一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2021/12/20(月曜日)から今日まで(10ー前半)




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12月23日(木)
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きょうは、ノーペン🖊デーだった為、通常のメール・チェックとレター書きはお休みしました。


夜は、要事前申込のウェビナー1つと、申込不要のYouTubeライブ配信1つに参加しました。


一つ目のテーマは、「木村英子さんの生い立ちや議員活動の話に ちょっと耳傾けてみませんか」


重度障がいがあり、2019年の夏の参院選で 初当選した 木村英子参議院議員の 講演と質疑応答の 全文起こしが ※⑥にあります。


二つ目のテーマは、「大地震に 政府の緊急事態条項は使えるか ちょっと考えてみる」


日本海溝・千島海溝沿い巨大地震(最大20万人が死亡)の政府発表のニュース(12/21)を例に 考えました。実況の 抜粋が ※⑦にあります。





今夜は「メリークリスマス」にアテられて?「猫ちゃんたち」と、

メリー晩酌リスマ〜ス‼︎🎅😹






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12月22日(水)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。


「昨日は中華居酒屋。年末ですが、仕事は例年より暇です。今日は水曜日、仕事終わったら遊びに行きます。」


夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き(同上)。


「おかあさん こんばんは。早速ですが、今日は『重い櫛(くし)』から、第5話をお送りします😄いつも通り、のんびりとおつき合いくださいね😪


「根っこばなし」より『重い櫛(くし)』
👧👵



部落の低い平屋でも、投げるには 櫛は 軽すぎて、
風でもあれば ひらひらと 押し戻されて 落ちてしまう。
まして 非力な 女ごじゃと、棟を 越さすは 難儀でな。
中途で 櫛が 止まろうものなら、それこそ前世の 約束事じゃ、
人の力の 及ばぬことと、投げた女ごを 責めなんだがな。
投げよと言われた 身になれば、おのれが 投げた 占いに
身内の 生死が かかると思えば 櫛まで 汗かいて、
櫛 取り落とす 女ごも おったと。 


(つづく)
👩👵


お母さんは髪を櫛削る時「ダジャレばあちゃんだから27回で止める」とおっしゃっていました。27回=つ(2)な(7)ぐでしたね💪私も真似しています😉おやすみなさい😪💤」



それが済むと、要事前申込のYouTubeライブ配信2つに参加しました。


一つ目のテーマは、「移動交通手段と健康寿命との関わりについて ちょっと考えてみませんか」


※④に、質疑応答の全起こしがあります。


二つ目のテーマは、「避難所での 見えない色々な困りごとについて ちょっと考えてみませんか」


※⑤に、講演の部分起こしと、質疑応答の全起こしがあります。。




今夜は、「神楽(かぐら)」さんの4品の中から、「山芋焼き」の「写メ」を

アテに、「猫ちゃんたち」と晩酌しました🥛☕(笑)

「お芋さんだー🥔(サンタ―🎅)」「和洋折衷やニャ~😹」







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12月21日(火)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。


「昨日は家で一人カニ鍋。〆はラーメン。年末は28日火曜日までで、29日(水)から1月4日(火)まで休み。5日から始まりです。」


夜は、菟田野のお義母さんに、レター書き(同上で)。


「おかあさん こんばんは。昨夜は心地よく眠られたでしょうか…🥰今日からまた、話しのタネに?『重い櫛(くし)』(「根っこばなし」より)の続きを再開します😆のんびり お気楽に おつき合いくださいね😊


「根っこばなし」より『重い櫛(くし)』
👧👵

そうと決まれば 病人の家の 女ごが選ばれて、
風の途絶えた 真夜中に、その病人の かど先から、
髪にさしたる おのれの櫛に 一身こめて 身を反らせ
「治しちょくれっ」と 声あげて、
棟をめがけて 投げたとよ。


夜の引き明けに 皆んなして、櫛のありかを 探してな。
裏の地べたへ 落ちとれば 治る。
屋根で ぴったり 止まったら、もう永くは 生きられん、とな。


当たらぬことも 承知のうえで、二つに一つを判じてや、
身内の義理を 立てたとよ。


(つづく)
👩👵


それでは次回をお楽しみに!?😉おやすみなさい😪💤」


それが済むと、きょうは ちょっと趣向を変えて、過去の要事前申込ウェビナー(2021年10月12日開催、平野 啓一郎さんの講演、芥川賞作家、無料)の文字起こしを えっちらおっちら やりました(笑)。


テーマは「死刑制度の問題と 自分とのかかわりを ちょっと考えてみませんか?」。


※資料③に 講演・全文のメモ起こしがあります。



今夜は、「神楽(かぐら)」さんの4品の中から、「焼きはまぐり」の「写メ」をアテに、「猫ちゃんたち」と晩酌しました🥛🍹(笑)



「焼きはまぐり(貝)とトニャカイ🎄?」「和洋折衷やニャ~😹」








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12月20日(月)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録として、部分的に)。


土曜日は難波でばあちゃんと会って、携帯修理(電源入れなおしただけ)おわって、フルーツサンド食べて帰りました。夜は鮨。ばあちゃんと自宅に敦賀市のふるさと納税の〇〇を届けました。毛布は今日届く予定です。◇◇(※息子氏の名)は24日金曜日の夜に帰ってきます。土曜日にF君が遊びに来るそうです。」


今朝はもう一件、菟田野のお義母さん(82)からのメール・チェック😻


「毛布ありがとう今晩楽しみに‼️ 

迷惑ばかりごめんねうれしい。

本当に我がままババごめん。

ありがとう」


夜は、お義母さんに、返信書き。


おかあさん こんばんは。きょうは「毛布届いた」とのご連絡をわざわざどうもありがとうございました🙇‍♀️寒い冬、毛布は 背中の下、もしくは、羽毛布団の上に重ねるのが、雪国の女性たちの鉄則だそうです私はもうお試し済みです。おかあさんも是非、いろいろお試しして、腰をよぅ温めてくださいねぇ😊なお、携帯故障中にテスト送信でお送りした『重い櫛(くし)(「根っこばなし」より)』の続きを明日から再開しますので、よろしければ毛布ともども、こちらも楽しみにお待ちくださいませ😉おやすみなさい😪💤



それが済むと、事前申込不要の インターネットメディアさんの YouTubeライブ配信1つに参加しました。


テーマは「コロナ禍の、政府による人災の面を、ちょっと考えてみませんか 」


資料※①に、インタビュー関連記事の 部分起こしがあります。



あとの一つは、「再々度、緊急事態条項とは?」


 


上記の 永井弁護士さんの定義の整理が 大変分り易く 胸にストンと落ちました😻(笑)



