリタスTV、テーマ:「ラムザイヤー論文問題」とはなにか|ハーバード大学のラムザイヤー教授が2021年に日本軍「慰安婦」に関する論文を執筆し、大きな議論に。改めて問題を整理する、出演:吉見義明×山口智美×津田大介
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※部分起こし(要約筆記)
🌛25:13 津田大介・ジャーナリスト/メディア・アクティビスト:https://twitter.com/tsuda
(今 吉見義明さんから「河野談話」30年について説明していただきましたが)


https://whimeda.muragon.com/entry/1452.html


それも 今日の内容に まさしく関わってくる話なんですけれども  続いて


今日の本題である「ラムザイヤー論文」問題について 山口智美さんより
一体「ラムザイヤー論文」とはどういうものなのかということをちょっと
ご解説資料を作っていただきましたので ご解説いただければと思います


🌝25:34 山口智美・文化人類学者、モンタナ州立大学准教授:https://twitter.com/yamtom
「ラムザイヤー論文」とは一体何か?については
最初に津田さんから少しご説明頂いたので もう
大体のコンテクストはお分かりだと思いますので
https://whimeda.muragon.com/entry/1454.html
(中略)


🌝30:18 山口
ラムザイヤー氏「慰安婦問題」についての記事が 大問題として
国際的に話題になった人ですけども それ以外にも 日本における 


マイノリティ 例えば 在日コリアン・被差別部落・沖縄のマイノリティ
に関する酷い内容の論文も 多数出していたり あと 本の中の章として


出したりということをしてそちらも世界で批判を浴びている人です


ただ そちらについては そんなに大きなニュースにはならず 
結果として 書き直したりということが起きたものもあるには


あるんですけれども 特に 内容が酷かったというか
マイノリティ当事者が凄く問題にしてしっかりとした


反論も出したけれども 完全に学術雑誌側に無視されて
しまってきた
というものは被差別部落に関するものです


部落に関する「ラムザイヤー論文」は本当に酷いもので
それはあの日本 或いは 海外の研究者もしっかり反論


したんですけれども 国際問題にまでならなかったというのが 一つ
「慰安婦問」の論文との大きな違いではあるかなという風に思います


※部落問題に関わる「ラムザイヤー論文」の表題と要旨はこちらにあります:
●マーク・ラムザイアー、E・ラスムーゼン 「日本におけるアウトカーストの政治と組織犯罪──マイノリティ 補助金終了の影響」(”Outcaste Politics and Organized Crime in Japan: The Effect ofTerminating Ethnic Subsidies”) Journal of Empirical Legal Studies 15 巻 1 号
192-238 頁 2018 年https://www.researchgate.net/publication/323171492_Outcaste_Politics_and_Organized_Crime_in_Japan_The_Effect_of_Terminating_Ethnic_Subsidies


●マーク・ラムザイアー 「仕組まれたアイデンティティ・ポリティクス──日本のアウトカースト・部落」(”On the Invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan”)Review & Law Economics 1-95 頁 2019 年 https://imadr.net/statement-on-mrarticle/


●J. Mark Ramseyer, UTokyo lecture "On the Invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan " June 13, 2019 | H-Net(ハーバード大のマーク・ラムザイヤー教授が、2019年に東京大学で部落問題について行った講演、「部落民はもとは貧農で架空のアイデンティティをでっちあげて運動団体を組織し、ゆすり戦略で巨額の補助金を分捕った」という内容) 


※部落問題等に関わる「ラムザイヤー論文」を検証する日本の研究者の論文はこちらにあります:
①偽りの「暴力と犯罪」論−同和対策事業「補助金」の真実/2021年12月/青木秀男/特定非営利活動法人社会理論・動態研究所(理事長、所長)
https://imadr.net/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/ebea69ed8ab520736f63b5f2406f9f3d.pdf


➁被差別部落民は犯罪とヤクザに親和的か:ラムザイヤー論文批判として/2021年/社会理論・動態研究所 研究員 小早川明良
https://www.imadr-buraku-library.com/_files/ugd/e5a2b0_6a88bd00aa2e43b780fe16c6b5a8a540.pdf


