一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

#このままじゃ還されちゃう #クルド人の方々を来年トルコに還さないで とは(※雑学No.477,B.D.+334)

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2023/7/30(日)
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きょうは、プライベート・デーにつき、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)
今日は、ウッジューが星になって49回目の水曜日+4日(347日)☆彡
リョウリョウの8歳のB.D.から315日☆彡

With "Ryoryo"(ウイズ リョウリョウ)

きょうは、お月見ランへ行って11,453歩(7.9㎞)走り歩きしました🐢🏃🌔そのあとは『トルコ・パレスチナ―国際報道の現場から―』の文字起こし(要約筆記)をしました

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配信日:2023/7/19(水)、発信:Radio Dialogue 、テーマ:「トルコ・パレスチナ―国際報道の現場から―」、出演:三木幸治×安田菜津紀×佐藤慧
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※部分起こし(要約筆記)
🌝43:06 安田菜津紀・Dialogue for People(D4P)所属フォトジャーナリスト:https://twitter.com/NatsukiYasuda
日本では例えば ネット上でのクルド人に対する
ヘイトスピーチが 非常に深刻化しています


その中には「トルコにはクルド人に対する差別はないんだ」
「トルコにはクルド人の政治家もいる位だから差別はない」


という風な言説も流れたりするんですけれども
その辺りは 取材されていて いかがですか?


🌛43:36 三木幸治・毎日新聞エルサレム特派員:https://twitter.com/KojiMIKI5
トルコの中でのクルド人は 人口の15%位いるんですが
トルコは1923年に新たにトルコ共和国としてできた国で


クルド人に対してはトルコ人への同化を
元々 常に求めてきた
歴史があるんです


クルド語じゃなくて トルコ語を喋って
トルコの教育を受けてトルコに貢献する
ようなトルコ人になるという同化政策も
やってきました


なので アンカラとかイスタンブールとかの
多くのトルコ人がクルド人であるというのは


クルド人は本当はというか元々
トルコの南東部の山岳地帯
多く住んでるんですけれども


そこから 教育を受けて
首都アンカラであるとか
最大都市イスタンブールに移動して


トルコ社会で活躍している
クルド人は沢山いる訳です


彼らはクルド人としてではなく
トルコ人として活躍することで
トルコ社会からも評価されます


なので
「トルコ国家ではクルド人の差別はない」というのは 彼らクルド人が
「トルコ人として生活し社会的に活躍していくのであれば差別はない」
ということです


一方で
クルド人としてクルド語をしゃべり
クルドの文化を大切にし
クルド人社会をどうしていくべきかを考え
クルド人のアイデンティティを追求しようとするクルド人

表立って 差別を受けることはないんですけれども


クルドにはクルドの分離独立だとか自治を求める
クルド労働者党(PKK)と言われる組織があって
トルコ政府は テロ組織に認定しているんですね


クルド労働者党(PKK)は
今はトルコの国境から外れて
シリアとかイラクで活動して


そこからまあ
トルコ政府と武装闘争みたいなのを
してる人たちもいるんですけれども 


クルド人の場合自分のクルドの
アイデンティティを大事にして 
政府を批判したりとかした場合


「PKKに関わってるんじゃないか」とか
「PKKの一員じゃないか」という容疑を
かけられて拘束されることが結構起きます


特に選挙前
クルド人ジャーナリストだとか
クルド人政治家が逮捕される
のが
凄く目立つようになります


「彼らは実はPKKと繋がっていて危険物資なんだ」
と 政治的に意識付けさせる狙いが
あるんじゃないかと言われています


なので じゃあ 例えば
治安当局が「こいつはテロ組織のメンバーじゃないか」
と睨んで 裁判にかけたりすると


先ほど申し上げたように (トルコの)
司法は政権によってかなりコントロールされてるので
証拠が非常に脆弱でも 有罪になる可能性があります


🌛47:01 三木
あともう一つ トルコには拷問があります 
「あります」という複数の証言があります


例えば 拘束されたシリア難民であるとか
クルド人からもやっぱり当たり前のように
逮捕時に暴行を受けている証言があります


証言からなのでトルコ政府は
否定すると思いますけれども
私は暴力的な行為は行われて
いるんじゃないかと思いますし


そういう風なこともありますので例えば
日本の難民認定のシステムであるとか
トルコ政府の言い分だけを聞いていれば
難民認定には到らないだろうというのは
容易に推測できる
という風に思います