それから、大変遅くなりましたが、資料※②に、2021年7月12日開催の “ Remember HANA”(インターネットの誹謗中傷により亡くなった木村花さんのお母さんのご講演・全文起こし)があります。



今夜は、東心斎橋の「神楽(かぐら)」さんの4品の中から、「サンマ」の「写メ」をアテに、「猫ちゃんたち」と晩酌しました🥛🍵(笑)


「さんま🐟とサンタ🎅?」「和洋折衷やニャ~😹」










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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった
 "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️



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※①

2021年12月20日(月)

『政府による人災に苦しめられた コロナ禍を検証

コロナ禍を口実に改憲による緊急事態条項の導入は不要 』

ゲスト:永井幸寿(こうじゅ)・弁護士、『検証コロナと法』(『世界』2021年12月号)の執筆者

インタビュアー:岩上安身・フリージャーナリスト・ネットメディアIWJ代表


※インタビューの部分要点起こし


永井氏「現行の法律『新型インフル特措法』を使いこなせば、コロナには『緊急事態条項』なんていらないということがはっきりわかります。コロナには全く不要です。現行の法律さえ使いこなせない。だから緊急事態条項がほしいのは、別の目的があるからということになります。この法律によれば 臨時の医療施設を設置・増設しないという不作為は 違法になるんです」


岩上氏「小池都知事や 吉村知事は 違法ですか?」


永井氏「緊急事態宣言が出て 世界中で蔓延して 医療の不足は予測できるのに 放置している。自宅で受診できず死亡したときは 賠償請求することは可能だと思います」



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実況(スライドの全解説)へのリンクはこちらです

https://twitter.com/IWJ_Live/status/1472919206702497792
ネットメディアIWJ、会員登録のご案内のリンクはこちらです
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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※②


2021年7月12日(月)18時~20時

シンポジウム「2021年改正プロバイダ責任制限法の総合的検討」(一部敬称略)

司会:板倉陽一郎
開会挨拶:土井裕明・弁護士、滋賀弁護士会

◆報 告:
木村響子氏(NPO法人 Remember HANA(設立準備中)代表理事)
「インターネット上の誹謗中傷の実情」

◆報 告:
小川久仁子氏(総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政第二課長)
「2021年改正プロバイダ責任制限法の概要」

◆報 告:
壇俊光弁護士(日弁連消費者問題対策委員会幹事)

「2021年改正プロバイダ責任制限法の実務的問題点」

◆パネルディスカッション

パネリスト:上記報告者・齋藤隆弁護士(元東京高等裁判所部総括判事)

コーディネーター:板倉陽一郎弁護士(日弁連消費者問題対策委員会委員)

閉会挨拶:釜井英法(ひでのり)・弁護士、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員長

主催:日弁連




※報告・全文の要約筆記


開会挨拶:

土井裕明・弁護士、滋賀弁護士会

2021年 プロバイダ責任制限法改正の背景には 痛ましい事件がありました。誹謗中傷があったことを共有し 法改正が 被害にあわれている方の救済に寄与し ネット上の言論が 良心的になる機会に 本シンポジウムが なればと思います。


報告:

木村響子・NPO法人 Remember HANA代表理事、花さんの母


花が亡くなってちょうど一年ほどになります。いまだに どうやったら 助けてあげられたのかと 追いつめられる神経症状が 日常的に 出ています。花は 番組内のトラブルがもとで…共演者の男の子の帽子をはたいて 花が どなったんですね。そのあと 誹謗中傷が 日に 何千件と来るようになりました。番組側の責任として 挑発するような 作り方をしておいて 予測できたと 思うし 許せない 気持ちでした。花は リアリティー番組への 出演を 知らないうちに サインしてしまっていた。一旦すると 辞めたくても 守秘義務があって 自由に 辞められなかったり…今年の5月に入って やっと 具体的な事を 聞いたんですけれども 圧倒的な パワーバランスがありました。あの番組は 出演者の 何倍もの人数の 演出者が いた。そして 花たちは 1ヶ月10万円の 安いギャラで 移動のお金も 出していました。その上 休日も 守秘義務を理由に 人に会わないよう 拘束され 服装も 番組のイメージと違う服は着てはならないなどと 制約され 外部の方への反論の訴えも 守秘義務の理由から できなかった。そんな中 ネットは さらに 炎上しました。それらのことを 花が 亡くなってから 告発しました。すると 誹謗中傷は 掌を返したように 最低に なりました。ネット上の誹謗中傷は 本当に多いんです。犯罪として 取り締まられる事によって 書き込む時に 立ち止まってくれるかと思って…いまの法律では ネットの誹謗中傷への罰金は 九千円です。そんなに安いなら 払ってでも 好きな事を言ったほうがいいよねと 実際 おっしゃっている人の声を 私は耳にしました。それで 侮辱罪の厳罰化の 署名集めを 今 始めています。踏ん張れるための 理由がほしくて 色んな 活動をしていると 「娘の 名を使って お金を儲けている」という 誹謗中傷が 地獄のように きました。民事と 刑事 私は どちらの裁判に 立てば いいのか。刑事は 生前の事件に 限られると 言われました。代理で訴えられる場合は 民事の方が いいんじゃないかと ある弁護士にも 言われました。それで 自分で アメリカの ディスカバリー法の 情報を集めて 起訴できました。裁判は 時間も お金も かかります。一日も 早く ネットでの 誹謗中傷を やめてほしい。ただ それだけのために 次の裁判まで何十日も 待ったり しなくてはいけませんし 犯人が判るまで 1年半、その間 1円も 弁償が ありません。あるのは どうせ 損害賠償目的だろうという 誹謗中傷ばかりでした。私は 損害賠償の 50万という金額は 安いなあとは 思いますけれども…。精神的に 心苦しめられると いつ 治るか 分からず 長く 罹るからです。この グラフに 載っていない 苦しんでいる人たちが 沢山 います。追いつめられると 身体的にも 何も 考えられなく なってしまいます。私の場合 体への ダメージとして 字が 読めなくなりました。読めるのに 理解が 出来なく なるんです。SNSを ブロックすれば いいんだよ とか 気休めで よく声かけられます。けど それでは 何も 言えなくなってしまう。それに 自分が 見なかったとしても 見た人から 知らされるんです。殺害予告が来ていると知らされたら 怖いから 自分は見ます。そして やはり 他人事なんだな 自分はひとりぼっち と思い 心が 壊れたとき 命は 簡単に 失われてしまうんだなと 身に染みました。新しいアカウントでも また 殺害予告が来て キリが無かったです。でも 仕事上の理由で SNSを せざるを得ませんでした。花に 対する 「暴力的な 悪い 人間」という誹謗中傷を ずっと 否定できないまま どうやって 守ってあげれば よかったのか 今も 手探りのままです。私も 毎日 誹謗中傷を 受けていて 救援窓口は ほとんど 知られていないのが 現状です。誹謗中傷をしている人は 正しい批判だと思っています。気に入らないことを 言われたからといって 誹謗中傷を言うなんてことは やってはいけないという 自覚は この方たちに ありません。誹謗中傷と 批判 の境目が 見えない中で やっている人が 多いので 私が 前例を つくれればと思って 裁判を やっています。それで 被害者も 減らして いけるのではないかと 思って。圧倒的に 多いのは 正義感で 書き込むタイプの人たちです。その人たちを 騙した 制作側の 責任も 問われなければ いけないんじゃないか と 私は思います。メディアも 取り上げやすいものだけ 取り上げているのか 両方を 取り上げてほしいと思います。私が 裁判での訴えを始めて ある時 知らない方から 手紙を 貰いました。それを 読んで 加害者も 何かの きっかけで バレた途端 みんなに 誹謗中傷を 受けることを 知りました。厳罰化と ともに 加害者へのケアも 必要です。ありがとうございました。



