一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2021/11/29(月曜日)から今日まで(7ー②)





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12月5日(日)
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きょうは、プライベート・デーだった為、いつもの長文ブログ(?)はお休みしました。


♪と~れとれ ぴ~ちぴち か~に料理~♪🦀 

(作詞:伊野上 のぼる 作曲:キダ・タロー)


おばあちゃんのおごりでした😋



歩数は、20,794歩(14.1㎞)でした。




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12月4日(土)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日はいつもの中華居酒屋へ。今日は土曜日、午後から遊びに行きます。明日朝10時半に〇〇駅です。」


夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き。


「おかあさんこんばんは。明日はおじいちゃんのお参り、よろしくお願いします。私たちは ぎりぎり到着する予定です。おかあさんも出来ましたらあまり早くいらっしゃらないでください(?!)🙇それでは今夜も「根っこばなし」から「牛の薬石(やくせき)」の続きの話(第5話)を始めますね。頭を空っぽにして、の~んびりお付き合いくださいね😄


🐮🐄
「牛の薬石」⑤
「その ひね牛、人の年なら幾つぐらいじゃ」
「人で数えで(※牛の一年分の歳は、人間の五年分の歳と計算して)百の余で」
「いくらで買った」
と、かさねて聞くで、値だんを言えば また笑うじゃろ。
「へーい、三つで」
と、
指三本見せたらば、見えたおのれが びっくたしたと。
とたんに 連中が 息をのみ、
「見たかっ、だんぼく一山の値じゃぞっ(※材木は 貯木場に横積みして 三角形の山を一山といった)」
とな。顔みあわせて まじまじと 牛を眺めて 黙ってまったと。
庄屋が ひと膝のりだして、
「どこで買った」
とたずねたが、駆け落ち百姓の名が言えるかよ。
さんざ迷って 鼻声で、
「へーい、伊吹きの裏谷で」
と、にごしたらば、
「伊吹山じゃと、ひね牛じゃと」
とな。かなつぼ眼(※金壺まなこ、欲の深い相といわれた)を光らせたとよ。
(つづく)
🐮🐄


それでは、次週も(?)お楽しみに😊おやすみなさい😪💤


それが済むと、要事前申込のウェビナー3つに参加しました。


一つ目のテーマは、「今の在日コリアンや被差別部落出身者はどんなことを悩んでる?」。



資料※⑨に、スライドと講演・全文、質疑応答・全文の要約筆記があります。


二つ目のテーマは、「中国、アメリカ、東アジアの今後」。

資料※⑩に、後編のスライドと総合討論の要約筆記があります。



三つ目のテーマは、「Remember中村哲医師、アフガニスタン・パレスチナ、2021年12月4日」


資料※⑪に、乗京真知記者と清末愛砂教授の対談・全文の要約筆記があります。




今夜は、心斎橋の尽誠さんの「しめ鯖」の「写メ」をアテに
「猫」ちゃんたちと晩酌しました🥛🍵🍹☕(笑)







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12月3日(金)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


「昨日は久しぶりの尽誠鮨。おいしくいただきました。写メまた送ります。日曜日は10時半に〇〇駅へよろしくお願いします。」


夜は、菟田野(うたの)のお義母さん(82)に、ラブレター書き(笑)。


「おかあさんこんばんは。昼間の地震は大事ありませんでしたか。大阪は、人間は大丈夫でしたが、建屋がガタガタガタッと大きな音を立ててあまり大丈夫ではありませんでした😂では、今夜も「根っこばなし」から「牛の薬石(やくせき)」の続きの話(第4話)を始めますね。のんびり、ごゆるりとおつきあい下さい

🐮🐄

「牛の薬石」④
いつもの木陰へ立ちよると、だんぼく(胴木、幹の部分)運びの人足(にんそく)らが 親方株の庄屋と一ぷくしとったと。
この庄屋の いぞくらしさ(夷族等しさ、ずるさ、夷族蔑視のことば)は鳴り響いとってな。村人たちに銭貸して、あげくは田畑を取り上げるやら、ふた親にさえ喰い物を惜しみ、飢え死にさせたと評判じゃったとよ。
「こりゃ、ぶくり。谷から何を引こづってきた(引っぱってきたのか)」
とな。人足が声をかけたで、
「へーい、牛で」
と返事したら、
「それでも牛かよ。皮じゃろが」
と、腹をかかえて嘲笑ったと。
(つづく)🐮🐄


それでは、次回もお楽しみに(?)😁おやすみなさい😪💤」


それが済むと、要事前申込のウェビナー1つに参加しました。
テーマは、「京都外国語大学 障がい学生支援室様の【人権週間企画】②」


資料※⑧に、牧野友香子・重度聴覚障害者、株式会社デフサポ代表取締役の講演のスライドと、学生さんとの質疑応答・全文の要約筆記があります。


きょうの講演で、ユカコさんから出されたクイズで、

というのがあって、

私は、3年前の「障害者週間」の講演で、堺のパラクライミング神経障害部門日本チャンピオンの大内秀之さんからも、同じクイズを出されて、聴覚障害のある人が「うちは手話が出来ないのでお入り頂く事はできません」と店の人から言われることがあって、「なんか寂しいですよね 聴覚言語障害=手話で話さなければいけないという思い込みなんですね 聴覚障害で手話を言語としている人は16.7% 視覚障害者で点字を解読できるのは12.7% 大切なのは知ること ということで筆談でお願いします」と言われたのを聞いていたので、すぐに答えられたんですけれども、何が言いたいのかというと、京都外国語大学の学生さんたちのクイズの正答率は、3年前の私たち世代のそれよりも、ずっと高かったです(笑)