🌛49:08 三木
トルコ政府が「(拷問は)ない」と言えば
それで終わってしまう
ことになるので


例えば 記者がそういうことを書くとすると
それも拘束される可能性があったりするので
声を上げる事が難しい状況はあると思います


私も 例えば ズームとかで
トルコの方々に取材させて頂くと


クルド問題では皆さん物凄く言葉を選んで喋り
「ここの部分はレコーディングしないでくれ」
と言われることもありますし


「必ず記事を書く前に自分のコメントを確認させてくれ」
とも言ってこられます


クルド問題は 非常にセンシティブで
政権に批判的なことを言ったりすると
自分がどうなるかわからない 
という
危機感を皆さん共有していると感じます


🌝54:41 安田
なるほど 先程 
スウェーデンのNATO加盟についてお話があったので
少し触れたいと思うんですけれども


「実は そのスウェーデンにはトルコから
亡命していったクルドの人たちが沢山いる」
ということで


トルコはスウェーデンの加盟に
難色を示してきたわけですよね


で トルコは 彼らのことを
テロリストと みなしていて
身柄の引き渡しを求めてきて


今後どうでしょう 
スウェーデンが自国のクルド人の身柄を
トルコ政府に引き渡していいんだろうか
ということが懸念として残りますが
その点についてはいかがでしょうか?


🌛55:55 三木
そもそもの テロリストの定義
トルコとスウェーデンでは全然違うので


トルコの場合は非常に幅広い
誰でもテロリストになる可能性がある
みたいな感じだと思うんですが 


スウェーデンの場合は
テロリスト行為に関与している証拠がないと
テロリストと認定しないという規定があって


司法が機能しているので 
政権がいかに決めようが
この人は送還する べきじゃないと
裁判所が判断すれば送還できない


実際 今 そのトルコが送還しろと言っても
裁判所で止められてるケースが結構あって
だからこれからそれがどんどん送還される
ということにはならないと思います


ただ 最近 スウェーデンも
クルド労働者党(PKK)の
括弧付きですけど「テロリスト」の摘発を 
より強化しようという法律が施行したんですね


なので今までよりかはクルド人の活動が
制限される可能性はあるかもしれません


🌝1:00:53 安田
もっとお話し聞きたかったんですけれども
お忙しい中どうもありがとうございました


暑い中とは思いますけれども 体調には
お気をつけて取材を続けられてください


先程 スウェーデンは色んな法律も通したけれど
司法が機能しているから簡単には送還ができない

というお話を伺った時に


「おっと日本よ」という風な事を
ちょっと 考えてしまいました


入管法の政府案が通ってしまった今 
このまま行けば 来年
施行されますけれども


真っ先に送還の対象になっていくのは 
日本にいる トルコ出身のクルド人の
コミュニティの中からだなという風に

思っています


プロパガンダを無批判に信じないという意味では


日本政府が行ってきた
「ほら(政府が言う所の)送還忌避者にはこんなに危ない人たちがいますよ」
というプロパガンダに 


私たち 惑わされていないだろうか
という所も含めてやっぱり見ていく
必要があるかな
という風に思います


やはり何が変わってきたのかということを考えた時に
市井の人たちからどんな声が上がってきたのかという
ことが歴史的に決して無関係ではなかったと思うので


本当に少しずつ少しずつの変化ではあるんですけれども
声を届ける事って決して無駄ではないと私自身思います


🌜1:02:33 佐藤慧・D4P代表理事・フォトジャーナリスト:https://twitter.com/KeiSatoJapan


社会の中にいらない人 あるいは
私たちに害をなす人
ということで


追い出していくことを
法的に積み重ねていく


ジェノサイドと
一緒 ですよね


ジェノサイドに至る階段をちょっとずつ
登っているんじゃないのかなという事は
自覚的でありたいなという風に思います 
🏃🌒🌓🌔🌕🌖🌗🌘✨

※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=gRdQTYksgTY


(2023/7/19)
「トルコ・パレスチナ ―国際報道の現場から―」
MC:安田菜津紀、佐藤慧
ゲスト:三木幸治・毎日新聞エルサレム特派員:https://twitter.com/KojiMIKI5
趣旨:今月3日未明、イスラエル軍は、「テロリストの拠点」と見做しているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプへの急襲作戦を開始。無人機(ドローン爆撃機など)のほか、千人以上の兵士が投入されたといいます。5日には撤退したとのことですが、パレスチナ当局によると、今回の攻撃で子ども5人を含むパレスチナ人12人の死亡が確認されています。強権による人権侵害はこの地に限りません。トルコでは、報道機関に対する圧も問題となっています。今回は毎日新聞エルサレム特派員の三木幸治さんをゲストに考えていきます。

〇安田菜津紀・Dialogue for People(D4P)所属フォトジャーナリスト:https://twitter.com/NatsukiYasuda 
〇佐藤慧・D4P代表理事・フォトジャーナリスト:https://twitter.com/KeiSatoJapan
※動画の視聴はコチラです:https://www.youtube.com/watch?v=gRdQTYksgTY
※関連ブログ記事のご紹介はこちらです:https://whimeda.muragon.com/entry/1200.html

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