一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

#社会問題 とは(※雑学No.216,第55週,2022/11/07(月)~,B.D.+73)

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2022/11/11(金)
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※きょうは、コロナ休暇のため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。


今日は、ウッジューが星になってから12回目の水曜日+2日(86日目)☆彡
リョーリョーの8歳のB.D.からは53日目☆彡
夜は晩秋ランへ行って、8,500歩(6.2㎞)走り歩きしました🏃🍂🌖🍁✨

With "Ryoryo"&WouldYou(ウイズリョーリョー&ウッジュー)
そのあとは、 『高橋源一郎の飛ぶ教室・教え子たちとの秘密の読書会』の文字起こしをしました↓↓
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放送日:2022年11月11日(金)、配信:某NHKラジオ第一、『高橋源一郎の飛ぶ教室・教え子たちとの秘密の読書会』、司会:高橋源一郎・作家、ゲスト:中村文則(なかむら ふみのり)・小説家

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※【きょうのセンセイ】の部分起こし
5:05 司会:高橋源一郎・作家、明治学院大学名誉教授:https://twitter.com/takagengen
はい 中村文則(なかむら ふみのり)さんは 今年 デビュー20周年 20年 僕 40年なんです びっくりしますよね ちょうど倍なの  まぁ僕より 随分若いんですけど ぼくは小説家として 大変 尊敬しております 


32:20 
僕ねぇ 中村さんの『自由対談』中村 文則【著】河出書房新社(2022/07発売) を読んでちょっと思ったというか 考えたのは それは 中村さん自身がおっしゃってますけど まぁ
現役の作家としては 例外的なほど 社会問題に 首を突っ込むと(笑) いや僕 これ 読むまで そう言えばそうだったかなと 森達也さん(作家・映画監督):https://twitter.com/MoriTatsuyaInfoのとこだったっけ えっと 死刑問題かな? で あれは 求められて 参加したんでしたっけ? 



32:50 中村文則(なかむら ふみのり)・小説家:http://www.nakamurafuminori.jp/
そうですね はい 松本智津夫(麻原彰晃)・元死刑囚が まあ精神を 病んでいるのではないかと 病んでいるのかを 確認した上で もしも 病んでいるのなら 治して 罪をちゃんと自覚してからと 死刑にするのならば まず 罪をちゃんと 自覚できる精神状態にするべきだという ま そういう意見 で まぁ森達也さんから こういう会があるよと 言われて それを引き受けた と言う感です  
   

高橋
よく 引き受けるよね(笑)


中村
いやあ あれはやっぱり このまま うやむやにすると また再び カルトが生まれちゃうだろうと思って カルトの教祖を 追い詰めないと 変な言い方ですけど 死刑に 逃がしてはいけないというか そういうふうに 僕は思ったんで まぁでも あの時は 色んなことがあって でも全く 後悔はしてないしね


高橋
僕も 同じ作家なので よく分かるんですけど めんどくさいじゃなない 社会問題に 首を突っ込むというのは 


中村
まぁいいことは ないですね


高橋
それで いいことがあるかというと ほとんど ないんだよね 時間 とられて 文句を言われるだけ 


中村
ほんと そうですよね もう 本当にもう ボランティアですよね


磯野佑子・アナウンサー
ご自身の 作品に 反映されるとかは?


高橋
反映するかとか わからないじゃん だいたい 直接 反映しないしね なので これは 中村さん自身の 口から聞きたいんですが それにも関わらず 繰り返し 出てくる 出で行く 今も出てる それは 何故 なんだろうね   


中村
やっぱり 例えば まぁ凄い分かりやすい例で言うと 高橋さんも 『ぼくらの戦争なんだぜ』高橋 源一郎【著】朝日新聞出版(2022/08発売)という 最近の著作でも お書きになっていますけども 戦中とか まぁ色んな作家や詩人が 戦争に協力したりだとか 戦争を止めれなかったりだとか っていうのを 見ると やっぱり ああいう 戦争を賛美して 後から後悔するような ああいう詩は 今 現代で見ると 大変 残念というか もうカッコ悪いなって 思ってしまうんですよね  やっぱり 後の世代のためにも 抵抗した人はいたんだ っていうことを 見せないと よくないんじゃないか っていう思いがあって 



後は やっぱ 社会が凄く いい感じだったら 何も言わないですけど 今 どんどん どんどん 悪い方向へ向かっていると 僕自身は 感じるので そういう時に やっぱり 小説家にさせてもらって 色々発言する機会も 頂いている僕が 黙るのって 違うんじゃない?って 思うんですよね こういう立場だから なかなか 声が出ない方の代弁もしないと とかまぁそういう複合的な感じですかね   


高橋
でもさあ 正直言って 浮いてる とか思わない?(笑)


中村
いやいや でも 高橋源一郎さんも そうだし 島田雅彦さん:https://twitter.com/SdaMhiko も 上の世の人が ちゃんと言って下さるので 僕とか 平野啓一郎さん:https://twitter.com/hiranokとか だから凄く 何だろ そこは 助かりますよ  


高橋
流れ弾が 当たるけどね(笑) ただ そこはね 面白くて 僕は あまりそういう まぁ社会活動って程じゃないけど 発言はするけども 小説とあんまり 関係ないじゃん で 中村さんの場合には 書くものも まぁ社会性を帯びた って言い方は変なんだけどさ っていうか わざとやっているのが 面白くて   


