一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

被災した発達障害の子どもと保護者さんがちゃんと必要なサポートを受けれますように(-人-)(※雑学No.638,B.D.+124)

地震のニュースに心臓がドキドキされる方もおられると思います。余裕のある方はよかったらお読み下さい。


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2024/1/7(日)
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きょうは、プライベート日のため、いつもの形式の長文ブログはお休みです(笑)


今日は、ウッジューが星になって1年目+150日(515日)☆彡
リョウリョウの9歳のB.D.から117日☆彡
ウチの?歳のB.D.から124日☆彡😅


なくて七草、二草粥😋(笑)

With "Ryoryo"(ウイズリョーリョー)


きょうは『災害と発達障害達』の文字起こし(要約筆記)をしました↓↓


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配信日:2023年3月1日(水)、発信:埼玉県公式チャンネル(サイタマどうが)、テーマ:発達障害と災害 、出演:内山登紀夫・児童精神科医
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※部分起こし(要約筆記)
🌝21:27 内山登紀夫・児童精神科医、 福島学院大学教授、ふくしま子どもの心のケアセンター顧問、よこはま発達相談室代表理事:https://twitter.com/TokioUchiyama
避難所って なかなか 居づらいんですね


特に 発達障害の子どもとか 僕も発達障害なんですけど
知的障がいの子どもとか 或いは成人もそうだと思います


少ないです というのは ワサワサした環境では
長くは居られない 最初の2、3日とか 居られる


かもしれないけど 1週間、2週間、3週間とは
居られないです だから 僕が行った時には


(東日本大震災が)発災して3週間過ぎてますから 
一応 サポートということで 児童精神科医の


私と小児神神経科医がペアで入ったんですけど
避難所には 発達障害の子どもは 殆どいない


子どもは大抵 数日で避難所からいなくなってたと思います
ただニーズがないわけではなくて 最初は「児童精神科医が


来ました」と言っても 避難所では誰もあまり相談に来ない
で しょうがないんで 避難所を色々回ってるうちに 老人


の方とかに「血圧を測ってほしい」とか 言われるわけですよ 
だから「わかりました 血圧測りましょう」と言って測ってる


うちに「いや、自分の孫が実は自閉症で 避難所に入れなくて
ちょっと壊れそうな家に一回戻ってんだよ 少し相談に乗って


やってくれ」とか そういう話が ちょっとずつ出てきました


🌝23:38 内山
できるだけ ルーチンを回復することを意図しました 
例えば 子どもの好きなゲームとかDVDとか図鑑とか


やっぱり 「日常を再開するニーズ」は 早いんですね
だけど なかなか それは回復しないんで やることが


なくて イライラしてくるわけですよね だから 
震災時の支援は凄く特殊なことじゃなくなるべく
早く日常に戻って貰う
ことが大事かなと思います


🌝24:36 内山
何枚か 写真を お見せします…


これは 原発の近くの町ですけども
保健師さんがくれた写真の一枚です 


https://www.youtube.com/watch?v=wuUXJps8GNA


自分の家に一年ぶりに帰ってみると もう
こういう風に 草がボーボーになっていて


なかなか 普段と違う状況になっていると
で 彼は防護服みたいなのを着て そこに


立っています こういう状況を見ると
やっぱり メンタルは弱るわけですね


自分の故郷が そのままじゃなくて 時間が経つ
と 一年経つとこういう風に変わっちゃうんだ


🌝29:40 内山
僕が その時考えていたことは どんなことかというと
色んな葛藤があるありますよね それでそのストレスは


多分ずっと続くだろうと そう簡単には解決
しないだろうと ただ これが 2年なのか


3年なのか10年なのか 当時は
全く 見当がつきませんでした



急性期の喪失」というのは当然あるわけですが
一番大きなものでは 例えば おじいちゃんとか


お母さんが亡くなったとか 死亡ってことですよね 
死亡まで いかなくても 例えば 家が壊れたとか


ペットが死んだとか 色んな喪失体験がある
で 家族との別離も 一種の喪失体験ですね


例えば この頃は お父さんが残って お母さんと
子どもが 遠くに避難するといったことが 極一般


的でした 子どもから見た大切なもの 例えば
ゲームとか 好きなおもちゃとかが なくなる


お父さん、お母さんが仕事をなくすとか 家をなくす
そういったこともあったわけです そうやって色んな


ものがなくなることは 鬱病のリスクになりますよね


🌝31:18 内山
「緩慢に進行する喪失」というのは 先程あげた
だんだんと草むらになっていく家みたいに 突然


なくなるわけじゃないけれども ちょっとずつ
なくなっていく
ものです 故郷とか 友人とか 


家とか 仕事とか お金とかこういったものは
徐々に 徐々に なくなっていくわけですよね 


そうすると 抑うつや不安が出てくるだろう


あと 顕在化までいかない 軽いというか少し
