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2023/5/18(木)
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※きょうは、ノーペン🖊デーのため、通常のメール・チェックと、レター書きと、『根っこばなし』と、お食事の写メ特集は、お休みです🙇(笑)。

今日は、ｳｯｼﾞｭｰが星になって39回目の水曜日＋1日(274日)☆彡
ﾘｮｳﾘｮｳの8歳のB.D.から241日☆彡
きょうは、美原区＆野暮用ランへ行って、29,518歩(20.8㎞)走り歩きしました🏃🐱🤧

With "Ryoryo"(ｳｲｽﾞﾘｮｳﾘｮｳ)

夜は『「ドラマ「エルピス」×刑事再審法改正」えん罪救済のこれから−正しさの基準とは− 』(後編)の要約筆記をしました↓↓
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開催日：2023年4月22日（土）、発信：大阪弁護士会、テーマ:日弁連再審法改正全国キャラバン企画「ドラマ「エルピス」×刑事再審法改正」えん罪救済のこれから−正しさの基準とは− 、主催・共催：大阪弁護士会　司法改革大阪各界懇談会　日本弁護士連合会、出演：渡辺あや×佐野亜裕美×井田香奈子×亀石倫子×秋田真志、他
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※部分起こし(要約筆記)
27:44　佐野亜裕美さん（関西テレビ放送「エルピス」プロデューサー）：https://twitter.com/sanoayumidesu
🌛項目④　権力犯罪を描こうとしたきっかけと狙い
続いて　「権力犯罪を描こうとしたきっかけと狙い」ということでは
ちなみに　頂いた質問項目の順に話していますが
多少 　行ったり来たりするのは　お許しください

「私が師匠から教わってきたこと」と言えば
例えば　プロデューサーとしての心構えとか 
プロデューサーとしての気持ちの持ち方とか
勿論プロデューサーとしての仕事の進め方も
殆どはTBSテレビで教わったんですけれども

「師匠」と言える方は　一人だけいました
その先輩には新入社員の頃からもうずっと
「権力を描くときは基本的には批判的に描かなければならない」
と　言われ続けてきていて

実際　先輩が作る作品はそうなっていました
なのでそもそもインプリンティングと言うか
刷り込みが　もう　ほぼ　かなりされていて 

「権力というのは批判的に描くべきなのである」
とは割と私の中には元々刷り込みがありました

もう一つ先輩から教わったのは　
やっぱり　「表現というものは
生き辛さを抱えている人の背中を押すような
ものでなければならない」ということでした

この２つは　もう本当に　肝に銘じて
作らなければいけないと教わったので
この２つを肝に銘じて作ってきたので

「それが権力犯罪を描く時の狙いでした」というよりは
「私がプロデューサーとして関わるものは必然的にそうなってしまう」
という方がやっぱり　正しいかもしれないなと思います

あとは　なかなか　現実が　苦しい中で
あとは　なかなか　生きるのが辛い中で
なかなかままならない生活、社会の中で

エンターテインメントの中くらい
嫌なものは嫌　悪いものは悪い
やりたくないことはやりたくない
と　ちゃんと描きたいっていう
一応自分自身の思いもありました

実は今週　私も辛いことが凄くたくさんあって
一週間殆ど家から一歩も出ない生活をしていて
今日久しぶりに外に出て大阪に来ているという

30:22　
🌜項目⑤　このようなテーマがゴールデンタイムのドラマで成功すると考えたか、その軋轢や葛藤はあったか

先ほど　渡辺あやさんもおっしゃっていましたが
「エルピス」視聴率は全然良くなかったんですね

右肩下がりという程ではなく
低空飛行のまま　じわじわ
最後まで行った　っていう

連続ドラマは　割とスタート1話が
視聴率が　大体一番いいんですね

1話が　視聴率が一番良くて
だんだん右肩下がっていって
後半また少し上がっていって
最終回で 1話を超えたりする

っていう波が割と慣例なんですけども
「エルピス」は　ほぼ低空飛行のまま 
ずっとそんなに変わらなかったんです

もちろん「エルピス」も
1話が一番 良かったです
やっぱり入り口としては
長澤まさみさんがいたり
テレビ局が舞台だったり 
何となく観てみようかと
思うかもしれなかったり

観終わった時点で
半分ぐらいかなとはなんとなく思っていたので
一応半分以上残ってくれているっていうことで
私自身は　凄く　喜んでいて 
「軋轢や葛藤」は殆どなくて 

「成功すると考えたか」というと
「成功って何だ」ということでは
私は　関西テレビの制作局長から
「視聴率は取らなくてもいいから
話題にしてくれ」と言われたので 

私の会社員としての使命は話題にすることなので 
話題にすることも　それはそれで難しいんですが

でも　ドラマが終わっても　こうやって私ごときが
皆さんの前でお話する機会を頂いているという事は
まあ　多少は話題にしていただけたんじゃないかと
それで言うと「成功したじゃん」と思ってる節はありますが

