一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

#福田村事件から100年 とは #朝鮮人虐殺事件から100年 #関東大震災から100年(※実学No.509,2023/8/28(月)~,B.D.+360)

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2023/08/31(木)
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※きょうは、ノーペン🖊デー(オフ日)のため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。


今日は、ウッジューが星になって1年目+21日(386日)☆彡
リョウリョウの8歳のB.D.から346日☆彡


きょうは、美原区&野暮用ランへ行って、28,041歩(19.6㎞)走り歩きしました🐈🏃🌕✨


With "Ryoryo"(ウイズリョウリョウ)



夜は 『今から100年前、関東大震災の際、実際に起きた事件とは?』の文字起こし(要約筆記)をしました。


ウチは、ちょっとムラ関係で色んなことが伝わっていたんですけれども、それを誰かに話そうとしたり、SNSで発信しようとしたりは、なぜか一度もしてきませんでした。


その反省もこめて、ウチは今日の100年目の貴重な日に、ギリギリまでちょっとどっちにするか迷ったんですけども、やっぱり「福田村事件」の方を取り上げさせて貰うことにしました。


いつも自己中でほんまにすいません🙇正確には「福田村事件」が起こったのは9月6日なんですけども、よろしければどうぞご覧下さい💦🌸↓↓


今、ネット上でクルド人の方へのヘイトスピーチが酷くて、またそれらも「50代の人が主にやってるらしい」とちょっと聞いていて、ほんでウチは今頃「今年50代最後の年や」と気がついて、ほんで「そんなおかしな50代は一部の人だけやでぇ」ということで、最後にちょっともうひとがんばりして、声をあげ続けようかなという風に思いました💦🌸↓↓


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配信日:2023年8月29日(火)、発信:文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」、テーマ:「関東大震災から100年 」出演:中島岳志×小島慶子×大竹まこと
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※部分起こし(要約筆記)
🌝0:13 中島岳志・歴史学者、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授:https://twitter.com/nakajima1975


関東大震災が起こったのは 1923年の9月1日
ちょうど100年が経とうとしてるんですけれども


関東大震災震災の後を巡っては 二つの
大きなイメージの対立が色々ありました


🌝0:33 中島
一つは 例えば レベッカ・ソルニットという人が
『災害ユートピア~なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか ~』
という本を 書いているんですけれども


大きな災害があったりすると みんなが急に
これまであまり意志の疎通とかしてなかった
人たちも みんなが善意が湧き上がってきて
色んなものを分かち合って助け合ったりする


