一週間刻みの眺め(長め)サイト(笑)

今週、引き出しの中に容れたもの。

2022/4/4(月曜日)から今日まで。(第25週ー前半②)


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2022年4月6日(水)
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朝は、オトン(元ウチの人)からのメール・チェック(備忘録的なものなので、読み飛ばしを)。


「昨日は家で、レトルトのキーマカレー、ビリヤニ、ほうれん草とツナ炒め、キュウリ、トマト。


ビリヤニは、☐☐には不評でした。(※☐☐:息子氏の名前)


今日は食べに行きます。明日は休み。今日から暖かくなります。」



夜は、菟田野のお義母さん(84)に、ラブレター書き(笑、同上で)。


「おかあさん コン🦊ばんは(笑)😊写真のビリヤニ(撮影:トウサン)は、お米🍚に、スパーシー、辛口カレー🍛を交互にかけて蒸しあげたインド料理だそうです🐘ご飯抜き中の息子氏には、いい意味で、目の毒だったのかもですね?😂


それでは、コン🦊夜も「根っこばなし」より『狐の手引き🦊』③を始めます👵🦊👶👧


『狐の手引き🦊』は、中味はすっかり忘れて、タイトルだけ見て選んだ作品なので、物語が予期せぬ展開(?)になるかもしれないことを、あらかじめお詫び申し上げます(笑)
🙇



「根っこばなし」より『狐の手引き🦊』
👵🦊👶👧


毛皮集めの 戻り道、 弥一が 神社(やしろ)の森を ぬけたらば、

灯りをつけた 拝殿で 芝居の 稽古を しとったで、

ひとりでに 足が そっちへ 行って しまったと。


拝殿わきの 物かげに 這いつくばって 眺めたら、

「阿波の鳴門(あわのなると)」の 筋書でな。


親に去られた 幼な子が 巡礼姿に 身をやつし、

諸国を めぐって 探すうち、

ようやく 逢えた母親は 親とも 名のれず 我が子とも

呼べん 身の上で、嘆きもだえる 見せ場じゃが、

なんせ どべた(下手)で 見とれなんだと。


飯より 好きな 芝居のことじゃ。

心のうちで しゃちやいて、わが知らぬまに いざり寄り、

生皮や 丸っぽ包みを 尻にしき、

ててん、ててんと、口三味線(くちしゃみせん)で、

稽古の しぐさに 合わせとったと。


(つづく)


コン🦊の鳴き声は、いつ、聞こえてくるのでしょうか?👂次は、明後日のコン🦊夜の同時刻を、お互い、お楽しみに(?)😉✨おやすみなさい😴💤」





それが済むと、事前申込不要のYouTubeライブ配信1つに参加しました。

テーマは、

大崎事件・再審法改正の最前線 
鴨志田祐美(かもしだゆみ)・大崎事件弁護団事務局長、日弁連再審法改正に関する特別部会部会長


※資料㊱に、鴨志田弁護士さんと若手弁護士さんとのやり取りの部分起こしがあります。


冤罪事件の弁護を志す弁護士さん向けのウェビナーでしたが、
一般人のウチが聞いても、大変わかりやすくて学びも多かったです。
お兄ちゃんは、まちごうてたん、もうとっくに、気ィつかはった?(笑)



「今日の兄ちゃんは、自力でウン💛インナ・ソーセージをストンと出しましたニャ🙀」

「ウン💛は、どねんかして、ない隙間をぬって、通り抜けてきたみたいでっせ😱」






~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


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資料のイメージ
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※ウェビナー(Webinar)とは、ご存知のようにコロナ禍、私たちの日常に、新たに加わった "ウェブ(Web)" 開催の "セミナー(Seminar)" のことです。
※画像が大きくて申し訳ありません🙇‍♀️


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※資料㊱


2022年4月6日 (水)


大崎事件・再審法改正の最前線
出演:鴨志田祐美弁護士(大崎事件弁護団事務局長・日弁連再審法改正に関する特別部会 部会長)
   中原潤一弁護士(K-Ben NextGen、神奈川県弁護士会)
   髙橋宗吾弁護士(K-Ben NextGen、京都弁護士会)