閉会挨拶:

釜井英法(ひでのり)・弁護士、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員長

一番重要な事は 花さんのお母さんが 色んな違った意味での誹謗中傷にさらされているということです。率直に話して下さったことや、活動を新たにされていることのお話や、法律・制度を変える為の根拠を、沢山提出して下さいました。証拠集めの為のスクショを撮っていたら、字が読めなくなるようになられたこと、心理、そういうことが原点です。そこをなくすために、法改正とわれわれの活動があると考えさせられました。今日出た材料を元に検討を出していきたいと思います。




※③


2021年12月21日(火)


2021年10月12日(火)

シンポジウム「死刑廃止の実現を考える日2021」

進 行 次 第
司会 :土井 裕明・日本弁護士連合会副会長

1 開会挨拶
荒 中(日本弁護士連合会会長)

基調講演 「死刑制度についての私の考え方」
平野 啓一郎 氏(芥川賞作家)

3 パネルディスカッション

平野 啓一郎 氏
井田 香奈子 氏(朝日新聞論説委員)
大川 哲也 (日弁連死刑廃止及び関連する刑罰制度改革実現本部副本部長)

(コーディネーター:川村 百合・日弁連死刑廃止及び関連する刑罰制度改革実現本部副本部長)

4 閉会挨拶
加毛 修(日弁連死刑廃止及び関連する刑罰制度改革実現本部本部長代行)

主催 日本弁護士連合会



※平野啓一郎氏の講演「死刑制度についての私の考え方」の全文・文字起こし


僕は作家ですが 京都大学の法学部卒なので 今日は このような場に ご招待頂いたと思っています。実は 僕は 死刑制度に関しては 昔 20代後半までは 死刑存置派に 近い立場というか 止む終えないという 考えでいました。だから ある意味 僕は 存置派の方の言われることが よく分るんじゃないかと思います。


大学時代 死刑廃止派の友人と 凄い口論をした。僕は 存置派の立場で 議論した。

何でかというと 一つは いわゆる「永山事件」。2~3名以上 殺していると 死刑の 判断基準になる。

殺人事件で 誰が一番 気の毒か。殺された人。こう思うのは 今も 変わらない。次に ご家族 友人。

父は 僕が1歳の時に 36で 亡くなっている。ブルガダ症候群という ぽっくり病で 亡くなった。


僕は 父の記憶がない。母子家庭で 祖父母に 大変 可愛がられた。

うちは いわゆる葬式仏教で あったけれども 3回忌、7回忌、13回忌で 母と 伯母が 凄く 啼く。

身内に死者が出ると 家庭に 暗い影を落とすのを 体験した。

母と 父の話をすると 「誰も 恨むことは できないわね」と言っていた。

でも これは ある意味 大きな 悲しみの中でも 救いかも しれない。

交通事故や 殺人による死だったら とても 許せないだろう。

殺した方は ずっと 生き続けている。そんなの 耐えられない。おかしい。強く 思っていた。

重大犯罪で 死刑は 当然じゃないかと。


口論になった友人は 女性で 司法試験の 勉強をしている。説得されなかった。

3つの死があります。自分の死、愛する人の死、赤の他人の死。

人は 自分の死は 怖ろしい、怖い。愛する人の死は 悲しい。

赤の他人の死は 深刻に受け止める感性を 備えていない。

しかし 東日本大震災で もし 自分が災難にあっていたらと なんとか 手繰り寄せようとして 

自分事として とらえようとする。

友人は「どこまで行っても 抽象的に 3人称的に 話しているんじゃないのか?

