「#原発60年超運転」安全の科学的根拠 とは?(※雑学No.313,第67週,2023/2/13(月)~,B.D.+170)

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2023/2/16(木)
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※きょうは、ノーペン🖊デーのため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。


今日は、ウッジューが星になって26回目の水曜日+1日(183日)☆彡
リョーリョーの8歳のB.D.から150日☆彡

With "Ryoryo"(ウイズリョーリョー)

きょうは、美原区・野暮用・寄り道をして、28,486歩(22.5㎞)走り歩きしました👣🐙🌸
夜は『昨年参院選以来急速に進む原発回帰の流れを10の論点から検証する』(中編)の文字起こしをしました↓↓
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配信日:2023/2/15、発信:ポリタスTV、テーマ:激変する原子力政策を10の論点で検証|再稼働、60年超運転、新増設、次世代炉開発……。昨年参院選以来急速に進む原発回帰の流れを10の論点から検証する、出演:添田孝史(科学ジャーナリスト)×津田大介(MC)
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※前編はこちらです:

※部分起こし
🌛21:41 
津田大介(MC):https://twitter.com/tsuda
で 9月には これ 東京電力にとっては悲願と 言ってもいいんでしょう もうなかなかトラブル続出で ずっと 動かせていない  新潟のね 日本最大の原発  柏崎刈羽原発に関して 今年2023年の7月に 再稼働をするということを これを表明した  目標を示したんですけれども 


まあでもね こういうのにしても いかにも 東京電力だな と思うところが 再開の表明をしたすぐ 本当に 数日後に「安全対策工事が未完了だっ た」っていうのが 3か所判明 ということで これも いかにもね なんか 東電のあるあるだ なとは 思うわけですけれども


どうなんでしょう? これは 岸田政権自体が
去年2022年のね あのぐらいから まあ「再 稼働も どんどんどんどん 促進していく」と いう方針を 表明してて それで 電力会社も
その方針に乗っかって 再稼働
したい という姿勢を隠さないんですけれども しかし この
原子力規制委員会が求めているような 様々な安全対策に関しては もう東電に限らず
様々な電力会社で 不備が どんどん ポロポロ と 判明しているという状況 これ どういう風にご覧になってます?
(中略)


🌛23:13 添田孝史(科学ジャーナリスト、元朝日新聞社大阪本社の科学医療担当デスク)https://twitter.com/sayawudon
だから 審査に時間が かかってるのが 原子力規制委員会側の問題だって
決めつけられるところ それが そもそも 間違ってるって事なんでしょうね  まあだって電力会社から出してる書類の
不備みたいなことで 何年も もたついてる 電力会社が いっぱいあるわけですし  今回の東電みたいに そもそも
新しい 審査 申請してくる資格ある?みたいなレベルの ところもありますし だから 「原子力規制委員会側の都合で 再稼働が遅れてる」っていう まあそう いうふうな構図に 持っていかれるのが  そもそもおかしいでしょうね まあだから
それは 前の委員長(更田豊志(ふけたとよし)氏)のね 最後の(発言の)「緩んだら もう 安全神話は 復活するんだ」っていう警鐘の言葉にも つながってくるんでしょうけれども 


ただ まあ 皮肉 めいて言えば 「もうすでに もうだいぶ緩ん でるんじゃないですか?」って言い方もでき ますよね
いやもう 本当に 年々 本当に 恐ろしいまでに緩んでるっていう感じです よね 


24:11 津田
ちなみに  更田さん(更田豊志(ふけたとよし)・原子力規制委員会 前委員長)の任期の 原子力規制委員会の動きというか 評価は  添田さんからしてみては いかがですか?


24:17 添田
池田さんも ちょっと細かいところでは  いろいろありましたけど 本当に 山中伸介さんに
変わってしまうと まだ 更田さんが 相当マシ だったなということは よくわかったという 感じですね


🌛24:29 津田
なるほどね それにも関わる話ですかね  そして もう一つのね 大きな
話題になった 「原発の審査後の60年を超え て運転をする」という動きが出てきたのですけれども はい こちらですね 


でも 実は これも やっぱりもう この経産省の中で 有識者会議で すでに これも  まあなんていうか もう 2022年9月の段階で レールは 引かれてたんですよね 


そもそも この 原発の40年というルールに まあ あれが 厳しくなったわけですよね  福島第一原発事故があって 「原則40年 そして延長しても 60年」 っていう ルールになっていたのが ここに来て 急に この「40年しか 寿命がないよっていうのは  科学的根拠なし」っていうことを 経産省 が 論点整理で 言い出した というのがここが始まりで 


この辺りの議論で 実は 添田孝史さんが Twitterで この規制委員会についてね こういう風に触れ られています 
田中俊一(原子力規制委員会 初代委員長)さんが 2012年9月19日の会見で「40年前の設計は、やはり今これからつくろうとする基準から見ると、必ずしも十分ではない。(中略)20年延長する、もっと延ばすという対応が(中略)相当困難なことであろうと思います」10年経つと60年超も可能になるニッポンすごい。」 
という風に  


原子力規制委員会ができた時には
委員長がね それだけ言っているのに これが  いつの間にか 「科学的根拠なし」なんていうね 話になっていると すごい状況ですね これは 確認 すると  原子力規制委員会の共同記者会見で これ 田中・初代委員長の発言です 


「40年というのは 一つの技術の寿命としては 結構 そこそこの長さ 40年前の炉を つらつらと眺めてみると 40年前の設計は やはり 今 これから作ろうとする基準から 見ると 必ずしも十分ではない 40年を超えて 20年延長する もっと延ばすという 対応が 本当に妥当かどうかということは これは 今 私は判断できないですけれども  相当 困難なことであろうと思います
ということを田中・初代委員長さんが11年前に言ったわけですね  で
10月には それを参考に 変えてます 