※ディスカッションの部分起こし


鴨志田祐美・大崎事件弁護団事務局長、日弁連再審法改正に関する特別部会部会長


1979年(昭和54年)に 鹿児島県大崎町で起こった 「大崎事件」で 最初に 二人捕まったんですね 18日には逮捕 結局 警察が 「死体遺棄」から入っていくので 原口アヤ子さんの夫の一郎さん(長兄)は 体に障がいがあって ひとりでは 遺棄は無理 それで 二郎さん(次兄)の息子の若い太郎さんを 引っ張ってきて ポリグラフに なんどもかける 二度目に 黒と出て 一郎さん、二郎さん、太郎さんの3人が 原口アヤ子さんが 主犯と 「自白」したので  原口アヤ子さんが 逮捕されたわけですね 昭和54年には まだ そういう 踏み絵的なことを やっていたんですね(笑) そして 三人とも 軽度の知的障がいがあった事件でもあるんですね


原口アヤ子さんは 一度も自白していない 強い女性で 過酷な取り調べにも 屈せず 「自分を 拘留するような 裁判官は ころしてやりたい」と それはそれで ちょっと もんだいなんですけど (笑)ずっと いいつづけた方で 家族は みんなが 呑んだくれている ような環境のなかで 原口アヤ子さんは 一家を 取り仕切っていたと その中で 一族みんなに 葬式代ぐらいは 出るようにと 保険を かけていたんですね このことが 動機と 警察は 自白させようとしたが 決して 自白はしなかった 


東住吉事件の 青木惠子さんの「自白」の 場合も ガソリン7リットルを 撒いたと そんなことをしたら 本人も大やけどなので ありえないんじゃないかって話は 当時から 出てたんですけど ずっと「自白」に引きづられてきたんですね



中原潤一弁護士

再審の 弁護人は やったことがないですけれども いまだに こういうことが やられている 続いているのは ちょっと おそろしいなと 思いますね



鴨志田

東京地裁だったら 自白した人と 自白していない人とは 別々の 法廷で 別々の裁判官が それぞれの裁判を するんですけれども 鹿児島地裁は 法廷が 一つしかなかったんです 当然 「自白」している3人の方が 裁判が 先に 進みやすい 進んでいくので この事件は 全員が 白なのに 原口アヤ子さんだけが 白だというふうに 最初の弁護人が 争点にしたので 原口アヤ子さんが 関与したかどうかだけが 争点になって この裁判では 客観的証拠が もんだいに ならなくなってしまったんです


死体遺棄が 殺人とされたのが この捜査の 最大のミスです そして 原口アヤ子さんだけが白は ありえないと そこで 有罪判決が書かれてしまったことも 後々 大きな問題 を 引き起こした 刑事事件は まだ どんな事件かも わからない状態で 弁護人が 付きます 被告人が 供述弱者だと すぐ 弁護人が わかるか 自分自身が すごく 身につまされる ところではありますね


司会:髙橋宗吾弁護士

私も 再審の 弁護人は やったことがないですけれども 弁護人が 変わると このあと どうやって ほかの弁護士が この事件をみるか 結構 プレッシャーあります 自分のやった答弁が なんじゃこれはと ほかの弁護士に 見られる 恐怖は 常にあります そういう意味で 控訴審は 見え方が変わる 重要なところで 大事ですよね 


鴨志田

一郎さん、二郎さん、そしてその息子の太郎さんは ほんとうに 何もしてない でも 取り調べ段階では 密室で 受けた のちに どういう調べだったか ある程度 彼ら 語ったんですね 「やったんだろが」とか 「調書は俺に書かせろ」とか 言われて 太郎さんは 「自白」をとられています 法廷では 質問に対して 何も答えられてないのも ものすごく 多いんですね 判決の中に 多少 知的に劣っていると 書いてあるのに 作文調書が 証拠として 使われているんですね 要するに 法廷の発言だけでは 有罪に できないと 思ったんでしょうね 直接主義 どこいったんだということですね



中原

「相反供述」といって 公判の供述と 裁判官面前調書の供述とが 相反する場合 「刑訴法321条1項1号後段」により 調書の供述の信用性を問題とすることなく 調書に証拠能力が認められる が 既定になっているんですね 


実質的には 検察官の前で 密室で 話した 話の方が 信用できると 裁判所は かんがえたんでしょうね 特に 軽度知的障がいの方は われわれ弁護人も 分らないんですけれども すごく 迎合的に わかってなくても はいはいはいはいと 言ってしまうんですね 捜査機関の 思っていた通りの 作文調書が 出来上がってしまう それは いまも ほとんど 変わっていないと 私個人の 感想としては 思ってますね


鴨志田

「湖東記念病院事件」の 西山美香さんは 本当は 自分では 言いたくないんだけれども  軽度知的障がい者だと それを明らかにすることで 供述弱者を 広く世に知らせた  