自分事として 話してないんじゃないか」と 僕は 反発を 感じていた。

リベラル、ある種の エリート主義的言説は 相手に 届かない と。

言ってる 僕に対して 彼女は 「野蛮」、「まだ そんなことを 言ってるの?」

「理屈ばかり捏ねて 人間の感情理解が できていないんじゃない?」 という感じだった。


デビュー作の『日蝕』は 中世の 魔女裁判を 扱っていた。

サイン会で 一人のファンの方が 死刑廃止の本を 置いて行った。それで 読むようになる。


揺らぐきっかけは 2004年に ヨーロッパへ行って フランスに1年間滞在して 

外国語の翻訳をやっていたときに。

あるシンポジウムに 呼ばれる。死刑に アーティストたちは 当然の如く 反対していて

僕は 存置派であると 言い出し兼ねる 場面に 遭遇した。

寛大で リベラルで 平等思想で その中に 無理なく 死刑反対が 位置づけられていた。

僕は 彼らに 賛同しているに関わらず 死刑だけ 違っていて どうして?なぜ?と

意識的に 考えるようになった。


そして 帰国して 日本で 死刑に賛同している人たちと 話し合うように。

でも 死刑以外では(その人たちの背景にある「自己責任論」だったり)僕は 意見が 合わなかった。


急に帰国して 変れる訳はなく、柳美里さんの 神戸の連続児童殺傷事件を 題材とした

『ゴールドラッシュ』という 著書で 「何で人を殺しちゃいけないんですか?」と 

自明の 前提が 揺らいでいると。僕も 小説家として 答えなきゃと 思いました。


「何で人を殺しちゃいけないんですか?」に対しては 不思議なほど

「憲法、法律で 禁じられているから」という人が いなかった。

「法律があり 憲法があるからだ」というのは 日本は 弱いことが 浮き彫りになった。

「家族が不憫だから」という人が多くて それを書くことに 文学的意味があった。

他方、ヨーロッパでは 加害者が主人公は よくあることだった。

意外に ヨーロッパでは 被害者が主人公の作品は 少なかった。


加害者の 存在を 可視化することが 重要ではと 思って 『決壊』を 書いた。

それから 犯罪被害者の会の 大会に出たことも 強い 印象を残した。

本当に 悲惨で 可哀想な人たちという 印象だった。

同時に 同場所に 自……で 死刑廃止派の 政治家が 来ていて 法律化しなければと 言ったり

弁護士が 死刑制度の 批判を 行ったりしていた。


僕は 続いて 小説で 誤認逮捕のことを 徹底して 書いて

被害者の視点で 書き終えて とうとう 「死刑制度」に 嫌気がさした。

公の立場でも 自分も 死刑制度には反対だと はっきり 言わせた。

色んな方に取材して 警察の捜査に不信を持った

信じられないような 自白強要の 取調べ、時には証拠捏造を行っておりながら 認めない。

そういう警察、冤罪の 実態を知って 自分がもし 最後まで 認められず 死刑になったらと 想像した。


魔女は 存在そのものが 悪とされ 存在自体を 証明しなければならなかった。

冤罪事件は その 魔女裁判のように 自分はそんな人間ではないと 存在証明を しないといけない。

警察権力を 否定している 訳ではない。しかし、警察の捜査には 深い 不信を持った。


死刑囚の方は 生育環境が 恵まれていない人が 多かった。どこまで 本人が責任を負えるか。


「親ガチャ」、あまり いい言葉では ないけれど どこまで いったい 責任を 問えるのかを 追及していけば 責任が分散され 本人の責任が 一切ないとは 言えないけれども 社会の責任は 大きい。それを 本人の 自己責任にしていいのか?そして 「死刑制度は 相対的な禁止ではないと よくよくのことがあれば やっていい」と いうのであれば 「よくよくのことがあれば 人を殺してもいい」に なりはしないか?全く 当人の責任という犯罪が あったとしても やっぱり 社会、国家は 人を殺さない 社会、国家なんだ。犯人と 同等に 堕落してはいけない。倫理的に 優位でなければいけない。倫理的に 劣っている国、社会が やるのは ペナルティーを課すのは 独裁政権なんだ。犯人と 同基準に 立っては いけない。国家は 阿呆でも 殺さない共同体の一員なんだ。そういうことを 思いました。


死刑の スケジュールが 待っているというのは 非常に 怖ろしいことだと、

「いついつ 殺そうか」は 人間が やっていいことではないと 非常に 間違っていると 僕は 思います。抑止力にもならない。死刑になりたい人もいます。

暴力の 恐怖の中で 反省を 強いることも 正しいやり方だとは 思わない。

死の恐怖を突きつけることによって 反省をさせるのは 間違っていると。


ご家族も 「死刑」が最高刑だから 望むということがある。

「終身刑」が もし 最高刑であるならば それを 望む人も いるのではと 思います。


許しは 難しい 困難なことだと思います。許すまで 求めることは 過剰だと 思います。

「死刑」と一旦 切り離して 考える。


許せないけど「死刑」は望まない という立場のご家族の人も 認めなきゃいけないと思います。


「死刑」で 何も 変らない というご家族の 心情も やはり あります。


被害者の方たちの ケアが 遅れていたことから 

「なぜ 犯人の命ばかり 大事だというのだ」と 言う人たちがいるのであれば 

被害者のケアを 徹底していかないと 「死刑廃止」の議論は 進んでいかないと思います。


ハンナ・アーレントは 「憎み続けると 生は 消耗していく」と言っています。

自分の苦しみを 終わらせるために 一つは 罰を与える というのがある。

もう一つは 許す。

しかし、許すことによって 凄く 社会に受け入れられる 社会ではなかった。

許すことによって 家族を愛してなかったのかと 二度 傷つけられた。

だから「死刑をしてほしくない」という家族の人の声がやっぱりあるが非常に抑圧されていたと。


被害者家族の思いは 複雑で 孤独なんです。でも ただ 憎しみの一点に単純化されています。

孤独、寂しい、生きづらい といった 被害者の方の感情を 考えるとは 

孤独に寄りそうとか カラオケに一緒に行く とかです。

よく そういう考えに 至りましたね と 共感、抱擁してきたか なんです。

憎しみじゃない部分で 被害者のことを 考えることが できること やるべきこと なんじゃないかと 思います。


日本の人権教育は 人権を 権利の問題として きちんと 教えていないと 思う。

相手の権利は、例えば いじめられている子がいて いじめられている子に 理由があると 共感できない。

共感しにくい人間の 権利を考える時に すっとんでしまう。

共感できるかどうかが 人権の話ではない。

理解できるからこそ いじめる サディスティックな人間も(人権教育の失敗だと思いますが)います。

どっちの世の中がよかったのか 人権教育を する・しない を議論すべきだと思います。


ジェンダー教育は 10~20年目に入りましたが 今では 強いバッシングにあう。

正義に関して 勧善懲悪的に なっている。

長く 描き続けられてきた 映画や ドラマの 物語などの影響が あると思われるんですね。

アンパンマンも、アレちょっと、酷いよね。アンパーンチ! 今は ちょっと 変わってきているかも しれないけども。


文化的に 死に 謝罪の意味を持たせる 傾向が 日本社会に 根強くあります。

死をもって償う…。


やっぱり ヒートアップは 人間の 「生き死に」に関することだけ に 当然かと 思います。

これを 静かに 話し合えることが 民主主義社会の 僕らに課せられた 課題かなと思います。

ご静聴ありがとうございました。


※質疑応答より


平野 啓一郎

先の講演に加えると 「死刑」は 多くの人にとって 抽象的なんですよね。

実際は システマティックに 官僚組織が加わりながら 行われている。

判決文に対しても 「更生の余地が認められないから死刑ですね」とか 非常に違和感があります。

順番を待っている人が 沢山いる中で 誰かを選び 何日に執行しようと決める行為は 

人がやることを 越えています。そういうことを知ってもらうことが 大事だと思います。


僕は 加害者養護の為に 小説を書いたんじゃなくて 被害者養護を 考えた末に 

「死刑」廃止に 辿り着きました。そのためには やっぱり 被害者支援をたっぷりしようと。

「死刑」問題は どこまでも 被害者の側が 尊重されて 可哀想な人は救うという

社会的なコンセンサスの中で 加害者も 被害者なんじゃないかと 社会は 動いて行くこと、

「死刑」廃止に 向かっていくこと が やっぱり 大事なんじゃないか。

現実的には 政治家が動くことが 必要ですが やっぱり 

国民的議論によって 「死刑」廃止に持って行くことが 必要であり 大事だと思います。





※④


2021年12月22日(水)

「自治体のおでかけ政策の統合を目指して~交通と福祉の垣根を越える!」

主催:

交通と福祉の融合に向けた検討会
幹事

加藤博和(名古屋大学)、遠山哲夫(NPO法人移動ネットあいち)、樋口恵一(大同大学)

第1部:基調講演
  「自治体の『おでかけ』政策確立はこうすればできる」
  加藤博和(名古屋大学大学院環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター教授)

第2部:政策立案と現場&融合事例自治体の紹介
「国土交通行政の立場から」
 酒井達朗 氏(山形県みらい企画創造部企画調整課長<前:総合交通政策課長、
         元・国土交通省総合政策局交通計画課>)
「厚生労働行政の立場から」
 國信綾希 氏(長久手市地域共生推進監<前・厚生労働省社会・援護局地域福祉課>)
「地域公共交通会議と福祉有償運送運営協議会の共同開催」 高山市役所
「住民の移動手段確保のための『交通と福祉』連携の現状」 日進市役所

第3部:おでかけ政策の統合を目指した討論
  司会 :樋口恵一(大同大学建築学科土木・環境専攻 准教授)
  討論者:第1部・第2部講演者
      石井信 氏(国土交通省中部運輸局交通政策部交通企画課長)
      石川優 氏(中川タクシー(株)・朝日タクシー(株)代表取締役社長)
      猪田有弥 氏(にしあわくらモビリティ代表)
      大石信太郎 氏(国土交通省近畿運輸局自動車交通部旅客第一課係長)
      遠山哲夫(NPO法人移動ネットあいち理事長)

後援:

国土交通省中部運輸局、南医療生活協同組合、

名古屋大学大学院環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター、

大同大学



質疑応答:


國信綾希 ・長久手市地域共生推進監

移動は人々の幸せに置いて 外せない要素として 考えなくてはいけないなと 考え直した次第です 福祉の分野は 閉じがちの 傾向が 全体的に ある中で 異分野と 繋がる中で 地域の 生き残り戦略が あるのではないかなと 思います 


>加藤博和・名古屋大学

通常 観光 福祉 平日 一台で 両方に 使えることになるかなと

同じ路線で 一緒にやる なかなか むずかしい

動線があえばいいんですけれども 組み合わせは 考えれば いいのではないかと 思います

需要が無いのに バスを走らせるのは うまくいかないことが 多いです

新しく 何か つくるのであれば いろんなかたと 連携して 沢山の方が 載って頂けるように しっかり 検討して 覚悟を決めて やっていただけるのであれば 非常にいいと思います


>酒井達朗・山形県みらい企画創造部企画調整課長

効果の見せ方は 千差万別だと 県レベル なかなか 難しいなと ちょっと思っていまして ベネフィットではなくて コストは 比較的.出せるかな あらゆるものを デジタル化 し オープン化すること ちゃんと出てくるような準備は 大事だろうな という気がします オープンカー もちろん 無理なんですけど 市町村レベルであれば 誰が持っているか 分からないので こういうデーターは ここにありますと ありかを オープン化 していって リスト化することを 今 していっています 福祉の ほうや 県レベルでも こういったことが 広まってくれればなと 思っています


>野村さん・日進市役所

市に できることは お手伝いを 考えていくところかなと 僕らがよりそってやっていけることかなと 思っています


>石井信 ・国土交通省 中部運輸局

自治会さんと 赤字の一定割合の負担の協定のしくみを あらかじめ やっているところもあって そういうやりかたもできると 頭に置いて置いてもらえればいいかなと 思います


>猪田有弥 ・にしあわくらモビリティ代表

チョットして配慮で 持続化できるしくみと 責任の所在を すべて 自治会がもつと 重くなってしまうので 社協 役場などに できるだけ 協力していただいて できるだけ 住民の方に よせすぎないことが 実は ポイントかなと 考えています 


>樋口恵一・大同大学教授

やっぱり 情報共有 あまり重荷にならないように 連携していく それが.きょうのポイントなのかなと 思っております


>加藤博和

これ 企画を 始める時に 思い入れが強くて みんな 困っていることで もともと バスが好きでしたけれども 今となっては タクシー 福祉運送にも 手を出さないわけにはいかないと やっています あと ビジネスモデルの 話があり ここを やっていかなければならないかなと 損するとしたら みんなが等分に 損をする でなければ みんな 必死にやっているので 俺さえ 徳すればいいという 方も いらっしゃると 思います そこで 有識者 や 福祉の方が 目配りして ある種の かかりつけの お医者さんみたいなのを うまくつくって みんなが 幸せになる事が 大事だと おもいますので 結果として 自分が 必要と思っている輸送を つくっていく みんなが 得する ベターなせんたくをして すすめていってもらえれば きっといい結果が出てくると思うのでみなさん どんどん 勧めていただいて 困ったことがあったら 相談するということで いいと 思います。また がんばっていただいて きょう ご参加されている いろんな方々に いい情報を だしていただけたらなと 思います

きょうは 全国から 約560名の方の ご参加がありました。来年は どうなるか 分かりませんが 皆さんから やってほしいという 声があれば やれればと 思います。





※⑤


2021年12月22日(水)
「災害と人権 避難所運営における多様性配慮」
 講師:瀬山 紀子・明治大学兼任講師

※講演の部分起こし:

非正規公務員の人が 災害時 担い手に 一方で 正規公務委員にくらべ 身分保障が不十分な現状がある 

実は これ 熊本地震の 益城町(ましきまち)の避難所なんですね 座敷状態と 全く違う 美しい 避難所で  最初は ここも ごった返して いたんですね でも さあ みなさん ここを 生活の場所に しましょうということで いったん荷物を 脇に寄せて こどもたちが 勉強できる スペースを 作りましょう みんなで話し合えるスペース 喫茶室を 作りましょうと やってきた その結果です


熊本大学のとりくみである インクルーシブ避難所は 福祉避難所に 障害者は 行って貰いましょうと 

集めるのではなく 地域の中に そういう居場所を つくっていこうと 実践された例です 



※質疑応答:


>LGBTの方の災害時に抱える問題と実例があれば教えて頂きたいです

いづらさ トイレ利用 に関しても 辛い状況が 文章として まとめておられるものがあった

 虹色防災 (岩手 盛岡)で 日本語 英語で 具体的事例 書いてある リーフレットを みて頂いたらと 思います


>意外と 人権問題と とらえられていない 普段から どういうことに きをつけていけばいいですか?

ほんとにひごろから わたしたちは なかなか 見えない マジョリティであると 目が行きにくいということがあると思うので 意識的に 様々な 機会を作っていく 社会の中で 意識的に 出会っていかないと 

なかなか暮らしていく仲間と 見えない ことがあるのかなと 

ま、気づいた人から そういう場を 広げていくということかな


>男女共同参画センターは 災害対策の 拠点と なっていることが よく分りました。 ほかにもありますか?

