2022/5/30(月)から今日まで。(第33週ー後半②)
「根っこばなし」より『月夜の嫁ご👰🎑』
👵👶👰
③
雨季の六月、わたしたちは何晩、月夜を拝ませてもらえるしょうか?🌙🌓🌖🌕🎑💗
一つ目のテーマは、
「馬毛島(まげしま、鹿児島県西之表市)における違法開発と自衛隊基地建設計画の問題点」
講師:長野広美・鹿児島県西之表市議会議員
二つ目のテーマは、
「第8挿話―食べる食べる食べる民のテーブル」
※資料82に、講義の要約筆記があります。
きのう、ウッジュウ(闘病中)が、70日ぶりに、水を飲みました
(それまでは、猫ミルクしか飲みませんでした)
吐き・下しで、胃も腸もスッカラカンになったあと、
自分で飲みに行きました
夕方から、飲食も再開しました
😸👩🏻🦰😺
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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇♀️
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※資料81
2022年6月3日(金)
講師:長野広美・鹿児島県西之表市議会議員
※講演の部分起こし
講師:長野広美・鹿児島県西之表市議会議員
馬毛島(まげしま)の場所が 種子島と 屋久島を 中心にして 水深約50メートルほどで 海底が つながっております これは 何を意味するかというと 種子島と 馬毛島は つながっているんだろうと そういった意味でも 無人島だからと 一言でかたづけられないような 大変 大きな 自然に対する 尊厳といいますか 注意を 払わなければいけないんじゃないかなと 感じているところです
有吉佐和子さんは 日本の島々を 訪問したいということで あちこちの島の訪問記を 掛書かれている訳ですが なぜか いちばん最初に 行こうと思ったのが 種子島だったそうです その有吉佐和子さんが 種子島に来て 「あら な~んだ なんにもないのね」と ただ ぶらりぶらりと 彼女は 魚市場に 足を運ぶんですね で そこで見た 彼女の感想が 凄いなと 思ったのが 「まあ この島には 遠洋漁業が 発達してないのね」
それは なぜ 遠洋漁業が 発達してないかと言ったら 実は 種子島の近海が 非常に豊かだから 遠洋漁業に 行かなくても 島の人たちの 生活が 成立したんじゃないか そんな感じの コメントでした
もう ザックザックと 小判のようにですね ほんとに 沢山の魚が 獲れておりました 今でも 漁師さんたちは 馬毛島を 「宝の島」だと おっしゃるのは そういうことが 由来しております
※質疑応答の部分起こし
司会
国側は あたかも 自由に使える土地を 手に入れたかのように 地元のみなさんのことを まるで無視しているような かたちで 開発を進めようとしている というような状況ですとか 本来 歯止めとなるべき アセスの制度が 今回のような 基地を 整備するという 場面では どうも 制度としては 機能しないのではないか というような 重要な ご指摘を いただけたのではないかと 思います
写真でも 見せて頂きましたけれども 非常に貴重な 生態系が 残っているところが このような開発の 対象にされようとしてきている しかも 調査も されないまま 破壊されてしまうと もう ほんと 取り返しがつきませんので ひじょうに 大きな問題だということが よくわかりました
>周辺海域への 影響 特に 漁業への 影響は どんなものでしょうか?
一審 鹿児島地裁は 2018年「入会権に基づく登記抹消を、原告らが個々に求めることはできない」と判断 、二審 福岡高裁宮崎支部も 支持した
司会
ありがとうございました 複雑な裁判だったようです
種子島から こういう オンラインで 時代ならではですけれども 私も今 東京にいるんですけれども こうやって 直接お話を聴ける ということのありがたさが 改めてよくわかる 機会になったのではないかと 思います
きょうはどうもありがとうございました
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※資料82
第1部 司会/講師:南谷奉良「第8挿話―食べる食べる食べる民のテーブル」
第2部 戸田勉:「レオポルド・ブルームの胃の痛み」
第8挿話 食べる食べる食べる 民のテーブル
講師: 南谷奉良(みなみたに よしみ)・京都大学文学研究科准教授
食べる / 食べられる(edible) 「食べる」は 普通に 食べる以外に
思想をとりこむ ことを 「食べる」 そういう記述が でてきたりします ؓ
たとえば ブルーム は 詩を一行も ひねり出せないような 警官たちを見て アイリッシュシチューのことを 考えたりします
「食べる」は 搾取 破壊 省略 といういみで つかわれることもあります
官能的場面も 食べあっているような 人間の姿を 見ることが わたしたちは できます
家庭を 食いつぶしてしまう という記述にも 見られます
ほかにも YMCA A.E といった 略語は 全体が 表示されない ある種 食われてしまう そういった 「食べる」の意味も あります
貧乏であるがゆえに 「食べれない」 そういったいみでも 「食べる」は つかわれています
全部 読めていない 人も いると思うので ここからは すこし しょうさいに あらすじを 追っていきます
中心部を うつしております
食べる以外にも 広告が 第8挿話は 大きなテーマになっています
過去に いきなり行くんですけど これはなぜか 自転車の ポンプから 別の意味での ポンプが でてくるんですね そこから 過去の れんそうにいくのかなと 思います
ブリーン氏のことで 変人 いかれたひと 狂人 いろいろな表現を つかっています それもまた モチーフに なっています
これ 偶然だったんですけど せんじつ はつばいよこくされたばかりの 金井先生のご本の あとがきを 読んでいたら これが でてきたんです
1分間に32回噛む 食事法を 実践する ピュアホイ婦人の いかれた 夫のこと 五分間 の食事法は あったみたいですけど 体勢が うかびあがって 面白いかと 思います