 

資料※⑧´に、大内秀之さんの講演のスライドと、講演・全文の要約筆記があります(備忘録として)


「障害者週間」は、12月3日から9日までです。



今夜は、尽誠さん(大将が尽誠学園の元捕手)のあて「マグロ中トロおろし和え」の「写メ」をアテに、「猫ちゃんたち」と晩酌しました🥛🍵(笑)








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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません
🙇‍♀️


~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


※⑧

2021年12月3日(金)
【人権週間企画】
講演:「人生は工夫次第で楽しめる」 
講師:株式会社デフサポ 牧野友香子氏
主催:京都外国語大学 障がい学生支援室


※質疑応答の要約筆記

>毎日の生活の中で大切にしていることはありますか?
牧野友香子
ひとつあって 自分の気持ちに正直になることです
どうしても 人に合わせたり がまんしたり えんりょしたり
それは だいじなことなんだけれども やっぱり 正直になる時間をつくることで 
けっこうリフレッシュできるんじゃないかなと思います


>手話は全世界共通ですか?
牧野友香子
実は 世界共通ではないんです 
しかも 手話の中にも 方言があるんです
関東弁・関西弁の手話がある
通じないことはないんですけれども
共通の手話をつくろうという動きはありますが
一つの手話を おぼえたらいい というふうには なってないです


>ユカコさんのYouTubeチャンネルを以前から拝見しており、本日は直接お話を伺うことができ大変貴重な時間となりました。私自身がろう者と接する中で多くのろう者は、ろう者としてのアイデンティティや言語(つまり手話)を強く意識して生活していると感じています。読唇術で生活されているユカコさんからみて、ろう者はどのような存在なのでしょうか。
牧野友香子
ろう者の人のアイデンティティは 実際その通りだろうなと思います
ろう者のアイデンティティは 私には多分なくて 多様なアイデンティティを持っているんだろうなと思います
日本人のアイデンティティを アメリカ人や他国の人たちにたいして もっているとおもいます
とはいえ 今は仕事柄 いろんなろう者と付き合うことが増えて そうなんだーと知る事もいっぱいあります


>耳の聞こえる人が手話や指文字をまなぶことについてどう思いますか?
牧野友香子
視野が広がると思うのでどんどんまなんでほしいとおもいます


>聴覚障害者の方がコロナ禍で困ったことがあれば教えてください。
牧野友香子
これはすごくたくさんあります
やっぱりマスクをされちゃうと 幼稚園のお迎えに行ったときに 子どもの言うことがわからないので 

外して貰っているんですけれども 
コロナが始まったばかりのころは 通りすがりの人とかに ものすごく 怒られたりすることがありました
その時は もうちょっと いろんな理由がある事も 考えて貰う余裕があったらなと思ったんですけれども
今でも 早くマスク社会をやめてほしいなと ちょっと思ったりしています


>自分はサポートしたい、手伝いたいと言う気持ちはあるけど、当事者は特別扱いされたくない、一緒がいいという声をよく聞きます。もし身の回りに聴覚障害者の方がいたらどうすればいいのか教えていただけたら嬉しいです。
牧野友香子
筆談より 喋って貰う方が 私だったら早いんで 嬉しくて
どうすればいいかは 聞いてもらえたら すごくうれしくて
聞いて悪いのかなよりは 逆に と聞いてくれた方が嬉しいと思っている 
しょうがいのある人は 凄く多いです


>機嫌の悪い上司のお話しがとても印象に残りました。それ以外で社会人になって初めて壁を感じた場面はございますか?
牧野友香子
めちゃくちゃいっぱいあるんですけれども
社会人になると なんでもかんでも いちからじゅうまで 当然サポートしてとは言えなくて
しかも成果は出さなくてはならなくて
自分の限界を まわりから 勝手に気をつかって 決められてしまうと
その 上司の優しい気持ちは 私のスキルアップに つながらないので
それを どうやって言えば 伝わるんだろうと すごい悩みましたね
私の場合は 自分が これだけ出きるよと めっちゃアピールして 仕事貰えるようになったんですけど
上司が変わったら また いちから説明しなくてはいけなくて それは結構大変でしたね


>流行語などの新しい言葉が誕生した時、その言葉を手話で表現することは可能ですか。
牧野友香子
それは けっこう できてきました
わらわらわら とか ろうのひとからはじめて 
それがに手話定着するようになったということが けっこうあります


>2018年生まれで3才の難聴児の子供を持つ健聴の母親です。子供が生まれたときに本当にどん底でいろいろ検索をする中でユカコさんを知って希望が持てました。今は楽しく子育てをしています。今日は直接お話を聞くことができて光栄です。デフサポチャンネルも見ています!将来、難聴児が健聴者の中で生活していく中で大切にした方がいいこと気を付けた方がいいことがあれば教えてください。
牧野友香子
健常者の大人文化を 教えてあげる必要があるかなと けっこう 思っています
私の場合は ソニーに入社したときに はじめてひとりぐらししたんですよ 
夜遅く帰って そこから 洗濯機や掃除機を 回していたら ある時 隣の部屋の人から 

「きのう、遅かったやろう」と 言われて 
私は 壁をへだてたら 音はきえると思っていたので 凄くショックを受けました
音に対する一般常識とか 教えていただいたら 一番うれしいなと思います
本人はしらないから やっているから 親御さんから お子さんに おしえてあげたら いいなと思います