カモフラージュできる位の薄い発達障害特性を


持った子どもや成人は ストレス状況下では
それが モロに出てくるだろうと思いました


それが「発達障害特性の顕在化」ですね
ここまで2012年の段階で予想してました


🌝35:18 内山
で 2012年以降は この頃に既に「罪責感」というのは
結構色んな人が訴えていて 一つはサバイバーズギルト


ですよね よく言われる「生き残っちゃった」と 
「友達が亡くなった」「お母さんが亡くなった」


「子どもが亡くなった」そういったことで
非常に「罪責感」を感じてる人がいました


同時に この2012年頃から 外部からの支援が沢山沢山
あったんですね でも 支援者がバーンアウトするかも


しれないってことを心配していました 多分フェードアウト
するだろうなと 地元の支援者による支援が 大事になって


くるだろうなと思っていました 実際に 結構 起きて 
で フェードアウトも当然起きました 勿論外部からの


支援が始まっても地元の支援者の支援もやってますけど それが
量的に十分かというと まだまだちょっと 難しい点があります


🌝18:17 内山
リアルなニーズに関して言うと 
「2011年4月上旬のニーズ」


災害からは既に3週間が経っているわけですが 
その時の子どもたち、親子のニーズの一番


薬の処方切れですね 普段飲んでる抗てんかん薬とか
安定剤
 或いは 親御さんの場合だと 抗うつ薬とか


抗不安薬 こういったものが なくなるわけですよね
そうすると非常に困る それは補充しなきゃいけない


それが一番のニーズでした その時に一番大事なのは
やっぱり情報なんですよね 病院自体が被災していて


カルテも流されていました お薬手帳も 当時は今ほど
普及してなかったですよね だから結構苦労はしました


処方内容がわからないと 正直ちょっとどうしようもないって
感じになるんですね 家族に聞くと 例えば「丸い錠剤です」


とかね「3って書いてある楕円の薬です」とか言うんだけれど
それじゃあわからないから出せないし「てんかんの薬だ」って


言われても てんかんの薬も何種類もあるし  薬品名を
知っている方も 中にはいて「デパケンです」と でも


「デパケン 何ミリですか」って聞くと「分からない」
だから 本来 ここで大事なのは やっぱり薬の内容を


非常事態にパッと出せるようにちゃんと正確に記録を
しておく
ことですね そういう意味でも お薬手帳


残しておくのは凄くいいんですけれども あれも(災害で)
流れちゃったりする
ので 僕はスマホに写真撮っとくとか


或いは 自分宛に添付ファイルでメールをしておくとか
そういったことを お勧めします これ 熊本地震でも


同様に最初の頃「薬がないんだけどどうしよう」
みたいな相談をたくさんメールで受けましたね


🌝1:24:27 内山
これからも 色んな災害が起きるかもしれないけれど
まあ災害の影響は長いので 急性期に焦らないことが


大事ですね 子どものメンタルヘルス支援は 
時間軸を意識して 長いスパンの中で考える


「急性期」にあんまり「頑張ろう 頑張ろう」とかね
「辛さと 向き合おう」とか そういうことは避けて


なるべく 普段の生活に 早く戻す
「急性期」の支援は 環境とか物を


元に戻すことなんですよね 
メンタルケアも 同様です


なるべく 普段の 好きなルーチンとか 
普段の好きなテレビを観るとかそういう


ことをしちゃった方がいい 逆に言うと
絵を書いたり作文したりといったような


心のケアが必要な子は限られているので むしろ
一般的な日常に早く戻すことが大事かと思います


子どもがいて 家庭や保護者があって 周囲の大人や支援者があって
環境(学校・地域・社会・メディア)があって 社会の雰囲気があって


これ全部が 子どもの発達・成長には 影響していますので
子どもとだけ 話してればいいとかじゃなくて 保護者にも 


周囲の支援者にも できれば 環境とか 社会にも
働きかけていく
ということですね 不安な状況だと 


情緒的な脳と行動免疫システムが活性化しやすいので 
「ゆっくり考えていこうね」ということを 繰り返し


伝えていく必要があります 
以上 対策を まとめると


・遅い思考
・穏やかな環境づくり
・コミュニケーション


この3つになるかと思います

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※今日の文字起こしのソース(情報源)はこちらです:https://www.youtube.com/watch?v=wuUXJps8GNA

配信日:2023年3月1日(水)
発信:埼玉県公式チャンネル(サイタマどうが)
テーマ:発達障害と災害 
出演:内山登紀夫・児童精神科医、 福島学院大学教授、ふくしま子どもの心のケアセンター顧問、よこはま発達相談室代表理事:https://twitter.com/TokioUchiyama

※動画の視聴はコチラです:https://www.youtube.com/watch?v=wuUXJps8GNA
※関連サイトのご紹介はこちらです:
災害時、発達障害の子どもの支援についての医療関係者へのお願い | Tokio 's blog(01/01/2024)

※自閉症や知的障害の子どものサポートについての要点です。8ページの小さな医療者・支援者むけのパンフです。左下の矢印をクリックするとページがめくれます。

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