高橋

西山さんの 勇気ある発言で 本当に 突破口になったと 思います 軽度知的障がいの ことは 弁護人も なかなか 指摘を しにくいので


中原

大崎事件のは 当時は たぶん 密室での取り調べの 録音すらない状態だったのではないかと 思うのですが


鴨志田

事件によりますね 袴田事件の 袴田巌さんの時は オープンリール(磁気テープなどを記録媒体に利用した記録装置で、テープがカセットなどで保護されていない方式のこと)の テープによる 録音が あった オープンリールは 私は かろうじて 皆さんは まったく ご存じないでしょう(笑) 布川事件の 桜井昌司さんの時は 録音はあったけれども 証拠として 提示された 録音テープは つぎはぎだらけだった 編集された あとがあった 録音 録画の 時代にも なんと 警鐘をならすような 事件が あったんですね(笑)


高橋

むしろ あることが 弊害に なりかねないですね


中原

裁判員裁判対象事件は 全件 録音録画に なっていますね



高橋

再審手続きって なんで 再審 っていいかたを されるのかというと ステージが ちがうんですね 確定した 裁判に やり直しを求める 手続きです 通常 三審制と よくいいますけど それのあとの 例外 の 手続きです 袴田事件も 大崎事件も じつは 再審の裁判を やりあっているわけでは ないんですね 門前で やってるんです 再審の門を 開く決定をしてくれと これを やってるんですね 結局 再審は はじまっていない というのが 正確な言い方だと 思うんですね



鴨志田

まず やりなおしをするか だけのことに ものすごいエネルギーが そがれるんですね 袴田事件も 大崎事件も 一段目の ハードルのところを 延々と 何十年も やっているんです 


古くからある 証拠であっても 検察が かくしてましたとかで 裁判所の目に触れてなくても 再審開始に必要な「新たな証拠」に これはまあ あたると 


問題は 無罪を言い渡す「明かな証拠」なんです どういうことが 「明か」なのか そういうものでしか 再審開始されないのであれば 殆どの事件は 再審開始 されないんですね 


そこで 白鳥決定が 出てくるわけですけれども 有罪判決が 維持できないよね であれば 翻って 明白だと 認めていい 無罪の証明は しなくていいのだと 明白性のハードルを 下げたんです ただ 白鳥・財田川決定を 限定的だと 解釈していて いまだに ハードルは 高いままです


一度確定したものを 簡単に ひっくりかえしたら 裁判の信用性に かかわると いうのが 向こうの 論理ならば まちがいは だれにでも あることなので 一度やり直してみようよ やり直しの裁判で いいたいことがあれば 堂々とやれよと おもうんですけれども


中原

再審開始要件が これだけ ハードル高いと 無罪を言い渡す「明らかな証拠」ですから 開始されたら 無罪ですよね 審議を開始する意味がないというような (笑) 門前で これだけ ハードルが高い 再審公判は やっても 意味ないんじゃないかと 思いますけどもね


鴨志田

本家本元の ドイツでも 「蓋然性のある証拠」と言う言い方をしている 「明かな証拠」という文言は ないんですね


大崎事件の流れを 整理しておくと 針の穴にラクダが3回も通ってるのに 再審開始決定が出ない事件なんですね (笑) 現在は 第4次再審の まだ 請求中です 1995年が 最初の第一次再審請求で 2002年に 棄却決定が出てから 20年 たっています これは 忘れもしません 私が 弁護士になった直後に 棄却決定が 出たからなんですね ここから わたしの 荊の道が 始まったんですね(笑)


高橋

いま4次再審で どういうことを やっているんですか?


鴨志田

2年たって いま 地裁で まともに むきあわないんじゃないかと 心配されたんですけれども 幸い かなり 熱心で 迅速に 審議してくれて 現場も 24年ぶりに 見に行き 今年中に 審議終結と 宣言されて ほんとに 地裁の態度が 変わりました 生きているうちに きちんと という意識が 裁判官にも 働いてきていると思います


類似の 名張事件は 第11次再審ですけれども 大変です でも 逆に言えば それぞれの再審で 到達したところから 新証拠を 探していく 側面もあって 私は 裁判長の 名まえを 忘れないために 小池決定と 名付けているんですけれども 小池決定(大崎事件最高裁決定、小池裕(ひろし)裁判長)は 不正義だと そこに 難癖をつけられれば 大崎事件の 再審請求審も 次に 進めるという そういう 側面は あるんですね