>こんばんは、今日講演会していただきありがとうございました。私も共感する部分が多くて、びっくりしました!質問ですが、私自身感音性難聴で、障害者手帳6級持っています。先程一般採用で入られたと言いましたが、障がい者採用で入ろうとは思いませんでしたか?今大学3回で、就活が始まるので参考にしたいです。
牧野友香子
ありがとうございます
私のばあい 障がい者採用も 受けていますが
一般採用と変わらない 障がい者枠も 私の頃は 結構いっぱいあったので 主にそういうところを受けてました
障がい者枠でも ちゃんとスキルあっぷのできる場所も いっぱいあるし
逆に配慮してほしいのであれば 単純作業の障害者枠も あります
スキルあっぷについては 人事は 理解があるんですけれども
いざ 内定をもらって働くとなると まわりの人は まったく理解が無い というケースを よく聞いてます
障がい者枠でも 同じようなキャリアを開けるかどうか は 人事の人に聞いたり 先輩に聞いたりしないと 

分からないということはあると思います。





※⑧´



講師:大内秀之さん

テーマ:【生涯ともにする障害について】


「産まれた瞬間から亡くなるまで障害を抱える
可哀想でしょ?
いやいや、違うんです
障害があるおかげでここに立てた
いやいや、座ってますけど
障害のイメージをちょこっと
1℃変えて頂く為にここに来ました


弱いヒトって誰?
社会的少数派の事じゃないかなーと僕は思います
でも社会的多数派の人も
性別×住所×血液型×趣味趣向と色々掛け合わせていくと
ひとりひとり違う
みんな社会的少数派になるじゃないですか
だからヒトは弱い
足に障害があるから弱いんじゃなくて
ヒトである時点で弱いと僕は思ってます

例えば…障害者


うちは段差があるのでお入り頂く事はできません
どんな段差か見せて貰ってもよろしいですか
車椅子には無理ですよ


僕はお酒好きなんで
この車椅子で5~6段自分で上り下りして行けるんです
でも車椅子=押さなければいけないという思い込みがあるから
僕からしたらそりゃそうですよ

聴覚障害


耳が聞こえないんですか?手話が出来ないので無理です
うちでは対応出来兼ねます


なんか寂しいですよね
筆談でお願いします
聴覚障害で手話を言語としている人は16.7%
聴覚言語障害=手話で話さなければいけないという思い込みなんですね
視覚障害者で点字を解読できるのは12.7%
大切なのは知ること!


障害者を差別しない町を作りましょうという目的で
行政の方に法律を作って頂いて
知る機会はメチャメチャ増えました
ただ、知る術(知り方)も大事かなと
僕は障害のある方の
ARTcation (ART+communication)
Basketball
Climbing
から
目的を叶えるためには何が大事かを教えて頂きました

健康福祉プラザでsakai ARTcationのお仕事をさせて貰ってます


記念撮影
僕だけ✌してるんですね
みんなこわばっているのに
うまさって大事なのかな
綺麗さや上手さでその子の作品を否定してしまうのは寂しくて
コップ倒してこぼした水も
その人の生きてる証だから
僕のイメージではアートと思います

手がちょっとしか動かない人がいて
粘土に手形がちょっとついた
その人の生きてる証
よしあしは本人にしかわからない
僕のイメージではアートと思います


障害のある方の作品から
誰もが存在していいんだよと
教えて頂きました


アートが
僕の存在は大事なんだよと
教えてくれました

職場にバスケットゴールがあったんです
シュート一人で打っててもあんま面白くなくてね
声掛けて集まったのが
Wheelchair Basketball SAKAIsunsです
脳原性麻痺の人、半身不随の人、進行性筋萎縮症で寿命あと数年の人もいます
ええやん
滅茶苦茶弱いです
チームメイトに怒られるかもしれませんけどw


僕です
カッコイイでしょ?
激しいスポーツなのでこけてしまうことも
すぐ自分で立ち上がることも出来ます


こけてヒョコンと自分で立ち上がる
小学生の子どもたち喜びます
「助けなアカン」と思うじゃないですか(もちろん大事ですけれども
「おお、車椅子でも出来るやん!」
ロイター板で起きれます

障害=出来ないじゃなくて
出来るやん
もっと楽しいにイメージを変えていく
好奇心を持たれた方も嫌な思いしないじゃないですか


初めて車椅子バスケした小学生
みんな笑顔になります


大学生は「無理ー!」って言います
「何が無理やねん、やってみろ」
バイト・デート忘れて車椅子バスケやりますw

ある一人の大学生
祖父が障害者でずっと嫌いでした
けどこのスポーツに出会えて


なんや変わらんやん
出来ることムッチャ多い
むしろ障害者の方が上手いから
コイツにどうやって勝とかなと考えてる


そこから祖父が好きになりました
おじいちゃんに優しくしなさい
じゃなくて
競技で好きになりました

健常者が乗って、移動が出来て
なおかつ
クルクル回れる、楽しいものが
子どもたちの車椅子のイメージになりました


小学生たち
目が滅茶滅茶キラキラして写っています
来てよかったと言ってました

車椅子バスケを通じて僕が知ったことは
僕、『存在してるだけでいい』は嘘だと思うんですよ
存在して
そこに小っちゃなことでもいいんですよ
誰かが見つけてくれた『役割』をすること
習慣的にすること