歴史修正主義に向き合う部落問題研究 〜J.マーク・ラムザイヤー論文をめぐって〜
(IMADR通信207号掲載)2021年8月/阿久澤 麻理子/大阪市立大学人権問題研究センター/都市経営研究科 教授


④Mark Ramseyerの論文 “On the Invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan”に対する非難声明/2021年5月/The Asia-Pacific Journal Japan Focus にて2021年5月1日付で発表/筆者:藤岡美恵子・Joseph Hankins・熊本理抄・Suraj Yengde
https://apjjf.org/2021/9/Fujioka-Hankins-Kumamoto-Yengde.html


⑤部落研究者から掲載誌編集長への書簡/2021/阿久澤麻理子教授・齋藤直子特任准教授(大阪市立大学人権問題研究センター)https://imadr.net/wordpress/wp-content/uploads/2021/03/a711d3ca52263f774d408181f2748234.pdf


⑥IMADR声明/2021/部落に関するラムザイヤー論文の問題点―人権と反差別の視点からhttps://imadr.net/wordpress/wp-content/uploads/2021/03/MR-statement-JPN-Modified.pdf


⑦マーク・ラムザイヤー論文に対する中央本部見解/2021/部落解放同盟中央本部https://www.imadr-buraku-library.com/_files/ugd/e5a2b0_94d622ae0b594a4b876952c2ddb9cd8c.pdf


⑧J.M.ラムザイヤー「アイデンティティ政治の捏造―日本の部落アウトカースト―」の歴史に関する叙述における先行研究の参照の問題点/2021/東日本部落解放研究所事務局長 鳥山 洋https://www.imadr-buraku-library.com/_files/ugd/e5a2b0_01de0ced85f54b99aabdc48951c70802.pdf


貧困なる精神 ハーバード大教授の珍学説/2021年2月/フリーライターの角岡伸彦さんが運営するブログ「五十の手習い」のブログ記事


⑩ラムザイヤー論文の済州4・3に関連する重大な誤記について/2021年3月/済州四・三 73周年犠牲者慰霊祭実行委員会(大阪)運営のブログ記事https://43osaka.hatenablog.com/entry/2021/03/16/231757


⑪ラムザイヤー問題が映し出した日本のレイシズム/渡辺美奈(wam館長)/2021.3/アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館/巻頭ページhttps://wam-peace.org/publication/newsletter-47



🌛31:41 津田大介・ジャーナリスト/メディア・アクティビスト:https://twitter.com/tsuda
これ だから 日本のマイノリティに関するラムザイヤー氏記述酷さ
というか荒唐無稽さ
を表すものとして ネット、Xでも話題になったのは
https://twitter.com/ShinHori1/status/1491220869599105024


ラムザイヤー氏が自著論文の参考文献 所謂ソース、出典として


「余命ブログ」による弁護士大量懲戒請求事件に対する意見書
がありましたよね あれを本にした『余命三年時事日記』とか


或いは 日本第一党の桜井誠氏の著書の『日本第一党宣言』とか

学術論文でもない まさにネット保守、ネット右翼の人たちの妄想
に基づいたようなものを本にしたもの
参考文献として挙げている


(日本社会と在日の人々についての論文で 生活保護に関する記載について
『余命三年』と『日本第一党宣言』をそのまま一次資料として自分の主張
の根拠にしている
https://twitter.com/ShinHori1/status/1491220869599105024)


ということですよね それが自著論文の記述にもなっている でも 
それが 査読に通ってしまった 査読する側としても「それが一応


本として出てる限りは(英訳本は出てないけれども)ちゃんとした
ものなんだろう」という風に多分思ったのか 検証するにもその
文脈も分からないので通ってしまったというそういう所があって


