*介護保険制度改定とは?(※雑学No.174),第51週,2022/10/3(月)~,B.D.+31,
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2022/10/6(木)
🌕🌖🌗🌘✨
※きょうは、ノーペン🖊デーにつき、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。
きょうは、ウッジューが星になってから8回目の水曜日+1日(57日目)☆彡
リョーリョーの8歳のB.D.からは24日目☆彡
きょうの古墳&お月見ランは、12,003歩(8.4㎞)🏞️🌓☆彡
With "Ryoryo"(ウイズリョーリョー)
時々、上を向いて歩いていて、
天井には、そこそこ、星は見えたけども
そのうち、足下のお堀に、上弦の月よりちょっと膨らんだ月が浮かんでいて
それがウチにずっと付いてくるのに気づいて
「あれは、ウッジューの月や」と、勝手に決めつけて🌔
そのあとは、普通にランしました🏃🌛
そのあとは、 「史上最悪の介護保険制度改定を許さない~ 利用者の原則2割負担とケアマネジメント有料化を中心に~」の文字起こしをしました↓↓
※講演をYouTubeの文字起こし機能を使って、全文起こしした後、誤字・脱字の修正をしました
上野千鶴子・東京大学名誉教授、認定NPO法人 ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長
5:07
😺はい こんにちは
5:13
主催団体を代表して 上野からまず 趣旨説明をさせていただき
5:19
ます こういう会を今 始めたんですが 介護保険は 今年22歳です でも生まれて
5:27
この方 非虐待児だったと 介護保険ウォッチャーからは言われてます なぜかというと
5:33
(3年ごとの) 改定のたびに 利用抑制 これはもう 社会保障費を削減したいという不純な動機
5:40
です 敵は 誰なんだろう? と思うんですけども 介護保険財政は 実は黒字なんですね でそして
5:47
私は今日 皆さん方にぜひ 最初にお伝えしたいのは 22年間は 決して無駄ではなかった
5:54
この22年の間に 現場は確実に 進化して 日本の介護は 制度もケアの質も
6:02
決して世界に劣っていない ということは 確信持って 言えると思います
6:08
😺で この成果こそは この22年の 達成なんですが 実はコロナが始まる前に もうこれは
6:14
やばい 黙ってられない って言うんで こう いう 「怒りの集会」をやりました(2020年1月14日)
で このアイコンが デザイナーさんに作ってもらったら なんかね
怒ってるだるま なんだけど 手も足も 出ない風に 見えてるんでね
今回は 爪たてて 怒ってる 毛を逆立ててる 猫ですよ
で こういうことを やったんですが その時の 院内集会は 300人
6:37
の会場を埋めました 当時まだ 3密が 大丈夫だった んで 全国から 介護事業者や
6:43
当事者団体や 家族が集まりまして 「もう 絶壁だ
6:49
瀬戸際だ ギリギリだ」っていう 悲鳴が上がりました でその成果が この
6:56
『介護保険が危ない』というブックレットに 載っておりますので ぜひご覧ください で最後に 抗議声明を 出して
7:02
いただいた草案の起草者は 樋口恵子 お姉さまですが うまいこと言いますね
「このままでは、在宅(おうち)が
だんだん遠くなる・・・」
在宅が危ない! というのが私たちの 問題意識でした でそれが 3年間
介護のコロナの間ですね さすがに これだけ の現場の奮闘を見ていると
政府も 改悪をする なんてことはできなかったよう に思いますが いよいよ
動き出しました 史上最悪の介護保険改定が起きる
😺詳しく は
7:36
後ほど 服部さんの講義を聞いていただきたいんですが まあ
7:42
ざっくりまとめると この5つの項目になり ます
でまぁ福祉用具も危ないということでね
7:48
と思っていたら 私たちはね 在宅で ものすごい危機感を持ってたんですが
施設も危ない いやー 驚きましたねえ いつの間にかね 施設もね
ホテルコスト(個室の室料)を 多床室からも取るとかね
それから 食費をちゃんと取るとかね
ユニットケアはね 理想的なもんだと思って始められたのに いつの間にか
基準が緩和されて 10人から15人に
8:19
職員さんの負担が 変わってたりね もう 負担 増えてますよ でこんな
条件のもとで 「人手不足」って言ったら 「4対1でいい」と 何考え
てんねん この人らは
「ロボットを入れる」 ロボットを入れることが 人を削減する理由に
はなりませんよ でも こんなことが 検討のテーブルに乗っかっているという