男女共同参画センターが 複合施設に なっているということが あると思うので 

子育て中の女性と いっしょに 考える 最大 津波はどの人にも 共通するテーマなので

繋がりづくりを やっていただいたら いいんじゃないかなと 思います 


>避難所の防災担当者に 女性はいないということですが まだまだ 男女の固定観念的なものが 残っているのでしょうか

防災担当に くうおーたー制導入とか そこまでは まだいってないです 

今回が そのあたりを考えるきっかけに なればよいかなと思っています




※⑥


2021年12月23日(木)

講演会「重度障害者の自立と社会参加、そして政治へ…」

講師:木村英子さん

(参議院議員、全都在宅障害者の保障を考える会・代表、自立ステーションつばさ・事務局長)

司会:

天田城介・中央大学文学部教授

主催:

CHUO Diversity センター× ハラスメント防止啓発 Week2021関連企画



※木村英子さんの講演・全文起こし


幼い頃から 嫌われるのが怖くて 顔色を 伺う子どもでした いまも変わりません でも重度障碍者が いきていくためには 障害者運動をしなければ いつでも 施設に戻されてしまう 現実を知りました 運動をしても うしろを ついていくことしか できませんでした 


なぜ 国会議員になったのか 生まれ育った経過が 大きく 関係しています 生い立ちは 1965年 横浜市で 生まれ 歩行器事故で 玄関から おちて 障害者に なりました 施設 は 苦しいリハビリの 毎日でした 毎日 友達が手術になって 手術を受けると 更に 障害が 重くなった 次は 私かと いつも怯えていました 看護師から 虐待を 受けました 消灯時間になっても ベッドに あげてもらえず 床で 冷たくなって 寝ていました 夜中に トイレに つれていってもらえず 仕方なしに ベッドでして 折檻されるなど しました 親は 治す為に 施設に 預けましたが 隔離され とても 苦労することに なりました 


自立生活は 支援学校高等部の時に したいと 思いました 三井絹子さん(※国立市に『かたつむりの家』という障害者の自立生活のための家をオープンされた)の手記を読んで 光が さした ときでした 恐怖をのりこえるためには いのちを かけるほどの 勇気が 必要でした 私は 施設と 教師と 両親 を 拒否し かたつむりの会に とびこみました


19歳から 自立、一人暮らし生活に入り ボランティア活動を 始めました 介護募集の ビラを 巻いている時 トイレを なかなか 道行く人に頼めなかったり バスや電車に乗るのに 慌ただしく行き交う人々に こわくて 声をかけられず 結局 乗れずに 外の しょうがいしゃ車椅子用の 電話ボックスで 一夜を明かしたりしました おさないときから わけられてきたことへの これがまさに 弊害であると思いました  


一番きびしかったことは 私が 命を 保っていくためには しょうがいしゃ運動をしなければ いけないことでした 介護保障を求める運動も 最初は なぜ すわりこみまでして 交渉に いかなければいけないのか わからず 苦痛でした  今の制度では 一回3時間 週2回しか うけられないので どうしても 介護者がみつからないときは トイレや食事を 通り過ぎの方や 飲食店の方に お願いしたり しなければなりませんでした 


運動しなければと 実感するまで 私は 35年も かかりました こうして 仲間と共に 重度障碍者として生きていこうと 決めた時 山本太郎さんと出会いました 訴えるしかないと 重い出馬を 決断し 船後靖彦さんと二人 2019年の 参議院選挙で 初めて導入された 特定枠で 当選しました しかし 国家活動が 出来ない 壁に すぐ ぶつかりました 


新田勲さん(※全国公的介護保障要求者組合委員長) や 三井絹子さんが 介護保障運動を おこしたことから 制度の変革は はじまります 最初は月に数回だった 介護保障が 90年代には 時間数の拡大を 勝ち取ることができました 97年には 派遣サービスと なりました そこまで 至るには 約2年にわたり 検討会 がありました このまとめによると 障がい者の 自立の理念として 社会参加を 基本とし 人々との交流の中で 高め 普通の生活をすることと ありました それから 変遷を くりかえすなかで 障害者総合支援法が制定されました。しかし 国の制度が 変わっても 障がい者の 社会参加は いまだに 実現されていません 


2005年に 厚生労働省告示第523号が出されて 障がい者への外出サービスが 大きく制限されることが メディアを通じて 明らかに なりましたが その状況は 変ってはいません この問題を 解決することが 私の 議員としての 仕事だと 思っています 議員のなることは 大きな 負担が心臓にかかり 尿管結石などを ひき起こしかねないので いのちの 覚悟が必要です それでも 出馬を きめたのは 生活が 出来ない状況に おいこまれていることに とても 耐えられなかったからです そして 同じなかまが 命懸けの挑戦に おびえている私を ふるいたたせて くれたからです 


これらから 障がい者が 社会の中で 生きづらい原因は 幼いときから わけられていることで ともに生きる環境が つくられてこなかったことだと つくづく思います 施設 養護学校では 身につけられなかった コミュニケーションのしかたや 社会に なれていくことに とても 苦労しました ですから いっしょに学び合い 育ちあう為のインクルーシブ教育は とても 大切だと 思っています いっしょに学び 遊び 生きていける社会を 実現していく事が 私の仕事です 早口になりましたが これで 終わらせて頂きたいと思います



※木村英子さんと天田城介教授との対談


>国会内 バリアフリーは げんざい どうなっているでしょうか

バリアが 取り除かれたことは 第一歩に ありました

赤いじゅうたんは 階段になっていて 

委員会中は さまざまな 合理的配慮が されている

めがわるく 紙の原稿が 見えないので ぱそこんの持ち込みをみとめられている

船後靖彦さんと私の 2人のみの はいりょで 参議院のみで 衆議院は まだすすめられておりません

さまざまな障がい者が 政治に参加することで 国会全体の バリアフリー化が 進むと思います


>スロープできたということですが 投票はどのように されていますか

(動画を観て回答)


>実際にバリアに感じていることは

ひとつひとつの法案 賛否決める 作業 とても 時間が掛かって 体力的に 大変だったり 資料の文字が ちいさくて よめなく 情報が ちゃんと 受け取れないことが ありました 事前に 合理的配慮を 求めて 理解してもらうまでに 時間が かかって ソフトの面は どうしても みえにくいので コミュニケーションをとりながら していっています

省庁自体 ひとつひとつが 健常者 は すぴーどが 早いんですけれども わたしたちは 時間を 長く もってもらったり プロジェクターを 使って せつめいしてもらったり ゆっくり しゃべって 説明して貰いながら レクチャーしていただいております