しかも 
『余命』本にしたって『桜井』本にしたって彼らが主張してる事の
根拠というのは 何かちゃんとした査読に基づく論文とかではなく

個人の主観を書き連ねているようなもの
なのに それを
ラムザイヤー氏は客観的なソースとして書いて英語圏に


発信してしまったという ここまで言うとその論文の酷さ
というのは伝わりやすいのかなという風に 思いますねえ


🌝44:43 山口
そうなんですよ それで最初に「ラムザイヤー論文」が出た段階で
吉見義明さんに是非リアクション(応答)を欲しい」という風に当時


『インターナショナル・レヴュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス(IRLE)』
の編集委員の1人でその後「ラムザイヤー論文」の掲載に抗議して辞めた方から


私の連絡先が分かったからということで 私の所に連絡が来て
それで 私が吉見義明さんに連絡をして そして吉見義明さん
の「回答」というのが 書かれることになったという経緯です


🌝45:25 山口
これ もう本当に 2021年に書かれたんですよね
それで 翻訳の方も 凄く慌てて 小山エミさんと


ノーマ・フィールドさんという凄い豪華メンバーと
IRLEとの連絡担当みたいな感じの私とで 翻訳して


IRLEの2023年12月号に掲載されたという経緯
になります まだ印刷物としては出ていない
けれども オンライン版には既に出ています
(中略)


🌝50:29 山口
そんなこんなで(「ラムザイヤー論文」の認定
取り消しが 世界でまだ できていない下で)


産経新聞が褒めたえる中 ラムザイヤー氏
日本に招かれて 自民党で講演を行いました 


https://www.jimin.jp/news/information/206478.html


これは その自民党のサイト「論文には論文で反論を」
慰安婦問題の通説覆したラムザイヤー氏から講演受ける から


取ってきましたが 「慰安婦問題の通説覆した」と 
これ 全然覆してないんですけれども こうやって
有村治子さん(自民党参議院議員)がスピーチしてます
(中略)


🌝54:48 山口
ラムザイヤー氏は ハーバード大学教授ですから
海外に向けて発信できるというのは日本の右翼の


人たちにとって 非常に大きかったんだと思います
だからこそ自民党も褒め称えて何とかしようという 


感じなんじゃないかなと思います とりあえずこんな感じで
私の背景説明です ちょっと長くなっちゃってごめんなさい


🌛2:05:39 津田
改めて 今日 言い足りなかったことですとか
あと この30年位 慰安婦問題等で続いてきた


バックラッシュを経て 今思われること等を最後に
お二人からコメントを頂いて終われればと思います
(中略)


2:08:50
どうなんでしょう吉見さん これずっと研究されてて
心が折れそうに なったこととか なかったんですか?


🌝2:09:09 吉見義明・歴史学者、中央大学名誉教授:http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/181538.html
時々ちょっと気分に波があることは事実なんですけれども
まあ始めたからには 続けていくしかないかなという風に