8:44
ことがわかって 私たちの危機化は一層 高まりました でもって
こうなれば
ただでさえ足りない 介護ワーカーは もっと不足する ということ が本当に
8:58
目に見えてわかってます で
介護ワーカー 不足は 労働者の労働条件を上げること これが正解 もう たった一つの正解 なんですが それを 基準緩和でやるなんて なんてことを考えるん
9:12
でしょうね でまぁそれで その代わりに 外国人に入ってもらったり
9:18
ロボット化したりするなんてまあ だから 在宅にいても 酷い目に遭うし 施設に行っても
ケアの質は低下する 職員さんの 労働強化を受ける こんなのやってられないや
9:30
とりわけ ワーカーの中で 最も労働条件の 悪いホームヘルパーの方たちが 「これは
政府の制度設計 そのもの自体に 根本的な 欠陥がある この制度のもとでは
ヘルパーさんたちは 最低賃金にも満たない 労働を強いられる」 というんで ついに
国を相手取って 訴訟を始めました
9:57
ぜひ こういうのも皆さん ちゃんと応援してください
😺まあそれでもって この改定ですね
意図と効果は何か? もうわかってます 「できるだけ お年寄りに 利用させないようにしよう」 で
10:09
結果として ケアの質は 低下します で
介護 保険というのは 「ケアの社会化」の
第一歩 と言われました 一歩であって 全部じゃ ありませんよ で
やっとの思いで一歩
踏み出して 「社会化」は 別な言葉で言うと 「脱家族化」 と言います でじゃあ今度の改悪の
10:29
結果 制度はあるけど使えない どんどん使い にくくしていく でその帰結はどうか?という
10:36
と 以下の2つです 1つは 「もう一度 家族に 押し戻す」
再家族化です そうなると介護辞職は 相変わらず 増え 高齢者虐待も追い詰められた家族によって増えるでしょう
もう一つは何か? 「お金 を出して 買いなはれ」です これは「商品化」とか「市場化」 とか
10:56
言われるんですが 年寄りがため込んだお 金を 懐から放出して
介護保険外サービスを ちゃんと買いなさい 混合利用ですね でこれ
で 内需拡大しましょう なんていう 不純な動機なんですが
11:15
じゃあ 家族もいなければ お金もない私は どうすれ ばいいの?っていうと
皆さんよく今回 コロナ禍で経験されたように
「在宅」という名の 放置が待っています
本当に『老後の沙汰も 金次第』 やな時代が来ました
11:30
😺でもって なんでここまでね ケアの値段が とことん 安いのか? って言っ
11:36
たら 誰かが「年寄りのお世話は この程度でいい」と 思ってんですよね で
年寄りのお世話は
「誰でもできる」 「女なら」 がつきます
「女が 元々やっていた ただ働きだから この
程度でいい」 と 誰かが 政策決定者が 考えているから ですね
😺でちょっと一つだけ コロナ 大変
12:00
でしたね 今日は 事業者の方たちや ワーカー さんたちも 聞いておられると思います 本当に コロナの最前線で ケアワーカーの
12:07
方たちは 大変な思いをされた それが ようやく 見える化した中で 私は本当
に コロナの最中に 唖然とした 開いた口が塞がらずに 怒り心頭に
発したことがございます それが この 厚労省が出した 通達です
「無資格ヘルパーを 使っていい」
すごいですねえー 医療現場の人手不足に こんなことは 口が 裂けても言えませんよ
12:31
介護なら いいって言うのは やっぱり 22年前同様 今 の 政策
決定者たちが 相変わらず「 介護は 女なら 誰でもできる
非熟練労働だ」 と思ってるんだ もう 介護保険課で22年間
12:48
プライドを持った働いてきた人たちの 進化を 全く評価しない こんなこと言わせといて
いいのか?これが私たちの政権です
でもって… まあもう一つ言いたいことなんだけど やめ
13:01
ときます
でこれからの高齢者 私は 団塊の世代です これから団塊の世代が
13:08
大量に 後期高齢者になっていきます で 北島さんっていう方からお聞きしたんです
13:14
が これからの年寄りは変わりますよーって いう その 変わりますよ の内容は
13:20
・デイサービスなんか行きたくない
・ショートステイにも行きたくない
・暮らし を管理されたくない
・老人ホームに入りたくない
・子供騙しの リクレーションや おためごかしの作業はやりたく ない
・他人に自分のことを決めて欲しくない
って いう年寄りが これから
13:37
要介護者になっていきます そしてその人 たちが 自分のことは自分で決めたい というふうに
13:43