>健常者の国会議員とのかんけいで むずかしさを 感じる事はあるでしょうか

しゃかいにでたのが 19歳が はじめてなので すごく むずかしかった どうやって せっしたら いいのか こちらも わからなかったり わりと 緊張した関係が 続いていた事はあります ただ 委員会で 一緒になって なれてきて はなしてくれる 議員さんも ふえてきているじょうきょうです


>国土交通委員会で これまで どのような かつどうを されましたか

やはり 通行のバリアを中心にさせていただきました

新幹線は 出入り口等 乗る際には 通れなかったり  くるまいす用座席が 1席しかない 座席に座れないので 6席に増やして頂けた 駐車場 2.1mの高さ制限が ありますし 公用の福祉車両が入れるように 2.26mに してもらったり

車椅子用トイレに関しても トイレの中で 車椅子が 回転できるようにしてもらったりしてきました


>これから 議論になって やっていることは

やはり 障がい者の 就労が なかなか むんずかしい問題が あるとおもうんですけれど ドローン法が 航空法のなかに あるんですけれども なかなか 就労できないひとたちが ドローンを使って 外に参加出来たらなと 思って 委員会に 提起しています  あと車椅子のまま 飛行機に乗れるようになる事などです


>障がい者が政治参加・アクセスを よりよくするために どのような方法を考えておられるでしょうか

社会参加は 現実に まだまだ むずかしい問題が あり 実際には 政治は まだまだ  凄く 遠い存在になっています 特定枠が つくられなければ 当選は むずかしい状況だと そういう意味では 思います 選挙制度について 当事者の立場から 提言しているところです 参議院には 多様な民意の反映が出来る 積極的に 声をとどけていく クオーター制度の 提言も させていただいております


>クオーター制度 どのように さまざまな 議論が されているでしょうか

いま 改革協議会では せんきょのあり方をかんがえていくうえでの 6名ぐらいの 学者さんの 参考人質疑が おわったところです これから フリートーク、小委員会に つながっていくのかなと いう段階です


>参考人質疑には どなたが 呼ばれていますか

障がい者の分野では いないですね

一票の格差について 最近では 議論されてきた事もありまして そちらと 選挙制度 クオーター制度の問題 これら3つを 今後 協議していくと思います


厚生労働省告示第523号について 費用は 今後どのようになるか


労働が 認められないと 元々 わたしたちが 選挙にでたとき クローズアップされたのが 労働で 労働以外の 外出制限が とてもたくさん あったということです 遊びに行きたいが 行けない 選挙活動も もちろん してはいけない さまざまな 行動制限がされて 参議院では まだ位置付けは なにもきまっていませんけれども 介護費用については 合わせて 検討していく かかわってきた議員さんによって 運営員会の方で とうぎしていくことになっております 


本当に暫定的です  私が議員として はたらくまえに 厚労省と わたしたちで はなしあいました そのときに 厚労省としては いまの523号では 参議院の予算を 介護料にだせないと 言いました ずっと出し続ける事は かんがえていないでしょうから 暫定的にしか いまは かんがえられていない このさき 障がい者の議員が増えてきたときに どうなるのか ということも ありますので やはり しっかり ささえていく 仕組みをわたしは つくっていきたいと 思います


いしけっていは こうろうしょうと さんぎいんじむきょくの めんばーで いしけっていして 今回は 決めたんだと思います


>厚労省は なぜ負担を みとめず 参議院に負担させたのでしょうか?


厚労省としては 生命維持だけに 介護保障するのが 通例だそうです しかし 就労は いきていく 最低限のかつどう けんりだと思います 生命維持と 社会参加は わけられないと 私は かんがえています 本来 障害者総合支援法は 障がい者の 社会参加を もくてきとしているので 国が保証するのが 適切だと 私はおもっています。なので 厚生労働省告示第523号を かえていきたいとおもっています


>就労で 介助のお金を出そうとすると 大学などの ローカルな場で 負担しなければいけず 障害者雇用が 進まない と なっている とりわけ 障がいが 重い人への 社会参加を考えると イレギュラーのかたちで すすんでいくと なかなか 社会参加は 進まないと 私はおもうんですが どのように お考えでしょうか


実際に トイレに行きたくなっても 介護の方が いないと 行けない なぜ 障がい者だけ トイレをしてはいけないとなるのかなと 思うと ほんとに 怒りを おぼえてしまうんですけれども 介護制度に じぶんのからだを あわせなければいけない あわせられないから とうぜん がまんしなければならない そういうことが 障がい者の 社会参加を みとめていないことだと 思っています もちろん その学校や 会社の 予算の 規模も あると思いますし 軽度の障がい者であっても 国のお金をまわしていく ひとりのにんげんとして ちゃんと みとめられるためには 国の介護費用が ちゃんとつくられることが 大切な事かなと思います


厚生労働省告示第523号 について 介助だけでなくて ガイドヘルプ 情報保障など さまざまなこともふくまれると お考えでしょうか


それも 福祉の制度で やっていくことと 思っていて 1ヶ月50時間しかみとめられないとか 結局 足りないので 自己負担しているかたが 多いですし 介護の部分は きちんと おぎなわれなけばいけないと 思っています

実習生として 行っていた時に 学生さんに ノートテーク していただいたことが 私 あるんですけれども それぞれ 介護の仕方が 違いますので 慣れている方が たずさわることも とても必要かなと おもっています いまの介護制度は 派遣されてきますし 熟知していますので そういう方が どんな場所に 障がい者がいても せいどして みとめられていく ことが たいせつだと 思いますし もちろん 交流という意味では 学生さんに ノートテークなどが たいへん必要かなと 思います


※フロアとの質疑応答


>国道交通委員会で 無人駅の問題 障がい者介助は どのように?


すごく深刻で わたしも のれないです いちおう いろんな 各地から 相談を よせられることでも ありますし 質疑に たたせていただいておりますが ばりあふりーほう改正の手続き 付帯決議を つけさせていただいております もともと いろんな障害がある ひとりで のりたい のれるようにシステム化する という 要望が 来ていたんですけれども 介助員を駅につけてもらいたいと そういう要望もきておりまして それも 付帯決議に もりこんで貰いました 文面については ご希望があれば あとでお送りさせていただこうかと 思っていますが


>介助の資格を とっても 門残払いされて 活躍の場が ないことに とまどっています


そうですね もう このしゃかいのなかでは 介助をうけているしょうがいしゃが はたらくことじたいが 国の常識にないのかなと きびしいものがあります 就労の問題が提起されたときに 次の年に 特別事業が 昨年の10月にはじまっておりまして そういうものが 使え 自治体 企業が みとめれば 介護者をつけて はたらけるかもしれない ただ 自治体と 会社とに うけいれ体制がないと 使えない等 使いがっての 悪い制度であったりしますが ご希望でしたら お送りします