「2001年に発足した保安委員会も 東電事故の頃には 法律上の権限行使に関する自らの 責務を果たすという姿勢には程遠いものであった 法が定める 権利規制権限の講習を担うべき機関が 事実上 存在していなかったというに等しい」と これは 最高 裁の判決の中の三浦さんの意見ですね という 存在だったで ちょっと諦めムードですかね
「この規制委も 10年で もう有効期限切れか」と  ちょっと諦めのようなコメント を 添田さん されてますけれど 改めていかがですか?
(中略)


🌛27:25 添田
いや ですから まあこれは 後々の問題も
いろいろ かかってくるんですけど 要するに  一定 安全に関わる事っていうのは 原子力規制委員会が まず 第一人者として 言わなきゃ
いけないのに  経済産業省 に「40年に科学的根拠がないじゃないか」って
言われたら 「はい」って言って そのまま 「それは 利用上のことですから どうぞお使いになっ てください」ということ自体で もう大負けも
大負けなんですよね 


40年っていうのは それは 「40年
経ったら パタッと どっかが壊れる」 という風 な 科学的根拠があるわけじゃないんです けども 逆に言うと「40年超えて 安全に使える」という科学的根拠もないわけなん ですよ 


だから どっちを大事にするか そこは 工学的な判断というか  昔の工学の人は 結構偉いんで 「まぁだいたい 40年ぐらいにしとこうや」と言って 当初 作ってるわけですから それに従わな いっていうのは かなりやばいもの やっぱり いろいろ あるわけなんですね その大まかなジャッジというか 大まかなセン スっていうのは そんなにバカにしたもんでは なくて 科学的な方程式があるから 40年だっていうわけで はなくて その辺の センスも 大事にしないと


例えば 柏崎刈羽原発が 2007年7月16日の 新潟県中越沖地震の時に 震度7に揺られたんですけど あれも 結局  科学的には あんな揺れは 来るはずは なかったの に 工学的に ものすごく余裕を持って作ってたから 助かったんですよね


28:50 津田
だから そういう 風な形で作った 当時のエンジニアが「40年ぐらいにしとこう」って言った感覚的なもの は やっぱ大事にしないと 
それを 後のまあ特に官僚の人は 数値をグリグリ いじくり回して 「40年超えたら潰れるという科学的根拠はない」なんて言っ てるのは 非常に危険なものを感じますよね 


🌛それで ですね このように 2022年10月に入ってから 動き始めました
政府が 方針転換をして 「原則40年 最長60年」が 削除されて  
それをね 独立して いる委員会のはずの 原子力規制委員会の委員長が追認するという形にも


これも だから 更田豊志(ふけたとよし)委員長がね 山中伸介・委員長に変わったということの 一つの効果ではあるん でしょうが 


🌛じゃあ どんな風に これ 変わるのかということで 11月に入ってから 出てき たのが 原子力規制庁が提示したのが この「30年以降」に 


現在は 40年で(審査を)やるんだけれども 「いや 今度は 30年経ったら その後 10年ごとに審査 をするので だから 10年ごとに 1回ずつ 評価していくと 60年以上もできる だから  70年経っても 安全だったらOK 80年経っても 10年ごとに 審査して 大丈夫だったら ずっと使い続ける」とね 


ある種 「永遠に これ 原発を 使い続けられるんじゃないか」と いう 案で  
でも むしろ 「40年よりも前倒しして 10年 のところで 10年ごとに審査するんだから
むしろ 厳しくなるんだ
」っていう すごい詭弁のようなことを言ったんです が この案が出てきました


が これに対して かなり 反発の声が 大きくあり
やっぱりね この辺りは  世論を気にする岸田政権は 力を発揮して
この 案はやめて  「60年以上 できるんだけれども 原発って 定期的に点検をするので 点検をし ている期間は含めないで その間 運転が止まってた期間っていうのは 休んで いるに等しいのだから それは 寿命を経てないでしょ」というね そういうことを 言い出して 
「(原発停止中を)運転期間外にすることで 60年超を運転させる」という そういう最終案の調整が行わ れて それで進んでいるという状況です 


ただ
この 原発運転 延長に関しても 「じゃあ 原子力規制庁で どんな 議論があって 検討されたのか」っていうのが 
結局 ほとんど これもブラック ボックスなんですね 内部資料3枚のみで  で 帳簿資料を公開せず ほぼ黒塗りで わからないということで


ただ 最近 この 問題については 原子力規制委員会で この 地質学の専門家の 石渡 明(いしわたり あきら)委員が 5人の委員の中で  1人反対している中 多数決で 容認し 「原発60年超」が決まるということが いやもう こういう形で 決められてしまいまし た
  2023年2月13日


32:02 津田
添田さん この規制委員会の中での この議論 そして ブラックボックスの ようやく これがね 少し どういう温度感でね 決まってきたのかっていうのが  明らかになってきましたけど どうご覧に なりますか?
(つづく)

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※今日の文字起こしのソースはこちらです:

【ポリタスTV 2/15】
1⃣再稼働、60年超運転、新増設、次世代炉開発……激変する原子力政策
2⃣昨年参院選以来急速に進む原発回帰の流れ
科学ジャーナリストの添田孝史さん @sayawudon と10の論点から検証します。 

【出演】
添田孝史(科学ジャーナリスト、元朝日新聞社大阪本社の科学医療担当デスク)https://twitter.com/sayawudon
津田大介(MC):https://twitter.com/tsuda

※動画の視聴は、2月16日(木)19時以降はこちらのアーカイブサービスをご利用ください:https://youtube.com/PolitasTV/join
※関連記事のご紹介はこちらです:


※添田孝史さんのご著書のご紹介はこちらです:

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