いま ひどいといった 小池決定 というのは 第三次再審で 法医学鑑定で 最初に解剖した 写真を 法医学者が 鑑定をして 死因は タオルによる絞殺ではないんだと 出してきましたし そういうひとは 首絞めなので 出血は していない 体内に 血液量が たくさん 残っているので 亡くなると 血が 重力にしたがって 低い方に 落ちていくんです 顔とか 胸とか いわゆる死斑が 出る でも 被害者で 三男の 四郎さんは 白っぽいんですね 死斑が 乏しい そもそも 首絞めによる 窒息死ではないと  体の中で 内出血 おこして 死斑が少ない 転落による 事故に よって 瀕死の 状態になってた 


そうすると 生きている 四郎さん を 土間に置いて帰ったという 供述にも 疑問を かんじるよね 成り立たない「自白」ということになるじゃないですか これが 第三次再審 の ロジックなんですね 


ところが  小池決定では 評価のし過ぎだ そんなに重要な証拠じゃないんだと 取り消しちゃった だから 第4次は 死因よりも いつ死んだかを 明かにする ここが 争点だと 出したんです


午後10時半には 四郎さんは もう 死んじゃってた 亡くなっていたこと そこから 生きた 土間に 置いて行った証言は 嘘になること その2点です 


救命救急医の 医学鑑定を 今回 新証拠として 出しました 今まで 供述心理分析 心理学鑑定に 加えて 「テキストマイニング」という コンピューター鑑識による鑑定があれば Iさん Tさんの 供述は 信頼できない これを 出していきます

 

高橋

だれがやっても 同じ結果になる きわめて 重要だと 僕は理解していて どんな権威のある科学者の人が いうよりも すごい 「テキストマイニング」これは 面白いですよね


鴨志田

日本 人質司法だから ものすごい 膨大な量の 供述録音が 出てくるじゃないですか だから これ すごい 有用だと 思うんですよ 音声解析で 正確にひろって さらにそれを テキストマイニングに かける 


もうひとつ スキーマ・アプローチ による供述信用性評価、供述心理鑑定(大橋靖史教授と高木光太郎教授による鑑定) というのがあって コペルニクスは 袋叩きにあう 進歩しているからこそ ほかのひとには わからないことが あるじゃないですか それを 裁判官に どう りかいしてもらうか それは なかなかできないので それを コンピューターを くみああせて 明かにしていくこと これがいま あたしたちが やっていることなんですね


高橋

いまちらっとでてきた SBSとは 揺さぶられっこ 冤罪が かなり 起きてる 事件で なぜか 大阪で かなり 多いですね またその件 別で お話聞けたら 


中原さん 

いまも SBSの 担当をしています


鴨志田

医学鑑定も 裁判所は 内出血は 映っていないと 言っていた 実は 映ってたんですね 腸の壁のところに 実は 出血があったんですね 被害者の 三男の 四郎さんは 転落で 動けなく 気温は10度 下半身裸で 道路に 寝てたんですね 腸の壁が壊れて 壊死した こうなると 死ぬしかない これを 初めて 澤野先生(埼玉医科大高度救命救急センター長の澤野誠医師)が 見つけたんです 「映ってたやん 出血」と あたしたち びっくりしたんですね


被害者の 三男の 四郎さんは 頸椎が あぶない じょうたいになってるんですね 軽トラに 放り込むなど ぜったいにしちゃいけない 首を うごかしちゃいけない 平行移動しなきゃいけない そういうひとを 首ぐらぐらのまま 放り込んだ ここで 呼吸停止して 死んじゃったよね これが 澤野救命医 自らの鑑定でした だから こっから先の 作文調書は ありえないと 


腸の写真は 状態は そんなに よくないんですけれども 元ネガを 警察は 原本で 取ってました 町中の写真屋さんで ちゃんと 検察も 立ち会って かなり ビビッドな 再現が できました 

高橋

まさに 科学技術と 融合した という感じがしますネ


鴨志田

亀石さん(亀石倫子弁護士)を 大崎事件新時代 と あたしたちは 呼んでいるんですけど クラウドファンディングを  提案して このお金を つかって 澤野先生(埼玉医科大高度救命救急センター長)も 立ち会って 再現されたんですね まさに 鑑定を 裏付けるような 現場の再現をみて 解説されたんですね 


高橋

「それでもボクはやってない」の 周防正行監督が メガホンを取られたんですよね


鴨志田


第3次再審から 周防先生には 有識者として 関わって貰っていて 今回は まさに 本業として 映画監督として 関わっていただけたので 感動も おおきいですね


中原

いろんなアイデアを出せる いいことですね 


鴨志田

現場で じっさいに 再現するだけじゃなくて 被害者で 3男の 四郎さんを 土間に置いてきたと いまは 竹藪になちゃって ここは まったく 再現できないので 3DCGにして 当時の状況を 再現して アニメーーションをつけて Iさん Tさんの 証言が いかに 食い違っているかの 実写証拠も 出したんですね