車椅子バスケでは
役割を見て見ぬふり
そんなんは駄目なんですね
そういう事を教えて頂きました


小林幸一郎さん
Climbingの3連覇を達成した世界チャンピオンです
彼からクライミング教室に誘われて
楽しくて僕の『挑戦』が始まりました
僕が挑戦出来るのは
手と
もう一つのモノのおかげです
何でしょう
応援してくれるみなさんのエネルギー

ここ、笑うとこですよ
2人くらいしか笑ってないじゃないですか


一生懸命やってます
楽しそうでしょ
Climbingやって気づきました
手を伸ばさない限り何も掴めない


障害者差別解消法の目的は
差別しない町を作りましょうです
それまでには失敗があったと思うんですよ
まだまだあると思いますけど
目的は叶えられると思うんです
その為には手を伸ばしていきましょう


インスブルックの世界選手権大会の動画
明太子みたいなやつに手が届かなくて予選落ち
悔しいから
応援して貰えたから
今も頑張れてる
みんな外国人も手をグルグル上げて応援を表現してくれました
足が使える使えない、全く関係ないな
僕、失敗が大好きになりました
Climbingがそれを教えてくれました


障害者への思い込みをなくす為に
障害者をどんな風に知る事が大事でありパワーになるのか
Art=誰も存在を否定せず
Basketball=自分の役割を認識して
Climbing=応援し合える
から学ぶ知り方が僕は大事でしたよという話をさせて頂きました
そういうヒトが増えてほしい


ただヒトはやっぱり弱いんですよ


役割を見て見ぬふりそんなん駄目と解っていても
やっぱりヒトは弱い
弱いからこそ強くつながることが大事なのかなと
おぎゃあと産まれてきた時に
誰かを不幸にする為に泣き叫んでいる赤ちゃんは一人もいませんよね
そりゃあねそういう気持ちになる事はあります
でも仲直りするすべを僕達は知ってます


あなたも僕も
障害があるかどうか
お金があるかどうか
夢があるかどうか
命に限りがあるかどうかに関わりなく
誰かを元気にする為に
おぎゃあと産まれてきて
今を生きているんだと僕は思うんです


すべてのヒトを肯定する必要はない
ただ否定はしないでください
嫌いな人でも誰かを元気にする人だから



僕もやっぱ
嫌いな人、ちょっと苦手やなっていう人はいます
でも“あんなやつ知らん”はアカンから
知った上でちょっとは声をかけるとか
そういう文化を
ここ堺から
この場所から
作っていければいいのではないかなと思っています


ヒトはみんな弱いから
一緒に作りましょう


ありがとうございました(2018/12/18)」







※⑨


2021年12月4日(土)
国際シンポジウム「差別と心理学:マイクロアグレッションを理解し、日本社会の変革につなげる」
主催:上智大学グローバル・コンサーン研究所
司会挨拶:三浦まり(上智大学グローバル・コンサーン研究所副所長)
・「在日コリアンに対するマイクロアグレッション:個人の経験とインタビュー調査から」
朴希沙(立命館大学人間科学研究科)
朴利明(在日本朝鮮人人権協会)
『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション』の翻訳メンバー
・「被差別部落出身者が受けるマイクロアグレッション」
上川多実(BURAKU HERITAGEメンバー)



※「被差別部落出身者が受けるマイクロアグレッション」(上川多実さん)全文の要約筆記


出身者と言っても様々で 個人として 体験してきたことを中心におはなしさせていただければと思っています
被差別部落とは 身分制度の外側に置かれてきたと考えられています
インターネットは 今の若い人たちは 生まれた時から あると思いますけれども 
だれが どこがの情報が アウティングされ続けていることが いま問題になっています
部落問題はマイクロアグレッションの調査が無いということで お話していきたいと思います
結婚差別されたことで 中学時代の同期で 行方不明になっている人がいると聞きました
私は被差別部落ではない地域に住んでいて 相談する相手が いなかったですし 相談しても 

周りの人たちが全然知らなくて 色んなことを言われてしまったり しました
マイクロアグレッションで言うと 経験の否定になるかなと思うんですけれども
私が通った中学校では 「同和」教育や人権教育がなく まったく受けずに 育ってきました
授業に取り組む価値はないという 凄くつらい無言のメッセージを受け取っていました
勉強しても就職の時にはじかれちゃうんなら 意味ないじゃんという無力感というものも とても感じていました
マイクロアグレッションに「抵抗していく」というのがあったと思うんですけど
高校時代は 先生に 抵抗していくということをすごくやったんですね
政治経済の担当のせんせいのところに行って 部落問題について ちゃんと 身近な問題だと みんなに知って貰いたいんで なんなら カミングアウトさせてもらえませんか と言いに行ったんですね
先生は 今は部落差別はない 君自身は 差別を受けていないはずだ 結局利権が欲しいからそういうことを言ってくるんでしょと、言われました
今思えば 現代的レイシズムの部落版かなと 思います
当時は 考え方の違いなんだと 凄くひきずって 廊下で先生にそういわれた時も わたしはわんわん泣きましたし これが 差別と言っていいのかなと また 悩みました
自分のいばしょがないものかと思って 解放運動に 参加したりもしました
部落にルーツのある 住んでいる人たちが うんどうのなかでは マジョリティである
私みたいな立場の 部落の出身者は 周辺化されているなと ここでも 排除されてるなと 