巧妙な策略を つかったと 考えているのは ブルーム自体が 策略を ひねる人だからなんですね
ちょうど 先ほど 頭の中で 考えていた人物が 目の前に 現れたりして 偶然の一致を かんじたりします そういうこと よく ありますよね
双眼鏡は なぜ みているのか きになりますけど ブルームが ちょっと のぞきみしゅみてきなものが あるので そういうことかなと思います
ルーディが 死んでから モリーと うまくいかなくなった 自分について 考えています このあたりの きじゅつをよむのは つらいものが ありますね
ブルームは 明るいキャラクター設定なので この挿話は ブルームの 悲しさに触れる ところかなと おもいます
かんがえまいと しているけれども モリーと ボイランが出会って おこりうる情事を 想像しています
昼から 吞んだくれている 老人に出会います
トイレにたったあいだ 店内では ブルームや モリーについての うわさばなしが はなさいています
みせをまもなく でてしまいます
人間だけじゃなく テリア犬 食べる動物も 出てくるのが 第8挿話の 特徴に なっております
郵便局を 見かけて マーサに 返事を 書くことを 考えていて マーサー病院基金の 資金援助ビラを 見ます 広告が ここでもでてきますね
最後のところです
かんがえることすら さけていた ボイランのすがたを みかけてしまいます パニックになるところが ぶんがくとして 面白いと 思いますけれども
きゅうに ほうこうをかえて みぎてにある こくりつはくぶつかんを めざして あたらい なにかをさがしたり なにか さがしている ふりをする
ごちゃごちゃになった 地の文にも かんじますし ほんとに こう ごちゃごちゃになっているのが よくわかると思います
しかし 無事 門の中に入ると ブルームは うまくたすかったと 安堵します
こんかい どういうふうにやろうかなと 悩んだんですけど
ここには 足跡 が あります
これを The Dotted(ざ どってっど)と 私は よびたいと思います
IMRYとか YMCAとか なんらかで たべることと かんれんしているわけですね わざわざ 気にかかる 記述が あるのですね
実は ジョイスは A.E.を ふくませているんですね
菜食主義を 考えるときに「ぎゅうにく たべるな たべたら うしに いっしょう おいまわされることになる」という記述 そこに A.E.が はいっている
旭硝子さんが AGC に 社名を かえたときに うるさいくらい CMやってたのを おぼえておられますかね
省略することによって 固有名詞化できる ということが あるとおもいます
欠点 と 利点があって 利点は 省略できること
ぎりぎりまで 文字数を つかって ひょうげんを しております
ただし 実態が 簡便になり 省略された なかみが わかんなくなってしまうことです
ぶんがくさくひんの場合は 文字列が 活性化させる ということが おこります
ジョイスは それを かなり意図的に やっていると 思われます
そのなかで
これだけ ながい なまえなのに 省略されていない というものが でてきます
それが ひとつ おおきないみを もつ とおもうんですね
かれは Dot(どっと)で こうせいされているの ?
しかし かれは Dot(どっと)では こうせいされていない
boil(ぼいる)のもじが みえなくなってしまうため と かんがえられます
boil(ぼいる)は じゅうような文字列になります
この 人物は 実際に 存在した人物です
ギネス社の人で 落下した事故で 脳に 損傷を かかえているため 決して 気狂いの人ではないんだ という ブルームの意図が あらわれていると思います
マーサのてがみの わーど が わーるど に なってしまったり
一文字で 意味が 大きく変わります
スペードの S が かいだんをのぼっていく
というわけで ALMのげんそくにもとづいて さらに はなしをすすめていきたいんですけれども
早押しもんだいです
“みなさん この Words, words, words. (わーず わーず わーず) は
どのさくひんにでてくることばでしょう”
“Hamlet”
“はや! いっしゅんでしたね”
似た形相が 第8挿話に よくでてくるのを わたしたちは みることができます
SSS は 陣痛のことをかんがえているので でてくるのかなという 気がします
Tに ちゅうもくしたいんですけども 広告表現 ここに Come,come, come.(カムカムカム)と かいてあります
おなじたんごを 3かいくりかえす ひょうげんが でてきます
TEA,TEA,TEA. 広告表現を 摂取して それを じぶんの 思考と ブルームは しているわけですね
文字数せいげんされて 写真広告が つかわれにくかったじだいに じつは 文字が からだを持った ということが わかるとおもいます
じつは 前の挿話にも 三度の 反復表現を もつ文字 の 記述がありました
それが 血肉化していることも ある
これなんか ブルームが かってに かんがえた ことばかなと おもいますが とうじの産業広告の 定型譜に そくしたものだったと わかります
ブルームは ある 貧しい人をみて それをひょうげんするときに 広告表現が 介在する あるいは 癖がある と いってもいいと おもいます
まとめ はいりますが
第8挿話では 「食べる」すべてを edibleな(食べられる)対象にします すべてが 食べられる 対象になる
「食べる」だけでなく 食べられないひとにも まなざしを 向けます 社会福祉的なことも ブルームが だいじにすることを あらわしています
いちもじが すごく だいじなんだ そういうふうに 読みとってみられたらと おもいます
目に入る 広告のことばを ブルームは 栄養にしている
わたしたちは 文字だとか ことばを食べて 生きている
で いちばん おおきな けつろん ですけれども
『ユリシーズ』を 食べると ことばの読み方が 変わる
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