そういう 何か大きなことがあると
みんなが急にユートピア的に協力し合うような
そういう コミュニティが生まれる
ことを
本では「災害ユートピア」と言っています


🌝1:18 中島
今のはいいイメージの方なんですけども
一方で 真逆のことも 起こるんですね


それが 関東大震災の後
朝鮮人の人たちに対する虐殺であるとか或いは 
共産主義の人たちに対する虐殺だったんですね


これまで 色んな研究があったんですけれども
基本的に国家の責任を問うものが多かったです


松野官房長官は(朝鮮人虐殺の)「政府記録なし」
と おっしゃいましたけれども
https://www.tokyo-np.co.jp/article/273637


実際 警察が デマを流したりとか
それを 政府が公式に認定していったり
とか


そういうことを指して 
国家の問題の面は既に
非常に多くの研究者が 
指摘
していたんです


🌝1:50 中島
そして その後 色んな研究が進み 近年では
これをやったのは普通の庶民であるという面
研究者の注目が 集まるようになってきました


つまり 我々民衆というか 庶民は
両極端な 両方の側面を持っていて


どちらか一方だけが 僕たちの姿ではない
どちらでもなりうるものなのかもしれない

と言うんですね



🌝2:15 中島
ただ この事件の場合は やはり
ちょっと背景を考えないといけなくて


日本の近代朝鮮の利権を巡って色んな
歴史的プロセスを 歩んできましたよね


日清・日露戦争は まさに
朝鮮の利権を巡った戦いでした


そんな中で 日本は統治
していくわけですけれども


民衆蜂起とかで起きて
なかなか 出来ない


そりゃそうですよね
朝鮮の人たちにとっては


日本が突然やってきて
色んな支配をやったり
李 垠(りぎん、李王家の王太子)暗殺未遂までやったりする


それに対して色んな反対運動があり そして
伊藤博文が暗殺される出来事が起こりました


🌝2:53
そうなってくると日本の側の「普通の庶民」は
どういう風にその朝鮮の動向を見るか
というと


そういう民衆蜂起を行った人たちを
「暴徒」とか
「全然意思疎通できない危険な人たち」とか


そういう風な勝手なイメージが
膨らんでいってしまうんですね


🌝3:10 中島
そして 特に関東大震災が起きた時は
第一次世界大戦が終わった後の不況に 
入っていたんですね


戦争中は 日本は船成金みたいなもので
ヨーロッパに対して輸出をしていたので


非常に儲かったんですけれども急に
それがなくなったので不況に陥った


で そんな時に 東京に これ 
朝鮮人の人たちだけではなくて

地方
からも どんどんどんどん
色んな人たちが 入ってくると


疲弊した農村へも どんどん
新しい人たちが 入ってくる


そうすると一種 東京を中心とした大都会が
顔見知りの世界ではなくなっていくんですね


群衆が沢山生まれてくる
マスの時代に入っていく



🌝3:56 中島
そんな中で 関東大震災は起きました
その結果
「顔見知りでない朝鮮人の人たちが(抽象的に)怖い」とか


或いは「無政府主義者の人たち、共産主義者の人たちは
何を考えているかわからないから(潜在的に)恐い」みたいな


恐怖が 大きな火事になったりすると
「あいつらが火をつけた」とか
「井戸に毒を入れた」みたいなデマ
流れみんなそれを信じちゃうんですね


🌝4:29 中島
しかも 関東大震災
1回 大きな揺れがあったのではなく


2日にわたってマグニチュード7
超える地震が 相次いだんですね


その度に火が起こったりとか
建物が壊れていく恐怖の中で


人々がどんどんどんどん
真逆に 群衆化してくる


それで 起きて行ったのが
こういう事件だと思います



🌝4:55 中島
そんな中で今年注目をされているのが
「福田村事件」という一つの事件です


これは 関東大震災の5日後に起きた事件で
これは 朝鮮人の人が殺されたのではなくて


朝鮮人の人たちだという風に 間違われた
香川の人たちが 千葉で殺された事件です


https://www.youtube.com/watch?v=NbpdRvgP0ws&t=2882s


森達也さんが映画化をされるということで
注目が集まっている事件なんですけれども


これは 地震から 5日後に
千葉の今の野田市という所に
香川から来た行商人の人たちが
いたんですけれども


当時は「渡し」といういうのがあって
この人たちが船で対岸に渡ろうとして


荷物をこういう風に積むと交渉していた時に
ちょっと トラブルがあったようなんですね


で その時に船頭さんが
「お前たち、言葉がおかしい」
と 言い始めるんです


🌝5:59 中島
香川から来た人たちですから
関東の人たちにとっては少し
イントネーションが違ってた


それを
「お前たち、朝鮮人だろう」
と 言い始めたんですね


それがずーっと町の中に広がっていき
お寺も警鐘を 鳴らしたそうなんです


それで「おかしなことが起こったみたいだ」と
自警団みたいな人が ブワーッと集まってきて
集団的なちょっとパニックになっていくんです


🌝6:25 中島
そんな中でね
これは 辻野弥生さんという人が書いた
福田村事件 - 関東大震災・知られざる悲劇 』
という本に 詳しいんですけれども


色んな人たちからヤジが飛んだそうなんです
「こいつら 朝鮮人に違いない やっちまえ」
というような声かけがどんどんかかっていき


中の1人が
「ちょっとタバコを吸いたい」というので
その場から離れようとすると


「逃げるぞこいつ」という風に
集団行動の方向を 変えていく
それがエスカレートしていって


妊婦さんもいたんですけども香川の
合計9名の被差別部落出身の人々が
殺される事件が起きてしまいました



🌝7:07 中島
で これをやった人たちというのが
凶悪な人たちなのかというと


普段は良いお父さんだったりとか
近所の良いお兄ちゃんだったりとか


そういう 普通の人たちが
集団心理の中で起こしてしまった

これが福田村事件という事件です



🌝7:30 中島
同様の事件は関東の色んな所で起き
関東大震災は 関東大震災の後でも
かなり多くの人が 亡くなりました


だから集団的なパニックについてももう一度
私たちは考えないといけないんじゃないかな
これは現代でも起こりうる問題ではないかな


という風に 私は 思ったりしています


🌝8:37 中島
じゃあ インターネット上で
そういう攻撃をやってる人は
特殊な人たちなのかというと
私はそうは思えないんですね


日常的には 普通のサラリーマンだったりとか
そんなことする人じゃなかったみたいなことが
こういった事件が起きてくるとあったりします



🌝8:52 中島
僕たちはどちらにもなれる存在ですよね


地震があった後に みんなで助け合って
善意が沸き立っていくような
ユートピアを作れる存在でもありながら


何かのきっかけでデマでも
暴徒と化してしまうような
両方が自分たちの中にある


と いうことを
「関東大震災から100年」ということで
考え直さないといけないんじゃないかな


と いう風に思いました


今はSNSとかで 誤情報がまことしやかに
一気に流れてしまうことがあるのでこれを
見極める力が私たちに必要な訳ですけども
なかなかそれは 難しかったりしますよね


100年の節目にもう一度
情報と私たちとの関係
考え直せたらと思います

🏃🌒🌓🌔🌕🌖🌗🌘✨


※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=tFG0DEkrR1o

配信日:2023年8月29日(火)
発信:文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」
テーマ:「関東大震災から100年」
出演:
  中島岳志・政治学者、歴史学者、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授:https://twitter.com/nakajima1975
×小島慶子・エッセイスト、東京大学大学院情報学環客員研究員:https://twitter.com/account_kkojima
×大竹まこと・ラジオ パーソナリティ、シティボーイズ:https://twitter.com/1134golden

※動画の視聴urlはこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=tFG0DEkrR1o
※関連動画のご紹介はこちらです:
https://www.youtube.com/watch?v=NbpdRvgP0ws&t=2882s


https://www.youtube.com/watch?v=nkbWSo1qQw4&t=2730s


https://spinear.com/original-podcasts/2023-08-15-osamu-aoki/episodes/2023-08-31-jun-hori/


※関連書籍のご紹介はこちらです:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0915273
『定本 災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか 』/ レベッカ・ソルニット【著】/亜紀書房(2020/10発売)


https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784909542557

『福田村事件 - 関東大震災・知られざる悲劇 』 / 辻野弥生/五月書房新社(2023/07発売)

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