つらいねと 言って貰いたかったけれども 安全でいられる場所はどこにもないなと

絶望感に見舞われしまったのが 高校時代でした
子どもが出来て ママ友に 部落問題に関しての 話の中でも あそこの小学校出身だと子どもが可哀そうだから 引っ越ししたいと普通に言っていたりだとかが 会話に出てくると 辛い思いをしました
これに マイクロアグレッションという概念 特に マイクロインバリテーションという名前が やっとついて 社会的に整備されてきて 凄くほっとしたというか 救われた思いがしました
ある人にとっては 新しい概念かもしれないけれども 私にとってはずーっと知ってるやつ という感覚でした
私が作った詩を最後に読みます

補足していきます
皇室報道の過熱って 身分制度 まだまだ 浸透しているってことじゃないかな と
寝た子を起こすなって 知らないがすでに差別構造になっていることなのに
共……はもう存在しないということで はんたいをしている団体というふうに思っています 

一方で 部落以外のマイノリティの問題には非常に熱心にとりくんでいるので
とてもつらい思いがありました
ディズニープリンセスに憧れる自分の子どもたち 内面化していく わたしたちそっちじゃないんだよ 逆じゃん と思ったり すごく複雑な気持ちになったりしていました
私は部落に住んでいない出身者ですけれども 私の友達は住んでいるので 

「何処に住んでるの」に答えてしまうと 強制カミングアウトになってしまいます
それが負担になる人がいます 私自身 ハラハラします 
それを 最後に紹介して 終わりにしたいと思います


※ディスカッションと質疑応答・全文の要約筆記


>アイヌ民族に関するマイクロアグレッションなどの研究はあるのでしょうか。
Makiko Deguchi(コーディネーター)
私が調べた上ではないのですが、それはマイクロアグレッションが比較的(かなり)新しい概念ということがあるからかと思います。上川さんなども語られていたように、アイヌの方々もずーっとマイクロアグレッションというネームがなくても経験していることなので、別の差別という形での研究はたくさんあるかと思います。これからの研究を期待したいです。


>天皇制は 避けて通れないと 思います まず そのことについて
天皇制は 個人にどう影響を及ぼし どうやって そこから 日本の社会変革の展望を 得られるでしょうか


上川多実(BURAKU HERITAGEメンバー)
ほんとに日本社会の中に 摺り込まれている事ですよね


三浦まり(司会)
やっぱりこうのさんバッシングを見ているとこのこわさですよね
天皇制の持つ差別構造を ほんとにまざまざと 見せつけられたというか
おめでというという人がほんとにいないのか ここまでか というのは ほんとうに
おどろきましたね


朴利明(在日本朝鮮人人権協会)
私 めちゃくちゃ反対しているところなんですが 
最初にそこにぶつかるんです
日本社会の中で そこを変える
難しさ 感じています
すごくやっぱり暴力に支えられている(反対するとどういう制裁を受けて来たか)ことを やっぱり しっかり 可視化する必要があるでしょうし
教育によって まずは ミクロの どういう感じ方 考え方をして そこを少しずつあきらかにして そこから マクロに拡げていくことだと 思うんです
なかなか時間のかかる事ですし 私自身の感覚で言うと 社会が変わるとは 少なくとも こういう話ができる関係性が 自分の身近にどれだけ 増えているか 草の根で 輪を広げて できているかが すごく多くな意味を持つことかなと 思っています


三浦
もちろん 制度を変えていくたたかいも必要 大事だし すごく同感しました


朴希沙(立命館大学人間科学研究科)
構造 なかなか変わりづらいという事がある中で 両輪が必要なのかなと やっぱり思います
例えば 個人が抱えている問題が マイクロアグレッションだと 知ったから ストッパーがかけれるようになることは 小さな変化かもしれませんけど 日常生活が 結構社会に影響を与えたりするんですね そこのところが 大事なんだと思います


>私は身体障害者です。マイクロアグレッションだと思われる体験を自分もしているなと思い、今回、参加しました。障害者に対するマイクロアグレッションの研究はどんなことがされていますか?


>森永先生が最後に示してくださったスライドの中で、
マイクロ・アグレッションとアンコンシャス・バイアスとの関係に触れられていますが、この両者の関係は学術的にどのように説明されていますでしょうか? ご見解を教えていただけたら幸いです。
私自身はアンコンシャス・バイアスがマイクロ・アグレッションを引き起こすのではないか、社会の中でのステレオタイプや差別構造に無自覚でいられるのはマジョリティの立場にいるからではないかと思いますが、いかがでしょうか?


森永康子(広島大学大学院人間社会科学研究科教授)
アカデミックなところであまり使われない アンコンシャスバイアス 
マイクロアグレッションとの違いはそこかと思います


>森永先生に質問です。
産休明けの人に対して仕事を加減することが差別に繋がるというお話がありましたが、一方で、産休明けの仕事が同僚よりも多く課されていたり、時短勤務をしている人の退勤後に会議を設けたりという事例も実際にあります。線引きをするうえでの具体的指標はその都度、当事者で決めるしかないと思うのですが、より普遍的な指標があれば教えてください。


森永康子
ひとつはご本人に対して 長期的な目で見ると悪影響を与えるということがあるんですね
もうひとつは 周りが忖度して 勝手に仕事を減らしてしまう 変えてしまうということがある