>移動の権利について


いま いわれたとおり ほんとうに しょうがいしゃの人権が ほしょうされていない国だと 議員になって なおさら 実感する 現状です はたらくけんりだけでなくて 選挙も 介助者が行くと ことわられます さまざまな場面で 権利が みとめられていないから そういう意味では わけられていることの 弊害かなと 思いますので いろいろな けんりについて 移動の人権が 認められるように これから かつどうしていきたいと 思っています


>私は 重度障がい者で 私ではなく 介助者に向かって 話しかけられる事がおおいです


これは 日常的に わたしではなく 介護者・秘書に しゃべられることが よくあります

本人に聞いて下さいと 介助者が 促します 常に 介護の方には つたえておりますので 私個人は 介護者は 橋渡しの役割をしていくことを 常としています おつかれさまですと 言われた時に わたしをめんどうみる介助者は 大変だなといわれたことで 憤りが ちょっとあったということは あります 大多数の人が そういうふうな 目で見ている状況が ありますので その人が 偉い 大変 全般的に そういう価値観が あると思いますので 介護者は しごとですから 私に話してくださいと ですから いうことがあります お答えになっていますか


>2018年は 花火大会に行くことができました いまはそれができませんか 何のための制度だろうと思います


ほんにんの買い物 花火大会は 制限されていないとおもいますが いまは 介護保険がしゅりゅうの時代ですから 介護保険では 買い物補助とか 余暇活動とか 全くみとめられていませんので 使いこなされていない 現状もあり ヘルパーさんが 変ったり 事業者が 変ったりで そういう状況が 生まれてくるかもしれない 草むしりしたあとに お茶を淹れることもしないよと 場合によっては なる じぶんのおもいが きいていただけないことが あったりすることがあります


>感想です。英子さんのかいごをしていた者です 人はしょうがいしゃとしてうまれ そうがいしゃとして 死んでいく すべてひとのもんだいんだよと おっしゃっていたのを覚えています


しょうがいしゃに 初めて であった学生さんが おおいですから まいばんまいばん 私の 生い立ち 経過を 介護者に話して 理解してもらって そして 私自身が 支えてもらって いま37年になりますけれども 1000人を こえているかなと 思っています 1000人の かたたちの バトンリレーで いま私は生きておりますので ほんとに ありがとうございます



※補足説明


木村英子

みかいじかんですので じゅうぶんに 私の思いがつたわることができなくて 申し訳ないなとおもいますけれども ぜひ 私の方に しつもんでもかんそうでも およせいただけたらと よろしくおねがいします いろんなかたに 話をきいていただいたこと うれしくおもっています 天田せんせい ほんとうに ありがとうございました


天田城介

まとめにも ならないようなことですが すこし はなしを させていただきます

とうじしゃたちのてによって いくえにもねばりつよく 重度訪問介護の いまあることを おはなしさせていただきました しかし 余暇活動が 使えない中で 議員になられた 参議院議員から おかねをだしてもらっている 本来であれば 厚生労働省告示第523号 改正され みとめられて だれもが 生活し はたらく いきがいもって 活動できることが じゅうようである 523号は 認知症のかたは 一切 介助が 突かないんですね しょうがいしゃよりも はるかにせまい範囲でしか 介護 使えません 多くの方が 困難である そうした問題を ふくめて 木村さんが 国家に 浮上することで ようやく そうしたことが 明らかになった もういっぽうで 参議院が バリアフリーになり ソフト面でも ひかくてき すすんできた 国会議員との関係では とはいえ 心無い言葉が 掛けられる そうした偏見 根深いものである 政治に アクセスすることで 見えてきたみえざる バリア バイアスが 正に いま 問われているとおもいますし ハードルの高い 厚生労働省告示第523号は まだまだ やるべきことはたくさんある 障がいと政治は 一方では 同時に みえざる バリア バイアス 遅々として進まない せいどせっけい があることを 今回あらためて 深く感じました 100分の時間をつかって たいおうしてくださった 木村さんに このばを かりて 厚く お礼申し上げます フロアのみなさんにも あらためて お礼申し上げます あらためて ここより 木村さんに拍手をもって





※⑦



2021年12月23日(木)

「大災害を口実に改憲による緊急事態条項の導入は不要

『緊急事態条項』と対中戦争の関係について

ゲスト:

永井幸寿(こうじゅ)・弁護士、日本弁護士連合会災害復興支援委員会前委員長

インタビュアー:

岩上安身・ジャーナリスト、インターネット報道メディアIWJ代表




※実況より抜粋


岩上安身

「『速報!!12月21日、内閣府が 日本海溝・千島海溝沿いでM9級の巨大地震が起きた場合、最大20万人が死亡と発表。日本海溝・千島海溝地震で3メートル以上の津波の影響を受ける原発は以下の12基です。


1. 大間原発(電源開発)建設中2. 東通原発(東電1基)建設中3. 東通原発(東北電力1基)4. 女川原発3基(東北電力)5. 福島第一原発6基(東電)6. 福島第二原発4基(東電)7. 東海・東海第二原発2基(日本原子力発電)


永井幸寿

「『緊急事態条項』は災害が起きた後に権力が集中して対処する制度だからこういうときは有効に機能しない。災害対策は平常時から過去の災害を検証し、将来に備える。災害のときは被災地に最も近い自治体が動くというのが原則。災害はいつ起こるかわからないので、平常時からやっておくのが立法府の義務なんです。『緊急事態条項』の制度にのっとって、災害の後に①国会の事前同意なしに、②基本的人権を制限して、③内閣が衆議院の任期を無期限に延長して④法律と同じ効果を持つ政令を作り⑤内閣総理大臣が予算措置を行うことをしても遅いです」


岩上安身

「何の役にも立たない。戦争遂行するためには『緊急事態条項』は結構なこと。もしくは内乱の鎮圧とか」


永井幸寿

「個別法で対処できるのでそれでやるべきだと考えている。そもそも『緊急事態条項』を設けること自体、危険で良くないと思うし、自民党改憲草案の中身があまりにも危険すぎる」


岩上安身

「キングメーカーである安倍さんの最近の発言は、『台湾有事は日本有事』『中国側の抗議に…安倍総理は…「(注目されて)大変光栄」と発言』。『有事』は戦争ですよ」。


永井幸寿

「台湾には米軍基地はなく、有事には沖縄が基地になり巻き込まれるのは確実だと思う。そういうことを今の報道機関が機能を果たしているか。TVは報道しないし、国民は十分に認識していないから、きちんと投票もしていない。報道機関にもっとちゃんとやってほしい」


~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~

実況・全文

https://twitter.com/IWJ_Live/status/1473946056287473665
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