言う でそれを 私たち 「当事者主権」という言葉を 作りました これを 書いたのは私の 共著者です で
13:52
私たちはこのままでは 本当に安心して生きられない で私たちは本当にこれから下り坂
を生きていきますので その中で 作りたい社会は
・安心して弱者になれる社会
・安心して要介護者になって 在宅(おうち)にいられる 社会
・安心して認知症になっても ちゃんと生きられる社会
・障害者になっても 津久井やまゆり園のように殺されない社会
これを作り たいと 心から願っています それをできなくするの
が これが 今回の 史上最悪の 介護保険改定です
14:31
ほっとくと 今の政権は やりますよ で
今 の政権に これだけの権限を与えたのは
昨年の衆院選と 今年の 参院選で 政権与党を選ばれた皆さん方です
ですから
皆さん方は 自分で自分の首を絞めるような 選択をなさった
と 思うんですが
14:53
ぜひ ここで私たちが声を上げて この 史上 最悪の
介護保険の改悪を 押し戻しましょう それが今回の私たちの
目的です
服部万里子・服部メディカル研究所代表取締役所長、日本ケアマネジメント学会理事、ケアマネージャー
56:59
🌛2割負担 これをまあ許すと 介護保険の
57:04
利用されている 世帯のトップは 一人暮らしなんですね で 利用世帯の2人目が 老夫婦世帯なんです
高齢者だけの一人 高齢者 ご夫婦で 暮らしてる というところに 2割
負担 そうじゃなくても 年金が減らされてる という 状況の中で また物価が上がってるという
状況の中で 本当に こんなことをして 追い詰めていいのか っていうことですね で
57:28
先ほど申しました介護保険は 老衰だから 誰 もがなるというね で高齢化が進めばこう
いうこと 体が衰えるから 当たり前のことです でだ からこそ
介護は 必要になれば 介護保険でサービスを 利用できるように ということでね
40歳以上死ぬまで介護保険を払い続けると いう こういうことをしたにも関わらず 今回2
57:52
倍にするということ 利用者負担を2倍に するとなれば 当然 倍額 払えなければ利用を控える
57:59
利用を控えれば 状態の悪化につながる ということ でね で
🌛または ケアプランが有料化すると
58:04
いわゆるこう 利用者の要求に言いなりにならなければ いけないケアマネージャーを作ってしまう
58:11
ということになるわけですよね もうケア マネージャーは
58:16
専門職としてね まあ今 リハビリをしたりどうですか でまた例えば こういう風なところに帰ったらどうですか
58:23
とか 例えばそういうことも提案します もちろん 意思決定は 最終的に自分です だけれども あれ
58:28
もこれもサービスを受けたいんだ という ようなことを 言われても
58:33
ケアマネが 業者の言いなりに ならなきゃいけないということにつながる
58:39
かなというふうに思います
🌛また ケアマネジメントに 自費負担・有料化をすると
58:47
相談するとお金がかかるんじゃないかって 相談をしないで我慢する人 つまり
ギリギリにならないとね 相談をしないんだっていうようなことが 出 てくるのではないかということにも
59:00
つながります
🌛で 先ほど言った 杖とか歩行機を レンタル から 販売にすれば 使えないものだけが
溜まってしまう
🌛で今 ケアマネージャーの 試験を受ける人が 8割減ってるんですね
59:13
ケアマネージャーになる人が激減してるん です どの事業所も ケアマネージャーやめて
59:19
募集しても 募集しても 募集しても 誰も来 ないんです ですから ケアマネージャーを紹介すれば100万円
出します みたいなね そういう 人入れ稼業 みたいなことが今まあ どんどん繁栄してる
59:31
という こういうような 考えられないことが現状なんです こういう ようなことにケアマネジメントをして
しまっていいのかということをね これも ぜひ皆さんに考えてほしいなっていうことを
59:44
申し上げたいと思います 多分これでお しまいですかね はい 以上です すいませんちょっと長くなりました
59:51
皆さん一緒に考えていただきたいと思い ます
上野千鶴子
1:49:00
😺やっぱり 当事者のいない意思決定を
政策決定者たち(と言えば) 自分が 介護する側になることも される側になる ことも 想像もしないような人たちが やっておら
れるということが 本当に大問題だと思うの が第一です
2つ目には 今日 この場に
1:49:22
メディア関係者が 聞いておられたら 本当にぜひともお 伝えしたいのは 今
1:49:29