聞けばいい話なんですけれども と 考えちゃたりするんですけどどうなんですかね


朴利明
わたしのことをよくしった個人関係ではもんだいにならないことでも
決めつけられると 失礼だなと 実際に感じるし
時短勤務の後に 会議が設定されて 意思決定の場から 排除してしまう 
ホントの配慮は 時間内で 会議をすることだと思いますし
それがないのは やっぱり 暴力的だと 思います


朴希沙
当事者の意志を確認することの怖さとかあるのかなという感じはしますよね
それこそ相手への思い遣り、先回ってやるということが  コミュニケーションの難しさっていうことが あるのかなという気がしますよね


上川多実
やっぱりその相手に聞かないは 相手を尊重してないことですよね
私はまずそこが基本でしょと思うので
勝手に決められるというのは すごく人権侵害だと言っていいことだと思いますし
それがほんとに日常的に埋め込まれていますよね ということを ほんとに感じます
私最近離婚したんですけど よかれと思って言われるそういうこと 子どもが病気の時には おかあさんが一緒にいた方がいいよね とか そういうかたちをとった マイクロアグレッションは あると 日々日々感じます


三浦
DVにまでなるような そこまでいかない日常的な どっかで一線を越えるというような このあたり いかがですか?問題は地続きだけれども


森永康子
一線については 一概には言えないのかなと思います


三浦
被差別部落と女性が交差すると どういうふうにあらわれると受け止めておられますか


上川多実
歴史の中に女性が登場しない状態が 部落問題も一緒だなと私は感じていて
聞いた話では 活動の設定の時間が 平日の夜だと 家庭の中で子育てを女性がせざるを得ない状況の中で 女性が排除される状態があったりとか
水平社宣言が 来年で100年なんですけども そこに 「男らしき」が出てきて
そのまま称賛していいんだろうかという議論も ないことはないという状況ですね
100年を機にどうですかというのがあったらいいなと思います
いままでおとこばっかりの歴史だったから おんなが多いぐらいでないとバランスがとれないというような それぐらいのことをしていかないと  意識的にやらないかぎり 今の運動というのは 成り立っていかないんじゃないかなと考えています


三浦
闘争というものは男らしいものだというのが スタートが そうだったということですよね


朴利明
在日コリアンの中でのジェンダーということで すごく覚えているのが お花見みたいなのに呼ばれて 在日の若者たちと出会って そのときの経験が あまりにも 自分には 大きかった すごく呼吸ができる感じだったんですね
今迄人にしゃべらなかったこととか たくさんしゃべって
そこから熱心に 頑張っている子として アクティブにやってたんですけれども
私にはそれだったんですね
だからこそ 上川さんが 内部に居場所が感じられなかったと言うのは すごくつらいことだと思いますよ
いろんな線によって抑圧されてしまって 自分らしくいれない 凄く苦しい経験だと思います
在日の女性が 声をあげてくれるように やっとなってきた
それで気づくようになったこと たくさんあります
チャンと深く理解することによって より話し易くしてくれるツールが マイクロアグレッションだと思うんですね
私の仲間が救ってくれたからこそ マイノリティの内部でも起こる問題として このツールを使うことが すごく大事だと思います


朴希沙
これまでの活動の中でもそれはすごく感じています
重さがどんどんプラスされていって ということが背景にあるんですよね
当事者にすごくモヤモヤを残したり これまでも 活動の中で たくさん聞いてきたなと思いますし
もっと焦点があたってもいいんじゃないかなと思います
要するに マイクロアグレッションって 褒め言葉というかたちで出てくることもある
結構 自分がもってる前提があって 気軽に表出させたときに マイクロアグレッションになるやすいのかなと思うんですけど なんでそれが利すると言われるの という違和感 反発から いかに対話に開いていくかが 何が土壌を作っているのかを見ていく事が 大事なんじゃないかなと思います
相手からはちょっとそれはいやなんだと言われた時に 自分を開いていくことは 万人に 課せられてること なんじゃないかなと思います


森永康子
心理学は個人に焦点を当てているのでなかなか社会構造の沿革まではいかないんですけれども少なくとも私がかんがえているのは ステレオタイプへの知識 それはおそらく同じようみなさん急に変える事は難しいと思います。研究の中には 帰る方法がいくつか考えられていて 女性も男性もみんな人間だよと 大きく見ていく 一人一人を見ていく そういうことでは なかなかうまくいかないということ自体の知識を身に付けることで 
言いそうになった時に 自分で自覚できるようになるのが重要なのかなと ちょっと考えています


上川多実
個人がチョイスできることではなくて 自分が差別社会の中で生きているということの自覚 どうしも偏見を身に付けながら いきていて ちょっと考え方の方向性を 角度を 変えていくということが必要かなと思っていて 自分は差別なんかしてないと抵抗していく自分をいったん受容して そこをのりこえていくステップがあるんですよということを 自分が知っていく事が大事かなということも思います
認めた上で よりどうやって この社会を生きていくか はすごく豊かな経験だと思うので そんなに悪い事ばかりではないらしいよという事をもっと広めていく事が やっていけたら いいのかなということを ちょっと思っています


朴利明
本にも書いてくれていますが 指摘されたからと言って あなたは悪者 悪人だと言ってるわけではないんだよと それがあれば 差別について話す事を恐れなくなっていくというか
絶対構造的に差別してしまうことがあるからこそ それは有用じゃないかなと思うんですよね
ここちよくなるのは そうなればいいと思うんですが 一つ思うのは 心地悪いとこに居ることが いいことだと思うんですよね
心地よい場所にいることは すごく危険
自分の属するグループではない人たちの輪の中に 侵略的に入っていっては駄目ですけれども
入っていくと 自分の 人絹の感覚が とぎすまされると思いますし
どちらかというと 緊張するような そういう場所に行って 経験 いっぱい踏みながら 分かっていくと言うか 僕の持っているマジョリティー性に気を付けられるようになっていくと思うんですよね
その中で やっぱり失敗もある
指摘されて 反発したいのは解るけど そこをちょっと(笑) 