思いますね それから歴史学で言うと 新たな資料を発見して
そこから新しい事実を見つける喜びというのは 常にある
ので


そういうものがこういうような研究を継続
していく上においても 力になっている

思うんですね 逆に言うと それがないと
なかなか続けられないという感じがします


🌛2:09:53 津田
最後に 凄く滲みる話をいただいたと思います 
山口さんも 最後に今日のまとめなど頂ければ


🌝2:10:07 山口
今日は 本当に貴重な機会をいただいてありがとうございました
私は「ラムザイヤー論文」が出た時は 私は歴史学者ではなくて


人類学者として 日本の右傾化の動きとかそういうものを研究してる
人間なので じゃあ 私ができることは何だろう 私ができることは


歴史学者の人たちが「ラムザイヤー論文」の中身についてがっつり
批判をされているそれを どうやって広げていくか 伝えていくか


或いは それに対して 右派の人たちがどういう風に反応しているか
そういうものをつぶさに見てしっかり記録していくことかなと思って 


あと 腫れ物になりやすいトピックということでは
杉田水脈問題で もう完全に大きなメディアで無視 
されてるのは やっぱり慰安婦問題だと思うんですよ


なんで杉田水脈が国連の会議に行ったのかという所は
誰も書いてくれないというのは 本当に異常と言って


いい程の 日本のメディアが いかにビビっているかの
現れだと思います なので そういう もう完全にタブー


トピック状態になっちゃったものを どうやって崩していかれるのか
これ 崩さないと 相変わらずずっと産経新聞の情報ばかりが広まる


というどうしようもないことが続いてしまうので なんとかしたい 
なので もし これを見てらっしゃるジャーナリストの方がいたら


本当に頑張って欲しい ただ 現場の記者さんは頑張って
記事化しようとしても 上から止められるとか 出しても


載らないという話もよく聞くので そこをやはり何とか
しないといけないんだろうな
とは 非常に感じています


あと バックラッシュ「歴史戦」というものを 一部の右翼が
やってるだけならまだいいけれども 政府自らがやっちゃってる


所なので それは勿論 安倍政権の時は酷かったけれども じゃあ
岸田さんになってそれが根本的に転換したのかと言えばやっぱり


そうじゃないし 岸田さんは外務大臣時代も含めてでそうじゃないし
やっぱり国会での議論でも それこそさっきの杉田水脈問題にしても


慰安婦婦問題に関してだけは 腰が引けっぱなしで 誰も言わない
野党にとっても タブー化しているような状況は 本当にやっぱり


何とかしていかなきゃいけないなと思います 少なくとも 一時期までは
慰安婦問題を解決しようという方向の法案を出したりしてきた野党議員も



今はもう 何をやっているんだろうという感じの 動きのなさだと思うので
問題山積みの中でも 何とかしていかないと どこにも進まないと思います


私自身は 慰安問題とは 最初からずっと関わっていたわけではなくて
最初 バックラッシュでやっていたのは男女共同参画系のバックラッシュ


とか 性教育だとかそういう所を見ていて でも やっぱりこれ 
慰安婦を除いては何も言えないわという程に バックラッシュの


歴史の中に 慰安婦問題というのは大きな存在を占めていて だからこそ
『宗教右派とフェミニズム』の本の最終章に「歴史戦」を持ってきました


それ位 慰安婦問題は重要です 
その重要な所をスルーされてる状況は変えていきたい
けどどうしたらいいんだろうと思っているところです 


🌛2:14:40 津田
頑張って この番組を突発口にしたいなと思います
この問題を扱った番組としては これ 日本で一番


詳しい番組になったでしょうし ラムザイヤー論文の話だけではなくて
「なるほど 慰安婦問題の議論はこういう所のディテールを抑えておく


ことが大事なんだな」と視聴者の方も初めて知ることも多いでしょうから
そういう意味でも色んな勉強になる機会だったのではないかなと思います
(了)

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※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=PaiJWN1jBbY

【ポリタスTV 2023/11/15】
1⃣「ラムザイヤー論文問題」とはなにか
2⃣ハーバード大学のラムザイヤー教授が2021年に日本軍「慰安婦」に関する論文を執筆し、大きな議論に
3⃣改めて問題を整理

【出演】
  吉見義明・歴史学者、中央大学名誉教授:http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/181538.html
×山口智美・文化人類学者、モンタナ州立大学准教授:https://twitter.com/yamtom
×津田大介・ジャーナリスト/メディア・アクティビスト:https://twitter.com/tsuda

ポリタスTVの番組は次回放送日19時まで見逃し配信、それ以降は下記の有料アーカイブサービスにてご視聴ください。900本以上の過去配信番組(一部ライブ配信番組を除く)がご覧いただけます。ご加入はこちらから: https://youtube.com/PolitasTV/join
※動画の視聴urlはこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=PaiJWN1jBbY


※関連書籍のご紹介はこちらです:https://www.iwanami.co.jp/book/b577044.html

ラムザイヤー論文の何が問題か―日本軍「慰安婦」をめぐる“契約論”を検証する 吉見義明(中央大学名誉教授)
世界』2021年5月号 - 岩波書店


https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784787235251

宗教右派とフェミニズム / ポリタスTV/山口智美/青弓社(2023/08発売)


同時代史研究 第15号』著者:同時代史学会編/日本経済評論社/刊行:2022年08月 
内容紹介:「マーク・ラムザイヤー論文の問題点──被差別部落の歴史記述をめぐって」(寺木伸明)
http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/180015


※関連ブログのご紹介はこちらです:https://whimeda.muragon.com/entry/1456.html

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