32:22
「カンテレという会社に感じるその空気や企業風土」については
他の部署はわからないですが 
私がいる東京制作という所は
良い意味で　とても牧歌的で

「やりたいように　やってみなよ　でも
困ったことがあったらいつでも言ってな」
と現場を信じて言ってくれる空気があり

はっきり言ってそういう所が
前職の企業には全然なかった

そういう意味で本当にもう凄く優しくて　
実は「エルピス」のテレビ局のシーンも　
殆ど関西テレビの本社で撮影してくれて

特に後半　たくさん出てくる報道局のシーンは
実際の関西テレビの報道局で全て撮影していて
これ多分　他局だったら絶対無理だと思うので

というのも　報道局って　やっぱり
24時間365日止まらず動いてますし

ドラマ自体が　取り扱っている情報ということでも
まあ　未発表の出演者とか資料とかはあるけれども
例えそれが漏れたとて人の生死に関わるわけでなし
とは思うんですけれども

報道の情報っていうのは　やっぱり
凄く秘密性が高いものが　多いので
その報道局をロケで貸すというのは
本当に　凄い信頼関係だと思うので

今回　ダメ元で貸してくださいと掛け合ったら
貸してくださったことに本当に感謝しています

そこに　凄く象徴的なことが現れていると思って
やっぱり熱を持って絶対にここでやりたいのだと
じゃあ　何でここでやりたいのか
ここが　いかに魅力的なのかを　一生懸命喋って

それに賛同してくれる人が会社の中で集まって
みんなでどうにかしてくれたっていうところに
やっぱり　自分が　関西テレビに感じる良さが
象徴していると感じたし　助けられもしました

ただ　なぜか　他社の報道の方から
例えば　NHKの報道の方からとか
東京の　他の民放キー局の方から
「あんなことやっちゃって大丈夫なの？」
と　結構言われたんですけれども 

少なくとも関西テレビの中では一人も私に
そういうことを言ってくる人は　いなくて

私に来る前に誰かが止めてくれていたのかもしれませんけど
とにかく　誰からも１度も何も言われないまま放送を終えて

放送を終えた今も　特に何も言われていなくて 
それって何でだろうなということは思いました

まあやっぱり東京の民放キー局には　もちろん政治部があるので
政治部のありなしみたいなところは　あると思うんですけれども

まあでもやっぱり「面白いものを作ればいいんじゃない？」っていう
そう思ってくれている人も　少なからずいるんじゃないかなっていう
そういう企業風土に助けられたこともありました
（つづく）
※佐野亜裕美さんの講演の続きはこちらからご視聴できます：（35:44～50:42）

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※今日の文字起こしのソースはこちらです：

テーマ:：日弁連再審法改正全国キャラバン企画
「ドラマ「エルピス」×刑事再審法改正」えん罪救済のこれから−正しさの基準とは− 
開催日：2023年4月22日（土）
発信：大阪弁護士会
主催・共催：大阪弁護士会　司法改革大阪各界懇談会　日本弁護士連合会、
出演：渡辺あや×佐野亜裕美×井田香奈子×亀石倫子×秋田真志、他
【趣旨】
えん罪が生み出される捜査部門の構造、刑事事件を扱う報道の問題点、さらに事件のねつ造さえも可能な権力犯罪と報道との距離関係など、「正義とは何か」を問う意欲的にして、大きな問題提起に成功し、高い評価を得た長澤まさみさん主演のテレビドラマ「エルピス－希望あるいは災い－」。司法改革大阪各界懇談会と大阪弁護士会、日本弁護士連合会とが共催で、「エルピス」制作者と報道関係者、そして、刑事再審法改正運動に取り組む弁護士をお迎えし、えん罪が起こる原因や、えん罪救済の観点からみた、報道や司法のあり方などについて、多角的に、掘り下げて、議論します。
【当日のプログラム】
司会：Azusa Nagaoka・司法改革大阪各会懇談会（各界懇）世話人：https://www.facebook.com/oosakakakukaikon/?locale=ja_JP
開会あいさつ：三木秀夫・大阪弁護士会会長：https://news.yahoo.co.jp/articles/25e45671855e9b711d1d0309cc3d3e3895b513f4
メッセージ：渡辺あや・関西テレビ放送「エルピス」脚本家：https://www.tokyo-np.co.jp/article/211651
１ 講演・インタビュー
　①　ドラマ「エルピス-希望あるいは災い-」制作者インタビュー
　　　佐野亜裕美さん（関西テレビ放送「エルピス」プロデューサー）：https://twitter.com/sanoayumidesu
　②　えん罪救済と報道
　　　井田香奈子さん（朝日新聞 論説委員）
　③　えん罪救済と司法
　　　亀石倫子さん（弁護士。刑事再審法改正実現プロジェクトチーム副座長）
２ 対談
　「えん罪救済のこれから-正しさの基準とは—」
　　佐野亜由美×井田香奈子×亀石倫子
　　　［コーディネーター］
　　　　秋田真志さん（弁護士。刑事再審法改正実現プロジェクトチーム座長）
【映像提供】再審法改正をめざす市民の会（キムーンフィルム）
【映像協力】袴田さん支援クラブ
※動画の視聴はこちらです：https://www.youtube.com/watch?v=q0Mh2b_-XME&t=11084s
※関連ブログ(中編)のご紹介はこちらです:

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