朴希沙
これがリアリティーなんだよと押しつける力が最大の暴力なんだよと
どういう集団が社会の大多数を占めているのかということなんですよね
無意識に押し付けてしまうことが 暴力になりうることを知っておくことが必要かなと 思うんですけど
今すぐぜんぶわからなくても 相手の事を理解しようとか 立ち止まろうと思う事が そういう力をつけていく ということが 凄く大事なのかなと思っています
それは かならずしも 知識によるものではなくて
知識よりも 相手といっしょに尊重し合って生きていきたいというような願いだったりするんですね
そういう模索が 続いて行くのかなという気がしています


三浦
最後 ほんとうに ポジティブな方向に 意見が聞けてよかったと思います







※⑩


2021年12月4日(土)
〈日本学術会議〉公開シンポジウム

「戦後アジアの地域再編と学術の共同―分断・協調・再分断を超えて―」



※総合討論
司会:我部 政明・日本学術会議連携会員、琉球大学名誉教授
羽場 久美子・日本学術会議連携会員、青山学院大学名誉教授、神奈川大学教授)
欧州は4000年の歴史があり 200年の歴史のアメリカとは 考え方にちがいがあり 
日本人は 相手の文化の違いに もう少し 謙虚な気持ちになってもいいのではないかなと 私は思います
インドなどは ともに大学を作ってお互いに学び合うという事をやっています
与えるだけでなくて 共に生きていく発想が いま大事なのではないかと思います


※閉会の辞

小長谷 有紀・日本学術会議会員、独立行政法人日本学術振興会監事
時事解説だけが欲しい方には 物足りなかったかもしれません
危機意識の高い方にとっては悠長に過ぎると感じられたかもしれません
でも 多角的な視点で 組み立てて 広がっていけたことを 感じて頂けたら ありがたいと思います
そういうものがないと 地域の理解はできないんだという 感じは 伝わったのではないかと思います
ある方が 僕たちは誤解して結婚し、理解して離婚しましたと おっしゃいました
誤解しているかもしれないと思いながら 理解の努力を続けることを していきたいと思います 

地球の一市民として。





※⑪


2021年12月4日(土)
"2021 Remember Dr.Tetsu Nakamura「アフガニスタン・パレスチナ」
~紛争地での支援活動が抱える困難と可能性~
司会:猫塚義夫・「北海道パレスチナ医療奉仕団」団長 
対談「今日のアフガニスタン情勢と今後の行方について」
清末愛砂・室蘭工業大学大学院教授
乗京真知(のりきょう まさとも)・朝日新聞アジア総局記者


※対談・全文の要約筆記

清末愛砂さん
>乗京真知記者の中村先生に関する朝日新聞の連載を読んでずっと思っていたんです
時間をかけて 検証報道をしてこられた ここまで 大変な時間をかけて されてきた理由は 何だったのだろうかと


朝日新聞アジア総局記者・乗京真知(のりきょう まさとも)さん
ふた親が教師で 両親が疑問を持つことを歓迎してくれる環境の中で育ってきまして
主に二つのカテゴリーに疑問が分けられると
まずは 何故 殺されないといけなかったのか もう一つは だれが殺したのが
当局が発表してくれないので自分でやるしかないだろうというのがまずありました
もう一つは防ぐ手立てがなかったのかということ 再発防止の視点です
日本の無私の支援が現地の人の希望を生んでいる 命綱になっている現場を 数々見てきました その支援を終わらせてほしくない それがもしかしたら 中村さんの犠牲に報いる事になるのかもしれない それが この取り組みの理由です


>私が院生の時代に あまりこういう場では 話さない事なんですが 銃撃で負傷したことがありますので わたしたち自身の安全性を 最大限重要視しようとするのですが 
最近の乗京さんのツイートの中ですごく印象に残ったのが 遺族の方に取材をされるなかで 特に被害者の妻から見えてきたことで 受けてきた教育との関連性を短文で書かれていたと その辺を 教育の意義を 少しお話しいただけないでしょうか


乗京さん
取材に応じてくれる人は 最初 父親か兄弟で 奥さんや娘さんは出てこない よくありますし 年齢や人数を聞くことが失礼に当たる そういうことが あります
そういう中で ぶしつけなことで できませんでした
かならずいつか 話を伺わなければいけないと思いましたので 2年間の交流があったわけです
政権交代があって 今聞いておかなければ いつ聞けるかわからないということで すこし一歩踏み出しました
最初の二人の女性は 生前なんで彼が考えていたことが分るのかも読み取っておられたという印象でした
あとの二人の女性は 夫が何を考えていたかほとんど把握していない
教育の違いでした
コミュニケーションの意見交換の力の違いでした
原動力になるんだとは マララさんが よく講演で言われてますし 理解してきたつもりなんですけれども
教育と言うのは まず 家庭内の関係を変える事なんだなと 家庭が話し合える環境になる
そこで子育てが変わる 社会が変わる という構造が 自分の中でてきたということかなと思います