高橋

これを 裁判官が 一つの証拠として 見てくれるのならば これって すごく 援けになるなと 思いますね


鴨志田

靭帯が 切れてる状態の 立てない 四郎さんを トラックの荷台に 載せようとするとすると ベリーロールみたいに ほうりこむ やりかたしか できないです 何とか立てるばあいも Eロールでしか できない どっちの やりかたをしても 頸椎には かなり ダメなんですね 裁判官が 現場に 来てるのは はっきりいって 周防監督を 見たかっただけと 思うんですけど(笑)


高橋

一審の裁判でも おなじですし 再審は なおさら かなり 高いハードルが 求められている 再審事件全体の 構造の問題は いま ホットですか?



鴨志田

大崎事件から見る場合ですけれども 再審は 無実の人を 救済する 最後の 手段として 位置づけられる べきでもあるに 関わらず まったくそれが 機能していないと 痛感してきました かなり 証拠が開示されるようになってきて 不十分ながらも むこうの持っている証拠のリストを だしてきている 結局は あたった裁判官の やる気次第 そういう段階に なってしまった 大崎事件は 第3次請求で 230点の新証拠が 出てきたんです 裁判官の あたりはずれで こんなことで いいのだろうか ということで わたしはいま 法改正 再審法改正というところで 活動しているところです


中原

裁判員裁判が 始まるまでは 証拠開示の 義務付けの 既定は なかったんですけども それは 前進かなと ただ 一定の証拠開示という 無駄が多い 現状の規定に なっているので 全部開示できない理由は ないと 思うので すべて 開示していただきたい


高橋

検察官は 弁護人に 全面証拠開示を  なんでそれができないかなと 素朴に ずっと 思ってました 一審 ふつうの事件でも そうなんで


鴨志田

積み残しは いまの 裁判員裁判になってからも あると思うんですよ アメリカでは 州法で 証拠を全部出すと そういう意味では ガラパゴス というか


高橋

検察官が 何度も 立ちはだかるんですよね


鴨志田

そもそも 検察官の 上訴自体も 認めるわけではないと いま やってるんですけども 再審請求の 前さばきのわけです 検察官の抗告は 意味がない 少なくとも さきに 再審開始決定を出すより 先に 検察官抗告の 禁止を出すことが 大事かと 高齢に なってきているので


高橋

名張の奥西勝さんは 亡くなってしまった 袴田巌さんは 85歳 原口アヤ子さんは 95歳


鴨志田

半世紀以上前に 本家本元の ドイツが 無罪を言い渡す「明らかな証拠」という 表現をやめちゃってるんですね それをなんでやっているのかと いま 日弁連再審法改正特別部会 にいるんですけれども 2019年 徳島で 最大の イベント シンポジウムを 日弁連は やって すぐに 法改正しろと 満場一致で 決議していて 実現本部 組織改編 準備を いま すすめていて ちかぢか 動き出すと 思います 袴田事件も 東京高裁決定が 近々出るだろうと 今までの 失われた 時間は なんだったのかと このタイミングで 法改正を 求めていく それが いま最大の タイミングかなと 思います



高橋

法改正は むずかしい 時間もなかなか かかりますよね でも いまやらずにいつやるか 

鴨志田

いまでしょ

高橋

ちょっとふるい


鴨志田

京都に来て 熱心な 弁護士 研究者が たくさん いらっしゃると 


高橋

私も 京都に来て びっくりして 東京も あるんですけど 

中原さん ぜひ かながわで あたらしいかぜを


中原

こういう企画は 一般の方に 共感してもらえて いいかなとおもいます


鴨志田

やっぱり 若い人 一般の人たちにも 知ってほしいですよね みなさんも 知ると ぜひ それぞれが できること 声をあげることを それを ささえていくことも わたしたちの じゅうような しごとだと おもうし そういうツールへの 参加の機会を きょうは あたえてもらって これからも いろんな 発信を していってほしいなと おもいます


高橋

これからも 発信していきたいと おもっています また 大崎事件を 勝ちきった時と 再審法改正になったときに 鴨志田弁護士に 来ていただくよう 女優ライトを 用意しておきます(笑) りあるたいむで みてくださったみなさんも ありがとうございました 



~☆・*。.:*・゚☆・*。.:*・゚☆~


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