戦後直後を 除くとね あまり 日本の戦後の 60年代以降 まぁ大江健三郎さん:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E5%81%A5%E4%B8%89%E9%83%8Eより 後になると まぁ非常に 珍しいよね 社会問題に 首を突っ込んで 小説化していくと なんか 野間宏☆☆☆★★3.0:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E9%96%93%E5%AE%8F みたいな 


中村
またその まぁ大江健三郎さんとか 読んで育ってきているというのも やっぱり大きいですね あとは カミユとか サルトルとか あのあたりの人たちの社会の関わり方っていうものを 大学生の時にやっぱり 全然 世代は違いますけれど その影響はありましたかね  


高橋
で 中村さんは 常々 大江健三郎さんと ドストエフスキーと サルトルと ちょっと 前の 世代の… ちょっと前の おじいさんじゃん 僕より さらに 古い世代 でも それは やっぱり 影響は 受けてるんだよね 


中村
大変 影響を 受けてますね だから サルトルとかの影響を受けたのが 大江さんで 大江さんの影響を受けた僕 ということで まぁ時間的には 続いているというか 跳んではいないんですけど 真ん中に 大江さんがいらっしゃる


あとは 僕の性格的な問題というか やっぱり 集団の中で 埋もれていく個人というか 集団の圧力によって 個人が ないがしろにされていくのが 正直 しんどいので 


やっぱり 世の中に向かって 言葉を出していくことには 読者さんが いらっしゃるんですよね 社会には 僕だけじゃないので で 読者さんがいる社会が 悪くなっていく時に 僕が 黙っているというのは 


僕が 社会が よくなっていると 思っていれば 言う必要は 全くないわけですけども それは 裏目になっちゃうんじゃないかとも 思いますし それで「言わない」選択肢がないんですよね なので そういうふうに 自分では 変わっているとは あんまり 思わない   


高橋
面白いじゃん 中村さんの小説 僕は同業者として あんまこういうの 言いたくないんだけど いやあ ねえ あんまり 同業者は 言いたくないんだよ こんなことは 人の作品 褒めるのは 正直なところ まぁ『教団X』中村 文則【著】集英社(2014/12発売) とかね  『R帝国 』中村 文則【著】 - 中央公論新社(2020/05発売)とか 読んだ時 どう思ったかっていったらさあ 僕が書きたかったなっていう


中村さんね こういう 例えば 宗教を描いたものとか 政治を描いたものとか 割と ダイレクトに書いて そういうのは 近代文学では 結構 あったんだけど そういうのは 一回 系譜が消えて まぁある意味 ちょっと 時代に逆行したというか 時代と離れたところで でも 沢山 読者がいるじゃない? 読まれているっていう感じ するでしょう?   


中村
なんか 色んな世代の人が 若い人も 結構 読んでくださったり 後は 年配の人たちの中でも 年配の人たちの 若い部分を 刺激してというか(笑) 小説って やっぱ 10代や 20代で出会うじゃないですか で そこを やっぱ 大事にしたいなと思って 上の世代の人たちの 10代・20代性に 訴えかけていくという 


高橋
そう思うよ だから 僕 中村さんのを 読んでると 確かに 反応しているのは 自分の 10代のところだよね それで 『対談集』自体は 最後は 2011年のが 入っているのかな なので コロナについてと それから ロシアによるウクライナ侵攻っていうのは まぁこの対談の中には 入ってないんですが 


これはもちろん 書くなり どっかの対談で言うなり 或いは小説にするなり ということだと 思いますし そんないくつも 簡単に 言えることじゃないですけども 僕だって 言ってくれって言われても 困るんですけど 中村さんに 少し この話をちょっと 聞きたいなと思っているんですけども  


44:16 中村
コロナの場合 対談でもお会いした 亀山郁夫さん:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E5%B1%B1%E9%83%81%E5%A4%ABが おっしゃっていたのが 「コロナは 息を吸うと被害者になって 吐くと加害者になる」と まぁ凄いことを 言うなあ さすがロシア文学者だなあと あの時 思ったんですけど (中略)



ロシアによるウクライナ侵攻は この件に関して 6,7人ぐらいの 外国の方と お話しする機会があって で「まぁロシアが 悪いよね だけど アメリカと ヨーロッパも 悪いよね ウクライナの人は 可哀そうだ 本当に 気の毒だ」と みなさん おっしゃって  彼らがみんな おんなじことを言うのが 大変 興味深くて (中略)



磯野
今日は 中村さんの スタンスというのが 大変分かって お時間 限りがあって あと10秒ほどです どうもありがとうございました 


高橋
ほんと あっという間でした ええっとねぇ そう 中村さんって…
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※今日の文字起こしのソースはこちらです:

放送日:2022年11月11日(金)、配信:某NHKラジオ第一
高橋源一郎の飛ぶ教室・教え子たちとの秘密の読書会』

ゲスト:中村文則・小説家:http://www.nakamurafuminori.jp/
司会:高橋源一郎・作家:https://twitter.com/takagengen磯野佑子・アナウンサー

※趣旨:「高橋源一郎の飛ぶ教室」、1コマ目の本はA・ナフィーシーの傑作『テヘランでロリータを読む』。イスラム革命下、ヴェール着用を拒否して大学を追放された著者が秘密に開いた教室で学生たちと文学を読んだ記録。胸に迫ります。2コマ目のセンセイは小説家・中村文則さん!今一番熱い作家のお話を聞きます。
※動画の視聴はコチラです(2022年11月18日(金) 午後9:55配信終了)https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=6324_01_3821241
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