言ったようなことを 本当にご存知なかったんじゃないでしょう か?私たちはかつて
記者会見した時に 聞きに来た 質問してくださった記者たちの方たち(と言えば)
30代 40代の方たちでした
でその方たちが ほとんど介護保険に無知で
非常に初歩的な質問をなさって 情報がなさすぎるということを
痛感いたしました
で 若い方達は 自分が 介護する側になるとか
1:50:02
要介護になるとかということを 当分 先のことだと思って あんまり想像もし
1:50:07
ておられない というので やっぱり メディアの方たちに “今どんなに
危ないことが起きてるのかということを きちんと 伝えていただきたい”
でそのために私たちは
1:50:21
今このアクションを 連続して 積み重ねて
1:50:26
11月の リアルの会まで持っていきたい というふう に思ってます で かつて 高齢者はね
後期高齢者医療保険 って出た時に やっぱり 大騒ぎして
押し戻した 実績があるんですよね
で 同じことを やっぱり 高齢者の 今 市民と
して そういう 押し戻す立場に
私たちみんながいる っていうことを 今日 本当に聞いていらっしゃる方達に
熟知していただければな っていうのが
今日 ここ で 聞いていただいた方たちは
1:51:05
本当に よくお分かりになったと思います それを 言いたかったんです
以上です
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開催日:2022年10月5日(水)
主催:史上最悪の介護保険制度改定を許さない会
共催:高齢社会をよくする女性の会(WABAS)、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
第1回オンライン集会~総論、利用者の原則2割負担とケアマネジメント有料化を中心に~
「史上最悪の介護保険制度改定を許さない!!」 第1回オンライン集会
~総論、利用者の原則2割負担とケアマネジメント有料化を中心に~
コーディネーター:小島美里(NPO暮らしネットえん)
メインスピーカー:服部万里子(ケアマネジャー)
発言者:上野千鶴子(認定NPO法人 ウィメンズアクションネットワーク)
袖井孝子(NPO法人 高齢社会をよくする女性の会)
鈴木森夫(公益社団法人 認知症の人と家族の会)
柳本文貴(NPO法人 グレースケア機構)
※趣旨:https://wan.or.jp/calendar/detail/6806#gsc.tab=0
国は 次期介護保険改定 に向け、着々と準備を進めてきました。コロナ禍で疲弊し、物価高に苦しむ高齢者の生活実態に目を向けることなく、利用者負担を倍にする、ケアプランを有料にするといったサービスの圧縮と利用者負担の増大につながる案を提示しました。予定通りに行けば、年末までに社会保障審議会介護保険部会の結論が出され、来年1月には閣議決定がされ、令和5年度(2023年度)の通常国会で成立されることになります。「史上最悪」の改正案を黙って成立させてはなりません。まずはこの事実をみなさんに知ってもらわなくてはなりません。
このままでは要介護高齢者は安心して家にいることも、施設で安全なケアを受けることも、どちらもできなくなります。介護保険制度は施行以来、改定のたびに制度が複雑化し、使い勝手が悪くなってきました。このたびの「史上最悪」と言ってよい、制度を骨抜きにするような改悪を押しとどめましょう。利用者、家族、従事者、事業者など誰にとっても使いやすい介護保険制度にしていきましょう。
1.自己負担2割を標準にするな
2.要介護1・2の訪問介護、通所介護を地域支援・総合事業に移すな
3.ケアプランを有料にするな
4.福祉用具の一部をレンタルから買い取りにするな
5.施設にロボットを導入して職員配置を減らすな
※第2回以降のオンライン集会のご案内は、以下に告知されます:
FB https://www.facebook.com/events/3315672832013464
WAN http://wan.or.jp/
※動画の視聴はコチラです:https://www.youtube.com/watch?v=s-7b8TvEPV0
※史上最悪の介護保険改定を許さない!会のTwitterはこちらです:https://twitter.com/kaigomamore
※上野千鶴子さんのTwitterはこちらです:https://twitter.com/ueno_wan?lang=ja
※ウィメンズアクションネットワーク(WAN)のTwitterはこちらです:https://twitter.com/wansmt
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