>教育は家庭内の秩序を変える むしろ日本という足元で そうである
国教を越えて共通する問題だと思っています
8月15日以降の政変の話で 中高の教育が 女の子が再開されないままでいますよね
この数か月 学校に行けないことによって 人間とのふれあいができない 或いは たくさんの家事負担をすることになっている 色んな意味で問題が生じているなと 懸念しているところです
タリバーンの再支配 なぜ可能になったのか


乗京さん
人 金 住処 です
この3つが 観察視点だと
それがそろうことはめったにないんですけれども
タリバーンについては その3つが揃っている 
彼らの重要な資金源 芥子 通行料 
見返りに 攻撃しないから 金払えと お金に関しては潤沢です
住処 執行部の拠点が 越境しているところにある 
前政権 裁判官とかの中に 汚職がはびこっていた 
正義の実現にかんしては タリバーンのやり方を 支持する人が 一定数いる これらが理由かと


>シングルマザーの方に聞いたりすると タリバーンにリクルートされたら 息子が入ってしまう それがすごくいやなので 移ったりすることがあると聞いていました
アフガニスタンは たいへんな人道危機に いま陥っている
非常に寒い冬を迎えようとしています
諸要因あるいは阻む障壁があるとしたらどんなものがあるか教えて頂けるでしょうか


乗京さん
ナンを作る小麦粉も 地下資源を掘る技術も ないという状況で
幼い子の栄養不足は 政権前からあって 今拍車がかかっている訳ですけれども
直接現地に届く手助けは 
あめりかの 資産凍結によって 金 ドル アメリカに保管しているお金を取り出せない
石油 エネルギーも 止めたり
蛇口をしめられて ピタッと止まって 今回 どこで綱引きをしているかというと タリバーンとしては 女性にも権利与えていますよとアピールしながら 言いなりにならなくて 自分たちの統治をがっちり固めたい
かけひきの構図は かわっていくかもしれません


>まったなし そういう状況下において やらなければいけない分野だと言っている訳で
学校がうごいているうちは とにかく 送金のルートを確保しようと 動いてはいるんですけれども 大学で働きながら 現地とのやりとりを 物凄い緊張感の中で ここんとこずっと やってきました
いまいちばん てがさしのべられなければいけないのは 戦闘でたくさんの男性が死に 女性たちがシングルマザーになっている 支援を受けれない 都市部に住んでいる人たち が そもそも 働くことができない 世帯が最悪の状況に置かれている そこになんとか 支援がいかなくてはいけないと こころがけてやってきた次第です


>ガニ元大統領に勲章を受けられた写真を見せていただいたのですが、そのときの故・中村さんの表情は複雑な感情を表しているように思われます。中村さんは表彰されるのは不本意ではなかったのではないでしょうか。この表情を深読みすると、中村さんは殺害される可能性を読んでいたのではないでしょうか。


>今日の朝日新聞の記事に現地の現在の様子や課題が書かれていました。


>命イコールブレーキですが、普段の生活でも参考になることと感じました。頑張りすぎないも同じで~。貴重な言葉でした。本当にありがとうございます。


>乗京さんへ、お話をありがとうございました。クナール川の水利に言及されましたが、水利権をめぐるアフガンとパキスタンの政府対立または地域対立はあるのですか。中村先生は、地域の水利権を意識されていたのでしょうか?


乗京さん
ご存じなかったとは考えにくいですね
パキスタンから視察者が来てふふんといって帰っていったというお話はされていました
両国は協定を結んでいません
お互い基礎データがない中で 自分はこれだけ使わせてくれという交渉は成立しない
このチャンネルをどうあわせていくかの努力も日本がやっていけることかなと思います


>日本の市民にできるもっともだいじなことはなんでしょうか?


乗京さん
自分がこれ一押しで一緒にやりたいと共感することがあればちょっと続けて見ていただくと ちょっと距離が近くなる 色んなことが見えてくる 役割分担で 自分がやれることは一生懸命やって 言って見れば 自分の別の生き方ができる こんな贅沢な事はないと思うんですね 第一歩目として これだけはと思っているひとつの団体を見つけて一緒にやっていけるといいと思います


>苦労されたご経験のお話について伺えたらと


ブレーキを踏むことの大切さです
自分が何かをしなければいけないんだと思った時がブレーキを踏むときなんだと思っています
私の定宿にしていたホテルがまるまる焼け落ちました パイロットの方も亡くなられたということで よく踏みとどまれたなと思います
朝のラッシュ時間は テロが多いので 移動に 外しました
助手と運転手を 危険に晒すような事をしてしまっている愚かさに気づきまして
スタッフの移動時間も ずらすと
そうすると取材の時間が 凄く減るんです
二日かければいいんですよ
二日目は 時間がとれないなら 一ヶ月後に もういっかい 取材に行けばいいんですよ
私が取材を通して思った感想です 


清末愛砂さん
>ブレーキを踏む みんなが チームが生き残る必要な考え方だと思いますので ぜひ共有したいと思っています
政治的中立の話と関係あるなと思うのは 中村先生が9条にこだわった理由の一つは それが みんなを守ると言う発想にもつながったのかなと リンクをしたので 最後のまとめとさせていただきました。




※⑫


2021年12月5日(日)【人権週間企画③】
人権週間記念講演:

全国水平社創立100年の運動から学ぶ
講師:

友永 健三・一般社団法人部落解放・人権研究所名誉理事(部落研OB)
場所:

堺市立男女共同参画センター(コクリコさかい)






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